医のココロ 2015.03.14


(高井)おはようございます。
春らしい日ざしの日も増えてきましたが皆さん体調管理はいかがでしょうか?この番組では5回にわたり「下部消化管」についてお送りしています。
今週のテーマは「潰瘍性大腸炎」です。
教えてくださるのは…。
先生まず初めに潰瘍性大腸炎とはどんな病気なんですか?大腸の粘膜に潰瘍やびらん…ただれが出来る病気です。
はい。
大腸は肛門に近い方から直腸S状結腸下行結腸そして盲腸まであるんですがこの病気は直腸から始まってだんだん奥に広がっていく病気です。
具体的にはどんな症状があるんでしょうか?まずですね粘血便っていう症状が出ます。
はい。
普通はですね皮膚をケガしたときの血っていうのはさらさら真っ赤なんですけどもこの粘血便っていうのはどろっとした粘液の中に血が混ざったような状態で便が出てきます。
先生便の出血以外にはどんな症状がありますか?出血以外には…。
といった症状を伴う事があります。
下痢がひどいときには…。
通うような事もあります。
そもそもの病気の原因はどこにあるんです?日本で…。
その原因として…。
つまり食事などを含めた…。
病気の増加につながってるというふうに考えられています。
しかし残念ながらこれという…。
そのために完全に治す事は難しく一旦よくなった状態をなるべく長く保つ事…。
実際にこの病気になっている患者さんというのはどのぐらいいらっしゃるんですか?最新のデータでは日本で15万人を超えています。
15万人。
はい。
だいたい難病っていうのが5万人までというふうにいわれてるんですけどもすでにこの病気は5万人を超えてもうすでに15万人に達しています。
非常に増えてます。
ではこの病気になってしまった方の具体的な治療方法はどんな感じですか?はい。
非常に軽いうちは外来で普通に内服の治療で治療できるんですがだんだんだんだん悪くなってきまして外来で治療が難しくなると入院していただきます。
はい。
入院していただいて点滴のお注射とかそういうお薬を使いますがもっと悪くなると外科手術が必要となって大腸を全部取るような事が必要になってきます。
自分の症状に早めに気が付くっていうのもポイントですよね。
(安藤先生)そうですね。
先ほど言いました粘血便…。
まあ便に血が混じるという事はやはり異常ですので…。
大事だと思います。
「病気を正しく理解しましょう」。
潰瘍性大腸炎の治療では患者さん自身に病気について正しく理解していただく事がとても大切です。
自分勝手に判断してしまうと適切な治療をしていても効果が出ない事も少なくありません。
遠慮せずに…。
糖尿病や高血圧などのよく知られた病気もコントロールはできてもなかなか治す事はできません。
病気をよく理解ししっかりコントロールできれば健康な人と同じ生活が送れます。
前向きに治療に取り組んでいく事が大切です。
来週は「過敏性腸症候群」について兵庫医科大学病院の三輪先生にお話しいただきます。
より詳しい情報が詰まった番組ホームページもぜひご覧ください。
2015/03/14(土) 05:35〜05:45
MBS毎日放送
医のココロ[字]

「潰瘍性大腸炎」▽日ごろ気になっている疾患について、地域医療に接している先生が登場。正しい知識をわかりやすくお伝えします。

詳細情報
番組内容
■下部消化管
人間を動かすエネルギーの多くを吸収する腸などの下部消化管
大切な臓器ではありながら、私たちの知らない事がたくさんあります
下部消化管のひみつから治療法まで、わかりやすくお伝えいたします
出演者
【専門家】
安藤 朗(滋賀医科大学医学部 消化器内科 教授)
【アシスタント】
高井美紀(MBSアナウンサー)

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:238(0x00EE)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: