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 内戦で焼き尽くされたアフガニスタンのブドウ畑が神戸の災害援助NGOの支援で復興し、日本での干しブドウ販売にこぎつけた。小口の融資を通じて自立を助ける「マイクロファイナンス」で復活した農家は537世帯。日本の栽培技術も導入し、無農薬のブドウづくりに取り組んでいる。

 アフガンの首都・カブールの郊外にある「ショマリ平原」は古来、ブドウの名産地だった。しかし、イスラム主義勢力のタリバーンが1996年に首都へ進出すると、反タリバーンの北部同盟との間で一帯は戦場になった。タリバーンは北部同盟の支持者が多い住民を追い出すため、ブドウの木を焼き払った。

 住民らはパキスタンなどに逃れ、難民生活を余儀なくされた。米国主導の多国籍軍の攻撃で2001年にタリバーン政権が崩壊後、住民は戻ってきたが、灌漑(かんがい)用水に使うカレーズと呼ばれる地下水路も破壊されていた。