大相撲中継の中では異色の6分間という感じでしたが徳勝龍関今場所の関取訪問タレントのマービンJrさん元力士ですがマービンJrさんが訪ねてくれました。
徳勝龍関といいますととても礼儀正しくてきちんとした力士ですが明るさとおもしろさを兼ね備えていて相撲の中身についてはきょう解説の琴欧洲鳴戸親方に伺います。
どうですか?そうですね。
いい体が出来上がっていますので前に前に出ていく相撲を取っているのでいいんじゃないですか。
速い相撲を取るとてもいいですね。
あたっても引きもうまいですしその分、前に出ています。
白鵬関が今場所強いんですが伊勢ヶ濱部屋、特に照ノ富士、新関脇で初日から6連勝。
現在全勝は白鵬、照ノ富士、安美錦3人です。
特に照ノ富士の6日間というのはどんな印象ですか?先場所も勝ち越しをして新三役に上がりましたが、大きく変わったのは前に出て相撲を取っていますね。
ちょっと前までは後ろに押されて下がりながら残して残して寄り切ったり、投げたり。
でも今場所は前に出て相撲を取っています。
攻めが出てきたんですね。
それでは三日目と五日目そしてきのう六日目の3番の取組をご覧ください。
実況
照ノ富士、上手投げ。
きめ出し、照ノ富士5連勝。
照ノ富士、寄り切りました。
藤井⇒6日間のうち3番をご覧いただきました。
きのうの相撲あたりあれだけしのいで、もうだめかという瞬間もありましたが守りの強さも相変わらず発揮できますね。
逆に言えば栃煌山二本差して勝てないのは勝ちようがないですね。
これ以上いい形はないですね。
途中で照ノ富士が上手を探ってますます体勢が悪くなったと思ったんですが。
粘り腰ですね。
腰の重さと柔らかさがありますね。
強さは徐々に本物になってきていますか。
こう見るとよく稽古をしていると思いますよ。
つまり稽古の環境本人も言いますがかつての間垣部屋から伊勢ヶ濱部屋に移籍してしばらくたちますが周りにいろんな強い力士がいていい稽古ができるという話をしていました。
環境もあるんでしょうね。
あると思います。
毎日たくさんのライバルもいて上には横綱もいますし安美錦関もいますね相撲のうまい。
同時に先場所勝てば三役がある宝富士ですね。
誉富士もいます。
どんどん若手がねたくさんいますね。
向正面には元垣添の雷親方です。
雷⇒よろしくお願いします。
照ノ富士のきのうの一番なんかねもろ差しになれば横綱大関も持っていく力も持っている栃煌山のもろ差しを許したんですがよく本当に残りましたね。
すごいと思いましたきのうの一番は。
雷さんがもし照ノ富士と対戦がありましたら崩していくのは難しいんじゃないでしょうか。
まわしを取られるとやはり誰もが難しいと思います。
やはり速い攻めでいくしかないでしょうね。
今相撲の稽古の環境の話がありしたかつての武蔵川部屋武蔵丸がいて、武双山出島、雅山すばらしい顔ぶれでした。
そこに垣添さんもいたわけですが。
そうですね。
やはり、横綱大関上位の方がいると自分も見習って一生懸命やらなければいけないという気持ちになりますね。
それと稽古も十分に積めますね。
胸を借りるだけで自信になりますね。
横綱大関上位の方に胸を借りるだけでね。
これからまだまだ照ノ富士はここまで6連勝です。
新関脇での6連勝というのはかつてない小結を経験したとの連勝記録は関脇としての初日からの連勝はあるんですが琴欧洲の鳴戸さんが12連勝という記録それまでの大鵬、千代の富士の8連勝を破ったものでした。
照ノ富士が登場する辺りで話を深めていきたいと思います。
照ノ富士は栃ノ心と初めての対戦です。
きょうも満員となりました大阪府立体育会館。
初日から連続7日間満員御礼の垂れ幕が下りています。
これだけ入りますと気持ちがいいですね。
力士にとっても気分がいいんじゃないですか。
そうですね。
幸せじゃないですか毎日、満員御礼の中で相撲を取るのはね。
声援の大きさだけでも気合いが入る要因となると思います。
ちょうど琴欧洲の鳴戸親方は1年前のこの春場所十日目まで取り終えたところで引退となりました。
ちょうど1年です。
いろんな意味で大阪というこの場所は思いがあるんじゃないですか。
そうですねいろいろ思い出があります。
土俵は豊響と旭日松です。
豊響は気合い十分です。
そろそろ旭日松は幕内に戻りたいという気持ちを持っています。
はたきました、豊響の勝ち途中から押し返しました。
最初、突っ張られましたが少し後ろには下がりましたがまだまだ余裕があったように見えました。
これは突っ張り、押し相撲ということで向正面の雷さん旭日松の突っ張りはどうでしたか。
休まずにどんどん前に攻めたんですがきょうは豊響がよく考えていました。
旭日松が思い切ってぶちかましていくと、横からのはたき、いなしがあるのできょうは立ち合いから相手を見て足だけ前に出そうという心構えでいったように思いますね。
受けているようにも見えましたが。
これは横からのいなし、はたきがあるからということでこういう体形になったんでしょうね。
このあたりで注意をしながらできるだけ下がらないようにという形ですね。
そうですね。
豊響の目は確かによく相手を見ています。
押し込んで手足が流れるという。
決まり手は押し倒しになりました。
向こう側に背中のほうから倒れた形ですが前のめりになってそれだけ圧力がかかっていました。
土俵には荒鷲と蒼国来です。
荒鷲が新入幕を果たした去年の夏場所から毎場所対戦がありますがすべて蒼国来つり出しで2番、勝っています。
体格でいいますとほとんど変わらない184cm141kg吉田さん、荒鷲はなぜ勝てないでしょうか。
特別の苦手意識はないと言っていました。
5回やって5回とも勝てないだけでそんなに苦手意識はありませんということでした。
負けた相撲を振り返りますと自分は、動きの中で勝機を見いだすんですが蒼国来戦は動きが止まってしまう。
右四つ得意の荒鷲ですが、動きが止まって結局左四つに組み止められている。
右四つ左四つのこだわりよりもきょうはとにかくしっかりあたって止まらないこと。
止まると蒼国来にやられてしまっていますねということでした。
こうして見ましてもほとんど体格の差がありません。
実力というところを比べても番付は両者ともに前頭の10枚目前後のところにいます。
蒼国来にとってはどんな思いで取っているんでしょうか。
動きを止めて自分の左四つ突っ込んでいくことだと思っているでしょうね。
急がないように相手を見て相撲を取っていると思います。
蒼国来は、つりがあります。
この体で相手をつり上げます。
木村元基に行司がかわりました。
6回目の対戦です。
荒鷲が6回目の対戦で勝ちました。
