生放送のため字幕に誤字が生じることがあります。
ご了承下さい。
悲鳴とともに逃げまどう人々。
惨劇が起きたのは１８日午後、チュニジアの首都チュニス。
国会の隣にあるバルドー博物館。
これは発生直後の映像だ。
軍服姿で武装した男らがバスから降りてきた観光客を銃撃。
博物館に押し入り観光客を人質にとって立てこもった。
その後突入した治安部隊が武装集団の２人を殺害。
この事件で外国人観光客１７人を含む１９人が死亡した。
日本人女性３人も含まれていた。
この事件でけがをした結城法子さんと見られる女性。
チュニジアのシド首相が見舞いに訪れた。
アフリカ最北の国チュニジアはカルタゴ遺跡など世界遺産が人気。
事件があったバルドー博物館はローマ時代のモザイク画が展示され観光の目玉だった。
今回正式な犯行声明は出ていないが中東の過激派組織イスラム国事件を賞賛していてイスラム過激派による犯行との見方が強い。
チュニジアで被害にあった日本人の多くは今月１４日にイタリアを出発。
１８日にチュニジアに到着するクルーズツアーに参加していて船には日本人１７７人が乗っていた。
イスラム国による日本人人質事件に続く今回のテロによる日本人被害。
大きな衝撃が広がっている。
こんばんは。
「ＮＥＷＳアンサー」です。
日本人にも被害が出た今回の事件ですがこの惨劇の舞台となったチュニジアは北アフリカのこちらになります。
地中海に面して沿岸部はリゾート地となるなど人気の観光スポットなんです。
ただ周辺の国に目を向けるとアルジェリアやリビアといったイスラム過激派の影響が強い国々と隣どうしでこのチュニジアからもおよそ３０００人が戦闘員としてイラクやシリアにわたったとされ今回の事件の背景にはいったい何があったのでしょうか？２０１１年、民主化運動アラブの春で独裁政権が倒れ、民主化に成功したチュニジア。
民主化の優等生といわれ順調に発展してきた。
しかしその一方でチュニジア国内では革命を先導した若者の間で不満がたまってきていると指摘する。
やはり革命のあと新たな政治体制が根付くまでがいちばん不安定な時期ということなんですね。
かなやさんによると沿岸部のリゾート地とそれ以外のところでの経済格差というのも若者が過激派に感化されるそういった土壌につながっています。
民主化後の体制作りは本当に困難な状況になっているようです。
続いてもテロに関する特集ですお伝えしていますようにチュニジアでは日本人が巻き込まれる事件が起きましたが今年１月にはイスラム国に日本人２人が拘束される事件が表面化しました。
この事件についてこちらのシリアの兵士から今週月曜日に拘束されていた日本人を見たという新たな証言を得ることができました。
あのときいったい何が起きていたのでしょうか。
黒ずくめの覆面の男。
イスラム国の人質担当を務めていたという。
彼から日本人２人の人質事件について最新の証言を得た。
この兵士、実はシリアの反政府組織、自由シリア軍の兵士でイスラム国に潜入しているスパイだと名乗った。
自由シリア軍とはもともと反アサド政権を掲げて発足した武装組織。
その後、イラクから侵入したイスラム国とも対立し、シリア国内でも２つの敵と戦っている。
自由シリア軍はイスラム国にスパイを送りその情報をもとに町の奪還作戦などを立てているという。
かれは、祖国シリアのためにイスラム国について伝えたいと話した。
イスラム国は後藤さんについては身代金を取って解放するつもりだったが１月２０日。
人質の最初の映像が確認された３時間後。
安倍総理はイスラエルで会見を開いた。
総理は中東への人道支援を改めて強調。
しかしイスラム国は欧米と親密なイスラエルの国旗の前で会見したことを敵対行為と判断したという。
加えて日本がヨルダンを拠点としたことで更に交渉が難しくなったと証言する。
タッル・アブヤド検問所はトルコとシリアの国境にありイスラム国の玄関口とみられる場所。
後藤さんは国境まで連行されていたというこれまでの情報と一致する。
しかし政府は直接の交渉はできなかったようだ。
いっぽうで直接の交渉はできたはずだと考える人もいる。
フリージャーナリストの西谷氏もその１人。
西谷氏はイラクやシリアで何度も取材をしてきた。
その人脈の一つがイスラム国とつながっていたというのだ。
テレビ電話スカイプがつながったのは最初の映像が確認された翌日の１月２１日。
西谷氏によると相手はラッカ県知事の側近と名乗ったという。
西谷氏の情報はこうだ。
西谷氏が依頼したコーディネーターがイスラム国幹部とスカイプで接触。
イスラム国幹部は日本政府関係者を国境に呼びスカイプで直接交渉するよう求めてきたという。
このとき間に立ったコーディネーターは、最初の動画が確認されたわずか３時間後に。
処刑の日程はすでに決まっていると湯川さんの殺害を予告していた。
そのことからも直接交渉できる可能性が高いと判断したという。
西谷氏の通訳が情報を伝えたという相手が薗浦政務官だ。
薗浦政務官は中東担当で人質事件のときも外務大臣の補佐に当たった。
事件後も２度イラクを訪問している。
イスラム国幹部とスカイプで直接交渉できたとの情報については。
これはまだちょっとごめんなさいですね。
西谷氏は情報が生かされなかったことに今でも疑問をもっている。
２人の日本人が殺害された今回の事件。
政府の検証委員会は５月に検証結果をまとめる見通しだ。
今回のチュニジアでの事件も含めて今後日本人もいつどこで事件に巻き込まれるかわからない状況になっています。
さまざまな立場から検証をしっかりやっていただいてそれを今後に活かしていくためにも体制作りから改めて見直す必要もあるのではないでしょうか。
帝国劇場でそのほかのニュースを続けてお伝えします。
いわゆる１票の格差が最大２．１３倍だった去年末の衆院選は違憲だとして弁護士グループが訴えていた裁判で、東京高裁は今日合憲と判断し原告側の請求を退ける判決を言い渡しました。
判決で東京高裁は選挙区割りを決めたときの１票の格差が最大２倍未満であったとしその格差は合理的な範囲内だと結論付けています。
乳頭温泉郷で３人が死亡した事故で消防隊が到着した際高濃度の硫化水素を検知していたことがわかりましたまた現地に向かった市職員の車にはガスマスクと検知器が残されていて職員は装着していなかったということです。
警察と消防はけさから合同で実況見分をはじめ残る作業員２人がマスクを使っていたかを調べる一方で３人の遺体を司法解剖し死因を調べています。
今日午後４時ごろ東京千代田区にある帝国劇場で堂本光一さんが主演を務める舞台の上演中にセットが倒れ６人がけがをしました。
警視庁によるとけがをした６人は全員２０代の男性で出演者と舞台スタッフだということですが命に別状はないということです。
観客にけが人はありませんでした。
警視庁は詳しい事故原因を調べています。
ここで１つ訂正があります。
きのうの公示地価にかんするニュースで住宅地の全国平均が６年続けて下落率が縮小とお伝えしましたが５年続けての誤りでした。
訂正してお詫びします。
続いてマーケット情報です。
日経平均株価は３日ぶりに反落です。
円高ドル安が一時進んだことで日本株にはいったん利益を確定する2015/03/19(木) 16:52〜17:13
テレビ大阪１
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