住民投票は5月17日に実施される見通しで、知事、市長とも「都構想」の内容の説明に全力を挙げる姿勢です。
しかし広報誌や住民説明会の形式をめぐり市議会の野党は反発しています。
きょう午後の議会で「広報予算」をめぐる論戦が行われます。
(黒柳)このお写真は31年前「理想の花嫁ナンバーワン」と呼ばれてらした頃の写真でございます。
それから随分経ちましたけど今日は7回目のご出演。
あんまりお変わりがないようでございますが。
この頃は女優さんと同時に登山家としても知られていらっしゃる方でいらして大変冒険好きの方でいらっしゃいます。
市毛良枝さん今日のお客様です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
一緒に田部井淳子さんって山登りの方とご一緒に色々お登りになって。
なんかキリマンジャロもお登りになって。
別ですけどもキリマンジャロも登ってます。
すごいですよね。
いやー…。
普通行きませんわね。
ちょっとねうん。
私もキリマンジャロ登ったことないんですけどタンザニアに行った時にね「あれキリマンジャロです」ってみんなが言ってね。
すごいですよね。
見える景色の全部がキリマンジャロですもんね。
大きな山ですよね。
あそこお登りになったの?はい。
すごいですね。
でもあれですよね?31年前のさっきお写真であなたが…。
若かったですね。
若いのは当たり前ですよ。
31年前ですからね。
でもその時に今のような山に登る人になるなんてことは全然お考えもなく?想像もできなかった頃だと思います。
なんか担当の者が31年前のあなたと今現在山登りしてらっしゃるあなたとのその変貌がどうなったかっていうのをビデオでちょっと拝見したいと申しておりまして。
「文学座の研究所から女優さんにおなりになったんだけれど当時文学座の研究所といったらみんながサルトルの話なんかばっかりしてたんですって?」「はい。
私全然知らなくって入っちゃったんですね」「お芝居っていうのもよく知らないのに何となくなりたくなっちゃって。
それで受けてみちゃったら絶対落ちるって言われたのになぜか入れていただいちゃったんですね」「だからみんなが話してることが全くわかんないんです」「最近のサルトルは何とかだとかねなんか難しいこと言うんですよね。
なんか堕落してるとかって」「えっ?サルトルが堕落して…。
サルトルって何だろう?」「サルトルが堕落してるって…もうわかんない…」「家に帰ってサルトルって何だろうな?っていう感じでわかんないし。
例えば友達に教わって本を読んでもわかんないんですねちんぷんかんぷんで」「困ったなと思ってしょうがないから1年間黙ってみんなの話を聞いてたんです」「でもあなたはあれですね。
お顔がお笑いになった時とお笑いにならない時と随分感じの違う方ね」「そうですか?」「お笑いになるとニコッ!っていうこう…」「女優のくせにしわも気にしないで笑っちゃうから怒られるんです」「何歳ぐらいからですか?お変わりになったの」「山を始めたのがスタートだったんでほぼ40…」「ほぼ40」「人間っていうのはほぼ40からやっぱり人生変えることこうやって見るとできるものですね」「そうですね」「やろうと思えばね」「うちは母親がちょっとそういう人間だったりするんで母を見てて。
母の場合は60代から変わったので人は60過ぎても変われるんだなって思います」「目の前にそういう見本がいらっしゃるっていう…」「うちの母もかなりですけど」「あっそうですね…。
ごめんなさい」「笑っては失礼なんです…」「見本がいるっていうのはやっぱりありがたいことですよね」「ありがたいですね」「本当にそう思います。
そういう姿を見せてくれてるっていうのが自分が年を取った時のその…模範の姿っていうかそれを…」「そうですね」やはり…。
今のあなたともまたあの方とも違いますね。
「あの方」ですか?ちょっとね感じが。
そうですね…はい。
経年変化がわかって嫌ですね。
いやでもやっぱりそうやって成長していらっしゃるんだなと思って。
やっぱり30年前っていうのは相当前ですもんねだってね…。
そうですねはい。
そりゃそうですよね。
でも理想の花嫁ナンバーワンって言われてらした時期が長かったんですけどその頃はどんなお気持ちだったの?あんまり関係なかったというかあれはあれ私は私みたいな感じだったんですけど。