苦手意識があるわけではないということがこの相撲に表れていたように思います。
鳴戸さんきょうは相撲内容よかったんじゃないですか。
荒鷲をよく考えて速い相撲を取りました。
あたってすぐ右を差して速攻をきめました相手に隙を与えずに。
止まらないようにということですね。
こういう相撲が取れれば体格がほとんど変わりませんので一方的に負けるということはないと思います。
蒼国来も少し止まって動かないところ反撃のチャンスも出てくるところでしたがきょうは荒鷲の相撲でした。
NHKでは、今場所からその日の十両・幕内の取組の映像を総合テレビの放送時間内にいつでも見ることのできるハイブリッドキャストサービスを始めました。
ハイブリッドキャスト受信に対応したテレビをお持ちでそのテレビに、インターネットを接続している方がご利用いただけます。
総合テレビで相撲中継をお伝えしている間にリモコンのdボタンを押すとメニュー画面が表示されます。
そこで見たい取組を選んで決定ボタンを押せば動画がスタートします。
見逃した一番もう一度見たい一番をハイブリッドキャストを使ってぜひ、ご覧ください。
なお、ハイブリッドキャストサービスがご利用できなくてもdボタンを押せば十両・幕内の取組の結果をデータ放送でご確認いただけます。
蒼国来のリポートです。
蒼国来のほうは全部勝っているということをかなり意識していました。
ちょっと硬くなりました、体が動きませんでしたという話でした。
荒鷲のリポートです。
やはり止まらないことそれができましたにこっと笑っていました。
5ここから5連勝ですか?と聞きましたら、それを目指します、と話していました。
ようやく荒鷲が蒼国来戦初めて白星を挙げました。
土俵は勢と阿夢露です。
大阪交野市出身の勢。
隣は奈良県生駒市。
ご両親が交野市内でおすし屋さんを経営しているということです。
春日野部屋が毎年この交野市で宿舎を構えて稽古を積んでいます。
きょうの対戦相手は阿夢露前傾になって攻めるのが阿夢露の相撲です。
木村元基が合わせます。
押し出し勢が勝ちました。
拍手と歓声
地元大阪交野市出身の勢。
これで白星先攻、4勝3敗です。
阿夢露は2勝5敗となりました。
きょう、鳴戸さん勢が2度3度引こうかという動作がありましたね相撲内容はいかがでしたか?途中から引いたんですが、前に出ていい相撲が取れていたと思います。
前に出るような力がありますのでどんどんどんどん前に出て白星を重ねてほしいと思います。
勢は引いたあと迫りがありました。
体が思い出して反応しましたかね。
とにかく勢は前に出てほしいです。
阿夢露のほうはどうでしたか?下から下から我慢して出ましたが入られてしまってから起き上がってしまいましたね。
後ろに下がってから残れませんでした。
勢は左の肩を去年の九州場所から痛めてやや苦しんでいます。
これで白星先行。
地方場所のよさはこうして花道の奥で非常に近いところを力士が通りますのでそこを見ることができます。
これが地方場所のよさでもあります。
土俵は2勝4敗どうし千代丸と旭天鵬です。
旭天鵬きのうで幕内出場が1431回すでに高見山を抜きました歴代2位魁皇の次です。
このまま順調に幕内を進めますと来場所で魁皇の数字を抜く可能性が出てきています。
そしてもう1つ幕内の勝ち星を見ますと旭天鵬現在9位、682勝もう1つきょう勝ちますと高見山に並びます。
リポートです。
旭天鵬はさまざまな記録がありますがいちばん最初に記録を意識したのは通算の勝ち星の数字です。
この数字で中に入ったときに7位か8位に高見山さんの記録があるんですね。
まずはこれを追い抜こうと思ったのが最初でした。
すべての記録で高見山を上回ろうとしているんです。
今の時代と高見山さんの時代は全く違うと思います。
高見山さんは外国人力士の道を切り開いてこの数字を作りました。
引き落とし、千代丸の勝ち。
きょう高見山に並ぶことはできませんでした。
向正面は雷さんです。
目標を持ってというところで雷さんは現役のころ目標に向けてというのはありましたか?私の場合は幕内から落ちないように落ちないようにと考えていました。
そういう目標は、特には考えていませんでしたか?小さな目標でまずは勝ち越しからですよね。
まず8勝する、そういう気持ちでやっていました。
きょうの場合旭天鵬大関は勝つことができませんでしたが千代丸、押し相撲ですが、こちらはどうですか?まわしを取られると旭天鵬関、力を発揮しますのできょうは前によく押して千代丸の相撲が取れたと思います。
雷さん11年前になりましたが入幕3場所目、勝ったときの垣添の有志をご覧いただきたいと思います。
十二日目の相撲でした物言いがつきました雷さん、大関戦初めての対戦だったわけですね。
どうでしたか?軍配は魁皇に上がりましたね。
そうだったですね相撲をテレビで見ている方と対戦するとは思わなかったのでうれしかったです。
しかし物言いがついて。
その間、どんな感じでしたか?舞い上がって何がなんだか分からなかったという思い出がありました。
勝っているんじゃないかという意識はありませんでしたか?なんとなく相手の足が出たような気がしたそういうことを思い出しました。
周りの審判が早く手を上げてくれないかという顔で見ていましたね。
あれから11年です。
そんな前になりますかね懐かしいです。
特にこの場所頑張っていい成績を残し、次三役に昇進しましたね。
それだけ思いも深いんじゃないですか?そうですね、よく稽古をしてその成果が出た場所だったと思います。
11年前垣添、雷さんの初めて大関と対戦して勝ったという相撲でした。
千代丸のリポートです。
3連敗中だったんですね。
きょうは最後は引いてしまったけれども、きょうは引くまいと前に出ようこれで流れが変わればいいと思います、と話していました。
途中まで押し込んで最後は引きでしたが千代丸が勝ちました。
大砂嵐と佐田の富士が土俵に上がっています。
大砂嵐が四日目から3連勝です。
佐田の富士は初日から4連勝五日目、旭天鵬に敗れましたがきのうは連敗はしませんでした。
佐田の富士は序盤好調ことし1月7日に初場所直前に長女彩葉ちゃんが生まれてそこから初場所も勝ち越しました。
そして春場所もここまで好調です。
行司は式守与太夫です。
右からの突き落としで大砂嵐が勝ちました。
顔をねらう張り手を見せました。
鳴戸さんの相撲はとてもきれいでこういうシーンはまずなかったんですが鳴戸さんは相撲を取るうえで美しい相撲を取るということを考えていたんですか?そこまでは意識していなかったと思います。
相手の顔をねらうような相撲はなかったですね。
ありませんでしたね。
相撲の規則の中では違反ではないんですがそれが大砂嵐の相撲になってきています。
きょうの攻めについてはどうですか?全く佐田の富士の相撲を取ることができませんでした。
大砂嵐の先に先にという流れになってしまいました。
佐田の富士はどうしていいか分からなくなって足が止まってしまったんです。
きょうはこれまで5勝してきたような相撲を取らせてもらえなかったですね。
大砂嵐が突き落としで勝って5勝2敗。
今場所、大砂嵐はひざのサポーターがなくなってテーピングだけになってますね。
そういう意味ではひざがよくなって元気なんじゃないですか。
5勝目を挙げた大砂嵐。
垣添というと大相撲ファンの皆さんご存じだと思うんですが仕切りの美しさというのが評価されました。
必ず相手よりも先に両手をしっかりとついています。
相手を待ってから立つという相撲を取りました。
先に拳を下ろすのは何か意識がありますか?自分は気が小さくて土俵に上がると怖かったのでいくしかないという気持ちで手をついていました。
相撲内容から見ると気の小ささまでは感じませんでしたけれども例えば武蔵川親方が当時の師匠が仕切りについて何か指導があったんですか?先代の武蔵川親方からは横綱大関と戦うときには自分から先にきっちりと手をついて待っていなければいけないという指導を受けました。
それが自分のものになったんですね。
稽古場ではあとからつくということもありました。
でも本場所になると気の小ささもやっぱり出て先に手をついていました。
鳴戸さん、何度も雷さんと対戦がありました。
いつも自分のときも両手をついて待ってましたね。
どんな感じだったんですか。
スピードが速くていい相撲速い相撲長い相撲になったことはありません。
あまり取りやすいという印象ではなかったんですか?動きが速かったですね。
どこかでつかまえようという意識はあったんですか?まわしが取れれば大丈夫ということだったんですがなかなか取らせてもらえませんでした。
雷⇒まわしを取られれば話にならなかったのでまわしを取られないことばかりを考えて胸を借りるつもりでいきました。
2人の名勝負も頭に浮かんできます。
琴欧洲、垣添の一番です。
機会がありましたらまた2人の対戦をご覧いただく機会もあるかと思います。
臥牙丸と北太樹北太樹が1勝リードしています。
かつて臥牙丸の所属する木瀬部屋が一時、閉鎖されたときがありました。
北の湖部屋で生活することがありました。
平成22年から24年の間です。
ここまですべて東が勝っていますが、大砂嵐にひざの様子を聞きますとそれほどよくはなっていない。
気持ちの問題。
それでサポーターをつけたくないという気持ちで臨んでいるそうです。
ご覧のように赤いランプがついているのは東方の力士ばかり東方がずっと勝っています。
大砂嵐は精神的に強くなったんでしょうね。
予防のためにつけるということもあるんですが気持ちのうえでつけたくないという意識を出している大砂嵐。
臥牙丸、北太樹。
ともに両者は4勝2敗。
今場所の返り入幕どうしの対戦です。
先場所は北太樹が十両優勝を飾りました。
その先場所、十両での対戦では千秋楽に顔が合って北太樹が勝っています。
行司は木村寿之介左四つ、速攻が出るか北太樹体も重い199kg臥牙丸。
寄り倒しました臥牙丸の勝ち。
左を差して体を預けました。
きょうはよく前に出ました臥牙丸。
もともとひざの悪い北太樹ですがそこに200kgの体重がかぶさってきました。
臥牙丸が勝ちました。
また東方の力士が勝っています。
これだけの圧力をかけられると北太樹も苦しいですね。
臥牙丸は元気が戻ってきましたね。
体が小さくなった感じがありますがしかし張っていますね。
どんどん前に出ていますね。
200kgの体で出てこられると相手も嫌だと思いますね。
公式の体重では199kgですがそれ以後、体重計にはのっていませんので何とも言えませんがその大きな体で預けていきました。
春場所は中盤の七日目を迎えました。
7日間連続の満員です。
鳴戸親方の琴欧洲時代の11年前の取組です。
まだ幕下です。
15年の春場所。
16年の春でした。
相手は十両の大真鶴を寄り切りに破りまして7戦全勝。
幕下優勝を飾り来場所の十両昇進も確実視されました。
幕下の2枚目で全勝優勝。
21歳ですね。
若いですね。
今でも若いですけど。
全勝で十両昇進という意識がありましたか?この一番に勝てば優勝ということでしたからその意識はありますね。
内容はどうでした?相四つで先に左の上手を取ってじっくり寄り切りました。
幕下でしたが。
初めての十両の土俵で私も緊張しました。
大阪、春はいろんな意味で思い出の地でしょうね。
十両に上がった場所でもあり土俵を去った場所でもあります。
1年前の春場所が最後の土俵でしたね。
負けが込んでしまったんですがどうだったんですか?いろいろ気持ちがかたまってきました。
まだ初めは春場所で引退する気はなかったんですがだんだんと負けが込んできてしまいました。
限界だったんですか?私は限界を感じました。
今振り返ってもうだいぶ昔のことですか?つい最近の感じがしますね。
もう1年たったのかという感じです。
あれからちょうど1年引退から1年たってこの大阪に戻ってきました。
年寄名跡も琴欧洲親方として務めてきましたがこの2月に鳴戸を襲名しました。
土俵上は琴勇輝と常幸龍です。
琴欧洲の鳴戸親方の部屋です琴勇輝。
琴勇輝、常幸龍どちらもひざを痛めています。
木村寿之介両者を合わせます。
琴勇輝⇒ほっ!攻めきりました右のど輪押しから東土俵に運びました。
またまた東方の力士が勝ちました。
押し出して琴勇輝の勝ちです。
ひざの状態がよくない常幸龍下がると残す力がありません鳴戸さん、きょうは琴勇輝の相撲でしょうね。
よく前に出ていましたね。
この場所、手先だけで相撲を取っていましたけれどもきょうは頭からあたって手もよく伸びて下から突いていましたね。
朝の稽古でちょっと琴勇輝に話しました。
手先だけだということを本人に言ったわけですね。
突っ張りきれないので体ごと持っていったほうがいい相撲が取れるという話をしました。
このあたりでとどまっている力士ではありませんね。
もっと上を目指してほしいですね。
痛めているひざが長引いています。
あすの対戦相手は時天空です。
常幸龍はあすは大砂嵐です。
琴勇輝が勝って3勝常幸龍が敗れて3敗です。
北太樹が足を気にしながら戻ってきましたがすりむいただけですから大丈夫だということです。
土俵上は千代鳳に時天空が上がっています。
実況
北の湖がさっと上手を引きました。
しかし上手の位置はどうでしょう。
右から絞ります。
北の湖の上手がちょっと遠い。
残った、残りました。
上手投げは、よく残した輪島右から絞ります。
