FNNスピーク 2015.03.19


チュニジアの首都チュニスで、博物館襲撃事件が発生。
日本人も巻き込まれ、3人の死亡が確認されました。
こんにちは。
3月19日木曜日のスピークです。
海外で発生したテロ事件で、日本人の犠牲者が出ました。
チュニジアの首都チュニスで18日に発生した、博物館襲撃事件で、日本人3人が死亡したほか、3人がけがをしています。
チュニジア政府は、イスラム過激派によるテロ事件と見て、背後関係などの捜査を続けています。
18日午後、首都チュニスの中心部にあるバルドー博物館に、武装した男たちが押し入り、観光客などに向けて、銃を乱射しました。
犯行グループは2人と見られ、治安部隊との銃撃戦で、射殺されました。
チュニジアのシド首相は国営テレビを通じ、外国人17人を含む19人が犠牲になり、このうち5人が日本人であると発表しましたが、日本政府は、日本人の死者は3人で、ほかに負傷者が3人いるとしています。
現地テレビ局は、シド首相が病院の負傷者を見舞う映像を放映し、そこには、負傷した結城法子さんの姿が映っていました。
また法子さんと一緒にいた、母親ののぶ子さんも負傷しているということです。
ほかの日本人被害者の名前などは明らかになっていません。
またシド首相は、外国人犠牲者には、日本人以外にも、イタリア人やフランス人などが含まれているとしています。
首相は、犯行グループの2人は、
チュニジアの博物館襲撃事件で、日本政府は、これまでに日本人3人が死亡し、3人が負傷したことを確認したと発表し、引き続き、安否情報の確認に全力を挙げています。
では、政府の対応について、国会記者会館から中継です。
安倍総理は総理官邸でけさ、記者団に対し、日本人の情報確認に全力を挙げるとしたうえで、テロは断じて許されないと非難しました。
現在のところ、3名死亡、3名の方が負傷という情報に接しております。
いずれの理由があったとしても、テロは断じて許されないと、強く非難をいたします。
安倍総理は、現在の情報では、日本人3人が死亡し、3人が負傷したとしたうえで、国際社会と連携を深めながら、テロとの戦いに全力を尽くしていくと述べました。
また菅官房長官は先ほどの記者会見で、犯行組織について、現時点では犯行声明は出ておらず、不明だとしたうえで、事件のあったチュニスの渡航警戒情報の引き上げを検討する考えを示しました。
日本政府は事件発生直後の昨夜、チュニジアの日本大使館に現地対策本部を、外務省に対策室を設置したほか、けさ7時には、総理官邸に情報連絡室を設置し、日本人の安否情報の確認に全力を注いでいます。
では、去年11月の大統領選挙など、チュニジア取材の経験がある、FNNの佐々木亮カイロ支局長が、現地の情勢についてお伝えします。
北アフリカにあるチュニジアは、最も世俗的なアラブ国家として知られています。
各国に広がったいわゆるアラブの春のきっかけとなった、4年前の独裁政権崩壊後は、混乱があったものの、民主的な選挙を成功させ、最近は近隣諸国と比べても政情が安定していて、外国人観光客の訪問者数も戻り始めていました。
その一方で、チュニジアからは3000人もの人が、過激派組織イスラム国に戦闘員として参加したとされ、いわばジハーディストの最大の供給源としても知られています。
去年、この国を取材して感じたのは、世俗勢力による政権という看板とは裏腹に、イスラム過激思想者が国内で影響力を強めている実態です。
さらに、イスラム過激派組織イスラム国は、本拠地とするシリア、イラクだけではなく、チュニジアの隣国のリビアでも影響力を強めてきています。
今回の犯行グループは、まだ特定されていませんが、こうした過激派が、世俗派率いる現政権にダメージを与えるため、チュニジア政府にとって、重要な収入源である観光を狙った可能性があり、こうしたテロは、今後、中東エリアではいつ起きても、おかしくないと言えます。
そして、なぜ武装集団はチュニジアを狙ったんでしょうか。
中東情勢に詳しい、国際開発センター研究顧問、畑中美樹さんに聞きました。
国内では、かなりイスラムの過激の思想を持つ人が、失業者の若い人を中心に増えていたんですね。
