(阿川)おはようございます。
阿川佐和子です。
今日のゲストはこの方です!よろしくお願いをいたします。
尊いご縁でございます。
綾小路きみまろでございます。
お元気でいらっしゃいますでしょうか?おはようございます。
いや〜月日の流れは早いですね。
こないだ私もう40代だと思ったのにもう64でございます。
過ぎてみれば早いもんでございます。
こないだですね45年ぶりに中学の同窓会に行ってまいりましてねびっくりいたしました。
ものすごい友達だった男の子が1人いたんです。
最初会った時ね担任の先生かと思いました。
(スタッフ)あははっ!そのあと担任の先生に会いましてねなんと担任の先生よりね私の方がハゲてましたね。
びっくりいたしました。
それで乾杯をやってくれって言われたんでね「かんぱ〜い!」っつったらね約半数の同窓生が…。
(スタッフ)あははっ!あと10人ぐらいがテーブルをつかんでましたね。
(スタッフ)あははっ!いや〜月日の流れはすごいなと思いましたですね。
健康がいちばんでございます。
健康でさえあればね奥様のような顔でもそのように生きられるんでございますから。
(スタッフ)あははっ!健康を大切にしてくださいね。
いやそうですよ。
こないだ老人ホームに行きましたらねおじいちゃんがいましてね「おじいちゃん長生きの秘訣はなんですか?」と聞いたらね「息をすることを忘れないことだ」と。
いや〜狭い所にいらっしゃいましてね2畳ぐらいしかないでしょ。
ええ。
「おじいちゃん狭いね」って言ったら「何言ってんだ!きみまろ。
あと2年もしたらなもっと狭いとこ入んなくちゃいけない」って。
もっとびっくりしました。
「あの世ってどんなとこですかね」って聞きましたら「あの世?あの世はいい所に決まってるだろ。
あの世から帰って来たヤツは1人もいねぇぞ」。
ええ〜そういうことだそうでございます。
どうか皆さんお体に気をつけて綾小路きみまろと同じ時代を一緒に生きていこうではありませんか。
ご清聴ありがとうございました。
(拍手)まあ〜生のライブをしていただいて…。
(綾小路)ちょっと朝からねちょっと調子がどうかなと思いまして。
ふふふっ!
(ナレーション)今日のゲストは二十歳の時アルバイトでキャバレーの司会者に。
30代から40代は伍代夏子さんや森進一さんといった演歌歌手の専属司会者として活躍。
51歳の時中高年を風刺した毒舌漫談のライブCDを発売し180万枚の大ヒットを記録。
一躍時の人となりました。
現在もステージ数は中高年のアイドルとして笑いを贈り続けています。
今日はきみまろさんが毒づきながらも愛され続ける秘密をサワコがひもときます。
まあほんとにこうやってお座りになるとまたことのほかすてき。
ヨーロッパの作曲家みたいだわ。
(綾小路)とんでもないですよ。
まあこれが私のねライフワークなんで。
年間100本以上のライブをなさってるって伺ってますが。
100本以上やってますね。
衣装だってたくさん持ってないと。
そうですね。
もう毎回作りますよね。
テレビに出る時もまあ同じものあまり着れませんので。
あんまりテレビはお得意じゃないって伺ったんですが。
得意じゃないっていうかやっぱりあの〜ライブを中心にやってますのでいつもやってることじゃないじゃないですか。
だからやっぱりいつも出てるタレントさんにはやっぱり負けますよね口がね。
負けませんよ。
いやいやいや…。
すごい偉いなと思ってね。
何がですか?もう誰もいないとこでしゃべってるんでしょ。
違う違うそんな…。
誰もいないじゃないですかカメラがこう動いてるだけで。
ええまあね。
だから伝わってんのかなみたいな。
どこに話しかけてんのかなみたいな。
すごいこういうとこに来るとねちょっとドギマギして。
でリラックスして「お願いいたします」って。
ふふっ。
では今でも綾小路さんにとって記憶に残ってる忘れられない曲はなんですか?思い出の歌ですね。
いしだあゆみさんの「ブルー・ライト・ヨコハマ」です。
ああ〜。