下手投げ、残ったもう1回!動かない、動かない。
動きません、重い北の湖。
輪島のあごが上がってきました。
北の湖の寄り、寄り、寄り。
残った残った、残りました。
輪島、執念で残しました。
行司待った!取組再開。
さあこうなると輪島にはちょっと攻め手がないか。
つり出し。
ついに全勝なる。
15戦全勝なる!大相撲。
輪島も全力を出し切りました。
ドラマですね。
全勝優勝です。
喜びも、ひとしおです。
北の湖が8回目の優勝を果たした昭和52年の春場所。
輪島、北の湖の両者の対戦は判で押したような左四つの体勢になりました。
北の湖はこの場所の優勝が大阪場所で初めての優勝になりました。
北の湖、輪島の対戦は輪島の23勝で北の湖の21勝という対戦成績が残っています。
千代鳳に時天空。
けたぐりにいった送り出しました。
初めて西方の力士が勝ちました。
決まり手は送り出しです。
時天空の勝ちです。
千代鳳にとっては頭になかったでしょうか?ないことはなかったんでしょうが千代鳳自身も1発あたらないと相撲になりませんからあたっていったんですが、時天空は何をするか分かりませんね。
雷さんも何度か対戦をしていますね。
何度も対戦していますけれど張り差しを思い切ってやってくることもありますし足を出してくることもありますし本当に何をするか分かりません。
幕下上位からここまでの結果です。
出羽疾風は一度十両に上がりましたが、今幕下で相撲を取っています。
西の筆頭、川端が4戦全勝で来場所の十両昇進が見えてきました。
双大竜はじんましんで休場です。
呼吸が苦しくなって入院しているという情報もありました。
富士東はただ1人、7戦7勝です。
旭秀鵬と徳勝龍です。
関取訪問でご紹介した徳勝龍です。
ここまで3勝3敗です。
リポートです。
千代鳳ですけれど、けたぐりのことは頭にあったということです。
非常に悔しそうでした。
蹴られた右の足ですけど赤くなっていました。
少しさすっていました。
支度部屋に入ってからですねちょうど入れ代わるように兄の千代丸が場所をあとにするところでした。
ひと言私に向かっていったのにな、と言っていましたつまりけたぐりもあるぞということを言ったそうです。
見事にけたぐりで蹴られたあと送り出されてしまった千代鳳です。
勝った時天空のリポートです。
西が初めて勝ちましたという話をしました、そうなんですか?と言ってそんな余裕全くありません、と言っていました。
けたぐりは最初からねらっていたということです。
時天空は西方が勝っていないということを知らなかったようです。
徳勝龍は中入りの関取訪問では明るいところを見せてくれました。
どんな取り口を見せてくれるんでしょうか。
小手投げ、徳勝龍の勝ちです。
すぐに互いに左が入りました。
思い切りのよさも徳勝龍の魅力です。
いきなり立ち合いからとったりにいくケースがあります。
きょうは左四つの体勢から小手投げで、しとめました。
これも、鳴戸さん徳勝龍の技と考えていいですか?いいですね。
動きが止まらないですね。
差したと思ったら、すぐに右から巻いて頭を下げていきます。
旭秀鵬は一度左を差したら大丈夫だなと思ったところをすぐにいきましたね。
差したほうからするとひと呼吸ありましたね。
ひと呼吸置いたところで徳勝龍が動きました。
瞬間の小手投げで徳勝龍が勝ちました。
早い決着も徳勝龍の魅力です。
幕内の前半の取組がもう一番あります。
6戦6勝の安美錦と6戦6敗の松鳳山です。
行司は木村庄太郎です。
安美錦、きょう解説の琴欧洲鳴戸さんは安美錦との対戦は18対19で不戦勝を除いては18対18五分の成績でした。
松鳳山との対戦は琴欧洲2勝で、松鳳山8勝という微妙な取組も1つあったんですが苦手にしていたこの両力士です。
安美錦が6戦6勝です。
平成19年の秋場所、安美錦が新関脇で初日から8連勝という場所がありました。
土つかずで勝ち越しを決めました。
それ以来の8年ぶりの6戦6勝です。
ここまで安美錦自身はどんな思いなのかというところです。
リポートです。
連勝については、いやいや連勝のことは照ノ富士に聞いてよと言っていました。
自分は影に隠れて注目しないでくれと言っていました。
相撲内容についてはしっかりと頭であたれているしっかりとあたったあとそのあとの流れ動きがいいというふうに分析しています。
あたらないことには安美錦の相撲が始まっていかないという話をしていました。
8連勝新関脇という話がありました。
安美錦の場合は新三役からの新関脇でした照ノ富士の記録とは比較はできませんがそれでも新関脇としては自分のほうが8連勝照ノ富士は6連勝抜かれたくないという話をしていました。
でも一気に抜かれそうだということです。
安美錦らしいコメントが返ってきました。
相撲のたくみの技というのがあります、安美錦受け答えのほうもたくみな安美錦です。
鳴戸さんどうですか?今場所は元気。
松鳳山はどうでしょうか?一時より手が伸びなくなったですね。
激しい突っ張りですねこれがなくなってしまいました。
松鳳山のあたり下から突き上げてくるのは琴欧洲といえども嫌だったということですね。
嫌だというよりも頭にカッときましたね。
冷静さがなくなってしまいました。
安美錦が6戦6勝で松鳳山は白星なしです。
両者の対戦はこのところ安美錦の5連勝中です。
平幕ただ1人の勝ちっぱなしの安美錦です。
軍配は安美錦また土俵際逆転の白星で7連勝安美錦です。
物言いはありません。
かかとに目が付いている安美錦一気に攻め込む相撲があればこうして土俵際巧みな逆転技もあります。
7戦7勝となりました安美錦です。
決まり手は小手投げです。
鳴戸さん、どうですか?これは。
うまいですね、回り込みましたね。
足で俵の位置が分かっていますね下がりながら。
土俵の感覚もいいですね。
鳴戸さんが教える土俵の中で稽古ができているということですね。
安美錦はひざが悪くて土俵の外での準備運動などたっぷりこれまでもしていました。
この場所前は照ノ富士とか誉富士、宝富士と十分に稽古を積んできています。
それが感覚として出るんですか。
分かっていますね。
見事な相撲でした。
攻める相撲ではありませんでしたが、しのぎながら小手投げの勝ちです。
7戦全勝。
この場所前に安美錦が話しをしたときに今度はインタビュールームで会いましょうなどと言って別れたんですが見事にあす勝ち越しますと勝ち越しのインタビューとしてインタビュールームに来てもらえると思います。
受け答えも楽しみです。
決まり手の訂正が入りました安美錦は、引っかけの勝ちです相手の左かいなを引っかけたということです。
きょうは照ノ富士、栃ノ心という初めての対戦があります。