実は国内では事件も頻繁に起きていましたから、チュニジアの中から見ると、そう珍しい動きでもないんですよね。
イスラム国であるかどうかは分かりませんけれども、イスラム過激派の組織であるということに、まず疑いはないと思いますね。
また畑中さんは、このタイミングで、チュニジアで襲撃事件が起きたことについては、次のように分析しました。
チュニジアが安定した国だということを、国際社会に見せることによって、外国人の観光客を、たくさん来ていただいて、経済的にも安定しようとしていると思うんですけれども、それはイスラムの過激派から見ると、一番望ましくない状態ですから、その根底をたたこうという、そういう考え方なんだと思います。
チュニジア政府は今、徹底的な弾圧、取締りキャンペーンを開始してるんですね。
その結果、逮捕者も出たりしているんですけれども、それに反発をしたテロと、それを取り締まるための当局の動きというのが、悪循環のように起きてくる。
したがってテロがこれからしばらく続くような、不安定な混乱した情勢になっていくんじゃないかと思いますけれども。
では、次のニュースです。
秋田県仙北市の乳頭温泉郷できのう、温泉の源泉の点検をしていた作業員ら3人が死亡した事故で、警察と消防は、きょう、実況見分を行い、事故の原因を調べています。
では、乳頭温泉郷から中継でお伝えします。
事故から一夜明けた仙北市の乳頭温泉郷です。
冷たい雨が降り続く中、ここから700メートルほど入った事故現場で、警察と消防による実況見分が続いています。
3人は、有毒の硫化水素を吸って死亡したものと見られていますが、3人はガスマスクと検知器を持って出かけたものの、車の中に置いたままだったことが新たに分かりました。
この事故は、きのう午後5時ごろ、仙北市の乳頭温泉郷で、源泉の温度やお湯の量を調整する作業をしていた3人が相次いで倒れたもので、仙北市職員の柴田政文さんら3人全員が死亡しました。
警察と消防は、きょう午前9時過ぎから、15人態勢で実況見分を行っています。
源泉付近には有毒な硫化水素が出ていて、警察は作業を終え、源泉の近くに置いた荷物を取ろうとして、くぼ地にたまった硫化水素を吸い込んだ可能性が高いと見て、事故原因や死因について調べています。
以上、実況見分が続く、乳頭温泉郷からお伝えしました。
シャープが、国内の従業員のおよそ1割に当たる3000人規模を対象にした、希望退職の募集を検討していることが分かりました。
関係者によりますと、シャープは、国内の従業員およそ3000人の希望退職を募集する方向で調整しているほか、賃金カットも検討しています。
主力の液晶パネルやテレビ事業が不振に陥っているシャープは、ことしの3月期、大幅な最終赤字になる見通しです。
このためシャープは、経営の立て直しに向けた抜本的な構造改革を検討していて、人員の削減によって、人件費を抑えたい考えです。
川崎市の多摩川河川敷で起きた中1男子殺害事件で、横浜地方検察庁は、逮捕された18歳の少年ら3人を、刑事処分相当の意見を付けて、きょう、横浜家庭裁判所に送る方針です。
18歳と17歳の少年ら3人は、先月20日、川崎市の多摩川河川敷で、中学1年の上村遼太さんの首を、刃物で刺すなどして殺害した疑いで逮捕されました。
凶器に使われたと見られるカッターナイフは発見されていませんが、18歳の少年は、同級生の17歳の少年からカッターナイフを受け取り、上村君の首などを切った。
犯行後、カッターは同級生の17歳の少年に渡したと供述し、別の17歳の無職の少年は、18歳の少年に指示され、自分も切ったなどと供述しているということです。
横浜地検は、少年3人に、殺害の共謀があると見て、刑事処分相当の意見を付け、きょう、横浜家裁に3人を送る方針です。
政府が、宮城県仙台市など3つの地域を、地域限定で規制を緩和する地方創生特区として、正式決定することが分かりました。
地方創生特区の第1弾として政府が認定するのは、秋田県仙北市と仙台市、愛知県の3つの地域です。
秋田県仙北市では、国有林野を民間に開放し、放牧や無人小型機ドローンの実証を行います。
仙台市では、起業の拠点として、NPO法人などの開業手続きを迅速化するほか、愛知県では教育や農業の規制改革を進めます。
