(ミライ)こちらレポーターのカミキ・ミライです。
全日本ガンプラバトル選手権全国大会中高生の部は先ほど準決勝の2試合が終了。
その激闘を制したのは…。
大会6連覇の静岡代表私立ガンプラ学園チーム・ソレスタルスフィアと。
初出場ながら躍進著しい西東京代表聖鳳学園中等部チーム・トライファイターズ。
2日後に行われる決勝戦はこの2つのチームで争われることになります。
(シア)兄さん手伝う?
(ウィルフリッド)いや1人でやるよ。
でも…。
(アドウ)奴さんの好きにさせてやれ。
(アドウ)この状況を自力で打破しなけりゃオープントーナメントなんて夢のまた夢とか思ってんだろうよ。
心を読むなよ。
シア俺のジ・エンドの調整を頼む。
ファングの反応速度を2パーセントは上げたい。
うんわかった。
ヘヘ…今年の大会はいいぜ。
ほんと最高だ。
(ラル)決勝戦までにこれらの機体の修復をせねばならんとは…。
(セカイ)すみません。
俺がもっとうまく…。
(ユウマ)必ず直します!セカイサポートを頼む!あぁ!俺にできることならなんでもやる!
(フミナ)私もやるわ!お願いします!3人で力を合わせて直そうガンプラ!
(セカイ/ユウマ)はい!
(ラル)みんな少し手を休めてブリーフィングを始めよう。
なにそれには及ばんよ。
試合の様子と詳細なデータを収めたメモリーチップがあるからね。
どうしたんですか?それ。
新潟代表統立学園のシキ君からメールで送られてきた。
統立学園って…。
あのドラゴン使いたちか。
メッセージも添えられていたよ。
「少しは善戦してもらわないとキミたちに敗北した僕らの格が下がる」だそうだ。
憎まれ口を…。
でも感謝だね。
うん。
ラルさん映像を見せてください。
あぁ。
まずはキジマ・ウィルフリッドのトランジェントガンダムだ。
浮遊大陸を貫通させるなんて…。
合宿のときと威力が違う。
セカイと戦うまで本気を出してなかったからな。
そのうえ奥の手もある。
バースト・システム!?これってトライバーニングと同じ!あぁ粒子放出システムだ。
次はアドウ・サガのガンダム・ジ・エンド。
キミたちは戦ったことがあるので詳細は省くがやはり隠されていた機能があったよ。
腹ん中に何か仕込まれてる!あんなギミックまで…底知れないな。
ラルさんキジマ・シアさんのGポータントの映像は?今から見せるよ。
私がいちばん問題にしているシーンがある。
やられてる?ラルさんこのシーンに何が!?画面を見るんだ。
何か出てきた。
あのちっちゃいのガンプラを直してるぞ!整備マシンカレルか…。
そんなのおかしい。
バトルシステム中にガンプラを修復させる機能はないはずよ。
バトルシステムではなく実際に直しているんだ。
え?おそらくカレルの中に修理用の瞬間接着剤や速乾性のパテが仕込まれているはず。
でも144分の1のカレルってこんなに小さいのに…。
作ることなら僕にだってできます。
驚異的なのは戦闘中にもかかわらずあんなに小さな修復マシンを5機同時に操り被害個所を修復させたキジマ・シアという子のビルダー能力。
向こうはガンプラが傷ついても直すことができるのか…。
相手に直す時間を与えなければいいけど…。
決勝戦のバトルフィールドが複雑な地形で隠れる場所が多ければこの修復機能は向こうにとって大きなアドバンテージになるわ。
戦いが長引いてもこちらの不利は必至…。
(ラル)オールラウンダーのキジマ君。
圧倒的な攻撃力を誇るアドウ君。
そして修復機能を持つキジマ・シア君。
隙のない布陣だな…。
これが大会6連覇の…。
ガンプラ学園の実力。
ありがとうございます。
(アラン)多くの人たちはバトルフィールドで輝かしく戦うキミばかり見ていてこのような努力を続けているとは思っていないだろうね…。
努力ではありません。
大好きなガンプラを作っているだけです。
キミをチームリーダーに選んだのは実力もさることながらそのガンプラに対するまっすぐな姿勢があるからだ。
本当によく似ているよ3代目メイジン・カワグチ…。
いやユウキ・タツヤに…。
生っ粋のガンプラバカ…ですか?その純粋な気持いくつになっても忘れないでほしいな。
はい叔父さん。
すみません監督…。
かまわないさ。
今のは叔父として言った言葉だからね。
《このまま修復するだけではガンプラ学園との実力差は埋まらない。
だがチューンするにしても時間が…》ん?ユウマ直さないのか?《いややるんだ!》おい何やってんだよユウマ!?どこ行くんだよユウマ!ガンプラどうすんだよ!?
(ドアの開閉音)
(カオルコ)フミナさん塗料とプラ板持ってきてあげたわよ。
ありがとうギャン子。
ごめんねいきなり頼んじゃって。
それはいいけど…。
ん?