私は昭和44年に東京へ出てまいりましたので。
高校を卒業して…鹿児島ご出身。
18歳でしたはい。
鹿児島を出る時に曲が流れてましてで東京に着いたら東京でそれが流れてまして。
初めてその…3階以上のビルを見ましたので。
人間もね100人以上は見たことがないっていうような。
人間も100人以上は見たことがない建物も3階以上は見たことがないような鹿児島の…。
片田舎から出てきましたのでそれを聴く度にその時代を思い出すみたいな。
起爆剤になるというかバネになるというか。
懐かしいですね。
なんかほんとにあの〜分かりやすいんですよね音とかあの歌詞がね5・7・5でね。
ええ。
そもそも鹿児島から高校卒業して芸人さんになろうと思って上京したんじゃなくて…。
それはですね玉置宏さんの…。
玉置宏さん。
はい「ロッテ歌のアルバム」。
ミラーボールがあって後ろからこうね花道をこう歌手の方が出てきて玉置さんが紹介するみたいな。
なんかこう子供心に憧れみたいなね。
へえ〜。
まねしたりした?まねしたりしながら。
ちょっとやってみてください。
(玉置宏のモノマネ)1週間のご無沙汰でございました玉置でございます。
懐かしいんですよこれが。
ほう〜。
玉置さんに東京行ったら会えるんじゃないかみたいな。
玉置さんみたいになりたいと?ああいう感じの仕事をしたいみたいな。
それでキャバレーへ勤めることになって。
で昔はそのキャバレーに女の人たちが100人200人いてええ〜いろんなショーをやってるわけですよ。
歌謡ショーとか?ダンスとか?今で言う笹みどりさんね。
ええ〜畠山みどりさんね。
懐かしい。
もう春日八郎さん…。
結構有名な…。
有名な人がその舞台に。
そこに専属の司会者がいたんですよね。
でああいう司会だったらできるかもみたいなね。
聞きながら。
聞きながら。
ず〜っと聞いて。
その人はいつも同じようなことしか言わないので。
って思ってたらその人がなんか病気で休んじゃったんですよたまたま。
チャンスですね。
それで私がその部長にね「私だってあれぐらいのことはできるんだ」って言ったら笑いながら「やってみろ」と。
どんな感じでやったんですか?
(綾小路)そうですね…。
「大変長らくお待たせいたしました。
ニューエンパイアがお届けするゴールデンショータイム!本日の出演は…」ってこんなもんですよ。
こういうなんかもう短いことでいいわけです。
そこでその司会をやって…。
「いいじゃないか」って。
いいじゃないかやれるじゃないかっていってそのまんまなんか私がやるようになったんですよ。
でもそしたら玉置宏さんみたいになってるんだからもう夢叶えたみたいなもんでしょ?ところがですねあの…司会者だけじゃ物足らなかったんですよ私がね。
ずっと人を紹介してね紹介されることがなくてね。
漫談だったら一人でね自分の世界を築けるんじゃないかと思いまして漫談を勉強するようになりました。
考えられたんですね。
(でんきやさん)こんにちは〜。
《オーブンレンジってあっためるだけじゃもったいないんで》ご主人せっかくなんで。
《なので私は食材や調味料を持って行って一緒にお料理を作りながら使い方の説明をしてるんです》
(夫)2のほうね。
はいそうですね。
早いですね覚えるの。
(妻)あっジュージュー鳴ってる。
《電化製品買ってそれでなんか幸せな暮らしができればいいなって。
そういうお手伝いをしたいです》レンジが全部やってくれたんで簡単だったです。
簡単でした?あっよかった〜。
初期の頃はどういう漫談をやってらしたんですか?やっぱり周りがホステスさんとお客さんばっかりですから。
そこにあるような話をしないとうけないわけですよね。
ねっ?「皆さんお金もないのにようこそおいでくださいました」とかなんかそういうそういうあの…「日本を代表される資本家の皆様」とかもうそういうフレーズをですね色々考えて。
つまりお客さんの気持ちがどこにあるかをちゃんとこう…。
うん今そこに起きてる話をしたらお客様はね絶対この話にくっついてくるなっていうのは徐々に分かってきたんです。
それを分かってきたんですかご自分で。
最初の頃はなんか失敗したり「余計なこと言うな」とかマネージャーに怒られたりとか…。
「余計なこと言わなくていいからね司会だけすればいいから」って結構怒られましたよ。
でもやっぱやった方が勝ちじゃないですか。
練習するとか訓練するとか。
おもしろくうければ。
うければ。
それで徐々に漫談を覚えてなんかこうかたちが徐々に出来上がっていくわけですよ。
でも最初そういうふうにやってるのをあの〜舞台の袖で聞いてた森進一さんが…。
それはですねキャバレーでやってて私のショーを見に来てた「日劇」のプロデューサーの方に「日劇でちょっと漫談やってみないか」って言われて「日劇ミュージックホール」という所があったんですよそこへ出ることになって。
で出てやってたら森進一さんが控えてたわけですよね。
次の出番を待って?次の出番を。
で森さんがゲラゲラ後ろで笑っててそれでたまたま森さんがなんか独立なさってて司会者を探してて森さんの司会をすることになったんです。
専属の司会者になったっていう…。
それで森さんに10年お世話になりました。
でもそこでまたとどまらず。
(綾小路)森さんを…色々あって辞めることになってそのちょっと色々は話できませんけど…。
ふふふっ。
で結局私が悪いんですけどね。
なんで?なんか逃げるように辞めちゃってですね。
ふ〜ん。
そしたら小林幸子さんの事務所の方から幸子さんのところも司会者が辞めて探してるんだっていうことで話が来て4年半お世話になりました。
はい。
でもそういうつまり漫談のキャリアを積みながら中高年に興味を持ったのはいくつぐらいの時…っていうかいつなんですか?
(綾小路)それはだからみんなお客様みんな中高年。
森さんのお客さんも中高年。
もうみんな中高年?みんな中高年。
そういうところで鍛えられてますので徐々にその中高年の人たちのネタを作りながら脈々となんかこう自分もねよし!いずれは中高年ネタをやろうみたいなところからテレビに出演することもなく。
ええ。
なんか賞をもらうわけでもなくただひたすらそういうなんかこう世界で生きてきたみたいな。
そうですよね。
だって浅草でもやってらしたり。
ええそうです。
それで最終的に出てなかったのがあの…浅草だったんですよね。
寄席だったんですよね。
じゃあ最後に浅草…。
もう最後の50になってからですね。
52がブレークしますのでこの2年間私はね漫談という一つのねジャンルの中で頑張ろうみたいなね。
どうだったんですか?その浅草での経験は。
ああ〜最初出た時はほとんどうけませんでしたね。
今までうけてたのに?うけてたのにまったく拍手ありませんでしたね。
何がいけなかったんですか?だからテンポもそうでしょうしトーンもそうでしょうし見たこともないような感じのやつがね落語二席のあとに出てくるわけじゃないですか。
それでどうなさったんですか?それで研究しました。
うけるようにほかの人の芸を見てねゆっくりしゃべってちゃんと間を持ってそしてネタも寄席のお客様に合うようなねネタをきちんと作らないと駄目だってことが分かりましたね。
んん〜まあ今多少やってるようなことをね作ったんだと思いますけども。
そこで徐々にね笑いが取れるようになりました。
回を重ねていくうちに。
はい。
それで2年ぐらいしてCDを売るということになってそれに火がついて。
CDが出て。
出て。
ワイドショーの密着取材でもう取材取材取材でもうほんと一生懸命やりました。
急激にブレークして。
ええ。
もうここだと思ってやりました。
はあ〜。
(妻)昔はお肉と揚げ物が大好きな人だったのに…。
(夫)あっ金目か〜。
お魚を選ぶようになったわね。
(ナレーター)そんなニッポンの暮らしに耳を傾けたら新しい家電が見えてきました。
野菜や魚を出し入れしやすい真ん中収納に。
しかも鮮度にこだわる冷蔵庫です。
うまいなぁ。
これからの日々にパナソニック「Jコンセプト」
(旅行者:スペイン語で質問)
(翻訳機)これは何ですか?