待ち遠しい取組です。
逸ノ城に豪栄道です。
逸ノ城はこれまで1横綱2大関を破っています。
豪栄道の連敗も止めなくてはなりません。
両者の対戦を、ここで見てみることにいたします。
過去3場所連続で対戦がありました最初の場所は逸ノ城が新入幕の場所でした。
豪栄道が新大関の場所豪栄道を破って優勝争いをおもしろくした場所でした。
そのあと豪栄道が九州場所は勝って先場所は逸ノ城が勝っています。
3番連続でご覧いただきました。
これまで3回の対戦です。
正面が元琴欧洲の鳴戸さんです。
どんな展開でしょうか?逸ノ城としては胸を合わせたいですね。
体が重たいですね。
豪栄道は逆ですね。
右差しじゃなかなか勝てないと思いますね。
浅い位置で左を取ってさらに中に潜って小手に振りながら攻めていくということですね。
豪栄道は体力負けしてしまいますね。
2回目の対戦で豪栄道が勝ちました。
中に入って小手投げを打ったところ突いていきましたね。
反応のよさは豪栄道の魅力です。
中に入っていくと豪栄道は強いですね。
しかしやはり体力の差がありますので豪栄道にとっても簡単な相手ではないですね。
3回対戦していますのでもうやはり崩し方やどういけば自分の形になれるかということは分かっているのではないかと思います。
それはお互いにそうでしょう。
逸ノ城のほうもそうだと思います。
分析していると思います。
向正面は垣添雷さんどうですか?鳴戸親方がおっしゃったようにまわしも逸ノ城に取られると大関とはいえども苦しいですね。
頭をつけて相四つなので胸が合うんでしょうけれど頭をつけて上手を逸ノ城に取らせないようにいかないと大関といえどもなかなか大変なんじゃないでしょうかね。
垣添時代、雷さんも相手のことは十分研究して臨んだと思います。
逸ノ城と対戦するとしたらどうしますか。
まわしを取られれば自分は何もできないのであたって横から攻める頭を上げないことじゃないでしょうか。
動かなければなりませんね。
そうですね、動きでいかないと勝負になりませんね。
この場所逸ノ城は平幕に下がりましたが、それでも日馬富士を押し倒しました。
2人の大関も破って1横綱2大関を破っています。
5人の審判が紹介されました。
きょうは大関豪栄道4連勝のあと2連敗ですが豪栄道にとっては連敗を止めたいところです。
7連勝の安美錦が帰ってきました。
相撲としては、後手を踏んでしまったと振り返りました。
俵の感覚、土俵の感触というのはなんとなく分かっていたかなと言っていました。
きょうの相撲については勝ちを拾ったので次につながるんじゃないの、と以上です。
目を細めながら話をする安美錦の表情が浮かんでくるような談話でした。
7戦7勝、平幕ただ1人の7連勝安美錦の談話でした。
豊ノ島と嘉風が土俵です。
向正面の雷さんの日本体育大学の後輩でもあります嘉風です。
雷さん、嘉風とも先輩後輩の間柄ですけれど16回も対戦があったんですね。
かなり雷さんのほうが勝っていますけれど今場所は、もうひとつですね。
白星が挙がっていませんが嘉風らしい相撲ですね。
きょうなんかも相四つで激しい厳しい両者ですからどういう取組になるか楽しみです。
体の張りもありますし悪くはないと思います。
12対6で豊ノ島が対戦成績では上回っています。
互いに不戦勝が一番ずつあります。
庄太郎の軍配が返りました。
豊ノ島の勝ち踏み込みながら中に入っていきました。
これは完勝と見ていいでしょうか。
そうですね。
今場所は元気ですね。
よく前に前に出ています。
きょうの相撲もそうですね。
最初は差しにいこうという意識が当然あったと思うんですがもろ差しねらいもあったかもしれませんがそのあと突き上げました。
下から下から差して起こしていますね。
どちらも小柄ですが中に入ったのは豊ノ島です。
鳴戸さんも豊ノ島と33回対戦があって豊ノ島のほうが17勝で1つ上回っています。
嫌らしいお相撲さんですね。
自分の小ささが武器になっていますよね。
それは豊ノ島本人も十分に計算して相撲を取っています。
あすの取組です。
こちらは大阪、御堂筋です。
雨上がりの御堂筋です。
かつて昭和40年代の後半雨の御堂筋という大ヒット曲がありました。
数字はこれまでの幕内での対戦成績です。
あすは中日、八日目です。
6勝1敗とした豊ノ島のリポートです。
第一声がびっくりした!と言いました。
びっくりするほどいい相撲だったという意味です。
とにかく非常にいい攻めが前へ前へと出ています。
ここ数場所の中でいちばんいい形で今場所きていますと言っています。
鳴戸さんがおっしゃるとおりの本人のコメントです。
行司は木村恵之助です。
左から投げました。
勝ったのは宝富士です。
起こしての相撲でした。
先に宝富士が攻めました。
左は上手がきっと取れていなかったと思います。
巻き落としという決まり手です。
右のほうを取りました。
右四つになって。
鳴戸さん、これは魁聖の四つかなと思ったんですが。
そうですねただ差せなかったですね。
宝富士は下から絞って前に出ましたね。
左を絞って魁聖が残したところを振りましたね。
そして右から巻きましたね。
宝富士の状態が低かったですね。
宝富士も自分のほうから攻めましたね。
でもまだ2勝しかしていないんですね。
もっと勝っているイメージがありますね。
序盤は横綱大関戦が組まれて1勝5敗ということで関脇以上との対戦はすべて終わっている宝富士です。
ここからは白星を伸ばしていく可能性があります。
魁聖のリポートです。
差せていません押っつけられましたということです。
土俵には宝富士と同じ部屋同じ近畿大学出身の徳勝龍と同期生で徳勝龍は当時主将相撲部の副将が宝富士でした。
その1年先輩の誉富士です。
東方の佐田の海はこの土俵で通算600回の区切りの出場です。
しかし今場所はまだ白星がありません。
対戦相手の誉富士は好調5勝1敗です。
きょうは審判長席が師匠の伊勢ヶ濱親方旭富士の伊勢ヶ濱審判長です。
師匠はどう見ているでしょうか。
高評価ですねばたばたしていない。
これまでで上半身ばかりで押していたんだけど今場所は、相手に圧力を伝えられるようになってきた。
1つは腰の高さだということです。
完全には腰が下りているわけではないけれどだいぶ下りるようになっているということです。
場所前に少し股関節を痛めたんですがそのことが逆に前に出なければいけないという気持ちにつながっていいほうに出ているのではないかという話をしていました。
確かに攻める相撲が目立っている誉富士です。
誉富士前頭7枚目、初めて1桁の番付につきました。
伊勢ヶ濱部屋の力士は先ほどの安美錦このあと登場する照ノ富士も好調です。
