「チョイス」。
それは選択肢
実はお勧めの選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
例えば目の病気。
緑内障や白内障だけではないんです。
今ある病が急増中。
ものがゆがんで見え…悪化していくと失明に至ります
でもちゃんと悪化を防ぐチョイスがあるんです
こちらの方は失明寸前の状態から病気を食い止める事に見事成功!更にあるチョイスで予防も可能なんです
今日はあなたの目を守る大切なチョイスをご紹介しま〜す!
(星田)やっぱり目の病気っていうのはこれまた怖いよね。
(浜島)怖いです!リアルにやっぱり感じれる…ああやってものがゆがんできたらさすがに「あれ?これ普通じゃないぞ」って思ってしまいますもんね。
一番最初に気付く病かもしれないですね。
これがおかしいっていう事やからね。
景色がおかしくなるっていうの…。
(徳田)今日ご紹介するのは以前この病気でも…白内障だ緑内障だやりました。
でもそれとはまた違うまた違うものなんだ。
近年また急増中のある目の病気なんですよ。
こちらをご覧頂くと…。
ちょっとね今本当にそう。
老化っていう事にね…。
確かに年齢をだんだん重ねてくると見え方の快適度も下がってきますよね。
もちろん。
だから老眼になったり中には白内障の方もいらっしゃるかもしれない。
多かれ少なかれ見え方は悪くなってくるんですがあるところでこの病気を発症してしまうと急に見え方が悪くなってきて最悪失明と…。
だから徐々に徐々に見えなくなっていく訳ではないって事ですね。
もうぽ〜っといくって事ですね。
ぽ〜っとねものがゆがんで見える今のように。
「見え方おかしいな」と思ってほっといたら失明という危険もある。
さあそれは一体どんな病気なのか。
ご紹介します。
15年前目の異変に襲われた山口浩三郎さんです。
右目はほとんどものを見る事ができません
(山口)肩口は両方とも分からない。
だから顔は全く…。
目の異変に気付いたのは孫とキャッチボールをしている時の事でした
途中で飛んでくる目の前…
目で追っていたボールが突然消え気が付くとボールは山口さんの後ろに転がっていました
山口さんは疲れが原因と考えあまり気に留めませんでした。
しかし次々と異変が現れました
視野の中心にある黒い部分。
文章を追うと常に追いかけてきます。
眼科で診てもらうとある病と分かりました
加齢黄斑変性は眼球の奥にある網膜で異変が起こります。
網膜の中心にある黄斑というへこんだ部分があります。
直径たった6ミリの小さな場所です。
正常な網膜を写した立体画像です。
円で囲んでいる部分が黄斑。
このようにへこんでいるのがよく分かります。
ところが加齢黄斑変性では逆に黄斑は盛り上がっています。
なぜ盛り上がっているのかというと網膜の奥に新たな血管が出来黄斑を押し上げたためです。
山口さんはこのためにものが見づらくなっていたのです。
山口さんの主治医橋寛二さんです。
山口さんの加齢黄斑変性は既に治療が難しい段階だったと言います
そちらの目はそういう状態だったと。
そうしますとその目の奥の…
そして9年後…
ですから片目出た方は非常に気を付けておかないともう一方の目に出てそして…先生が診てて…「これで失明か」というねまずそっちの方のものがありましたね。
う〜ん。
ある日突然。
ふだんはだって気付かなかったんやね。
お子さんとキャッチボールやった時に「あれ?」っていう感じで…。
しかも何か中心が黒い点みたいに見えるっていうのも…。
片目つぶってやっと見えて…。
だって両目の時は平気やった訳でしょ?球が消えたっていうておかしいっていう…。
へえ〜。
という事でゆがんだりかすんだりあるいは今の視野が欠けるというのが加齢黄斑変性という病気で…。
初めて聞いた。
