ども(*^o^*) ルンルンです~
名古屋は、ようやく春らしい気温になってきましたな
さて、最近の出来事です
「20年も前のこと、未だに許せない。私ってダメだ・・・」
私が妹のように思っている子の言った言葉です。。
20年前の、彼女が許せないでいる事件の現場、、、
私もいたのです。
だけど、やっぱり当事者じゃないから、
そう言われても、はじめはピンときませんでした。。。
思い返してみれば、ヒドイ出来事でした・・・
それは、彼女のお父さんが亡くなったときのことです。。
『いい人ほど早く亡くなる』
そんな言葉が真実であるかと思えるほど、
やさしくて、あったかくて、真っ直ぐな生き方の人・・・
享年47歳。。
詳しいことは長くなるので控えますが、
お通夜の前から身近な人たちが集まって、
お別れの支度をしました。
まだ中学3年生だった彼女、
セーラー服姿で、必死で泣くのを我慢している姿・・・
今でも鮮明に思い出せます。
「〇〇ちゃんはお手伝いはいいから、お父さんのそばにいてあげて」
当たり前にみんなそう言いました。でも、
彼女は首を振ります。
私は、彼女の手引いて、
お父さんの寝ている部屋へ行きました。すると、、、
年長の従姉姉妹が、彼女のお父さんの手を握って、
泣きながらお酒を飲んでいたのです。
私は彼女を布団の傍らに座らせました・・・すると、
予想不可能だった言葉が、従姉の口から発せられたのです!
「おじさんは私たちのことが、他の誰よりかわいかったのよ」
??
何を言っているのか、さっぱりわからなかった・・・
「あんたはあっちで、支度手伝ってればいいの」
従姉たちはそう言って、握った手を彼女に譲ろうとはしなかったのです。。
彼女が大好きだったお父さんのそばにいられなかった理由は、
これだった・・・
その従姉たちが怖かった私は、
何もしてあげることができませんでした。。。
彼女は、
「いい。大丈夫。お父さんのために、あんなに泣いてくれているんだから・・・」
彼女と私は、黙ってその場を立ち去りました。
私 「あの子達の方が娘よりかわいかったなんてありえないのに・・・」
彼女 「わかってる」
そんな会話をしたことを憶えています。
その後、
その従姉たちとは、自然と疎遠になっていったのですが、
もちろん親戚ですから、顔を合わす機会もあれば、噂も耳に入ります。
その従姉たちもお母さんを亡くしたので、
親戚の間では心配もされていましたが、
あまりいいことは言われていなかったようです。
それがこの間、あるおばさんが、
「あの子たち、それなりにいい子になったわよ」
その言葉に、
彼女が泣き出したのです。。
何も言わず、声をたてず・・・
おばさんたちが出て行ったあと、冒頭の言葉が出たのです。。
「20年も前のこと、未だに許せない。私ってダメだ・・・」
それって、ダメでしょうか?
許さなければいけないことなのでしょうか?
私は、違うと感じた。
時間が経てば傷は癒えるもの、という人はいます。
それも確かになくはない・・・
けれど、、
どうしても許せないことはあるのではないでしょうか?
彼女は、
従姉たちのことを許せず、憎み続ける自分を、
心の狭い人間、ダメな人間だと、
この20年、ずっと自己否定し続けていたのです。
いつも周りに気を遣い、一歩ひいていた彼女
どれだけ苦しかっただろう・・・
どれだけ自分を傷つけてきたんだろう・・・
許せなくったっていい。
憎み続けたっていい。
そのままの自分を受け入れればいい。
あなたは悪くない。
ぜんぜん悪くない。
私は思います。
許そう許そう、と思い続ければ、
その傷は乾く暇なく、血を流し続ける。
許さなくっていいんだよ。
許せない自分を認めてあげようよ。
自分を責めるのはやめようよ。
人間はそんな完璧なものじゃない。
彼女は、わかってくれたかな?
私の思いを、わかってくれたかな?
まず自分を許してあげられたなら、
いつか相手のことも許せるときがくるかもしれないのだから・・・
それでいいんだよ。。
長くなりました。。
読んでいただいて、ありがとうございます
ご参考までに。。