でもご自分で…私は自分で奥さんになったら結構いいんじゃないかって思ってるとこあるんですよ。
ね。
でも自分でもそういうとこってあるじゃない。
でもあなたご自分ではそういうのない?生活の中でやってることは本当に普通なのでなのでこのまま延長線上にそばに男性がいるっていうぐらいのことで考えてたんですけど肝心な男性を見つけられなかったので…。
それもまた随分…。
いけませんですね。
ナンバーワンと言われながら。
私みたいに何も言われないんだったらあれですけどナンバーワンと言われながらそういうチャンスがなかったっていうのはどういうのか私もわかりません。
すいません。
いいんです。
お母様もあなたさっき仰ってたように60歳ぐらいからなんかお稽古事をお始めになったり随分進取の気性に富んだ方でいらっしゃいまして。
お母様と南極にいらっしゃって前はね。
はいはい。
お母様本当に…。
これはあなた?私です。
これお母様ですね。
これ母です。
触っちゃいけないんですって?ペンギン。
寄っちゃいけないんです。
5メートルぐらい置かなきゃいけないんですけど勝手に来ちゃったので。
老人ですから後ろに下がれないのでしょうがないわねって言って見てたらこんなになっちゃった…。
可愛い写真ですよね。
珍しいんでしょうね。
お母様92歳の時にあなたがドラマをお撮りになっていらしたオレゴンにいらっしゃりたいっていう話になって。
あらもうこれいらっしゃったんですか?これは。
そうですねはい。
へえー。
オレゴンに行きたいと言うのでじゃあ連れていこうというので友人たちと行ったんですけど。
この時92歳でいらっしゃる?お母様。
この時そうですね。
でも92歳って車いすだろうと何だろうと飛行機の中でずっと何十…十何時間?でもそれは全然大丈夫でした。
大丈夫だったようです。
へえー。
なのでこの時は一応長距離は車いすなんですけどまだ自分で歩けてたので…。
トイレも行けましたし。
なので大変ではなかったです。
色々ご感想も仰ったりして。
とても元気でしたね。
とても楽しそうでした。
じゃあよかったねお連れになって。
そのあとハワイへいらっしゃるの?そうですね。
海外に行きたいと言うのでじゃあ行きましょうかと言ってまた行って…。
これハワイ。
定期的にオレゴンに年に1回とかそのうちだんだんハワイになったりっていう感じで毎年行ってました。
でもこの時96歳?そうですねはい。
すごい。
ですごく楽しく向こうでお暮らしになって…。
海外が楽しいらしくて海外に行って帰ってくると元気になります。
若い時はほとんど健康保険を使わないぐらい病気のない人だったんですけど80過ぎた辺りからちょっと病気をするようになって85ぐらいで大腸がんをやったりした辺りからちょっとトトトトっと毎年なんか脳梗塞…小さいものを繰り返したりしてたので。
あっそうなの。
でもそれでもリハビリをして元気になってまた旅行に行って元気になってっていうのを繰り返してまして…。
96歳でハワイにいらっしゃってそれでもまあ感想を仰ったり楽しいって仰ったりしてたんですけどそのあとなんか転んで頭ぶつけた?はい家で。
私の目の前だったんですけど転んでたまたま柱にコンッと当たったらぱっくり割れてしまいまして。
えっ!10針ぐらい縫うようなケガをしてしまったんですね。
あららららら。
ええ。
それでさすがに私も目の前でしたけど止められなくてそのまま救急車で運ばれて…。
今ホチキスでやるんですよね。
ホチキスでバンバンバンバンって…。
「痛い痛い」とか言ってて。
痛いですよねどう考えても。
そうですよね。
そんなことがあったのとかそれからちょっと色んなことが家でも起きまして。
ちょっと有料の施設とかも考えてもいいんじゃないかなみたいなふうになりまして。
母も何となくもうやっぱり一人でいるのが不安になったみたいで。
じゃあそうしてみようかっていうのでちょっと有料老人ホームに入ったという…。
介護付き有料老人ホームにお入りになりました。
でそこにお入りになって。
ええ。
あなたがお会いにいらっしゃったりすると…。
そうですね。
まあ近いことが理由でそこを選んだっていうのもあったので。
近かったのでもう1日置きとかには行ってたんですけど。
そこが最初はまあ土地柄…土地勘もある場所だったから本人も喜んでいたんですがなんか行くたんびにちょっとずつあれ?って思うことが起きたりなんかして。
