村松さんありがとうございました。
そして櫂さん新年度もどうぞよろしくお願い致します。
どうもお世話になりました。
ありがとうございました。
では失礼します。
ごめんください。
(きてき)あらしにおそわれたソドーとうはまだそらがドンヨリとしていまにもあめがふりそうなあついくもにおおわれている。
そのしたをきかんしゃたちがはしっていた。
トビーがほこらしげにナップフォードえきにやってきた。
トップハム・ハット卿がとくべつなしごとをよういしていた。
(トップハム・ハット卿)トビー。
ボックスフォード公爵ふさいがおちゃのじかんにとうちゃくする。
やしきのだんぼうにせきたんがひつようだ。
きみがそれをはこんでくれたまえ。
だいじなしごとをまかされてトビーはとてもうれしかった。
公爵ふさいのべっそうにとどけものをするのははじめてのことだった。
(トビー)いますぐしゅっぱつします。
かぜのなくもりのなかをとおっていくんだぞ。
あらしできがたおれてべっそうにつながるいつものせんろがふさがれているからな。
トビーはふあんになった。
かれはかぜのなくもりのせんろをはしったことがなくいつもちがうせんろをとおっていたのだ。
かぜのなくもりははしりたくないな。
あそこはすごくくらいしそれにおかしなおとがするんだ。
だがきょうはそのばしょをとおらなければならなかった。
トビーはしかたなくかぜのなくもりへとやってきた。
そこではジェームスとトーマスがかしゃをおしていた。
(トーマス)やあトビー!トビーはトーマスのあいさつにへんじをしなかった。
もりのことばかりかんがえていたからだ。
だいじょうぶかい?トビー。
トビーはふあんだった。
だがゆうかんなきかんしゃになりたかった。
やあトーマス!公爵ふさいのべっそうにせきたんをもっていくところだ。
かぜのなくもりをとおらなきゃいけなくてね。
そのときトビーのほうのしんごうがあおになった。
だがかれはすすめなかった。
(ジェームス)かぜのなくもりがこわいんじゃない?トビー。
こわくなんかないよ。
いっしょにもりをはしってあげるよ。
トビーはトーマスについてきてもらいたかったがじぶんのほうがずっとせんぱいだ。
けいけんほうふなぼくがこわがっていちゃダメだよな。
みんなにたすけてもらうわけにはいかない。
いっしょにこなくてもへいきだ。
ぼくはだいじょうぶだからね!そしてトビーはかぜのなくもりへとはいっていった。
たったひとりで…。
トビーのボイラーはガタガタとゆれた。
もりのなかはくらくおいしげるきぎはとてもおおきかった。
でもトビーはおくびょうなきかんしゃではなくゆうかんなきかんしゃになりたかった。
かぜのなくもりなんてこわくない。
トーマスみたいにはしりぬけるぞ!
(きみょうなおと)いまのはなんだ?
(きみょうなおと)ああどうしよう!このもりはやっぱりこわすぎるよ!うしろむきでひっしにもりからにげだしてきたトビーはジェームスとトーマスがはこんだ2だいのかしゃにつっこんでしまった。
(ふたり)ああっ!うわ〜!こりゃたいへんだ!ごめんよ。
どうしたんだい?トビー。
こわかったの?ぼくがいっしょにもりをはしってあげるって。
トビーはいっしょについてきてほしかったがやっぱりせんぱいきかんしゃがそんなことをたのむわけにはいかないとおもった。
いやいっしょにこなくてもへいきだ。
ぼくはだいじょうぶだよ。
そしてまたトビーはかぜのなくもりへはいっていった。
たったひとりで…。
かぜのなくもりなんてこわくない。
トーマスみたいにはしりぬけてやるぞ。
あ…。
(きみょうなおと)うわ…!このおとはいったいなんだろう?このもりほんとうにこわすぎるよ!またまたトビーはもうスピードでバックしてもりからにげだした。
(ぶつかるおと)たいへんだ!やっちゃった!ほんとうにごめんよ!ああ…。
(トビー)ああどうしよう!やっぱりいっしょにはしってあげるよ。
ぼくもいっしょにいこう!トビーはものすごくいっしょにきてほしかった。
でもせんぱいきかんしゃがそんなことをたのむわけにはいかないとまだおもっていたのだ。
ぼ…ぼくはだいじょうぶ。
そしてまたかぜのなくもりへとはいっていった。
たったひとりで…。
かぜのなくもりなんてこわくない。
トーマスみたいにはしりぬけるからな!
(きみょうなおと)うわ〜こわいな!このおとはなんだ!?