初めてお聞きになりました?ふだんへこんでる部分が出っ張ってしまうっていう…。
黄斑の所が変性してしまうという事なんだと思いますがじゃあその加齢黄斑変性について詳しい事をスペシャルチョイスアドバイザー眼科医の橋寛二さんに伺います。
どうぞお入り下さい。
(2人)よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
先生まずこれなぜ起こるかって事ですよね。
はい。
この黄斑が腫れると先ほどお話ありましたけどその原因はですねそこに弱い血管が出来るって事ですね。
弱い血管が出来る?ふだんは強い訳ですか?ふだんはですね悪い血管はないんですけどもそれがだんだんお年を取られてですねそれでその網膜の中心部なんですけど黄斑っていうのは。
そこの細胞が弱ってくると要らん血管が出来てきてしまうんですね。
それが黄斑を押し上げて膨らんでしまうって事ですね。
その血管がぐ〜っと押し上げてしまうって事ですね。
ちょっとその図面で見て頂くとこれが眼球横から見たところですね。
で黄色い所が網膜があってこの真ん中の所にこのV字型に小さくへこんでるのが黄斑。
これを拡大したものがここですね。
で見るための細胞がこの後ろに並んでいると。
で黄斑が…今これをねこういう状況でご説明します。
縦に90度ちょっとひねってみます。
こうなりますか。
加齢黄斑変性になるとこの血管が増えてきちゃうんですか?そうですね。
下の脈絡膜という膜があるんですけどここから弱い血管が生えてですねこの黄斑の網膜という膜光を感じる細胞がここにあるんですけどそこを押し上げてしまう訳ですね。
この新生血管っていうのは非常にもろい血管なので水が漏れてきたりですねあるいは出血を起こしてこの細胞の働きを妨げてしまうって事ですね。
それも老化が原因で起こる…?そうですね。
老化でみんなが起こる訳ではないですもんね。
そうですね。
この病気は遺伝的なものもある程度バックにあってそれに後天的なものですけども特にまあお年取られてですね。
あとタバコとかですねそれから食べ物とかですねそういうものが集束されてこの病気が出てくると思いますね。
別に目に物理的な衝撃があったっていう訳じゃなしにその内面っていうか…。
自然と出てくる病気ですね。
先生。
黄斑の部分以外でも盛り上がる時ってあるんですか?この黄斑っていうのは非常に重要な所でしてねいつも光の焦点が合ってるとこなんですね。
ですから非常にこう…酷使してるとこなんですね。
ですからそこはですねどうしても使い傷みっていうような事があります。
光がいつもいつも焦点が当たってますのでこの視細胞という細胞とこの奥の細胞非常に酷使されてますのでですからここが一番やられやすくって弱い血管が生えやすいって事ですね。
ここの細胞とここの細胞だったら頑張りが違うって事ですね。
もっと端の方もありますけれども頑張りが違う。
ここが一番…。
6ミリぐらいの大きさのとこが黄斑といいますけどそこが一番危ないと思いますね。
山口さんが真ん中が黒くなっちゃいましたよね。
あれは要するにここだって事なんですか?そうですね。
ここの…ちょうどこの部分の黄色い所が視細胞っていうものを映す細胞なんですけどそこの下にこういうものが出来ますのでここから水がしみ出したりしますとここの働きがうまくいかなくなる訳です。
この視細胞っていうのは下の細胞とひっついてて初めてうまく働きがいくんですけどこういうような要らんもんが出来てしまうとですね出血したり水がしみ出してしまいますのでそれでうまくこの像が映らなくなってで暗い影が出来てしまったという事ですね。
その部分だけが働いてないからもう見えないって事なんですね。
じゃ離れる前だったら治療できる訳ですか?そうですね。
これが初期であればですね新生血管が出た所であればある程度早く治療すれば働きは戻ります。
