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風俗は離婚の原因として認められるのか?風俗と離婚問題の真相

その時どうする?彼氏・夫のポケットから風俗店の会員カードが見つかった

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男性にとって、風俗は大人の遊びのひとつ、くらいに考えている人が多いと思います。
決して「浮気」なんかじゃないと。

しかし、彼女や奥さんがいたら「今日は風俗行ってくるから、帰りは遅くなるよ」とはいいませんよね?
バレたくない一心で、一生懸命隠すと思います。矛盾するようですが、決して「浮気」なんかじゃないと。

でも例えば、奥さんの妊娠・里帰り中、または夫が出張中に行ったであろう風俗店のレシートが上着のポケットから見つかってしまった、など、よく聞く話です。妊娠中に、夫のこういった不審な行動で悩む女性も多いようです。

ではどんなことがきっかけでバレてしまうのでしょうか。

<風俗に行っていることがバレる証拠いろいろ>

・領収書(○○観光、飲食店の名前などでカモフラージュしている場合多数)
・風俗店のメンバーズカード
・携帯の中の風俗店の女性リストの写真
・通話履歴(携帯会社によっては毎月の明細と共に番号履歴が見れるサービスがあります)
・ラブホテルのメンバーズカード
・風俗嬢の名刺
・メールのやり取り
・メルマガ登録
・サイトの閲覧履歴
・入店予約の履歴
・予約後の折り返しの電話履歴
・小さな紙切れに「風俗店らしきお店の名前、店の電話番号、60分¥12,000(指名込)、片隅に女性の名前」などが書いてある手書きのメモ

女性側としては、パートナーが風俗店に通っていることがわかったら、決して気持ちのいいものではないと思います。しかしもちろん、風俗を「浮気」と捉えるのか、どこまで許せるのかは相手の考え方と自分の考え方、気持ちの折り合いのつけ方次第なのかもしれません。

風俗通いを理由に離婚請求はできるのか?民法が定める「離婚原因」について

結婚前の自由恋愛ならば「彼氏が風俗に通っていることがわかって、どうしても許せなくて別れる」ということは自由です。しかし結婚している夫婦の場合はどうなのでしょうか?

夫婦2人で話し合い、2人が離婚に合意さえすれば、離婚に至る理由や事情は関係なく離婚できます。夫婦が離婚について同意していれば良いのです(協議離婚)。

夫婦の話し合いがまとまらない場合には、離婚したい側が、離婚調停を管轄の家庭裁判所に申し立てることになります。離婚などの家庭の問題については、いきなり訴訟をすることはできません。調停委員が2人の間に立って、話し合いをまとめてくれます。

それでも合意できない場合(調停が成立しない場合)は、離婚を求めたい側が裁判を提起(訴訟)することになりますが、ここで離婚裁判を起こすには民法が定めている「離婚原因」が必要になります。

以下が裁判上の離婚についての規定を示す民法の条文です。

<民法第770条>

1.夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
 1.配偶者に不貞な行為があったとき。
 2.配偶者から悪意で遺棄されたとき。
 3.配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
 4.配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
 5.その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

2.裁判所は、前項第1号から第4号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。

(原則として、有責配偶者(不法行為をした側)からの離婚請求は認められません。)

さて、「1.配偶者に不貞な行為があったとき」とありますが、これは風俗も該当するのでしょうか?「不貞行為」とは、法律用語で男女間の性交渉のことを指しますが…。

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風俗は不貞行為として認められるのか?

風俗は不貞行為なのか、否か?

それを調べるには風俗の種類、内容がわからないといけませんね。
風俗の種類と内容を以下にまとめてみました。

<風俗の種類>

ソープランド
お風呂のある個室で、女性(ソープ嬢)が男性客に対して性的なサービスをしてくれる。ソープ嬢が体にローションを塗り、男性客に対し密着プレイをした後ベッドで本番行為というのが一般的な流れ。

ファッションヘルス
個室で女性(ヘルス嬢)が男性客に対して性的なサービスをしてくれる。本番行為なし。

デリバリーヘルス(デリヘル)
ホテルや自宅に女性(デリヘル嬢)が来てくれて、男性客に対して性的なサービスをしてくれる派遣型の風俗。受付事務所はなく、電話のみでのやり取りとなる。サービス内容はファッションヘルスと同様で、本番行為なし。

ホテルヘルス(ホテヘル)
お店の事務所周辺のホテルのみへ女性が派遣される。受付事務所を設けていることが多く、そのような場合は受付で写真を見てから女性を選ぶことができる。サービス内容はファッションヘルスと同様で、本番行為なし。

イメージクラブ(イメクラ)
女性(イメクラ嬢)がセーラー服やメイドなどの制服を着て性的なサービスをしてくれる。サービス内容はファッションヘルスと同様で、本番行為なし。