たった今、入ったニュースです。
政府関係者によりますと、チュニジアの博物館襲撃事件で死亡した3人は、東京の60代の女性1人と、埼玉の40代と20代の女性2人だということで、さらに情報収集に当たっているということです。
女性職員へのセクハラ問題を巡って、宮城県大衡村の村議会から、不信任決議を受けていた跡部昌洋村長がけさ、村に辞職を申し出ました。
ただいまですね、大衡村長、跡部昌洋のほうから、退職の申し出の届け出が出されました。
大衡村の跡部昌洋村長はけさ、代理人を通じて、村議会の事務局長に、手書きの辞職申出書を提出しました。
跡部村長は今月13日、性行為を強要されるなど、セクハラを受けたとして、村の女性職員から、損害賠償を求める訴えを起こされ、大衡村議会が、16日、村長の不信任案を可決、跡部村長は決議を受けて、村議会を解散していました。
今回の辞職によって、村長選は、村議会の議員選挙と同じ、来月26日になる見通しです。
北海道の陸別町と名寄市などで、10年ぶりにオーロラが観測されました。
こちらは星が輝く夜空のもと、大地を赤く照らすオーロラの映像です。
きのう午前1時から夜明けにかけて、十勝の陸別町で観測され、名古屋大学の西谷望准教授が撮影に成功しました。
さらに名寄市でも。
オーロラは、あちらの北の方角で観測できました。
残念ながら、肉眼では見れなかったということです。
大阪市東淀川区で、33歳の女性が車にひき逃げされて死亡しました。
現場近くでは、酒気帯び運転の疑いで男が逮捕されていて警察は、この男がひき逃げをしたとみて捜査しています。
午前0時15分頃、大阪市東淀川区瑞光1丁目の交差点で、横断歩道を渡っていた派遣社員の中西恵さん
(33)が車にはねられ車はそのまま逃走しました。
中西さんは、頭を強く打っていて、病院で死亡が確認されました。
その後、警察がおよそ500メートル離れた交差点でフロントガラスにひびが入りボンネットがへこんだ車を発見し、運転していた男を調べたところ呼気から基準値を超えるアルコールが検出されました。
警察は男を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕し、この男がひき逃げをしたとみて詳しく調べています。
京都大学の准教授の男が電車の車内で女性のスカートの中を盗撮したとして、逮捕されました。
大阪府の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、京都大学工学部の准教授・水戸義忠容疑者
(52)です。
水戸容疑者はきのう午後2時半ごろ、大阪市内を走行していた阪急電車の車内で、座っていた女性
(21)のスカートの中をタブレット端末で盗撮した疑いがもたれています。
警察によると、水戸容疑者は女性の前に立ち、リュックサックの外側のポケットにタブレット端末を入れて動画を撮影していて、不審に思った乗客の男性が駅員に通報したということです。
調べに対し水戸容疑者は「犯罪だとわかっていましたが、盗撮をしてしまいました」と容疑を認めています。
タブレット端末にはほかにも盗撮したとみられる映像があるということで、警察は余罪についても調べています。
依頼人から預かった現金およそ5000万円を着服した罪に問われた元弁護士の男に対し、大阪地方裁判所は懲役4年6ヵ月の実刑を言い渡しました。
業務上横領の罪で判決を受けたのは、大阪弁護士会に所属していた韓国籍の梁英哲被告
(41)です。
梁被告はおととし11月頃、財産分割のため依頼人から預かった現金およそ5000万円を複数回に分けて口座から引き出し横領した罪に問われていました。
きょうの判決で大阪地裁は「被告はカジノや高級クラブで多額の負債を抱えていて、動機に酌むべきところはない」と指摘しました。
その上で「被害額が5000万円を超えていて、結果は重大」として懲役4年6ヵ月の実刑を言い渡しました。
梁被告は今月10日付けで大阪弁護士会を除名されています。
2015/03/19(木) 11:30〜11:55
関西テレビ1
FNNスピーク[字]

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