あ〜なるほど。
やっぱそこはあるんだ。
ご安心下さい。
あ〜よかった。
さすが日本の医学。
私も急増してるって申し上げたんですけどそれは…?えっ!?倍以上?はい。
この14年間で2.5倍に。
はあ〜!いわゆる加齢っていう事はお年を召した方しかならないって事ですか?そうですね。
50歳以上の方っていうのが限定なんですけど…。
あんまり若くてなる事はない?そうですね。
高齢化社会になりますのでねですからどんどんとお年寄りの方増えてまいりますとこの病気が増えてくると。
今後もどんどん増えていく病気の一つですね。
海外ではもともとあった…?そうですね。
海外では…かなり長い間もう第1位。
あれは先生。
だから黄斑がどんどんまた盛り上がってきてその見えない部分が広がって失明って事になるって事ですか?そうですね。
真ん中に跡形が出来てしまうんです最終的には。
跡形が出来てしまいますとその視細胞っていうのは完全に働かなくなってしまう。
そうすると視力が非常に下がってしまうって事になりますね。
この病気をチェックする方法があるんですね。
これは…え〜…アムスラー…?アムスラーチャートと申します。
ちょっと見て頂けますか?これ実際使うのはこの大きさのものですね。
でこれを…。
これを30センチの距離にして頂いて…。
チェックするポイントは3つ
一つでも当てはまると加齢黄斑変性などの網膜の病気の可能性があります
あっ!真ん中の白い丸がちゃんと見えるかどうかがまず一つですね。
その周りの線がゆがんでいないかどうかですね。
ゆがんでない。
線の輪郭はぼやけますよね?えっ?ぼやけない。
うそや〜もう〜!ほんま?どこ?どこが?丸の周りが…?直線やけれどもそれがちょっと広まったりはしない?そのまま見える?このまま見える。
青い線ですよね?白白。
うそ!アハハハ!え〜?このシャツが映って青く見えるんじゃない?違う違う。
青くない?青くない。
もう一方の目に替えて見て頂いたら分かるかもしれないです。
あっ!こっちはね…ちょっとねゆがんでます。
丸い点の2マス目ぐらいの直線がちょっとこうギュッてなっててこっちをやると白い線2本の間に青く塗ってるような線に見えます。
どう…どうなんでしょう?黄斑の病気いろいろありまして先ほどの黄斑の網膜は形と色を見分ける働きがありますのでですから視細胞っていうのがやられるとこういう症状が出る場合があります。
加齢黄斑変性かどうかっていうのは診察しないと分からないです。
こっちはゆがんでますね。
私全然大丈夫。
まっすぐ?うん。
もうこのとおりに見える。
こっちはねグラッとなってるな〜。
でも今のようにこの段階で分かれば治療する事は加齢黄斑変性の場合…。
早期に発見されればちゃんと治療すれば見え方は改善します。
これテレビの前の皆さんが何か身近なもので確かめれる方法っていうのはありますかね?例えば障子の桟とかですね。
あるいはおうちにある方眼紙とかですね。
お風呂のタイルの目地とかですね。
ああいうのを見て頂くと…。
片目ずつ見て頂くのが重要ですけどもそれでチェックして頂く方法がありますね。
片目ずつっていうのがポイントなんですか?そうですね。
片目だけですと…両目で見てしまうと悪い方の目がこちらが補ってしまう事があります。
ですから片目ずつしっかり見ないと分からないと思いますね。
という事で加齢黄斑変性に今のようなチェックで早めに気が付けばまだまだこれからよくなるというチョイスが実はあるんです。
それでこのチョイスをすると劇的にですね見え方がよくなってくるという事なので…。
ここで気付かないと駄目って事ですね。
そうですね。
早めに気付く事が大事なのでそのチョイス見てみましょう。
加齢黄斑変性の進行を見事食い止めた…
本当によかったのはね…
廣田さんは…