(女将)日本のお菓子でございます。
(翻訳機:スペイン語に翻訳)結構みんなをこうけなしたりちっともきれいじゃないとかシワだらけとか毛は薄くなるとかいうことをおっしゃいながら怒りを買わないコツっていうか。
(綾小路)怒りを買わないコツはある程度敬語を使って。
丁寧ですよね。
丁寧にしゃべるということですね。
なんか「じじい」「ばばあ」とか言わないでね。
「奥様」っておっしゃいますよね。
奥様とかある程度尊敬を込めた言葉で構成しないとなんかいけないような気が…。
そうか姿勢としては執事のような感じなんですね。
ええそうですね。
内容は結構きついですけどね。
あははっ!もうほんと立ち直れないようなね話をしてますよねよく考えると。
よく聞いてみれば。
よく聞いてみれば。
だからことば巧みにね年を取ったっていうことを表現するみたいなね。
ほう〜。
そういう努力はしてましたね。
そういう毒舌を吐くご自身が若い時代にはちょっとなかなか理解してもらいにくかったと。
それはね「セクハラじゃないか」とかね「年寄りをバカにしてない?」って。
「あなたは若いからいいけど」。
言われた時代がありましたね。
ありました?ええ。
そうやってるうちに自分がじじいになっちゃったんですよね。
売れることもなくなんかじじいになっちゃって気がついたらもう50過ぎちゃってたんですよね。
そのころからなんかこう受け入れてくださるあんたももう年なんだからあんたが言う分にはいいみたいなね。
そんななんか空気ができてきましたね。
でもそこからブレークなさってから今に至るまでにもう10…。
14年目に入ります。
でこの勢いが衰えることなく年間100本以上のライブをやってらっしゃるちょっとその様子をVTRでご覧いただきましょう。
本日は家に衰弱した夫を残し…。
(観客たち)あははっ!「お父さ〜ん!行ってくるから」。
(観客たち)あははっ!「どこに行くんだよ?」「きみまろのチケットが取れたの。
お父さん聞いて。
私ねきみまろのショーを見に行くために今日はねこのお洋服買ったのよホームセンター」。
(観客たち)あははっ!「ハンドバッグはどこで買ったんだよ?」「リサイクルショップ」。
(観客たち)あははっ!そしてそのようなお顔にお化粧をされましてねえ大型バスで護送され…。
(観客たち)あははっ!あっち連れていかれこっち連れていかれそして途中で餌を与えられ。
(場内笑い)そしてこの集会所に。
(場内笑い)ガイドさんの旗を見ながら。
(観客たち)あははっ!もうはぐれるとお父さんのところに帰れません。
そのお父さんを家に残してねもう固い夫婦の約束ですね。
約束事。
「何時ごろ帰ってくるんだよ?」「夕方!」。
「夕方?俺の昼飯はどうなってんだ!」「あるもので食べて!あなたはね昔私をほっておいてたの。
今あなたがほっておかれてんの」。
なんで首を横に振ってらっしゃるんですか?だって自分の恥ずかしいです。
恥ずかしいですね〜。
でも私もほんとにねきみまろさんのこれを前に見て本当にこういうおばあちゃんだらけ。
いらっしゃるんですよね。
もうびっくりしちゃってきみまろさんの言ったとおりって。
はいはい。
なんかあのね…。
なんて観察眼があるのかと思って。
そうなるんですね女性の方ってね。
なんでこうなるんですかね。
男の人はねそうはならないですよね。
ならないんですか?なる前に死んじゃいますよね。
(一同)あははっ!それぐらい女性は長生きしてらっしゃるという…。
でもひと言ひと言がみんな薄々感じているとか自分は違うと…。
自分のことじゃないとかね。
自分のことじゃないと思って…。
そうかもしれませんね。
隣の奥さんのことだとかね同級生の人のことだとかね。
それぐらいで見てらっしゃるのかなと…。
こういうネタはやっぱり色々な町なかで観察したりどうなさって…。
それはブレークする前は顔もばれてませんので巣鴨地蔵にね中高年の人がいらっしゃいますので。
おばあちゃんばっかり集まる巣鴨に。
生態を見に行ったり。
生態を!?生態を見に行ったり喫茶店にいてずっとしゃべってらっしゃるのを聞いたり。