ちょうど昼間の暑い時間…ちょうど真夏だったので暑い時間に部屋に3時間も4時間も一人でいるわけですね。
その間にお水を運んでいただいたりとかお願いできないだろうと思ったのでじゃあポットに入れて置いといてくださいって言ったら「蓋開けられませんよご自分では」って言われてしまって。
えっ!って。
じゃあ運んでくださったりはできない…。
ちょうどその頃は最初の頃だったのでそういう言い方もできなくて。
ここではそういうことはしていただけないのかななんて思って。
でも水分気になるなと思ってたのでそんなことを…こちらも探り探りなんですね。
自分ができなくなったことをお願いしているのでお願いですからじゃあ1時間置きにコップに水入れて運んでくださいとかっていうのやっぱり言えなくて。
それからお母様に「こんなもの開けられるわよね」とかってそういうことも仰ったりはできない感じなの?そういう時。
母はギュッと閉めちゃうとできませんけど家ではそうやって置いておけば自分で開けて飲んでいたので大丈夫だったんですけどそういうふうに言われてしまったりとか。
だからもうできない人みたいになっちゃって。
でまあある時部屋に…部屋の床にティッシュペーパーがポトッて落ちてたんですね。
その前にも食べたお菓子の袋とかがこういうとこにポンッて置いたまま2〜3日置いてあったりしたことがあったのでそれは私が捨ててたんですけど。
そのティッシュが落ちてた時に最初は自分で捨てようと思ったんですけどちょっと私もこれって…そういえば色んなものがここに出っ放しになってることもあったしちょっと試しに置いてってみようって思って。
その日拾わずにそのまま行って1日か2日して行ったらまたそこに落ちてるんですね。
同じところに。
ええ。
それでこれはやっぱりおかしいなと。
契約書にはお掃除は週1回って書いてあってそれは知ってるんです。
ただそれはクリーナーをかけてくださったりするのが週に1回なんだろうとこちらは勝手にいいほうに解釈してたんですけど。
大きいものは拾ってくださるだろうぐらい思います。
思いますよね?当然部屋には何人もヘルパーさんが入ってくださるわけだから別にそれが彼女たちの仕事じゃなくても普通の感覚でいうと落ちていたものは一応こうして捨てるんじゃないかなって思ってちょっと伺ってみたら「申し訳ございません。
こちらの仕事でございます」みたいな言い方をされてしまうので。
いやそんな謝ってほしいんじゃなくて駄目なら駄目で「お掃除は1週間に1度ですからしません」って言われるんだったら行った時に捨てればいいけれど。
でもそうなると元気じゃないとそういうとこには入れないっていうことなんだろうかっていうなんかこう不思議な感じが芽生えてしまって。
まあちょっとそこら辺から1年ぐらいごたごたごたごた…。
お母様はだんだんちょっと本当にそういうふうに少し体が弱ってるみたいな感じ?その間は。
そうですね。
入ってすぐにちょっとしたケガをしたりしてやっぱりすごく身体状況が悪くなっていって。
でもそれも最初のうちは歳だから…。
ホームに入れたから弱ったのではなくて経年の老化なんだからこれはしょうがないのかもしれないなって最初のうちは思ってたんですけど。
でもやっぱりどんどんどんどん喋らなくなるし笑顔はなくなるし歩かなくなるしっていうのがすごくひどくなっていって。
たまに家へ帰ってくると歩かせれば歩けるんですね。
それなのに歩けませんって言われてしまって車いすになってしまうというのがやっぱりなんだかおかしいと。
このお話ねちょっとまだまだ続くんです。
ご老人を抱えてらっしゃる方またはご本人がご老人の方もいらっしゃると思いますし…。
まあそんなこと言っていて私も老人なんですけど。
続きを…。
ちょっとコマーシャルです。
お母様がある日「私トイレに2〜3時間入ってたの」とかって仰ったのもそこですか?その時に?はい。
そんなにはっきりとではないんですけど「トイレで忘れられちゃったのよね」って言われて。
それも病院に入ってもナースコールしてもなかなか来てくださらないこととかありますよね。
でまあそんなことかなって思って。
やっぱり老人の言うことをちょっと…「そういうこともあるからちょっと我慢してよ」って言ってしまうんですけど。