外出先でも電柱がゆがんで見えたり窓枠が波打って見えるなど視野の異常が現れてきたのです。
ところが…
妻美千代さんはなかなか病院に行かない廣田さんにしびれを切らし…
何かちょっと目でおかしいんじゃないかと思って…
この奥さんの勧めが廣田さんの目を守るチョイスでした
これは当時の廣田さんの眼底の断面写真です。
本来へこんでいるはずの黄斑は盛り上がっていましたが治療ができる事が分かりました。
廣田さんの治療を見せてもらいましょう
治療薬が用意されました。
注射で薬を投与します。
ここからは…
目に直接注射します
痛みがあるかと思いきや…
もう一瞬でねこんな注射全然もう…あの〜ちょうどインフルエンザの注射プッとうつぐらいの感じですわ。
本当に何ともないですわ。
これはなったもんでないと分かりませんわ。
廣田さんに注射した薬は…
この薬が登場して加齢黄斑変性の治療が格段に進みました
加齢黄斑変性は網膜の奥に新たな血管が出来黄斑が盛り上がってしまう事が原因です。
抗VEGF薬をうつと新たな血管が出来るのを妨げたり出来た血管を小さくしたり壊したりします。
そのおかげで盛り上がってしまった黄斑は元に戻ります
その黄斑の部分の血管を狙うため抗VEGF薬を直接目に注射しなければいけないのです。
廣田さんは注射を1回うったところすぐに症状が改善
現在も2か月に1回注射をうち続け今回で10回目。
順調に回復しています
廣田さんの楽しみは近所のマージャンクラブ
あ〜間違うた!
マージャン牌の絵柄を見分けるのもへっちゃらです
廣田さん本当によかったですね!
いやなかなかの治療法というか映像で…。
ちょっと私こうやっちゃったけど…。
だってカメラさんがモニター見んようにカメラ捨てたからねこうやって。
目線切ったという…3カメさんが。
アハハハハ!いや確かにあれはすごいね!だって直接針がこう来る訳でしょ?で痛みがないんでしょ?これ先生。
そうですね。
本当ですか?「テレビ来てるからお前痛いって言うなよ」って言うた訳では…?アハハハ…。
麻酔の目薬をしっかりやりますね。
点眼の目薬やって…。
はい。
それだけであんまり痛みはないです。
でも見えるんですよね?針が近づいてくるの…。
患者さん先ほど見て頂いたように寝て頂いた状態で機械で目を開けるんですけどもそれで下を向いて頂きます。
それで上から入れますので患者さん自身には針は見えないですね。
じゃあそんな恐怖心は…。
大体あれがだから…2か月に1回でしたっけ?で結局完治ってとこまで持っていけるんですか?早期ならば…。
ずっとある程度は続けないと…。
治療として続けなきゃいけないって事ですね。
1回おいくらっていうのは…?おお〜なかなかやっぱりちょっと高額な…。
高額な治療になりますね。
でもまあやらなきゃどんどんひどくなって失明になってしまう。
真ん中が見えなくなってしまうという症状が進んでしまいますね。
でもこの廣田さんは1年半ですけどずっと2か月ごとに注射を…最初3か月うってあと2か月置きにうって発症前に近いところまで見え方がよくなったという事ですからやはりちょっとお値段は高いんですけれどもそれだけの効果はあるという事になりますよね。
これは患者さんの判断で「ちょっとまたぼやけてきました」って病院に行く訳ですか?じゃなしに定期的に…。
はい定期的に見てそれでまあ先ほどの断層の写真がありましたけどもあれで水がしみ出ているか出血が起こってないかどうかと見てそれで注射を追加していく事が多いですね。
でその廣田さんの断面写真ですけど今お話あったように治療前は眼底の断面はこう盛り上がってるんですが注射をするとすぐにこういうふうに平らになる。
ところが今お話あったようにこれが何日かたつとまた元に戻ってしまう。
そうですね。
