ひと足早い春の味覚を求めて九州熊本へ。
ところが…。
訪れた小国郷はご覧の雪景色。
最高標高およそ900メートル。
3月でも雪が珍しくないこの地には…。
全国に知れ渡る名湯がいっぱい。
人気の黒川温泉をはじめ数々の名湯があり年間100万人の観光客が訪れます。
そんな温泉郷で大地の恵み地熱を生かしたプロも驚くレシピを発見!甘いですね。
甘い!湯の里に春を告げる最初に向かったのは南小国町にある
(木本)いやあ薄さん。
(薄)はい。
風情ありますね。
ねえホントに。
素晴らしいとこですね。
今から700年以上前鎌倉幕府の鎮西奉行北条時定が元寇に際して国土安泰を祈願して築いた満願寺を訪れる参拝客のための宿屋が満願寺温泉の始まり。
歴史あるねえ。
川辺に集まるちょっとお話を伺ってみる事に。
(木本)こんにちは。
(薄)こんにちは。
こんにちは。
はい。
(木本)はあー。
雪の降る中家じゃなくてここでわざわざ洗うんですか?そうです。
お湯ですか?お湯?つけてください。
あっホントだ。
温かい。
温かい。
ちょっとぬるいぐらいのお湯ですね。
これっていうのは…。
(木本)ですよね。
(薄)温泉ですよね。
出ますけどでもほら…。
(木本)そうか。
(木本)なるほどなるほど。
へえー。
どこにあるんです?
(後藤さん)向こう側がお風呂です。
はい。
そうなんです。
満願寺温泉の名物は川沿いの
(木本)手で触っただけでわかる。
(薄)皆さんで?
(二宮さん)でも一緒に入れるよ。
今恥ずかしいですか?恥ずかしい!川湯。
歩道からも丸見えの露天風呂だけに入るのはちょっと勇気が必要ですが夏は子供たちの遊び場に。
そしてお母さんたちは洗い場で井戸端会議。
農作業の合間の楽しいひと時です。
そうそうそうそう。
高菜ですね。
(木本)高菜ですか。
(木本)高菜?小国高菜。
(木本)これ高菜?
(二宮さん)うん。
小国高菜。
高菜って僕初めて見ましたこうやって。
(薄)見た事ない。
築地なんかでもほとんど出回らないですよね。
薄シェフも見た事がないという生の高菜。
どんなふうに生えているのか二宮さんの畑を見せてもらう事に。
あっ!ありますね。
(薄)これ高菜。
(木本)これが高菜。
(二宮さん)うんこれが高菜。
(木本)はあー!平安時代にはすでに中国から日本に入ってきていたという高菜。
冬場に種をまき霜に打たせる事で甘みが増し春を迎える頃に一番美味しくなるんです。
またカルシウム鉄などミネラルが豊富で地元では貴重な栄養源となっています。
美味しく食べるには手で摘む事が大事だと言います。
その理由は?
(二宮さん)大体とれます。
(木本)手でポキッて折るんですね。
(二宮さん)これが高菜折りですね。
(木本)高菜折りっていう名前がついてるんですか?硬いと。
だから理に適ってるわけですよ。
一つ一つやわらかさを確かめながら収獲する高菜折り。
高菜をそれはわからん。
体調!二宮さんが大部分は塩漬けにして名物の高菜漬けになります。
川湯で出会ったお母さんたちに美味しい調理法を教えてもらいました。
いい?はい。
お願いします。
(木本)急に…。
(薄)よそよそしくなっちゃってね。
(田中さん)お邪魔します。
へえー。
小国郷のお母さんたちの高菜料理。
3人それぞれがイチオシの料理を作ってくれました。
田中さんのオススメはおなじみ高菜の油炒め。
塩抜きした高菜漬けを砂糖としょうゆで炒めた伝統の一品。
(木本)えー!
(薄)やっぱり油で炒めるとビタミンAを吸収しやすくなるんでより健康にもいいですねこれは。
もういいですね。
もうなんもいらんですね。
後藤さんのオススメはご飯と炒めた高菜めし。
僕ね食べずに感想言えそうですね。
はい。
二宮さんのオススメは生の高菜をさっと湯がいてしょうが醤油であえた高菜のおひたし。
美味しいですか?これはでもなんか…。
(薄)そうですね。
ホントに美味しい。
(二宮さん)ありがとうございます。
(木本)でもすぐなじむ。
高菜の収獲が本格的に始まると小国郷に春が訪れます。
旬の味をスタジオの皆さんもどうぞ。
いただきまーす!いただきまーす!これおひたしってなかなか食べる機会ないですよね。
ホウレンソウのおひたしとかはあるけど。
美味しいですねこのおひたし。
ねえ。
桝谷さん。
ねえおめでとうございます。
ありがとうございます。
(岡田)おめでとうございます。
ホントに。
ハッピーすぎて。
幸せすぎて。
お子様がねお生まれになりましたから。
すいません。
ありがとうございます。
やっぱり加工されちゃうんじゃないですかね。
なるほど。
(吉岡)そうですね。
これだけでホントに珍しく感じてもらえますよねお客様にね。
さっき私言いました。
(岡田)ちょっと穏やかにしましょう。
南小国町からさらに北側の小国町にある涌蓋山のふもとにある標高700メートルほどの温泉地。
ここですごいっすねこれ!
