中国の今後1年間の重要な政策を協議する全人代=全国人民代表大会が11日間の日程を終えて閉幕した。
習近平政権3年目の課題について、記者の報告。
中国経済の減速を容認し成長率の目標を7%前後まで引き下げることを表明した習近平政権。
李克強首相は、経済の構造改革を実行しながら必要に応じて景気刺激策を打ち出していけば、安定した成長を実現できると自信を見せた。
一方で中国には、貧富の格差や官僚の腐敗、大気汚染など行動経済成長が生んできた様々な社会の矛盾が存在する。
今後、何かのきっかけでこうした矛盾に対する庶民の不満が一気に高まることを習近平政権は最も恐れている。
実際に会見でも、最近大反響を読んだ大気汚染告発ドキュメンタリーに絡めた質問が出たが、李克強首相は正面からの回答を避けた。
また、戦後70年をめぐっては、名指しは避けながらも安倍総理の歴史認識を牽制した。
中国がこうして繰り返し日本を牽制する背景には、国民に弱腰と批判されることを避けなければならないという内向きの事情もある。
経済の構造改革を進めながらいかに国民の不満を抑え、社会の安定を保っていくか、3年目の習近平政権は大きな課題を抱えている。
大阪府豊中市の池で、近くの障害児施設から行方不明になっていた6歳の男の子の遺体が見つかった。
午前11時半頃、豊中市の服部緑地にある新宮池で男の子が浮いているのを通行人が見つけて、通報した。
警察によると、男の子は先月28日に近くの障害児支援施設から行方不明になっていた疋田逞大君と確認された。
行方不明になった日と同じ服装で、死後数日たっていると見られ、目立った外傷はないとのこと。
疋田君が見つかった池は、施設からおよそ70m離れたところにあり、警察は池に転落したと見て、詳しい状況を調べている。
福井大学大学院の准教授が指導していた大学院生の女性を殺害したとして逮捕された事件で、准教授が当初、事故を起こした女性を助けようとしたと警察に説明していたことがわかった。
警察によると、殺人の疑いで逮捕された福井大学大学院特命准教授の前園泰徳容疑者は、勝山市の路上に停めた車の中で東邦大学大学院生、菅原みわさんを殺害したとされている。
捜査関係者によると、前園容疑者は事件への関与を一部認めているとのことだが、当初は、妻を通して110番通報し警察に対しては、事故を起こした女性を助けようとしたと説明していた。
菅原さんが窒息死したのは12日早朝で、手のひらなどで首を絞められた可能性が出ている。
大阪に本社を置く東洋ゴム工業が地震対策の免震ゴムでデータ偽装をしていた問題で、大阪府枚方市で建設中の消防本部庁舎にも問題の装置が設置されていることがわかった。
問題の免震ゴムが設置されていたのは、大阪・枚方市の建設中の枚方寝屋川消防組合消防本部の新しい庁舎。
この問題は、東洋ゴム工業が製造・販売した免震装置に国の基準を満たしていない製品が見つかったもので、新庁舎は今年5月に完成し、7月に運用を開始する予定だが、問題の免震ゴムが19基設置されているとのこと。
問題の装置が使われている建物は18の都府県に55棟あるとのことで、東洋ゴムは、今後1カ月かけて建物の安全性を確認し問題があれば免震ゴムを交換するとしている。
仙台で行われている国連防災世界会議で中国の閣僚としてはおよそ3年ぶりに来日した李立国・民政相が山谷防災担当大臣と会談した。
日中関係の悪化により、中国の閣僚の来日はおよそ3年間途絶えていた。
両国の間では、去年11月の日中首脳会談以降、関係改善に向けた対話が進められている。
ともに防災を担当する日本の山谷大臣と中国の李立国・民政相は会談の中で両国間で防災の分野で協力していくことなどを確認したとのこと。
一方、2日間のいわゆるマラソン会談で10カ国の首脳と会談した安倍総理は、カンボジアのフン・セン首相との会談で、道路改修のため、192億円の円借款を行うことを表明した。
埼玉県川口市のマンションで、59歳の女性が殺害された事件で、女性の頭には数十カ所の傷があることがわかった。
この事件は、おととい夜、川口市のマンションで園田明子さんが殺害されているのが見つかったもの。
一緒に暮らす長女が園田さんの行方がわからないと警察に届けを出し、寝室を捜したところ、園田さんが頭から血を流して倒れていたとのことだが、その後の警察への取材で、頭には数十カ所の傷があることがわかった。
この傷の中には、何かで殴られたような傷も複数あるとのこと。
司法解剖の結果、死因は失血死で死後10日ほどがたっていたとのこと。
園田さんは、今月3日の午後に都内の病院を訪れていたことがわかっていて、警察は3日頃、園田さんが何者かに強い殺意をもって殺害されたと見て調べている。
ドイツで今年1月、特別な楽器を使ったコンサートが開かれた。
その楽器とは、ナチスによる迫害の犠牲になったユダヤ人が持っていたバイオリン。
戦後70年を経て、その音色がよみがえった。
1月、ベルリンで開かれた「希望」という名のコンサート。
第二次世界大戦中、ナチスによる大量虐殺、ホロコーストの犠牲になったユダヤ人が所有していた15丁のバイオリンが奏でられた。
コンサートに使われたバイオリンは、イスラエルに住む職人のアムノン・ワインシュタインさんが20年前からコツコツと修理してきたもの。
ヨーロッパ各地からユダヤ人が集められたアウシュビッツ強制収容所。
女性や子ども、働けない人々は容赦なくガス室に送られ、110万人以上が殺害された。
その一方、楽器を弾けるユダヤ人は例外的に優遇され、収容所内で特別な任務を与えられていたと言う。
ナチスに傷つけられたバイオリンを使い、70年後、ベルリンでコンサートをする、アムノンさんの強い思いがある。
コンサートが開かれた1月27日は、アウシュビッツ収容所が解放されてちょうど70年となる節目の日だった。
歴史に傷つけられたバイオリンが、再び息を吹き返した夜。
その音色は、未来への希望として聴衆の胸に響いた。
最新鋭の巡視船を一般公開。
尖閣諸島周辺海域の警備を強化するため石垣海上保安部に新たに配備される巡視船の見学会が那覇市で行われた。
「ざんぱ」は全長96m、総トン数1500t、船内から遠隔操作できる機関砲を備えるなど最新鋭の巡視船。
石垣海上保安部は「ざんぱ」を含め合わせて12隻の巡視船で尖閣諸島周辺海域の警備などを行う。
宮城県を訪問していた天皇・皇后両陛下は今日、東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受け、その後復旧を果たした石巻市のかまぼこ工場を訪れました。
両陛下は、製造工程を視察されたほか、復興状況について説明を受けました。
2015/03/15(日) 17:30〜17:45
MBS毎日放送
Nスタ[字]
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