まあ失礼ですけどちょっと録音したり。
あっ録音したり。
そうやってなんかネタを一つ一つ作ってきたような気がしますね。
はあ〜。
今ちょっとなんか顔がばれちゃったんで。
そうか。
なかなかできないなかなかできないっていうのもありますけどまあできればほんとはやんなくちゃいけないんですけど。
ほかにじゃあどういうふうにして今ずっとこのブレークしてから努力を怠らないようにしてらっしゃることってなんですか?ですからそれは中高年の本結構多いじゃないですか。
中高年の本?中高年の方が書かれた年寄りの心構えみたいなそういう悲哀物語とかもそういうものをみんな…。
若作りのコツとか。
そんな本がいっぱいあるんですよ。
その中から1冊読んで3つか4つか5つぐらいねなんかこうキーワードが出てくればそっから広げていくみたいなね。
まあそういうなんか努力しないとネタは出来ないみたいなね。
あとはまあステージでしゃべりますよねそれを毎回録音録って。
録音?録音。
全部録って。
自分がよ〜くできた時の舞台のそのしゃべりをよく聞いて出番の前に楽屋でずっと聞いてそれを聞いたまんま出ていくんです。
耳にインプットして。
毎回録ってますから。
前はいつ来たかっていうのが全部分かりますのでそん時はどんなことをしゃべってるのかなと。
なるべく重ならないように…みたいな気持ちで出ていきますね。
うん。
でもねお客様は同じネタをねあのネタをね聞きに来たのよっていうのがあるんですよね。
私にとってはすごい恥ずかしいことでそれはもう前やってたネタなんですよねなんてみたいなところでちょっとねお客様に満足させられないところも出てくるんですよね。
だから早く言えば歌手の方がすごいヒット曲があるのにそれを歌わなかったりする場合があるでしょ?すごいわあ〜っとうけた昔のネタもね中にやっぱり入れないと駄目なんだなっていうのは最近感じていますね。
最近感じてらっしゃいますか。
でも52歳でブレークなさったあと今に至るまでの13年ぐらい?変化っていうのはあるんですか?あの…ネタは変化してきましたよね。
そしてスピードとか声の質とかね。
若い時の声と比べたらもう声も低くなってきましたしやっぱりそれは…。
でもそれが味になるというか。
それがまあ味に…。
更に共感を呼ぶというか。
そういうふうになればいいんですけどもいつまでろれつが回るんだろうとかね滑舌がどうなんだろうとかね。
やっぱりそういうことちょっと心配ありますよね。
ええ。
だからいつまで続くんだろうこんなものがみたいなねそんな心配もありますよね。
いやこの謙虚さが…。
謙虚っていうか…。
おばあちゃんに。
やっぱりあの〜みんなとおんなじ時代に生きていこうねみたいなね。
一緒に生きていこうねって。
でももう生きてるんじゃないよ生かされてるんだよみたいなね。
ふふふっ。
そういうこの自分の気持ちで舞台に出ていってるわけですよ。
一緒に生きていこうねって。
色々あるけど頑張ろうねって。
でまた来てよみたいなね。
笑うところがなかったら私のところに来てみたいなね。
そういう心を込めて舞台に出てるんですよ。
そしたらね思ってることは伝わるかなみたいなね。
ちょっと毒舌結構ありますけども。
ひどいって言う人もいるかもしれませんけど嫌だったら来ないでしょうから。
そうですね。
もうはっきりしてますからチケット売れるか売れないかですからね。
売れてるんですよね。
もうおかげさまでですねまあほんとにね…。
取れないんですって。
1日で売れたとか2日で売れたとか聞いてますので責任感じますよね。
できれば若い女の子に来てほしいっていう気持ちは?実はそれがですね今30代40代の人がですね前を埋めてるんですよね。
前を?そしてあの〜こういう「きみまろ」というなんかなんていうんですかヒラヒラが付いたやつを持ってこうやってるんですよね。
まあ〜。
あの人たちが30代だっていうことはもう13年前はね10代か20代だったわけですよね。
そうですね。
で30代の人が40になってるわけでしょ。
だからああ〜まだね中高年はこれからね日本列島は養殖されてるんだなみたいな。
あははっ!
