3月は別れの季節。
ここ10年卒業式で歌う曲として最も人気があるのがこの「旅立ちの日に」です。
共に笑い泣き同じ時を過ごしてきた友や恩師。
掛けがえのない人たちとの別れの時そこにはいつも歌があります。
「SONGS」ではこれまでさまざまな卒業ソングの名曲を紹介してきました。
旅立ちの時を迎えた若者と触れ合ったアーティストたちのはなむけの歌は生涯忘れる事のできない特別なパフォーマンスとなりました。
「SONGS」今夜は卒業ソングのコンピレーション。
感動の名シーンを集めてお届けします。
本日卒業生の皆さんに是非お祝いの言葉を贈りたいという方がお見えになっています。
森山直太朗さん。
(拍手と歓声)2008年森山直太朗さんは仙台市内の高校の卒業式にサプライズで登場しました。
「さくら」の合唱で心を通わせ合う直太朗さんと卒業生たち。
彼女たちにとって「さくら」は特別な歌です。
「さくら」は有名な独唱だけでなく実は合唱バージョンがあります。
この合唱バージョンを直太朗さんとレコーディングしたのが当時の宮城県第三女子高校音楽部の生徒たちだったのです。
こんにちは。
(生徒たち)こんにちは〜!レコーディングから5年後2008年の「SONGS」で直太朗さんは再びこの学校を訪れました。
何か覚えてるわ〜何か。
(笑い声)みんなその時さみんなジャージだったからさ。
実は彼女たちの後輩から直太朗さんと一緒に「さくら」を歌いたいというファックスが届いていました。
直太朗さんは「SONGS」でその願いに応えようと考えたのです。
(拍手と歓声)先生!あ〜はいはいはい。
(歓声)ほんとにありがとうございます今日…もうご無沙汰してます。
本当にご無沙汰しております。
すばらしいすばらしい。
皆さんこんにちは。
どうも森山直太朗です。
(生徒たち)直太朗さんおかえりなさい!
(拍手と歓声)
早速みんなの練習の成果を聴かせてもらいました
すばらしいです。
(拍手)僕なんか何にも言う事ないですね。
何かこうやりたかったんですけどね。
「違うよそこ〜!」って「アルト〜!」みたいな。
「そんなんじゃ行けないわよ全国」みたいなのやりたかった。
うまいよみんなほんと。
(生徒たち)オ〜!直太朗さんと生徒たちとの出会いによって生まれた「さくら
(合唱)」。
以来この高校でずっと歌い継がれている特別な卒業の歌です。
(拍手)ありがとうございました。
人生の新たな扉の前で迷いもがく人たちに力を与える歌があります。
この曲のベースになっているのは15歳のアンジェラが30代の自分に宛てて書いた手紙です。
大人になったアンジェラが読み返した時そこには当時の切実な悩みが綴られていました。
読み終わった時にあの時の自分にとにかくねハグをして「大丈夫だから」って。
「全てが時間が解決してくれるから」って「こんなに悩まなくていいから」っていうその思いを持ったままピアノに座ったら自然にこの曲ができたの。
私は日本各地の中学校を訪れ「手紙」を歌っている中学生に出会いました。
今の10代のみんながどんな気持ちで歌ってくれているか知りたいと思ったからです。
そして「未来の自分に宛てた手紙」を書いてもらいました。
「仲間外れ」「自己嫌悪」今自分たちが抱えている悩みや不安が克明に綴られていました
「3学期になった自分へ。
今すごく思う事は自分が部長でいいのかという事です。
自分が引退する時後輩に「やった〜!」とか言われたらどうしようって思うしクラスでもクラブでも嫌われたらどうしようってたまにすごい怖くなります。
クラスでは3学期になった時今仲よくできそうな子と仲よくなれてるかな?」。
人を引っ張っていくってすごい難しいよ。
すごい大変な事やけどきっと部長ならできると思うしみんなもそう思ってると思う。
まだ始まったばっかしやしな新学期。
私は中学生の一人一人がそれぞれ悩みや不安を抱えながら精一杯生きている姿に胸を打たれました
みんなの歌声を聴き「SONGS」で声を合わせて歌いたいと考えました。
人生の階段を上っていく若者たちへ贈るはなむけの歌です。
今これから歌う「手紙」が私の中では集大成な感じなのでそれを全国を代表する10代のみんなと私で届けたいという気持ちがすごいあるからアンジェラ・アキのバックではなくて私たちで「手紙」を歌うっていうぐらいの気持ちで今日はこれから歌って下さい。
よろしくお願いします。
(団員たち)よろしくお願いします。
平成20年度立科中学校3年生卒業生の皆様おめでとうございます。
私は子供がいないので中学生の卒業式にこうして立ち会う事などないと考えもしなかったんですが…。
ユーミンが参加した卒業式で歌われたのは「卒業写真」。
その背景にはユーミンと中学生たちとの偶然の出会いから始まった触れ合いがありました。
この卒業式の前の年ユーミンは音楽制作のアイデアを練るため立科町を訪れていました。
こういうちょっとした道がいい感じ。
町を歩いていた時偶然出会ったのが写生をしていた立科中の生徒でした。
その後ユーミンは生徒の一人から一通のメールを受け取ったのです。
そこには秋の文化祭の合唱コンクールに来てほしいという願いが綴られていました。
中学生の合唱なんて聴いてみたいなって。
ちょうどご縁というかいい機会だなと思って。
すごいピュアで心が洗われるような気がしましたよ。
講評とか求められて結構マジになっちゃって。
ひょんな事から生まれた出会いから私は思いがけず幸せな時間を過ごす事ができました
文化祭から5か月この出会いを大事な思い出にしたいと考えた生徒たちは卒業式で「卒業写真」を歌う事にしたのです。
私は内緒でリハーサルを見に行きました
びっくりした!
(拍手)イエ〜イ!半年ぶり?半年ちょっとぶり。
確かに違う…態度が。
みんなと再会して変わらないキラキラした表情がとてもまぶしく感じられました
私のピアノの方が下手ですよ。
(拍手)
歌声を聴かせてもらったので私もお礼にみんなと一緒に歌う事にしました。
みんなと心を一つにして歌いたいと思います。
「卒業写真」聴いて下さい
(拍手)四国徳島県。
2015/03/14(土) 23:00〜23:30
NHK総合1・神戸
SONGS「卒業ソングSP」[字]
3月、卒業式シーズンにふさわしい「卒業ソング」を、SONGS8年間のパフォーマンスの中から、お送りするスペシャル版。
詳細情報
番組内容
森山直太朗「さくら」。アンジェラ・アキ「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」。松任谷由実「卒業写真」など…3月、卒業式シーズンにふさわしい「卒業ソング」を、SONGS8年間のパフォーマンスの中から、お送りするスペシャル版。
出演者
【出演】森山直太朗,アンジェラ・アキ,松任谷由実
ジャンル :
音楽 – 国内ロック・ポップス
音楽 – 海外ロック・ポップス
音楽 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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