パパ、「ツヨへの思い」を語る。

学校でも、
『そうじをやりたくない!』
『せんせいぼくとあそんで!ほかの子とあそばないで!』

と暴れることがあるそうです。

掃除は
「そんなワガママはダメ!」
と叱って、ちゃんとやり遂げさせてくれたそうです。

けじめをつける勉強をします、とおっしゃってくれました。

本当にありがたいです。T T

家では小さい頃から暴れるのは土日が多くて

楽しませてあげたい
おいしいものを食べさせてあげたい
かわいがってあげたい

愛情をかけていれば
いい子に育つし
心身も安定するという思いで
私もだいたい優しく、時にとっても厳しく育ててきました。

小学校に上がる際の児相の教育相談で
「お母さんはツヨ君とどうやって意志の疎通をとっているのですか?」
と聞かれたほど
コミュニケーション障害と知的障害の壁は厚く
ツヨの心の中を想像することのみで
一緒に暮らしてきました。

でも気づくとツヨはもうすぐ6年生。

体は大きくなるし(身長150)
第二次性徴も早めだし
遅ればせながらやっと自我も芽生えてきました。

将来、わーわー騒いで暴れるのに成す術なしという状況には
絶対なりたくない!という思いは私は強いです。

平日頑張って遠い学校へ行って、そして土日。
パパには、怒るときはもっと厳しくして
甘やかさないで
と口をすっぱくして言い続けてきました。

土曜の朝に久々にツヨに会うと、
「おっ、元気だったか?」
と満面の笑みでツヨをかわいがり、
大雪が降ってマイカーに乗れないときも
トラックに泥をはねられながら45分も歩いて日帰り温泉に連れていき

夜はソファーに座れば
ひざにドスンとツヨが乗っかってきて
私に
「そーっと乗るように言って!」
と怒られ

ギャーッと叩かれたら
「怖い顔して叱って!」
と私に怒られ・・・

今日
本音を漏らしたパパ。

厳しくしないといけないっていうのは
心では分かっているんだけど

どうしても厳しくできない

だって俺が生きている間はやさしくしてやりたい

俺たちが死んじゃったら
誰にもかわいがられないで過ごすのかと思うと・・・

厳しくするのが本人のためだってことは
よく分かっているし、そうしようと思うんだけど

かわいくて、(こうやって生まれてきたことが)かわいそうで厳しくできない。

と。

私が叩かれることになるんだよ?
いつか私が大怪我したら
ツヨは施設に行くんだよ?
と言ったら

それも考える。
でもどうしても厳しくできないんだ、と。

もう、そこまで言われると何も言えない・・・

・・・・わかった。私がその分、厳しくするよ。
と言ったら

よろしくたのむ、と。

あやうく泣きそうになってしまいました。

パパの心も泣いているのかもしれません。

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愛情の形はいろいろなんだ








by keikototyuyo | 2014-02-22 22:40 | 自閉症の息子のこと
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