注射の効果というのはやはり2〜3か月というところでやはりまたなくなってきますのでそうしますとまた水が…ここが出てる水ですけども戻ってきますので少し戻り始めた頃にまた注射をうっていくというのが一般的な治療の方法ですね。
眼帯っていうのはいつ外せるんですか?次の日の朝に外せます。
その日だけちょっと片目で不自由ですけども。
まあその日はやっぱりお風呂も入れないっていうか…。
そうですね。
首から下だけになりますね。
その眼帯取れたあとに別に…激しいスポーツしたら駄目とかそういうのは大丈夫ですか?次の日から普通に生活して頂けます。
さっき片方の目が加齢黄斑変性でもう片方の目も発症なさったという山口さんももう片方の目の時はこれに気が付いて注射の治療を受けたんですって。
これをやって今は非常に視野も回復してると。
よかったと…。
加齢黄斑変性の最も有効な治療法は抗VEGF薬です
目の玉に注射して黄斑の所が傷んでる訳ですがそこに薬っていうのはうまく届いてくもんなんですか?あの注射は硝子体っていう目の中の一番広いスペースですね。
ゲル状の水があるんです。
そこに液を入れてるんですね。
そうしますと自然とお薬が拡散していきましてで黄斑の所に行ってその新生血管っていうのを小さくするという事。
ドンピシャリ狙わなくても…。
目の中の水に注射をしてそれが拡散していって新生血管が小さくなるんですね。
その血管を抑える成分があるから全身回った時に脳梗塞で脳の血管も抑えてしまう可能性が…。
一時的に。
そういう事です。
なるほどそういう事か。
でも加齢黄斑変性を未然に防ぐ事ができるんだったらなお結構という事で実はその…。
もっと手前でね。
もっと手前でね前兆を知る事ができるチョイスがここにあるんですね。
どんなチョイスかご覧下さい。
加齢黄斑変性を防ぐチョイスがあると聞いて眼科医の湯澤美都子さんを訪ねました
早速案内されると…
目の奥眼底の状態を見る眼底カメラです。
この検査で加齢黄斑変性になる前兆が分かるんです。
どうやって検査をするのか見せてもらいましょう。
まず瞳孔を開く目薬をさします。
そして眼底カメラで目の奥をくまなく調べます
湯澤さん何を調べているんですか?
これはドルーゼンがたまった人とたまっていない人の眼底写真です。
円で囲った黄斑の部分にご注目。
汚れのように見えるのが分かりますよね。
これがドルーゼンです。
ドルーゼンが多い人は加齢黄斑変性になる危険性が高いのです。
ドルーゼンは網膜の細胞が出す老廃物。
年を取ってくるとこのドルーゼンがうまく排出されずたまっていく事があります
ドルーゼンがたまると新しい血管が出来てくるため加齢黄斑変性を引き起こすと考えられています
眼底カメラでドルーゼンがあるか調べる事で加齢黄斑変性の前兆が分かります
ドルーゼンが多いと分かった場合…
一つは造影検査。
眼底の血管を調べ新たな血管がないかを調べるのです。
もう一つがOCT検査。
網膜の断面を見る事ができます。
もし黄斑に膨らみがあればすぐに分かります。
さあ皆さんも眼科に行って加齢黄斑変性の前兆をチェックしてもらいましょう
これはこれで何かすごい気軽な検査でねまあドルーゼンっていうのが…老廃物が原因でこううまく処理されないからっていうのが…。
そうですね。
これは今のVTRにもあった映像なんですがたまっていない方は血管もはっきり見えてるんですがたまってる方はもやもやしてますね。
そうですね。
ここの黄色い点々がいっぱい見えてますね。
これがドルーゼンという訳ですね。
これたまりやすいたまりやすくないっていうのは体質みたいなもんですか?ある程度のそういう遺伝的な素因もありますけどもあとは先ほどお話しした食事とかタバコとかですね。
その辺りが一番関係してくるかと思いますね。
これドルーゼンがたまってしまった場合何か変化はあるんですか?よほど大きなドルーゼンになりますと先ほどのゆがみが出てくる場合が…。