だいぶ経ってわかったら結構長い時間そういう状態になってしまってたりとかっていうこともあったらしく…。
誰も立たせてくれないしベッドへ連れてってくれない…。
交代の時期で忘れられてしまって次の時に次に入った人が見つけてやっぱりかなり長い時間だったっていう…。
で体が冷えてしまってみたいなことがあったことはあったみたいです。
そんなことが度重なってこのままいるとちょっと…。
この人本当に楽しくなさそうだなっていうふうになった辺りで最終的にちょっとノロウイルスになったりなんかしたもんですから何とかもうしなくてはいけないっていうので出して。
完全に身体状況がグッと落ちたのでそこから戻すのに約1年色んな病院を転々として。
あらー…。
結局そんなこんなしているうちに27キロぐらいになっちゃったんですね。
えっ!27キロ?元々どのぐらいの方なの?40キロちょっとはあったんですけど。
42ぐらい?でもまあ痩せ形?どっちかといえば。
いやそんなことはない…。
ある時期は結構太ってたんですけど。
年を取ってからは42〜43キロぐらいだったんですがそれがもう27キロまでなってしまって。
確かに周りももう九十いくつだからこんなもんかななんてちょっと思っちゃったりするんだけど本当はそうでなかったりするんですよね。
そうこうしてらっしゃるうちにお母様99?今ははいそうです。
おなりになった時なんかまたどこか行くっていうことになって…外国。
あっそうなんです。
っていうのは…。
これがすごいんですけど私思うんですけど。
そうですか。
ちょっと小さなコンサートをアメリカでやるみたいな話になりまして。
私歌うわけじゃないんですけど。
朗読なんですけど。
それを実現するにあたって約1年ぐらい前から色々動いていて。
向こうでそれをやりたいって言ってくれた友人がチャリティーなんだからせっかくだったらお母さんを連れてこれるイベントにしようよって。
アメリカですからそういう障害があろうと何だろうとみんなが来られるっていうのは当たり前のことなんで99歳の人が来てくれたらきっとみんなも喜ぶからって言われまして。
でも入院だ何だを繰り返したあとだったのでそれは無理かもしれないと。
お母様はその気?いやこれがですから言ってしまうと行けなくなった時に可哀想なのでかなりぎりぎりまで黙ってたんですね。
10月だったんですけど8月ぐらいまで黙ってまして。
8月にちょっと状態が悪くなっていったことがあって。
これは言って元気にさせたほうがいいかもしれないっていうので。
で言いましたら行くって言うんですね。
「“行く”はいいけどご飯食べなかったら行けない」って言ったら「私はご飯食べなくても行ける」って…。
すごい。
むちゃくちゃ言うんですね。
それはそうはいきませんみたいな大ゲンカをしながら…。
でもやっぱりそういうことを言ってるうちに食べなきゃ駄目だとか思うようになったらしくて一応ちゃんとちょっとずつでも食べるものが増え…。
ペースト状にするのはお好みなんですって?割と。
それを食べるようになってから食べられるようになって。
やっぱり年とともに咀嚼力とか嚥下力が落ちてくるので軟らかければ食べられる。
私たちから見たら軟らかい…どう見たってこれは軟らかいのって…。
口に入れたらとろけちゃうのっていうものでも母にとっては硬いっていう感じだったんですね。
「そんな硬いものは食べられない」って言われて。
その頃はケンカしてたんですけどペースト食を食べてるのを見てると確かに私たちにとってはとろけるようでも母にとっては硬かったんだっていうことがわかって。
その食事になってその食事はすごく食べるので結構食べてくれるようになって元気になって…。
体重も元に戻って。
はい。
ぎりぎりに「じゃあもう行けるから行こう」って言ってその頃から準備をしだしましたら渡航するにあたって…。
パスポートは99歳の何か月かまであるんですね。
89歳の時に10年のパスポートを取ったので。
その時も事務所の方に「おばあさん10年いらないよ」って言われたらしくて怒って帰ってきたんですね。
「失礼な。
余計なお世話よ」って言って。
そうそうそうねえ。
で「さあ」って言って食事…そのペースト食を持っていくっていうのも持っていかなきゃいけないってなった時に約1週間なので1週間の3食ですからすごい量で。
トランク開けたらそればっかりみたいな感じ…。