(ぶつかるおと)ああ!どうしよう!たいへんなことをしてしまった!かしゃがメチャクチャになっちゃった!これじゃ公爵ふさいにはせきたんをとどけられない!ぼくはおくびょうでやくにたたないきかんしゃなんだ。
トビーはトーマスとジェームスをみたがかれらはトビーをおくびょうだとはいわなかった。
それよりほんきでかれのことをしんぱいしてくれている。
ほんとうにごめんよ。
みんなにたすけてもらっちゃいけないとおもってた。
でもたすけをたのむのにそんなことかんけいないよね。
おねがいだ。
ぼくといっしょにかぜのなくもりをはしってくれるかい?トーマスとジェームスはうれしかった。
もちろんさトビー!ついてきて!すぐにトビーのかしゃにはたくさんのせきたんがつまれた。
それからトビーはいちばんさいごにもりへとはいった。
(フクロウのなきごえ)フフフ。
ぼくのともだちのしろいフクロウだ!
(フクロウのなきごえ)わあかわいいな!トビーはフクロウをこわいとおもっていたじぶんがしんじられなかった。
そのときべつのおとがした。
このおとは…?もりをながれるかわのおとさ。
みて!うわ〜!ほんとう!すごいや!きれいなところだなあ。
ちょうどそのときかれらはものすごくきみょうなおとをきいた。
このおとは!?もりをふきぬけるかぜのおとだよ。
だから「かぜのなくもり」なんだね!えがおになったトビーはもうおくびょうなきかんしゃではなかった。
ともだちにたすけてもらってほんとうによかったとおもった。
みんなよりこわがりだけどぼくはしあわせなきかんしゃだな。
こうしてトビーは公爵ふさいのべっそうまでえがおではしりつづけた。
そのひはソドーとうでいちばがひらかれるひできかんしゃたちはとてもいそがしかった。
みんなじょうきをふきあげながらくだものややさいをいちばまではこんでいた。
そんななかディーゼルはいちばではなくがっこうにけんちくしざいをはこんでいた。
がっこうのやねがこわれてしまったのだ。
すぐにあめがふりそうだったのでやねのしゅうりをいそぐひつようがあった。
ディーゼルはメイスウェートえきへとやってきた。
そこではこどもたちがジェームスにかんせいをあげていた。
ジェームスはとてもほこらしげだった。
(ジェームス)きょうはぼくあさからずっとみんなにだいにんきなんだ。
すごくとくべつなにもつをはこんでいるからね。
(ディーゼル)うん?おまえのとくべつなにもつってなんだ?
(こどもたち)わあ〜かわいい。
あっ…。
ジェームスがはこんでいるとくべつなにもつはトロッターさんのかわいらしいピンクのコブタだった。
おれはかわいいコブタをはこんだことなんかないぞ。
あんなによろこばれたこともない!だってそれはきみがディーゼルだからじゃないかな。
あ…う〜ん。
(きてき)さあとくべつなにもつのしゅっぱつだ!ジェームスにつづきディーゼルもはしりだした。
かれはジェームスをおいかけたかった。
じぶんもこどもたちのかんせいをうけたいとおもったからだ。
そのときディーゼルはとなりのせんろをはしるトーマスをみつけた。
トーマスはいちばにむかっていた。
まるくてツヤツヤしたリンゴをはこんでいたのだ。
リンゴをどこにはこんでるんだ?トーマス。
きまってるだろう。
いちばだよ!きょうはとてもいそがしいんだ。
いそがないと!
(きてき)それをきいてディーゼルはいいことをおもいついた。
あのリンゴはジェームスのコブタとおなじくらいかわいいぞ。
リンゴをはこべばおれだってジェームスみたいににんきものになれるはずだ。
おれはきょういそがしくないからかわりにはこんでやるよ。
ほんとう!?ありがとうディーゼル!ディーゼルはじぶんのにもつをそくせんにおくとまるくてツヤツヤしたリンゴのかしゃをれんけつした。
そしてジェームスのようなにんきものになるためにいそいではしりだした。
ディーゼルはマロンえきでジェームスをみつけた。
えきのホームにいたこどもたちがジェームスとコブタをみてたのしそうにてをたたいてかんせいをあげていた。
みせて!うわ〜!ところがディーゼルのまるくてツヤツヤしたリンゴにはだれもかんせいをあげなかった。
おれのリンゴはジェームスのコブタとおなじくらいかわいいとおもったのに…。
(きてき)
(きてき)
(こどもたち)バイバイ!にんきものになるにはなにかほかのものをさがさないとなあ。
しばらくしてディーゼルはロージーにあった。
ロージーはきれいでかわいらしいはなをはこんでいるところだった。
そのはなはどこにはこんでるんだ?ロージー。
(ロージー)いちばよ。
いそがないと。
きょうわたしすご〜くいそがしいの!ディーゼルはまたいいことをおもいついた。
このはなはジェームスのコブタとおなじくらいかわいらしいぞ!…ということはこのはなをはこんだらおれだってジェームスみたいににんきものになれるはずだ!おれはきょういそがしくないんだ。
かわりにおまえさんのはなをいちばまではこんでやるよ。
え…!?ありがとうディーゼル!ディーゼルはきれいでかわいらしいはなをのせたかしゃをれんけつした。
かれはとてもまんぞくしていた。
まもなくディーゼルはふみきりでジェームスにあった。
こどもたちがてをたたいてかんせいをあげていた。
ディーゼルもジェームスのすぐうしろにとまったがリンゴとはなにはだれもかんせいをあげなかった。
おれがはこんでるリンゴとはなはジェームスのコブタとおなじくらいかわいいとおもったのに…。
こどもたちはだれもよろこんでくれないじゃないか。
ムッとしたディーゼルがいちばからもどるとちゅうちょうどトロッターさんののうじょうをとおりかかった。
とめてあるかしゃにはまだピンクのコブタがたくさんいた。
そのときディーゼルはすばらしいアイデアをおもいついた。
このコブタをいますぐがっこうにつれていこうじゃないか。
こどもたちはきっとよろこんでくれるはずだ!