(チャイム)誰だろ…。
私が出るから作業してなさい。
ありがとう。
(カオルコ)な…何よいきなり。
ん?ユウ君?ホシノ先輩ウイニングをお借りします。
えっ?失礼します。
ちょ…。
(ドアが閉まる音)ちょっとユウ君!?何すんだよユウマ!
(鍵をかける音)セカイ君!先輩。
どうしたの?なんかユウマが大事な作業をするから1人にさせろっていきなり追い出されちゃったんです。
ユウ君何をしようとしているの?それがさっぱり…。
《迷うな…そんな時間があるのなら前に…前に進むんだ!》もしもし先輩ですか?はい。
今姉ちゃんの部屋にいます。
ユウ君徹夜みたいだから何か買ってきてあげて。
わかりました。
ごめんな姉ちゃん。
いきなり泊まらせてくれとか言って。
コウサカ君そんなに根を詰めて大丈夫かしら?先輩が様子を見てくるって。
じゃあちょっと行ってくる。
こんだけ買えば十分だろ。
ん?ジュ…ジュン兄…。
どうしたのいきなり…。
(ジュンヤ)な〜に…ちょっとした野暮用だ。
(ラル)ユウマ君が1人で…。
さすがに心配なんで行って様子を見てきます。
鍵はセカイ君のを預かってますから。
わかった頼むよ。
援軍かな。
入るね。
え?えっ?
(ミナト)おいユウマ!サカイ・ミナト…どうして…。
ほう…決勝前にどえらい改造しとるやないか。
邪魔だ出てってくれ。
パーツ貸せや。
1人でやっとったら間に合わへんぞ。
うっうぅ…。
ジュジュン兄何をするんだ!だから野暮用だ。
本気なのか?
(ジュンヤ)決まっている!は〜!《手刀が4つに?》あぁ…。
セカイ。
この技を覚えておけ。
(スガ)弟弟子に技でエールを送るか。
(スガ)いいとこあるじゃないの。
セカイはガンプラに関しては素人だ。
これくらいのハンデはやるさ。
おい!乗っていかないのか?
(ジュンヤ)当然だ。
乗れよ。
断る。
大丈夫だって。
(ジュンヤ)絶対に嫌だ。
ほんと絶対安心だから。
嫌だ。
わ〜!なんやこの作業。
全機体フル改修やんけ。
なぜ手伝う?メイジン杯用の新作に取りかかったほうがいいんじゃないのか?
(ミナト)何言うとる。
わいだけ製作期間が長かったら陰湿メガネがイチャモンつけてくるやろが。
誰が陰湿メガネだ!自分のことなんて言うとらんで。
ありがとう。
わいはええ男やろ?十分に感謝せえよ。
その余計なひと言さえなければ本当にいい男だと思えるのに。
わいにそっちの趣味はないで。
僕にもないよ!わいにもないで。
僕にはない!言い争いしながらものすごいスピードで直してる。
こんなところでお昼寝?あっ。
そんなわけないだろ。
いてて…。
ジュン兄本気だった。
でもあの技は次元覇王流じゃない。
何?あいや…。
痛めたガンプラ直りそう?あぁ。
準決勝で兄さんのガンプラも壊れた。
直すの手伝おうとしたけど1人でやるって言われちゃって。
うらやましいよキジマ・ウィルフリッドが。
どうして?俺にはあそこまで複雑なガンプラを直す技術がないから。
ユウマや先輩に迷惑ばかりかけている。
いいじゃないセカイはファイターとして優秀なんだから。
なんなら私がセカイにピッタリのガンプラを作って…。
それじゃダメなんだ。
え?俺は3か月前までガンプラもガンプラバトルのことも何も知らなかった。
先輩に誘われてガンプラを動かしてみたら俺の会得した次元覇王流拳法がバトルでも使えてさ。
それが楽しくて地区大会に勝って全国にも出られた。
強いやつと戦えると思うとわくわくが止まらなかった。
今だってそうだ。
でも俺は本当の意味でガンプラのことをわかってない。
ユウマや先輩今まで戦ったガンプラを大好きな人たちの気持を。
その人たちと対等になるためにはガンプラのことをもっと知らないと。
自分自身でもやらないとダメだと思うんだ。
そっか。
兄さんも同じ気持で…。
なんかずっと頭ん中でモヤモヤしてたことを口に出したらスッキリした。
俺みんなのところに戻ってガンプラ直すの手伝う。
明日の決勝で会おうぜ。
う…うん。
決勝で。
じゃあな。
ビルドファイター…。
《俺は初心者だ。
学んでないこと足りないことがいっぱいだ》《なりたい…。
イオリ・セイさんから託されたトライバーニングを使うにふさわしい男に。
それが叶ったとき…。
俺はきっと胸を張って言えると思うんだ》《ガンダムビルドファイターだって》こっちこっち!