こちら見て頂くとこれがOCTの…。
先ほどの新生血管と違って水のしみ出しがないんですけどこれがドルーゼン。
ここが出っ張りますとここの視細胞という所ですね。
形を見分ける働きに影響を及ぼしてゆがみが出るという事ですね。
こういうふうになってしまう訳ですから…。
でも検査自体はすごい見た事ある機械であったり僕らもある程度身近な機械なんで言うたら簡単に見つけれるって事ですね。
先ほどカメラの画像が出てましたけど実際は眼底検査と申しまして瞳を開いて眼科医が検眼鏡っていうので目の奥をのぞく。
あるいは顕微鏡でのぞきますとグローゼンがあるかないかはよりはっきり分かると思いますね。
瞳孔開く薬点眼してそれでお医者さんがちゃんと見てくれるって事ですね。
じゃドルーゼンを見て下さいっていうふうに言った方がいい訳ですか。
はい。
専門医の先生にそうおっしゃってドルーゼンがあるかどうかをチェックして頂くのが一番。
ドルーゼンという単語を忘れないようにしないとね。
これは費用的にはどれぐらい?検査の費用っていうのは…。
眼底検査をもろもろ入れまして3割負担の方で1,200円ですね。
それでな見つけれるんやったら…。
ドルーゼンがたまってしまうのが問題だからいかにそれを増やさないようにするか。
それが加齢黄斑変性を抑えるポイントだと思うんですがそこでですねドルーゼンがたまっている人もたまっていない人もですね次のチョイスをする事で…このチョイスをする事で加齢黄斑変性から身を守れる。
そういう…もう大体今までの橋さんのお話でお分かりかと思いますがそういういろんな生活の工夫予防できるチョイスがあるんです。
はいどうぞ。
加齢黄斑変性になるのを見事防いでいる…
円で囲った部分を見ると両目にドルーゼンがたまり加齢黄斑変性になる危険性がありました
あんまりくよくよ考えないようにするんですね。
あんまり考えたってしょうがないし…。
だからその時はその時でなんとかなるだろうな。
原嶌さんを見た湯澤医師はある秘策を伝えました
色鮮やかな野菜炒めに…
ほうれん草たっぷりのみそ汁。
実はこれが加齢黄斑変性を防ぐ原嶌さんのチョイスなのです。
緑黄色野菜をしっかりとると…
その理由は緑黄色野菜に含まれる栄養素が持っている抗酸化作用です
そこで原嶌さんは緑黄色野菜たっぷりの食事を心掛けるようになりました
今回特にやっぱり緑黄色野菜を多くとらなくちゃいけないかなっていう感じの指導を受けてなるべくもう…毎日の事ですので食事は。
原嶌さんの夫弘さんの趣味は家庭菜園。
食卓には自分で作った野菜も上ります
いろいろな野菜を食べるっていう事が必要だっていう事なんでね。
味も結構でございます。
はい。
更に…
こちらの錠剤
眼科の先生がもちろん栄養に気を付ける事はあれなんですけどこういうサプリメントがありますのでこれを併用されるといいですよって勧められたのでずっと併用してます。
原嶌さんは予防のチョイスを1年続けました。
その結果…
今回撮られたのは下なんですけど見て下さると…
これは原嶌さんの眼底写真。
1年前と比べるとドルーゼンの量が減っていました。
更に目の断面写真では山のように見えていたドルーゼンが見事に無くなっています
はい。
もう頑張ってきてよかったなと思います。
頑張るっていうよりも…よかったね〜。
ざまあみろドルーゼンやな。
本当ね。
緑黄色野菜。
うん!これでよくこの番組やったら健康で野菜っていうのが出てくるけれどもやっぱりそんだけ効果があるんですね先生。
予防っていうかその症状を止めるだけじゃなしに戻せるっていう…。
ある程度のところまでそうですね。
すごい。
だって薬じゃなくって食べ物でっていうのが何か体って素直だなって思いますね。
ただやっぱり野菜…分かってるけど野菜って味気ない。