性感ヘルス
基本的なサービス内容はファッションヘルスと同じで、本番行為なし。性感ヘルスの場合、プレイの一つ一つが濃厚で、女性側が攻めの場合が多い。

ピンクサロン(ピンサロ)
お店のボックスシートにて女性(ピンサロ嬢)が男性客に対して性的なサービスをしてくれる。本番行為なし。

エステ
風俗系エステは、女性(エステ嬢)が男性客に対してオイルマッサージ等のサービスをしてくれる。女性が着衣でサービスするか上半身まで裸になるか全裸になるかはお店や遊ぶコースによって異なる。濃厚なサービスや強い性的欲求を満たすというよりは、どちらかというと癒しや安らぎを目的とする要素が強い。本番行為なし。

ビデオBOX(個室ビデオ)
ただ個室でビデオ鑑賞するだけのお店と、女性が付いてサービスをしてくれるお店がある。M男性からの人気が高い傾向がある。本番行為なし。

SM倶楽部
女王様(S女性)と奴隷(M男性)、ご主人様(S男性)と奴隷(M女性)といった主従関係という設定でプレイが展開される。本番行為なし。

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まとめ~風俗は離婚の原因として認められるのか?

まず、風俗において、性交(いわゆる本番行為)をするのはソープランドのみです。
というわけでソープは完全にアウト。離婚の原因として充分です。

では、それ以外の風俗店に行った場合はどうなのでしょうか?

ここで気になるのが、どこまでが法律上の「不貞行為」にあたるのか?いうこと。
どこからが「浮気」になるのか?といった基準は男女間でも個人間でも差があるものですが…。

民法上で「不貞行為」をはっきり規定する基準は存在しないようです。
日本の裁判は判例がものをいいます。過去の膨大な判例から導き出される判定ラインから判決がなされることになります。

ファッションヘルスやデリヘル、イメクラ、性感ヘルスといった、本番に限りなく近いサービスを提供しているところであればアウトの判定を受けてもおかしくはありません。 調べてみると、相手が風俗店の女性でも、客観的に「性的な行為があった」とみなされれば「浮気」とみなされる判例も多くあるようです。

風俗嬢は、お客さんが結婚しているかどうかなど知らないでしょうから、「不貞行為」の責任は風俗店で働く女性側にはありません。

ちなみに一般的な浮気の場合、性交渉は基本的に密室で行われるものなので、確たる証拠がないことがほとんどです。そのため、性行為が推認できる証拠物があれば性行為そのものを立証する必要が無い場合もあるようです。
例えば、メールのやりとりだけでは不貞行為にあたらないけれど、親密なメールのやりとりがあった場合、その内容や頻度から、性的関係が充分うかがわれるということが立証されると、不貞行為があったと認められる場合もあるようです。

相手がプロの女性ならば浮気にはならないだろう、とお考えの男性の皆さんは要注意です。
風俗店に遊びに行くのは、独身であればなんのお咎めもありませんが、結婚している男性は気をつけたほうがよさそうですね。

現役の弁護士に実際のところを聞いてみた

では、実際のところどうなんでしょうか?

ここからは、離婚問題を数多く解決している弁護士に、実際に風俗は離婚の理由として認められるのかどうか、聞いてみました。

「私たちが離婚事件を取り扱っていて、そのようなことだけで、離婚の調停や裁判をすることはまずありません。実務的な問題になりえないので、それで離婚できますか?という質問にはお答えできません。ごめんなさい。」

かれこれ離婚問題を扱ってきているけれど、真正面でそこ(風俗を理由に離婚したい・したくない)で争った事例は一度もないそう。

弁護士によると、まず調停や裁判をする人はほぼ100%別居しているといいます。別居期間が一定期間あればそれだけで離婚は認めてもらえるので、風俗がどうこうという問題ではなくなるそう。あまりこのような質問に対して考えたことすらないとのことでした。

弁護士は次のように語ります。「それだけで揉めている(ストレートに風俗が理由というだけで離婚したい・したくないで揉めている)ような事例は今までにないですし、この質問自体が実務的ではありませんが、もし仮にそういった相談があったとしても、いったん別居してください、と言うと思います。」

間違いなく離婚は認められますよ。今まで弁護士をやっていて離婚請求を棄却する(離婚できない)という判決は一度もももらったことはありません。といってもその多くは判決までいかず、和解で終わることがほとんどです。だいたいの場合、離婚は成立します。」

hartkillshot500

なるほど。
この場合でいくと、妻が離婚したいって思えば、離婚はできちゃうわけですね。
ちなみにどのくらい別居すれば離婚が認められるかというと、期間の決まりは特にないそう。1年~1年半別居していれば離婚を認めてもらえることもあるそうです。

離婚したければとりあえず別居。これがいいみたいです。

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