時計メーカーも相次ぎ「スマートウォッチ」発表

3月20日 4時14分

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スイスで世界最大の腕時計の見本市が始まり、ＩＴ企業のアップルなどが腕時計型の情報端末を開発していることを背景に、時計メーカーも相次いでスマートフォンなどと連動する新たな時計を発表しました。

スイスのバーゼルで、１９日、腕時計メーカーが、毎年、新作モデルを発表する世界最大の見本市が始まりました。
ことしは、アップルなどが腕時計型の情報端末を開発していることを背景に、スイスの伝統的な時計メーカーの中からも、スマートフォンなどと連動する新たな時計を発表する動きが相次ぎました。
「スマートウォッチ」と呼ばれるこうした腕時計には、運動量や睡眠時間を測ったり、時計をかざすことでドアや金庫の鍵を開けたりできるなど、さまざまな機能が搭載されています。
さらに、会場では、ＩＴ企業のグーグルがスイスの時計メーカーと共同でスマートウォッチを開発していることが発表されました。会場を訪れた人からは、「今後さらに機能が増えるだろうから楽しみだ」とか、「時計としての見た目が美しいのが気に入った」などという声が聞かれました。
専門家は「伝統的な時計メーカーにとってアップルなどが開発した腕時計型の端末は脅威ではあるが、新たな市場でもある。あと５年のうちには、腕時計の半分はスマートウォッチタイプになるのではないか」と話していました。