おいしいから!野菜おいしい言う人うそつきや思てるもん。
じゃあ一回うちに来なさいよ。
いいよいいよもう。
おいしいの作るから。
違う違う。
もうだってほうれん草のみそ汁と野菜炒めってあってやっぱり肉っ気が欲しくなるしさ…。
肉もおいしくちょっと入れればいいのよ。
ねっ。
バランスですよね。
そうですね。
なかなか…。
原嶌さんそういう訳で緑黄色野菜で見え方を維持できる。
1年前に比べてあんなに改善して…。
ではドルーゼンをためないためにはどうしたらいいかという事で必要な栄養素と野菜をまとめてみました。
こちらです。
栄養素としては…そういうものが含まれてるものがこちらなんですね。
そうですね。
このほうれん草とか小松菜ブロッコリーはルテインがたくさん含まれています。
ルテインっていうのは黄色い色素なんですけどもこれはちょうど黄斑の網膜の中にありまして通常誰でも持っておられる色素ですね。
その一種でありましてこれが食べる事によってこの量が…黄色い色素が増える訳ですね。
この黄色い色素は網膜の…先ほど言った視細胞という細胞を守っていますのでこれを食べて黄色い色素黄斑色素を増やすと加齢黄斑変性の防止につながるという事ですね。
黄斑の「黄」ってそういう意味の黄色って事ですか。
黄色い色素が守ってるんですか。
網膜の中に黄色い色素があります。
それが黄斑色素っていいますけどそれを増やすための食べ物って事になりますね。
ちょうど今冷蔵庫に黄色いパプリカあるわ。
色ちゃう。
パプリカは…。
パプリカはねビタミンC。
あっそうなんだ。
ビタミンに含まれてます。
あとはこのビタミンAとかCとかE。
それから亜鉛っていうのはこれは欧米の方で確認された栄養素ですね。
加齢黄斑変性に特別によく効く予防に効くという栄養素ですね。
例えば熱によって栄養素が壊れるとかそういう事もありますか?特にこういう緑の野菜の場合はたくさん吸収を促進するためにですね…熱でもある程度破壊されますけど油と一緒にとって頂くと更に吸収率がよくなる。
吸収率がよくなるんですね。
逆にドルーゼンがたまりやすい食事っていうのはあるんですか?はい。
やはり肉食ですね。
特に油の多い肉っていうか…。
食生活の欧米化っていうのがありますけどもそれが増えますとドルーゼンたまりやすくなります。
そうか。
やっぱりそれがねそういう食生活になってきたからやっぱりどんどん増えていってるんですよね。
で一日に食べきれない量だという事なのでサプリメントっていうお話ありましたけどじゃあサプリメント…これらはみんな今身近に売ってますのでこれを買ってきて片っ端からたくさんのむっていうのでは駄目なんですか?そうですね。
この加齢黄斑変性のサプリメントが効くというのはですねもう10年以上にわたってアメリカの方で研究されておりましてそれでこの一定の量がですねこれだけのものの一定の量が加齢黄斑変性の進行に予防に役立つという事は実証されてる訳ですね。
ですからのべつ幕なしにたくさんとって頂いてもこれはこれに合致しないという事になりますので有効な量でなくなる可能性はありますね。
そういうとこの相談はお医者さんでも聞いてくれるんですか?ある程度量が決まってますのでその…これの病気に合ったサプリメントをとられるのが一番重要な事だと思いますね。
さっき原嶌さんがのんでらっしゃいました。
あれはそういうためのもののサプリメント?そうですね。
この加齢黄斑変性専用のサプリメントです。
それはお医者さんから出してくれるサプリ?そうですね。
あの〜これは健康補助食品ですのでご自分で購入して頂く。
これは処方する訳ではなくて食品の代わりですのでご自分で購入して頂きます。
じゃあやたらにこういうものをのんでも過剰摂取になったり…。
特にサプリメントはいろんなサプリメントがありますのでそれを数種類のまれると例えばビタミンの過剰になって中毒とかですね。