機内でも丸1日分を持っていかなきゃいけないってなるとこれは何の対応になるんだろう?って調べると全部あれ液体対応になるんです。
あら。
そうすると機内持ち込み制限の液体っていうのは全部100ミリリットル以下にして…。
こうやって見せなきゃいけない。
1リットルですよね。
そうすると私と母を合わせて2リットル分しか運べないってなるとわーどうしようとか。
あとはとろみ剤っていってお水に入れる粉があるんですね。
その粉も持っていかなきゃいけないんですけど白い粉をこういうビニールの入れ物に入れると限りなく怪しいですよね。
そりゃそう。
粉ねうん…。
ですからこれはどうしよう…。
これ何て言って説明したらいいんだろうとか。
ゼリーなんかも…ゼリーも液体対応らしくて。
そりゃそうでしょうね。
半分に分けて100100に合わせて。
そうするとなんだかグチュグチュした気持ち悪いものになるんですけどビニールに入れると。
でもそれで一つ一つ持ってとかそういうことが具体的にすごく大変で…。
相当ですね。
でもそれ勉強になりますよね。
そういうことで…それでも行けるっていうことですよね。
そうですね。
そうやって持っていけば意外にどこででもお食事できるので。
街角でも「これ食べさせてもいいですか?」って聞けば大概大丈夫って言ってくださるので。
お母様もうすっかりいらっしゃる気になってるわけ?はい。
で行きましたら向こうに行ってからは結構長い文章喋るようになりまして。
でもじゃあ楽しくお母様も…。
とても楽しんでました。
でもすごいですよね99歳。
もう99歳になる?99歳になる時です。
まだですけど…。
もうじき99歳ですから。
それでもそうやってアメリカのそういうとこいらっしゃって楽しく時を過ごせる…。
向こうに行ってる時に目がパッチリ開いてたんですね。
目大きい人だったんですけど。
最近ご飯食べさせようかとすると目がつぶってしまって寝てるふりをしたりするぐらい目が下がっちゃうんですね。
でもこの時パッチリしてらっしゃいますもんね。
パッチリ開いてました。
すごく好奇心いっぱいで…。
オレゴンみたいなとこですか?これ場所はオレゴンです。
何年か行ってた縁でアメリカでできた友人がやってくれたそのコンサートだったので。
じゃあお母様もちょっとご存じの場所っていうことですよね。
大好きな場所なので。
やっぱり行くと楽しいみたいで私はほとんど付き添えなかったので「私1週間ほとんどほったらかしたけどつまんなくなかった?」って聞きましたら「いやもう毎日毎日色んな奇麗な景色が見られて楽しかったしオレゴンはいいとこだから楽しかったわ」とかってちゃんと文章で言ってました。
あら。
じゃああなたうれしかったでしょう。
そうですね。
だからさすがに色々と今回は本気で悩みましたけどその最悪も想定して。
もしも向こうで何かがあって命が終わってしまった時はどうしようとか向こうで入院した時はどうしようとかっていうのを色んな友人に相談をして。
極端な話もし向こうで何か不幸なことが起こったら電話してくれたらちゃんとそういうことを対応してくれる専門家用意しとくから大丈夫だよみたいなことを言ってくれる友人がいたり。
もし入院することになったらこうだしっていうことを全部お願いして。
日頃からそういう方がいらっしゃったら…お友達をつくっておくことは大事ね割ときっとね。
そうですね。
その道の専門家が友達っていうのはすごく助かります。
助かりますよね。
まあ今最後にちょっと仰ったんですけど本当に心配して万が一向こうの葬儀社のことまで色んなこと皆さんに相談したりなんかなさっていらっしゃったぐらいだったんですけどお母様はお元気で楽しく旅を楽しんで。
はい。
目がピカピカしてました。
それでそのペースト状の色んなの持っていったのも全部召し上がって。
でお帰りになって。
でも飛行機の中でなんかあなたはお母様が「トイレ行く」って言ったらすごいお母様を抱いてなんかトイレへいらした時があったんですって?さすがにこうやってお姫様だっこはできないので本当にこう一体化して二人羽織の逆みたいな状態で一体化して私はバックで歩くんですけど。
それでトイレに連れていきまして。
トイレに連れていかない方法を最初考えてたんですね。
「行かないで済むようにしよう」って言ってたら本人が「行きたい」って言うんで。
「行きたいんだ」「じゃあしょうがない」って言ってこう抱えて。
