NHK高校講座 家庭総合「いろんなライフスタイル いろんな家」 2015.03.18


家族や隣人などがいます。
自分にとっての快適さだけでなくほかの人にも配慮する事が大切です。
こんにちは高校講座「家庭総合」です。
さあナナコちゃんは便利な家。
ミカちゃんは楽しい家という。
こう言ってたんですけども。
あえてこの2つしかないとしたらえ〜っとじゃあ成君から。
どちらがいいですか?
(足立)もちろん楽しさです。
家が動物園みたいだったら僕の理想ですね。
(尾崎)私も楽しさがいいですね。
家に帰って楽しみたいというか…。
そっちの方が帰りそう早く。
なるほどね。
青木さんどうですかね?
(青木)楽しさなんて全くいらないです。
(足立)いらないんですか?便利…便利でしょ!そんなの。
こんな丸い家…置きづらいしさものは。
確かにね。
掃除もしづらいし。
(足立)あ〜掃除か。
(尾崎)確かに。
やっぱり便利の方がいいかなぁ。
掃除とかね。
さて今日のテーマは……という事で住まいの在り方について掘り下げて考えていきたいと思います。
さてそろそろあの方がいらっしゃるんですけど。
(永田)こんにちは。
やって来たのは前回に引き続き…みんなと一緒に暮らしやすい住まいについて考えます。
人それぞれ住まいに求める事柄っていうのはライフスタイルによって違います。
自分が誰とどんなふうに生活したいかによって理想は変わっていきます。
そうですね。
こちらは人々が住まいで重視するポイントの例です。
何を優先するかは価値観やライフスタイルによって人それぞれです。
そこで今の自分のライフスタイルに合った家をテーマにみんなそれぞれどんな家がいいか考えてみたいと思います。
楽しそう。
という訳で今住みたい家の間取り作りにスタジオのみんなが挑戦しました。
まず住まいのコンセプトと家族構成を書き込みその下に間取りを作ります。
各部屋は3色のパーツを使ってレイアウトします。
これちょっとセンスが問われるね。
真剣になっちゃいます。
ねえ。
(足立)洗濯機外に出しちゃおうかな。
でも収納がある。
いや収納…難しいな。
さあそろそろ完成。
どんな家が出来たでしょうか?それでは成君から発表お願いします。
はい。
どんな?ジャジャンと。
現在1人暮らしの成君。
コンセプトは人を呼べる事とペットと楽しく過ごせる事です。
彼はほらは虫類とか好きだからね。
(足立)ペット温室もちょっと尊重してあげてここにたくさんの命がね生まれて。
でここも一部屋キッチンとダイニングとリビングがつながってます。
これ開放感のある…お客を招く。
ジャン!「オシャレを楽しむ!」。
うんいいですね。
(尾崎)…おうちにしました。
千瑛ちゃんはお母さんと2人暮らし。
おしゃれを楽しむために収納室にこだわりました。
(尾崎)ウオークインクローゼットみたいな部屋を一つ欲しいなっていう。
それもこだわって。
あとキッチンもちょっと広めに…。
お料理を楽しめるようにしました。
私はこれです。
はい。
コンセプトは快適安全便利子どもの目が届くっていう。
なるほど。
娘と2人暮らしの青木さんはコミュニケーションにこだわりました。
下の個室っていうの娘の一応部屋っていう事にしてあるんですけどそこに行くためには必ずリビングを通らなくてはいけないっていう間取りになってます。
いいですねでもそれ。
必ず絶対に顔を合わせるっていうね。
それがいいかなと思って。
パパイヤさんは今住んでいる家が理想に近いという事でその間取りを再現しました。
リビングとダイニングの間に段差があり立体的な空間デザインになっているそうです。
リビングを抜けた奥は夫婦の寝室や子どもの部屋など個人の空間になっています。
このぐらいの規模で庭が欲しいんですよ。
だからすごく広い庭が欲しいんですよ。
庭の中に建ってる平屋?緑に囲まれているような。
皆さんすごくしっかりとしたライフスタイルを持っていてそのライフスタイルに合った住まいのプランが立てられたと思います。
お二人は特に動線も意識してリビングを通らないと個室に行けないようなふうになっているとかそれぞれ本当に生かした住まい方が計画できたと思います。
皆さん面白い間取りを考えたと思いますよ。
全然違うもんですね。
全然違うやっぱり。
人が違うとね違うんですよ。
ライフスタイルによってこれだけ違うっていう事が分かったんですが実はライフステージによっても住まいっていうのは変わってくるんです。
ライフステージ成君覚えてますか?覚えてます。
年齢によって段階が変わっていくってやつ…。
そうですね。
じゃあこちらをご覧下さい。
住まいに求められる事柄をライフステージごとにまとめたものです。