(ディーゼルのけいてき)
(トロッター)お…おい!なにする!?とまれ!おい!がっこうについたぞ!これでついにおれもこどもたちのにんきものだ!しかしこどもたちはてをたたいたりかんせいをあげたりしなかった。
みんなびしょびしょにぬれていてとてもふあんそうだった。
こりゃたいへんだ!ここのこどもたちはかわいいピンクのコブタよりもあたらしいやねがひつようなんだった。
これはもうだいもんだいだった。
ちょうどそこへトーマスにのってトップハム・ハット卿がやってきた。
ディーゼル!こんなところにコブタをつれてきていったいなにをしている!?がっこうのやねをなおすけんちくしざいはどこにあるんだ?
(ためいき)ほんとうにすいません。
おれがまちがっていました。
こどもたちにかわいいコブタをみせようとおもったんです。
おれもにんきものになりたくて…。
でもいまこどもたちがひつようとしてるのはコブタじゃなくてあたらしいやねだってわかりました。
そのとおりだディーゼル。
やるべきことはわかってるな?いそぎたまえ!ディーゼルはおおいそぎではしった。
もうにんきものになりたいとはおもわなかった。
いまはただみんなのやくにたちたいだけだった。
またあめがふりだすまえにけんちくしざいをがっこうにとどけないと!ごめんなさいトロッターさん。
こどもたちにコブタをみせようとおもったんだ。
ジェームスみたいなにんきものになりたくて。
でもまちがってた。
がっこうにけんちくしざいをはこぶことがじゅうようでそのほうがずっとだいじだったんです。
トロッターさんはコブタがもどってきておおよろこびだった。
ディーゼルもうれしくなってつぎのばしょへとはしりだした。
(ためいき)ディーゼルがふたたびがっこうにつくとそこにはこどもたちがまだまっていた。
みんなもうだいじょうぶだぞ!これですぐにやねをなおせるからな。
こどもたちはてをたたいてよろこびかんせいをあげた。
すごいじゃないディーゼル!これでもうぬれないね。
ディーゼルバンザイ!ありがとうディーゼル。
(こどもたち)アハハハ!ありがとう!こどもたちはディーゼルにむかっててをたたきかんせいをあげた。
よろこんでもらえてしあわせだなあ。
2015/03/15(日) 07:00〜07:20
NHKEテレ1大阪
きかんしゃトーマス「トビーとかぜのなくもり」「ディーゼルのとくべつなにもつ」[二][字]
「トビーとかぜのなくもり」「ディーゼルのとくべつなにもつ」
詳細情報
番組内容
▽「トビーとかぜのなくもり」ボックスフォード公爵の別荘に石炭を運ぶため、苦手な「風の鳴く森」を通ることになったトビー。勇気を出して一人で森に入るが、奇妙な物音が怖くて先に進めない。▽「ディーゼルのとくべつなにもつ」ディーゼルは資材を運ぶ途中、子ブタを乗せて人気者になっているジェームスを見かける。自分も人気者になりたいディーゼルは、自分の荷物を放り出して、かわいらしい荷物ばかり運びたがる。
出演者
【声】ジョン・カビラ,比嘉久美子,江原正士,神代知衣,納谷六朗,山崎依里奈,河杉貴志,坪井智浩
制作
〜Gullane(Thomas)Ltd.制作〜
ジャンル :
アニメ/特撮 – 海外アニメ
アニメ/特撮 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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英語
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