でも皆さんご覧になっても何してもあなた平気って思ったでしょ?もうそんなの。
それはもうこの約10年こんなことしてますんで人が見てもどうしてもそれは別にそんなに気にならないので。
まあねいい娘がいらっしゃる…。
そんないい娘ではないです。
でもまあ母一人子一人っていう感じでねいらっしゃるのでそういう生活で。
じゃあお母様は今…どこで結局暮らしてらっしゃるの?お母様は。
今はですねちょっと私芝居をやることになってしまったものですからこの間ちょっととてもとても…さすがに家にいてもらったら無理なので。
ちょっと長いショートステイなんですけど長い時期の…行ってくれてる時期だったのでできたという感じなんですけど。
そういうところにお母様をちょっとお入れになってらっしゃる。
今そこはすごくスタッフが私と同じ気持ちで見てくれてるので何とか…。
よかったですよね。
それでお芝居をやんなきゃ…やんなきゃいけないって変だけどお芝居をやることになったんですけども。
それは『漂泊』…。
『漂泊』という…。
漂う…漂泊ですよね。
はい。
この作家の方がなんかあなたにどうしてもって仰ってくだすったんですって?そんなもう本当に…そんな厚かましいことを言ってはいけないんですけど。
若手の作家と若手の演出家の方で。
この田村さんっていう…。
あっそう。
そのお2人がやるものでということで…。
あの向こうがあなたですか?これ。
そうです。
稽古中なんですいません。
あなたかどうかわかんない眼鏡掛けてらっしゃるから。
これ市毛良枝さんですから。
その若手新進のお2人のものを声かけていただいたのだったらみたいな感じで。
吉祥寺シアターっていうとこでおやりになるんですってね。
家族の話なのでまあちょっと母のことなんかも含めてやっぱり家族ということを考えるっていう…。
普通の平和な家族なのに何かやっぱりうちでもそうですけど母と2人になった時…。
父がいる時っていうのは家族ってバランスが取れてたんですけど母と2人になった時に人と人になっちゃうんですね。
女同士!みたいになっちゃったりするその大変さが…。
だから人が一人いないだけでバランスが変わる。
今度の話は人が一人ちょっと入ったために今まで平和な普通の家庭に色々な内包していたものが出てしまうみたいなちょっと不思議な話なんですけど。
じゃあでも楽しみじゃありません?元々が舞台…。
恐ろしいです。
あっそう?とても恐ろしいです。
大それたことだなと思ってます。
まあ身を投げ出してやんないとできないのが舞台ですからね。
そうですね。
かなり無謀なチャレンジだなと今は思ってます。
でもほら色々無謀なことやってらしたから。
そうですねはい。
そりゃあなたね山登ること考えたら大丈夫ですよ。
結構もう無謀なチャレンジ…。
キリマンジャロものったんだわとかさ色々思ったら舞台ぐらいできるってお思いになればできますよ。
みんなにそんなに老人って見てもらいたくないですよね。
そうですねはい。
じゃあ頑張りましょう。
はい。
ありがとうございます。
どうもありがとうございました。
市毛さんでした。
見ます。
2015/03/18(水) 12:00〜12:30
ABCテレビ1
徹子の部屋 市毛良枝[字]
〜98歳母との海外旅行で奇跡!〜市毛良枝さんが今日のゲストです。
詳細情報
◇ゲスト
女優・市毛良枝さんがゲスト。
◇番組内容
母親が60歳の頃から一緒に旅行するようになった市毛さん。90歳になっても南極やアメリカのオレゴン州、ハワイなど積極的に連れて行き、母も行く度に元気になっていったという。96歳の時に体を壊し介護付き老人ホームに入居したが、そこでの出来事や日を重ねていく度にやつれていく母を見て、1年で引き払うことに…98歳母の元気を取り戻すために、再びアメリカに旅立つと、見る見るうちに回復したと語る。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
ジャンル :
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ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
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