(綾小路)そういう…。
そうか予備軍なわけですね。
(綾小路)ええ予備軍なわけです。
おばちゃん予備軍なんですね。
あの時はきみまろの話は分かんなかったけど今40になってねあの時のおもしろさがね分かったみたいな人もこないだおっしゃいましたので。
でも男性ネタっていうのも…。
男性のネタはあれですねやっぱりね妻に対する責められてる責めるみたいなそういう話をしてますね。
なるほどね。
もう会社をリタイアしてから…。
「お父さんあなたがねずっと家にいてね困る」って。
「あなたが定年してから私具合悪くなったのは」。
そうだそうですね。
うんだからね「たまには散歩でも行けば?携帯持って出なさいよ」って。
「なんかあったら電話するから。
電話するまで帰って来ないで」。
そういう日常の話をしてあげるんですよ。
そしたら「そうだそうだ!よく知ってるね私の家庭のこと」みたいなね。
ふふふっ。
そういう話を全体にまとめてやるわけですよ。
だから中高年っていうのはおもしろい人たちなんですよ。
おもしろい人たちですね。
じゃあネタは尽きないんだ。
ネタ尽きないんです。
ふふふっ!それではそろそろもう一曲。
今きみまろさんを元気にしてくれる曲というのは?タイトルをおっしゃってください。
申し上げます。
SMAPさんの「ありがとう」。
SMAPさんの「ありがとう」。
はい。
「ありがとう」というね歌があるのを知って友達が周りにいてくれて毎日があってありがとうみたいなね。
小さい幸せでいいじゃない。
でもみんながいるから今日があるんだみたいな。
そういう歌詞に感動しましてこの歌を選びました。
それで今この歌を聴く度に元気づけられるというか。
よしいこう!っていう感じに…。
うん。
そして一人で生きてるんじゃないんだと。
周りがいっぱいいて私が今日ここにいるんだみたいなね。
常にそういうなんか…。
謙虚なお心を…。
気持ちで生きていこうかなと。
だからこの曲を選びました。
んん〜…。
まあ彼らもそうですけれどもあれだけ何千人何万人のステージの客席から声をかけてもらったり笑ってもらったり。
やっぱりうれしい?そうですね。
やっぱりあの〜ちょっと私は種類が違いますけどもお客さんが目の前にいるっていうのは確かですからまあそこでこうね…「きみまろさん頑張って!」ってみたいなそういうものを感じるわけですよ。
だから中高年の方がですね笑うところがないんじゃないかなと…。
ほかに?ほかに。
出かけてくるわけですからチケットをちゃんと取ってその時間を割いていらっしゃるわけですからすごいありがたいなと思ってね。
もうほんとに一生懸命やろうと思って。
一度ライブに伺わなきゃね。
あんまり前にいられちゃうと困るので。
知ってる顔がいるとちょっと…。
ええだから…。
知り合いが来てるなと思ったらうれしいっていうんじゃない?
(綾小路)いや駄目ですね。
てれちゃって駄目ですね。
親戚とかね。
まず駄目ですね。
親戚来ないでほしい?来ないでほしいですね。
東京都内が意外と苦手ですよね。
あははっ!ええ。
だからまあ割と…失礼ですけど地方に行くとか。
誰も知り合いはいないような所に行くと伸び伸びできるわけですか?伸び伸びできる。
あっじゃあ本当にここには来ないだろうというような地方の時に行きましょう。
うわぁ〜!もうその日は駄目ですね。
っていうことがよくわかったんで…。
2015/03/14(土) 07:30〜08:00
MBS毎日放送
サワコの朝[字]【綾小路きみまろ▽中高年に愛!】
ゲスト・綾小路きみまろ/漫談家▽毒舌なのに愛される理由—。「中高年の方、笑う所がなかったら私の所に来て」阿川佐和子がゲストの意外な側面や表情を引き出します。
詳細情報
番組内容
今回のゲストは、漫談家の綾小路きみまろさん。司会業でキャリアを重ねた後、五十代にして、中高年の様子をユーモラスに表現した毒舌漫談のCDが大ヒット。今も多くのライブを行い、絶大な人気を得ているきみまろさん。年間100本ものライブをするというネタづくりの裏側や、毒舌だからこそ気をつけていることとは?
ブレイク後も努力を怠ることのないきみまろさんの、愛される理由に迫ります。
出演者
【司会】
阿川佐和子
【ゲスト】
綾小路きみまろ(漫談家)
1950年12月9日、鹿児島県生まれ。
1969年、鹿児島から上京。
1979年、日本劇場で漫談家デビュー。
2002年、漫談CD「爆笑スーパーライブ第1集!中高年に愛をこめて…」をリリースし注目を浴びる。
2005年、漫談CD「きみまろトランス〜あれから40年Mix〜」をリリース。日本レコード大賞「企画賞」を受賞。
制作
【製作】MBS TBS
【制作協力】TBSビジョン
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
福祉 – 文字(字幕)
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