壮年期には家族構成の変化に対応した住まいが求められます。
体が衰え始める高齢期には事故防止のためにバリアフリーにする必要が出てきます。
また住み慣れた家に愛着を覚える年齢でもあります。
ライフステージの変化を見通して設計された実際の家の間取りです。
住んでいるのは夫婦と2人の子どもの4人家族です。
子どもが小さい間は一日中目が離せないので親の寝室の隣を子どもの部屋にします。
10年後子供が成長し勉強部屋が必要になります。
そこで2階のリビングを区切ってそのスペースにします。
家族が集まるダイニングの隣を子ども室にする事によってコミュニケーションが生まれるデザインです。
更に10年後子どもたちが家を出たあとは2階の壁を取り除き広いリビングに戻します。
ライフステージの変化に合わせて住まいを変えていく事ができるんですね。
住まいを考える時はライフステージの変化を意識していた方がいいって事ですかね?そうなんです。
家っていうものは変えられないものではないという事ですよね。
ライフステージごとの住欲求に合わせてリフォームをするとかあるいは引っ越しをするとかいろいろな選択肢があるんです。
それではもう一度今度は20年後を想定して住みたい家というのを考えてみたいと思います。
(足立)20年後か。
そう。
今度は将来の暮らしを想像して間取りを作ります。
ガラッと変えたのかな?ドン階数が増えました。
2階建てになったんだ。
コンセプトは?
(足立)コンセプトは「ペットと家族の楽園」という事で。
いいと思います。
ペットが前に来てるのがみそです。
まぁまぁいいと思いますよ。
家族が加わりましたがペットの楽園というコンセプトは相変わらずです。
1階はペット重視。
2階が家族のためのスペースです。
ジャン!私は「ホームパーティーの出来る楽しい家」がコンセプトで20年後は夫と私と子ども2人。
バーベキューとかしたくって。
いろんな人が呼べるホームパーティーみたいなのが好きなので屋上テラスを入れました。
具体的でいいですね。
やっぱりガラッと変わるんですよ20年もたてばね。
青木さんは20年後も同じ所に住み続けるつもりです。
娘は独立し青木さんは1人暮らしです。
子どもの個室だった所を自分の寝室にして寝室だった所を客室。
これは子どもが泊まりに来てもいいようにしました。
僕も実は同じ家ですね。
子どもたちが独立し夫婦で暮らすパパイヤ家。
コンセプトにバリアフリーという言葉が付け加えられてます。
リビングにあった階段は転ばないようにリフォームして取り外します。
娘の部屋は犬専用に。
息子の部屋は客室として活用します。
仲良くね暮らしていければいいかなというふうに思ってます。
こういう作業する事で人生の中での住まいっていうのを見通す事ができたんじゃないかなと思います。
そうですね。
何かいろんな未来が描けた…っていう感じがしますよね。
はい面白かった。
こういう理想の住まいを描く事で自分のライフプランもしっかり分かっていくなっていうふうに思いましたけどね。
大人になって実際選ぶ時にすごいためになるなと思ったので実践したいですもっと。
何とな〜く年々年を取ってね。
子どもが増えたから少し広い所に引っ越そうかなぁなんてぼんやりと考えてましたけどすごくいい予行練習に今日なったような気がします。
住まい方にはいろんな形があります。
将来の夢のために独自の住まい方を選んだある女性を訪ねました。
(石井)は〜いこんにちは。
飲食店で働く26歳です。
石井さんが選んだ住まいとはどのようなものなのでしょうか?
(石井)ここがドミトリーです。
3人で今住んでいます。
(石井)こちらが同室のシェアメートのみっちゃんです。
こっち側でみんなのコートだったりだとか洋服を掛けている場所で奥になってベッドが2つ。
そしてみっちゃんの座ってる所もベッドで3人でこちらで寝ています。
本当に自分のお部屋みたいな感じで3人姉妹という感じで過ごしてます。
ここはシェアハウスと呼ばれる親子や夫婦以外の人たちと共同生活をする家です。
石井さんたちの部屋は4階にあります。
そして階段を下りた3階には男性2人で住む部屋が1つと女性が住む個室が2つあり全部で7人が共同生活を送っています。
洗濯機や洗面台はもちろん冷蔵庫の中身もシェア。
つまり共有しています。
住人同士の関わり合いを大切にしているからです。
自分のものはみんなのものみたいな。
みんなのものも自分のものだからこう…。
何て言うのかな…境界線がなくなるというか。
疲れてきても1人暮らしだと1人で帰って寝るだけだけどこうやって帰ってきた時に誰かがいてゆっくりお話できたりとか悩みシェアできて解決できるっていうのは…。
そうだよねそこが大きいよね。
うん。
他人同士ずっと一緒に過ごしていてトラブルはないんでしょうか?いろいろけんかとかもするけど。
私じゃないんですけど違う子がキレちゃって爆発しちゃってビシ〜ってありえないこれ言っちゃいけないだろうって言葉言っちゃうんですけどでもやっぱり1対1の関係じゃなくてシェアハウスはほかの子がいるから絶対違う子がフォローしたりだとかだからそれで逆によくなるのかな。
言われる事でハッと気付く事もあるし。
石井さんがシェアハウスに出会ったのは大学生の時。
留学したハワイで9か月間暮らし住人同士の関係の深さに感銘を受けます。
そして将来自分もこのような場所を営みたいと思うようになりました。
石井さんはその夢に自分の得意な料理を生かす事ができないかと考えています。
コミュニケーションを取れる空間を作っていきたいなと思ってるので料理をしながら今そういう人間関係の築き方っていうのをシェアハウス通して学んでいます。
石井さんは夢を実現するための第一歩として月に数回シェアハウスの住人や友人に食事を振る舞う「御飯会」というイベントを行っています。
会場にしているのは石井さんの住まいと連携している別のシェアハウスです。
そこには広いスペースがあり住人たちが交流会や趣味の講座など思い思いに活用しています。
(石井)お待たせ。
これで完成です。
(石井)これがタコのタコライスです。
うんうまい。
こうやって御飯でみんなをつなげてくれてすごい幸せになるしみんながつながっていくしおいしいし。
イベントで一緒に作るのが楽しくて…。
いいね。
私も楽しい。
楽しいしいろいろ教わるし。
仕事の事とか恋愛の事とか夢とか悩みとか話して聞いてもらえたり聞かせてもらったりとかっていうのはすごくシェアハウスっていう環境があるからこそできるかなって…。
一緒に暮らしてるから自然と生まれてる信頼感とかもあるし。
料理を囲み仲間と語り合う事で石井さんの夢は少しずつ具体的になっていきました。
私はやっぱり結婚して子育てする時は自然の中でやりたいなぁっていうふうに思ってるので。
自分がお店回しながら家族も一緒に住める…。
家族っていうのは血のつながってない家族もそうだけど。
それで遠方からもほかのハウスの家族がいつでも遊びに来れるそういうふうな立ち位置でいたいかな。
どんな住まいで誰とどんなふうに暮らしたいか。
石井さんはシェアハウスでの生活を通して自分なりの答えを探しています。
いろんな暮らし方があるんですね。
コミュニケーション取りながらすごいいいなって思いました。
夫婦って血がつながってないからやっぱりそういう血がつながってなくても一緒に暮らしていく何かっていうのは早いうちからこういうふうにねできるといいな…っていうふうに思いましたけどね。
住まいに求められる条件にはさまざまなものがあります。
自分が何を重視するのかを考え理想の間取りを作ってみましょう。
ライフステージによって住まい方は変化します。
住み替えやリフォームなど将来を見通しながら住生活を考える事が大切です。
住まいの在り方はライフスタイルや価値観によって多様です。
親子や夫婦以外の人と共同生活をするシェアハウスなどさまざまな試みが行われています。
2015/03/18(水) 14:20〜14:40
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 家庭総合「いろんなライフスタイル いろんな家」[字]

理想の住まいの形は、その人の価値観や家族構成などによって様々です。スタジオのメンバーが、自分にとっての理想の間取りを考えます。【出演】パパイヤ鈴木・青木さやか他

詳細情報
番組内容
もし自由に選べるとしたら、どんな間取りのどんな家に住みたいですか?番組では、スタジオのレギュラー出演者が「理想の間取りづくり」に挑戦!まずは現在の家族で、続いて20年後の家族構成で考えます。住まいのあり方は、生活スタイルや価値観とどんな関係があるのでしょうか?そして、年齢によってどう変化していくのでしょうか?【出演】パパイヤ鈴木、青木さやか、足立成、尾崎千瑛【声】沖田愛【マンガ】和田フミ江
出演者
【講師】大学准教授…永田智子,【司会】パパイヤ鈴木,青木さやか,【出演】尾崎千瑛,足立成,【語り】沖田愛

ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – その他

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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