それに引っ張られたかのような誉富士の相撲です。
対戦相手は佐田の海。
押し相撲と四つ相撲の全く違う形での両力士の対戦です。
佐田の海、自身の最高位である2枚目に躍進しました。
ただ、まだ白星はありません。
先場所は佐田の海が四つに組み止めて勝っています。
まともに引いてしまいました。
誉富士にとっては残念な相撲です。
あたった瞬間に、ややあたり負けしたかもしれません。
すぐに引いてしまいました。
向正面の雷さん誉富士にとってはどうだったんですか?佐田の海の立ち合いのあたりがきょうはよかったですね。
本来、誉富士はあたってすぐに引く力士じゃないんですが佐田の海のあたりがよかったために勝手に引いちゃいましたね。
力士の本能なんでしょうかね。
そうですね。
あたり負けしたということですね誉富士が。
佐田の海にとっては初白星、初日が出ました。
佐田の海が低くあたって下から下から相手に引かせる相撲を取りましたね。
あたって手が伸びましたね。
伸びなかったところをすぐに引きで。
いかに大相撲で立ち合いが重要かということが分かる相撲ですね。
あたり勝った佐田の海。
ようやく初白星です。
横綱大関との対戦が終わっているのでここからどこまで白星を伸ばせるかです。
師匠の伊勢ヶ濱さんの高評価があった誉富士ですがきょうは本来の相撲が取れませんでした。
誉富士のリポートです。
前回もきょうと同じような相撲だったと話していました。
相手の佐田の海の右の手が自分の左のわきの下にすぐにはまるようになってしまって突き放せなくて体が反応してはたいてしまったと話しています。
その日の一番には立ち合いの一瞬の違いで白星になったり敗戦になったりします。
小結登場です。
栃煌山と小結の妙義龍です。
同い年の両者の対戦です。
向正面の雷さんの日本体育大学の後輩にあたります。
このところ、日体大の出身力士が番付を上げてくるということが非常に多くなりました。
後輩たちの番付相撲が気になるところではないですか?そうですね。
みんな一生懸命頑張っていると思います。
剣武と垣添の2人が同期で一緒に入ってきてやめるのも一緒でしたね。
そうですね、自分たちが相撲を取ったときはほかに日体大の力士がいませんでしたから、さみしい気持ちでしたけど今はたくさんいますから刺激にもなりますしよし頑張ろうと思うんじゃないですかね。
雷さんの時代は今の斉藤一雄監督ではなかった時代ですね。
まだコーチの時代でした。
監督に就任して日体大の相撲部が強くなってきました。
鳴戸さんが優勝額を去年でしたかね。
日体大に飾らせてもらいました。
寄贈したという形がありますが平成20年の夏場所の初優勝のときの優勝額を。
どういう思いで贈ったんですか。
私もブルガリアにいたときにブルガリアの体育大学の学生だったのでそういうつながりで飾ってもらいました。
ほかのスポーツ全般に刺激を与えるようにと思いました。
日本体育大学には、今は琴欧洲優勝の額が飾られているわけです。
日体大出身の妙義龍。
このところ相撲が戻ってきています。
対戦相手は栃煌山です。
昭和61年組です。
栃煌山は早生まれで62年ですが同い年の両者の対戦です。
木村玉治郎が合わせます。
栃煌山の相撲でした。
先ほどの佐田の海、誉富士戦そして今の対戦、短い時間で決着がついていますが立ち合いからの一瞬の動きで勝敗が分かれています。
雷さん、勝因はどこにありますか。
やはり立ち合いですね。
妙義龍も悪くありませんが右を差しましたそれが少しあいてしまいました。
それだけ栃煌山の左の差しが厳しかったということでしょう。
したがって立った次の瞬間に右がのぞいていましたから栃煌山浅いもろ差しの体勢でした。
さあ好取組を迎えました東から新関脇新三役の照ノ富士伊勢ヶ濱部屋。
西からは春日野部屋の栃ノ心です。
照ノ富士ここまで6戦全勝初めての対戦です。
きのう1つの記録を塗り替えました、照ノ富士です。
新三役で初日から6連勝。
後の40代横綱東富士が平成19年秋場所新三役関脇で初日から6連勝という記録がありましたが戦後ではただ1人新三役での初日からの6連勝照ノ富士です。
東富士が昭和19年の秋場所関脇で初日から6連勝の記録を作りました。
この6連勝目は、なんと横綱双葉山を上手投げで破りました。
七日目に関脇名寄岩に下手投げで敗れました。
したがって連勝は6で止まりました。
果たして照ノ富士はどこまで伸ばすか。
戦後初の新三役6連勝中の照ノ富士です。
照ノ富士、ここまで着実に地力をつけてきたと見ていいですか。
鳴戸⇒そうですね栃ノ心も力では負けていないと思います。
どこまで照ノ富士が栃ノ心に力が通じるかどうかですね。
今場所逸ノ城戦のように右四つ寄り切りのような相撲を取れればいいと思います。
照ノ富士の形ができる前に栃ノ心は攻めたいというところですね。
やはりがっぷり四つよりも頭をつけて出たいと思いますね、栃ノ心は。
拍手と歓声
寄り切り照ノ富士7連勝ついに戦前も含めた昭和以降の新三役初日からの7連勝の記録に並びました。
昭和15年の五月場所の五ツ嶋の7連勝に並びました。
力比べでも負けませんでした。
すごいですね。
あの引き付け合いいかがでしたか。
照ノ富士は慌てませんでしたね。
じっくりじっくり攻めました。
それだけ自信があるんですね。
自信があると思います。
このあと上位とあたるのが楽しみです。
関脇ですので、これまで下位とあたってきました。
あすついに初めて大関稀勢の里と対戦します。
右四つがっぷりで互いに途中上手を切ろうという動作はありませんでした。
完全に力比べに挑んでいる感じでしたね。
栃ノ心は頭をつけないとなかなか苦しいですね。
右四つになっても栃ノ心は簡単には寄り切らないと見ていたんですが照ノ富士は簡単に寄り切ってしまいました。
最後はすごい手のうち圧力でした。
栃ノ心の上手を切りました。
照ノ富士、これで7連勝です。
戦前も含めた昭和以降の記録五ツ嶋の7連勝に並びました。
これで伊勢ヶ濱部屋の照ノ富士とそして安美錦そろって7連勝です。
そしてもう1人の勝ちっぱなしは6連勝中の白鵬です。
栃ノ心のリポートです。
かなり息が上がっていました。
ひと言、重いと言いました。
あの逸ノ城を先に上手を引いて、早い攻めで破っている栃ノ心でしたが照ノ富士には、がっぷり四つで力負けをしてしまいました。
土俵上、また好取組を迎えました逸ノ城と豪栄道です。
過去3回の対戦は中入りの時間ご覧いただきました。
最初の対戦、逸ノ城が新入幕で優勝争い、十二日目、新大関の豪栄道と対戦が組まれました。
このとき上手投げで逸ノ城が勝っています。
7連勝照ノ富士のリポートです。
気持ちいいね、と満面の笑みで帰ってきました。