(シモン)わりい。
(シモン)弟を迎えに行ってたんでな。
(マモル)僕ねリハビリを頑張ったから先生が外出許可をくれたんだ。
偉いわね。
へへ。
兄さん。
なんだ?マモル。
どの人が兄さんの彼女なの?バカ!何言ってんだよ!
(マヒル)おませですわ。
(ケイコ)イヤーンですわ。
今更僕が言うことは何もないよ。
ガンプラバトルを楽しみたまえ。
おう!はい!必ず勝ちます。
どうした?シア。
いやに気合い入ってるじゃないか。
私もなりたい。
あの人に勝って。
(シア)本当のビルドファイターに。
決勝戦楽しみにしているわ。
レディさん優勝したらもう一度私と戦ってもらえますか?もちろん。
そのときはこっちから伺うわ。
あなたを絶対に越えてみせます!生意気ね。
でもすてきよ。
皆様たいへん長らくお待たせいたしました。
(ミライ)第13回全日本ガンプラバトル選手権全国大会中高生の部決勝戦。
静岡代表私立ガンプラ学園チーム・ソレスタルスフィア対西東京代表聖鳳学園中等部チーム・トライファイターズとの試合を行います!
(チナ)セイ君決勝戦始まるわよ。
セカイ君ユウ君。
私とチームを組んでくれて本当にありがとう。
感謝するのは僕のほうです。
先輩がずっと気にかけてくれたから僕はバトルに戻ることができた。
俺も感謝しています。
先輩と出会ってなかったら俺はガンプラバトルを一生やらずにいたかもしれない。
いろいろなことがあったね。
自分の弱さを思い知りました。
多くのライバルたちと巡り合えた。
私はもっともっとガンプラが好きになれた。
この決勝が僕たちの総決算。
全力で!最後まで笑って戦おう!チーム・トライファイターズ!
(3人)ゴーファイト!ガンプラバトルコンバットモードスタートアップ。
モデルダメージレベルセットトゥA。
プリーズセットユアGPベース。
ビギニングプラフスキーパーティクルディスパーサル。
フィールド1スペース。
プリーズセットユアガンプラ。
バトルスタート。
ホシノ・フミナスターウイニングガンダム!コウサカ・ユウマライトニングガンダムフルバーニアン!カミキ・セカイトライバーニングガンダム!アドウ・サガガンダム・ジ・エンド!キジマ・シアGポータント!キジマ・ウィルフリッドトランジェントガンダム!チーム・ソレスタルスフィア羽ばたく!
(アドウ)狩りに出る!
(シア)いきます!チーム・トライファイターズいきます!出撃する!いくぜ!今の俺には足りないものがいっぱいあるけど今できるすべてを使って挑戦するんだ!さあいこうぜ!トライバーニング!アドウ君…。
やはり出場していたのか。
これ以上戦ってはいかん。
キミの右手首はもはや限界なのだ!2015/03/18(水) 18:00〜18:30
テレビ大阪1
ガンダムビルドファイターズトライ 第23話「ビルド・ファイター」[字]
ガンプラバトル選手権全国大会決勝戦に進出したのは、トライファイターズと、私立ガンプラ学園のソレスタルスフィアであった。
詳細情報
出演者
【[声]】
カミキ・セカイ:冨樫かずみ
コウサカ・ユウマ:内田雄馬
ホシノ・フミナ:牧野由依
カミキ・ミライ:遠藤綾
ストーリー1
イオリ・セイ、レイジ組が、第7回ガンプラバトル選手権世界大会で優勝してから、7年の月日が流れた。バトルの人気はさらなる広がりを見せている。だが、その流れに取り残された学園があった。イオリ・セイが、かつて在籍していた聖鳳学園である。学園のガンプラバトル部の部員は、部長である中等部3年のホシノ・フミナ、ただ一人。このままでは、3人1チームで戦う、選手権に出場することすら、ままならない。
ストーリー2
そんなフミナの前に、一人の転入生が現れる。師匠と共に修行の旅を続けていた拳法少年、カミキ・セカイ。さらに、若きガンプラビルダー、コウサカ・ユウマが加わり、ついに3人の出場メンバーが揃った。カミキ・セカイ。コウサカ・ユウマ。ホシノ・フミナ。チーム、トライ・ファイターズの挑戦が、今、始まる——!
スタッフ
【企画】サンライズ
【原作】矢立肇、富野由悠季
【監督】綿田慎也
【シリーズ構成】黒田洋介
【キャラクターデザイン】大貫健一
【キャラクターデザイン協力】ヤスダスズヒト
【メカニックデザイン】大河原邦男、石垣純哉、今石進、海老川兼武、寺岡賢司、寺島慎也、NAOKI
スタッフ続き
【音楽】林ゆうき、橘麻美
【企画協力】バンダイ ホビー事業部
制作
【制作協力】ADK
【製作】テレビ東京・サンライズ・創通
ホームページ
http://ani.tv/gundambf/
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
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