あるいは例えばベータカロチンとか亜鉛などですね体の中に悪性腫瘍が長くのむと出てしまうという報告もあります。
ですからやはりちゃんと適量ですね。
この加齢黄斑変性用の物をのまれるっていうのが一番。
それだけをのまれるっていうのが一番よいかなと思います。
そしてもう一つ大事なポイントがあってお分かりだと思いますが…。
「禁煙」。
これが大事なんですね。
はい。
この加齢黄斑変性の発症の危険因子としては加齢の次にタバコが一番危ないといわれてます。
タバコをのまれる方とのまれない方ですね比較してみると大体吸われる方は4から5倍発症率が上がると。
ほう〜。
ですから禁煙というのは非常に重要で吸われてる方はすぐにやめて頂く必要があります。
進行も早くなる訳でしょう?ずっとのみ続けるといろんな要素で酸化ストレスっていうのがかかりますのでそれによって進行しやすくなるって事ですね。
じゃあタバコをやめたらすぐに症状はよくなるんですか?これが結構長い間タバコの影響は続くといわれてまして20年間ぐらいタバコの影響は続くといわれてます。
まあなるたけ早くやめて頂くってのが重要です。
だからほうれん草刻んで乾燥させて紙に巻いて吸うといたらええねんな。
確かに!どっちも満たされる。
そうそう。
紛れるみたいな…。
いやでもこれそうか。
やっぱりタバコって本当に「百害あって一利」なしというのは本当にそういう事なんですね。
病気にもそういう事が言えます。
という事でドルーゼンをためない…つまり加齢黄斑変性にならないためのチョイス。
浜島さんいかがでした?いや〜もう何もかも初めて聞く単語だったので知らない事がいっぱいあるなと勉強になったんですけどやっぱり目視界がゆがむぼやける黒い点が見えるって本当に恐怖だと思うんですよ。
もうその恐怖心を味わう前に自分で自分の身を守らなくちゃなって今日改めて思いました。
このチェックは大事ですね。
ほっしゃん。
いかがですか?いや僕はちょっと今日それ気味やなっていうのも…本当にゆがんで見えたんで。
それに気付けてよかったですわ。
ちょっと本当に診てもらってこの回のパートツーの時に多分僕VTRに出てくると思います。
アハハハハ!身をもってちょっとね本当に検査してもらおうと思います。
という事で最後に橋さん見逃さないためのチョイスアドバイスをお願いします。
加齢黄斑変性は誰にでも起こる病気ですので是非片目ずつ塞いでですねチェックをして頂いてゆがみがないかどうかを見て頂くのが重要かなと思います。
では最後に両目とも加齢黄斑変性になった山口さん。
ある2015/03/14(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「モノがゆがんで見えるとき」[解][字]
ものがゆがんで見えるとき、網膜がゆがむ「加齢黄斑変性」のことがある。早期なら治療できるが進行すると失明の危険もある。早期発見と治療、予防のチョイスを一挙に紹介。
詳細情報
番組内容
ものがゆがんで見えるとき、網膜がゆがむ「加齢黄斑変性」のことがある。早期なら治療できるが進行すると失明の危険もある。早期発見の検査、そして進行を食い止める治療法、さらに予防のチョイスまで一挙に紹介する! 【出演】星田英利、浜島直子、徳田章アナウンサー ほか
出演者
【ゲスト】関西医科大学眼科学教授…高橋寛二,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】徳田章,【語り】佐藤真由美,江越彬紀
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者
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