7連勝も気持ちいいんですがきょうの相撲内容がとても気持ちよかった途中で上手の位置を変えたということですどうしてですか?と聞きましたらそのほうがいいでしょ、うという答えでしたね。
それでまた引き付けも効いたかもしれません。
さて問題は豪栄道4連勝のあと2連敗鳴戸さんも大関昇進のあとなかなか優勝争いに加われない時期もありましたそれだけに豪栄道への思いは分かると思います。
早く豪栄道にとっても優勝をという気持ちは強いと思いますね。
そうです合わせるとなかなか自分の相撲が取れません難しいところですね。
豪栄道は一つ一つの関門をくぐり抜けていかなければいけません関脇では十分実績を残してきた豪栄道です。
もうこれ以上の連敗は許されません。
今場所1横綱2大関を破っている逸ノ城です。
大歓声の中で、寄り切り連敗を2で止めました大関豪栄道。
今場所は豪栄道が勝ちました。
相手に上手を与えない形を終始つかみました。
しかし豪栄道にとっても必死の相撲だと思います負けるわけにはいかない。
大阪府寝屋川市の出身ご当所の大関豪栄道です。
大関で初めて地元に帰ってきた豪栄道、これで5勝2敗です。
鳴戸さんに今の相撲を振り返っていただきます。
逸ノ城、力は懸命に出したと思います。
勝因はどの辺りですか?やはり大関が先に先に攻めて上手を与えずに横から横から崩して崩してから最後攻めきりました。
胸を合わさないように横から攻めた。
逸ノ城も一度上手がかかったかなと思ったんですが、下がりだけでした。
かかったらまたどういう展開になるか分かりませんでした。
よく大関は考えて相撲を取りました。
きょうは逆の上手からのひねりを見せましたね。
よく相手を出して寄り切りました。
結局最後まで上手を取らせませんでした。
考えた内容の相撲を取った豪栄道。
負けた逸ノ城のリポートです。
右は差しました、左は取れませんでした、とかなり荒い息で話していました。
大関の意地を示した豪栄道引き揚げる西の花道大きな声援が上がっています。
鳴戸さん、なんとか優勝争いに終盤まで加わってもらいたいですね。
そうですね、これ以上負けてはいけません。
大阪の大関だけにここで豪栄道が終盤盛り上げることができるかどうかその責任も担っています。
2人目の大関琴奨菊がこれから土俵に上がります。
今場所もすでに大関は豪栄道、琴奨菊ともに2敗になっています。
稀勢の里は3敗になってしまいました。
苦しい状況です。
きょうは兄弟子の琴欧洲鳴戸親方が解説です。
琴奨菊の6日間についてはどう見てらっしゃいますか?体調はいいと思います。
立ち合い集中して相撲内容はいいと思います。
4連勝まではまさに琴奨菊がぶり寄りの出足内容としても文句なしだと思いました。
栃煌山戦きのうの逸ノ城戦この連敗はどう見ていますか。
やはり立ち合いがうまくいかなかったと思います。
やはり低く下からあたって一気に持っていくこれが大関の持ち味です。
それさえできれば勝ちにつながってくると思います。
5日間これができませんでした。
琴奨菊も豪栄道と同じように気持ちを切り替えて連敗をまず止めなければいけません。
きょうの対戦相手は高安。
同じ左の相四つ高安はきょうで横綱大関との対戦が終わります。
まだ今場所の白星はありません高安です。
歩く様子を見ていますと足の具合が決してよくないというのが分かります。
ここで制限時間いっぱいです。
この大阪に入ってくる直前東京の佐渡ヶ嶽部屋で婚約の記者会見もありました琴奨菊。
それだけに、ここはなんとしても好成績を残そうという気持ちは当然持っていると思います。
きょうも立ち合いのあたりが勝敗を分けますか?そうですね。
あたったあとの馬力、出足さあきょうはどうでしょうか。
琴奨菊が一気に押し出しました。
高安は土俵下の時計係審判の浅香山さんの上に落ちました。
琴奨菊は連敗を止めました。
4連勝2連敗、そしてきょう5勝目を挙げました。
大関の踏み込みの足が厳しかったですね。
いっぺんに持っていきました。
立ち合いのあたりの強さもあったでしょうもろ手を出しただけの高安まともに引いています。
大関が低いですね。
下から圧倒していますね。
一気に走っていきました、琴奨菊。
左手も琴奨菊、手をつきましたがしかしそのときには高安の体はもうありません。
高安が7連敗となりました。
あすは魁聖との対戦です。
今場所も横綱白鵬が上位陣ではただ1人勝ちっぱなしです。
きょう正面の解説は元琴欧洲の鳴戸親方です。
改めて白鵬という横綱はどんな感じでしたか?集中力がすごい人です。
体の柔らかさもすごいですね。
そして常に相手を研究しています。
恐らく琴欧洲時代鳴戸さんもどう倒すかということをいろいろ考えたと思うんですが。
そうですね。
あともう1つ自分の体調管理ができてますね。
いつも体が万全の状態で本場所に入ります。
体調管理がすばらしいですね。
けがをしないという強さもある白鵬。
無敵白鵬33回の幕内最高優勝。
その白鵬と同じ時代を生きて来た琴欧洲の鳴戸親方がきょうの解説です。
45回の対戦がありますが琴欧洲の10勝。
白鵬の35勝です。
V33と入った白鵬の座布団ですね。
これから先、どこまでこの数字を伸ばしていくか。
本人は36という数字を挙げています。
父親がモンゴルで6回モンゴル相撲の横綱になっています。
年に6回ですからそれを6倍して36回ということになります。
きょう白鵬は結びで玉鷲と対戦します。
これが力士の座布団です。
入場する前に土俵下に用意します。
まわしをたたく音が響きました。
そして気持ちを集中して花道を歩きます。
白鵬の入場に合わせて館内からも白鵬!という大きな声がかかっています。
V33。
まわしと同じ色の座布団に腰を下ろしました。
土俵は大関の稀勢の里碧山との対戦です。
碧山は、きょう幕内300回出場の区切りの土俵です。
過去は7対4稀勢の里がリードしています。
ただ稀勢の里にとってはこの1年、2対3碧山がリードしています。
決して楽な相手ではありません。
40代立行司、式守伊之助待ったありません!の声です。
寄り切りました、左四つきょうはがっちりと右の上手を引きました。
きょうは3大関がそろって白星です。
右を思い切ってばちんと張りました。
すぐに左が入りました。
右の上手を引いて寄り切りました。
平成16年の春場所琴欧洲の鳴戸さんが幕下優勝を果たした次の場所。
16年夏場所稀勢の里、琴欧洲がそろって十両昇進を果たしています。
当時、松戸市に部屋を構えていました、佐渡ヶ嶽部屋、鳴戸部屋。
鳴戸親方としても稀勢の里の相撲はだいぶ気になるんじゃありませんか?そうですね。
少し腰が高いように思います。
きょうは稀勢の里は考えていましたね。