(薄)なんにも見えない。
(木本)ハハハハハ!
(薄)あっそうなんですか。
(木本)ええ。
ここ岳の湯温泉は一年中蒸気が立ちのぼる湯煙の郷。
豊富な地熱を料理にも生かしているというのですが…。
湯気の出ている地面には藁を積み上げたような不思議なものがあちこちにあります。
これなんですかね?えっいる?人。
(木本)ちょっとお話聞かせて頂いていいですか?地元の坂本さん親子に聞いてみると…。
いや蒸気はわかります。
この蒸気が生活の一部だというのですが…。
使うところを見せてもらうと…。
そう実はこれ蒸気を利用して野菜や肉を蒸す自然の蒸し器。
地元では地獄釜と呼ばれ家の台所や庭などほとんどのお宅に一釜はあるんだとか。
(美穂さん)ホントにやらない方がいいですホントに。
そうですそうです。
まさに自然の野菜なら数分で蒸し上がります。
(薄)消化もいいんで温野菜の方が体にはすごくいいですよね。
野菜を茹でると栄養分の一部が水に溶け出してしまいます。
栄養が逃げにくいと評判なのが蒸し野菜。
うわ〜これ…。
温泉の蒸気を活用して暮らす岳の湯温泉の皆さん。
坂本さんのお宅では
(木本)うわっ!室内には蒸気はですね…。
でこの…なんていうかな。
ドラム缶にためた蒸気の熱で野菜を乾燥させ乾物を作っているんです。
中にはあっゼンマイ?
(美穂さん)はい。
(木本)ワカメみたいですね。
(薄)ねえ。
これゼンマイなんですって。
(木本)へえ!2日間ほど乾かすとゼンマイもご覧の乾物に。
シイタケやイリコと煮物にすればいつでもご飯のお供。
こうやって干して保存食にされてるんですね。
そうですねはい。
そうですね。
せっかくなのでお母さんの案内で
(初子さん)ありますよここに。
(薄)あります?早速見つけたのは…。
(薄)フキノトウ!ある!
(木本)ある!あっ!雨の中かなりの急斜面ですが…。
(薄)登るの大変でしたけどね。
僕なんてホントに。
春の到来とともにタケノコやタラの芽など豊富な山菜が芽を出す小国町の里山はまさに宝の山。
もうすぐ坂本さんのお母さんの出番。
還暦を過ぎてもお元気なのは山歩きと山の幸たっぷりの食事のおかげだとか。
そんなお母さんが作るが登場!
(杉咲)《肉とキャベツは4対6が黄金比率》《くぅー間違いない!》《もし肉だけを食べる者がいたらそれは…》《素人!》《卵は混ぜ過ぎない》《黄身と白身のそれぞれの存在感を微妙に残しつつ頂く》《ま、人それぞれではありますが》
食欲全開!
「CookDo」回鍋肉
(SHELLY)注目ー!今夜は!「コンソメ」で見たことないロールキャベツ。
巻かないから…。
(子どもたち)大胆!
(妹)何これ!
(兄)丸ごとだし!巻かないから…。
(子どもたち)肉豪快!肉でっかい!巻かないから…。
(子どもたち)ジューシー!うまい!おいしい!わが家は巻かないロールキャベツ!
(子どもたち)おかわり〜!技あり!味の素「コンソメ」
(一同)イェ〜イ!
(民族音楽の歌声)母たちはうたとダンスで憶える。
子どもたちの栄養のこと免疫力のこと。
KOKO…。
それはガーナの離乳食。
味の素はそのKOKOに赤ちゃんに必要な栄養素をプラスする食品を開発。
「KOKOPlus」それは母の願いをプラスしたということ。
いのちが、食べている。
いのちが、笑っている。
EatWell,LiveWell.AJINOMOTO.熊本県まずは春の七草の一つセリを使ったセリご飯。
さっと湯通ししたセリとかつお節などをご飯に混ぜるだけで春の香りがいっぱい。
あっすごい!春の香りが満天ですね。
(薄)すごい爽やかですね。
聞いてますよ。
タケノコは皮付きのまま蒸して春の味が詰まった蒸しタケノコに。
ひと足早い
(一同)あっおかえり〜!お子さんたちが帰ってきて…。
(初子さん)一番下。
(木本)あっ長男君?おかえり。
おかえりどうも。
(木本)こんにちは。
こんにちは…。
ごめんね。
急に…帰ってきてこんなに大人がいてて。
申し訳ないね。
子供たちが学校から帰り家族が揃ったところでとっておきの一品。
地獄釜で蒸した野菜を一番美味しくしてくれるのが採れたてのフキノトウを刻んで炒めみそなどの調味料を加えて煮詰めた…。
蒸し野菜につけて頂けば…。
(木本)美味しそうに言いますね。
(木本)共通して言えるのは素材の美味しさを一切何も邪魔しないという作り方ですね。
料理しか出来ないんで…。
プロの技で恩返し。
薄シェフが作るのは…。
を使います。
まずですねお肉ですね。
(木本)あか牛。
(薄)はい。
もう1つの熊本名物その名のとおり山菜尽くしのお返しにお肉を食べたいご主人の気持ちを察して薄シェフが腕を振るいます。
山菜をあか牛で巻いて…。
(木本)なるほど。
今日はもうフルに使ってやっていきたいと思います。
肉を蒸している間にソース作り。
鍋で牛乳を軽く煮詰めとろみがついたらフキみそオリーブオイルを加えます。
肉で巻いた山菜が蒸し上がったらソースをかけて完成。
小国郷の春の味覚でイタリアン。
皆さんいかがでしょう?お母さんどうですか?
