国会図書館 「オープンデータ」で注目 デジタル化資料は「宝の山」 (1/2ページ)

2015.3.20 05:00

国立国会図書館のイベントでデジタル資料活用のアイデアを出し合う参加者たち=2月21日、東京・永田町

国立国会図書館のイベントでデジタル資料活用のアイデアを出し合う参加者たち=2月21日、東京・永田町【拡大】

  • デジタル化された資料が公開されている国立国会図書館のウェブサイト画面

 行政の公共データをコンピューター処理に適した形式で公開し、二次利用による経済活性化などを目指す「オープンデータ」の動きが広がる中、国立国会図書館が注目されている。所蔵資料のデジタル化が進み、一部はインターネットに公開。関連データを含め「何が眠っているか分からない宝の山」という存在だ。

 デジタル化は2000年に始まり、今年1月現在、図書や雑誌、江戸時代以前の和漢書、官報、日本占領関係資料など246万5000点が「デジタルコレクション」として国会図書館で利用できる。うち著作権の権利処理が完了した48万点はネットで公開されている。外部でデジタル化された初期のレコード(SP版)の音源5万点も「歴史的音源(通称れきおん)」として収録。歌謡曲や落語、演説など内容は多彩で、1000点はネットで再生可能だ。

 デジタル化が進んだ背景の一つは09年の著作権法改正。資料保存が目的なら国会図書館によるデジタル化自体は著作権者の許諾が不要になった。

 09年度補正で127億円、10年度補正で10億円の予算もついた。米グーグルの書籍データベース化が取り沙汰され、一私企業に活字文化を独占されるとの危機感があった。ただ、最近の予算は2000万円程度にとどまっている。

 一方、資料のネット公開に向けて著作権者らの許諾を取ろうとしても、権利者の連絡先はもとより、権利者が誰か分からないケースは多く「孤児著作物」と呼ばれる。「相当の探す努力」をしても権利者が分からない場合、文化庁長官の裁定を受ければ利用の道が開けるものの供託金などハードルは高い。

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