張り手で碧山の出足を止めました。
最後をきめるところも腰が高いですね。
その腰高というのも稀勢の里にとっての1つの課題でもあります。
なんとかふんばってほしい稀勢の里。
きょう勝って4勝目を挙げました。
稀勢の里あすは照ノ富士との対戦です。
碧山はあすは大関豪栄道です。
結び前の対戦は横綱日馬富士に豪風の対戦です。
5勝1敗の日馬富士。
逸ノ城に押し倒しで敗れた1敗があります。
去年の名古屋場所、豪風がこの日馬富士戦に勝っています。
四日目に嘉風が日馬富士に勝って32歳でという初金星年長記録を作ったんですがその4日後に豪風が35歳での初金星という最年長記録を2日間で塗り替えてしまいました。
今場所は左の上腕、ひじを痛めています。
やや苦しい土俵が続きます。
きのうは大関豪栄道を破って初日が出ました、豪風。
向正面垣添の雷さんとは19回の対戦ほぼ五分でしたね。
学年では垣添さんが1つ先輩なんですね。
そうです私が1つ先輩になります。
豪風は下からあたっていきますねそして左からのいなし。
自分も現役時代絶対くるのが分かっているんですが食ってしまいますね。
うまいんですね。
35歳という年齢の豪風存在感が光ります。
雷さん、豪風はこの日馬富士戦どう取りたいですか。
あたって横からの攻めでしょうね。
横綱にまわしを取られると具合が悪いですね。
いずれにしても早い相撲ですね。
今場所は鶴竜が休場しています。
優勝争いに終盤まで間違いなく残っていかなければなりません。
序盤で1敗している日馬富士。
久しぶりに賜盃をという思いは強いと思います。
時間いっぱいになりました。
ひやりとしました。
やや前のめりになりました。
勝ったのは日馬富士。
豪風が下がって自分のほうから手をついてしまいました。
俵の外に足を大きく踏み出しました、豪風。
押し出し。
日馬富士。
鳴戸さん、ちょっとどきっとしましたがどうでした。
そうですね。
向正面の雷さんが言ったとおり横から横綱のバランスを崩しましたね、そのとおりの相撲でしたが。
横綱は手はついていませんね。
豪風の足が大きく俵の外に踏み越しています。
横綱は身体能力がすばらしいですね。
豪風はこれしかありませんか?雷⇒横綱、万全の相撲でしたが厳しい相撲でした。
それでも豪風、自分の間合いというのがありますね横からのいなし。
それにしても間隔が相手との間がどうかと思いましたが、しかしきょうはついていませんでした。
七日目の結びの相撲を迎えました。
白鵬に新三役東の小結の玉鷲です。
去年の名古屋場所以来4場所ぶりの対戦になります白鵬、玉鷲。
きょうは平幕の安美錦が勝って7戦7勝。
そのあと関脇照ノ富士が新三役としての7戦7勝という昭和以降の記録に並ぶ初日からの7連勝もう1人の勝ちっぱなしの白鵬が今、土俵に上がりました。
集中力という話が鳴戸さんの口から出ましたがそれだけ気持ちを集中させる能力の高さを持っているのが白鵬です。
幕内での勝ち星がきのうで807勝となりました白鵬。
この幕内勝ち星の記録は1位が魁皇、2位は千代の富士と並んできのうの白星で807勝歴代2位に並びました。
白鵬がきょう勝てば単独で歴代第2位ということになります。
白鵬はきのう勝ったことによって30連勝ということになります。
白鵬にとって5回目の30連勝以上。
63連勝が1つあります。
大鵬の4回を上回りました。
この数字を見ても白鵬の強さがぬきんでています。
時間いっぱいになりました、七日目、結びの一番館内からは大きな拍手が送られます。
平幕の安美錦、新三役関脇の照ノ富士が7戦全勝です。
もう1人の勝ちっ放しの白鵬きょうは玉鷲。
右からの上手投げです。
つかまえれば問題がありません7戦7勝。
全く危ない場面がありません。
張って左四つになりました。
しかしすぐに右の上手に手がかかっています。
これで白鵬は808勝幕内の勝ち星が千代の富士を抜いて歴代単独2位となりました。
問題にしなかったというところですね。
やっぱり強いですね、白鵬関は。
厳しい攻めでしたね。
立ち合い張っていきましたがつかまえるという気持ちは当然あったと思います。
立ち合いの集中力と言っていいでしょうか。
右から入っていきましたが結局は左四つ。
張って右差し、前に出ていますね。
そのあとは左を差して右の上手出ながらの仕事ですね。
玉鷲は左四つの相撲を取れると思うんですけれどもそれでも問題にしませんね。
これで七日目の取組がすべて終わりました。
照ノ富士の7連勝は戦前も含めて昭和以降の記録、五ツ嶋に並んで7連勝です。
上位陣、今場所2回目の安泰の土俵でした。
土俵際の引っかけ。
がっぷりの体勢から相手の上手が切れたところを、寄り切り。
照ノ富士。
きょうは左四つになって右からの上手投げで白鵬も7戦全勝です。
1敗はきのうまで5人いたんですが一気に減って2人になりました。
白鵬中心で優勝争いが展開していますが、何とか日馬富士中心に優勝争いに加わってほしいですね。
あとは新三役の照ノ富士が楽しみですね。
どこまで白星が伸びていくか。
照ノ富士、今場所初めての大関戦あすは稀勢の里との対戦です。
稀勢の里は攻めきれるかどうか。
あすが楽しみな中日です。
あすのゲストは西川きよしさんです。
「大相撲春場所七日目」をお伝えしました2015/03/14(土) 16:00〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲春場所 七日目 ▽関取訪問 徳勝龍[二][字][デ]
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)鳴戸,向正面(幕内)雷,【アナウンサー】正面(幕内)藤井康生,<副音声>【ゲスト】ジョン・ガニング
詳細情報
番組内容
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)鳴戸,向正面(幕内)雷,【アナウンサー】正面(幕内)藤井康生,<副音声>【ゲスト】ジョン・ガニング,【実況】ヒロ・モリタ 〜大阪府立体育会館から中継〜
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)鳴戸,向正面(幕内)雷,【アナウンサー】正面(幕内)藤井康生,<副音声>【ゲスト】ジョン・ガニング,【実況】ヒロ・モリタ
おしらせ
ハイブリッドキャスト対象番組です
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スポーツ – 相撲・格闘技
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