(薄)もう1個食べたい?
(一同笑い)
(木本)念願の肉ですから。
(木本)何個でもいける!熊本県小国郷で味わったひと足早い春の味覚。
坂本家の皆さん…。
きみはよく泣くきみでした。
きみはよく食べるきみでした。
・『組曲惑星より木星』よく食べるときのきみはよく笑うきみでした。
一度気に入るとそればかり食べたがるきみ。
食べながら眠ってしまったり泣き始めたり負けて帰ってくると黙ったまま食べないこともあった。
勝てなくてもきみの一生懸命はとても感じる。
もっともっと泣きなさい。
もっともっともっとおいしいものたくさん作るからね。
そうやって母の私も強くなってゆくんだから。
きょうのおいしいが、きみの明日になる。
EatWell,LiveWell.AJINOMOTO.
(小栗)俺の炊き込みご飯を知る覚悟はできてるか?たっぷりのたけのこを「ほんだし」で炊く。
そうだし炊きだ!
(炊飯器の通知音)ピピーッ!あぁ〜!だしの染みたご飯とたけのこたちのささやきが俺の心を震わせる!ひとくち目からもうおかわりのことで頭がいっぱいだ〜!たけのこのだし炊きご飯。
「ほんだし活用術」で公開中。
のりたまらん!蒸し野菜を作ったら一度試して頂きたいのが春の味覚フキみそ。
いただきます。
うまい!
(吉岡)タケノコ美味しいですね。
やっぱり春を感じますね。
このフキみそをつけると余計にこう春を感じますね。
ホントの贅沢な感じがしますよね。
こういうものの食べ方って。
春の香りのセリご飯。
かつお節のうまみがきいています。
相当美味しいですよね!これすっごい美味しい!
(岡田)うまい!ええっ!
(桝谷)これすっごい美味しい。
かつお節きいてますね。
すごい香りがいいですね。
え〜美味しいこれ!大丈夫です。
ですよね。
採れたてのセリじゃなくてもこんなに美味しいのが出来る…。
(一同笑い)ただ今土曜日夜6時56分綾小路きみまろでございます。
2015/03/14(土) 18:30〜18:56
ABCテレビ1
世界にひとつ ミラクルレシピ 〜熊本県阿蘇の温泉郷で絶品郷土料理〜[字]
日本屈指の温泉郷・熊本県阿蘇の小国郷。高菜や山菜など地元の恵み&温泉地ならではの食文化を紹介!薄シェフが“地獄釜”を使った恩返しレシピを披露!!
詳細情報
◇番組内容
TKOの木本とイタリアン薄シェフが、日本屈指の温泉郷・熊本県の小国郷を訪問!温泉地ならではの食文化を紹介する。南小国町の“満願寺温泉”を散策していると、川で野菜を洗っている地元の方々を発見。地元の名物が“高菜”であることを聞いた2人は、高菜畑にお邪魔することに。珍しい収穫前の高菜と、伝統の収穫方法“高菜折り”を見学。さらに地元の方に“高菜めし”など、絶品の郷土料理をごちそうになる。
◇番組内容2
続いて、小国町の“岳の湯温泉”へ。温泉から噴出する蒸気熱を利用した加熱調理装置“地獄窯”で蒸した野菜を堪能。さらに、この季節、“フキノトウ”がおいしいと聞いた2人は、山菜採りへ。生産者のご家族を訪問し、山菜料理をいただくことに。山菜料理をふるまってくれた一家への恩返しにと、薄シェフも地獄釜を使った小国郷ならではのアイデア料理を披露!はたして、イタリアンシェフが考えた、絶品の蒸し料理とは…!?
◇出演者
【MC】設楽統(バナナマン)
【進行】竹内由恵(テレビ朝日アナウンサー)
【ロケゲスト】木本武宏(TKO)・薄公章(『築地ボン・マルシェ』シェフ)
【試食ゲスト】岡田圭右(ますだおかだ)・吉岡英尋(『なすび亭』オーナーシェフ)・桝谷周一郎(『オステリア・ルッカ』オーナーシェフ)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-recipe/
ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – 料理バラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32723(0x7FD3)
TransportStreamID:32723(0x7FD3)
ServiceID:2072(0x0818)
EventID:23626(0x5C4A)