仕事中はインタビューないんですよ。
ないの?戦いだから。
お邪魔します。
(高橋)厚かましい人やな。
次回は一般家庭に突撃お掃除ロケ
リアルな家庭の汚れは落ちるのか?
(高橋)何してんねん!
昨年12月ある家族からの連絡を受け沖縄県・久米島に飛んだ番組スタッフ
空港から車で5分
やって来たのは銀座通りと呼ばれる繁華街
目的の場所はその通りに面したホテルの1階に店を構えるあまはじレストラン・ハッピー
行きましょう失礼しま〜す
(スタッフ)こんにちは・あっはい・
(スタッフ)ご無沙汰してま〜すはいはいどうもどうも
(スタッフ)こんにちはこんにちはいや〜ありがとうございます
(スタッフ)お元気でした?はい元気でした
そこはお笑いタレント・小島よしおさんのお母さんが営むカフェレストラン
以前スナックだった店舗をリフォームしたいと番組に依頼があったのはちょうど5年前
「森の木の代弁者」松永務の力を借り小島さんもみずから汗を流した親孝行リフォーム
困った時には島の人たちが互いに協力し合う「ゆいまーる精神」が今も息づく久米島
島中を巡って集めた地元の材料を使って深い庇が延びる雨端と呼ばれる沖縄の伝統的な家の軒先を店の中に再現
静岡が地元の匠が初めての土地で少ない予算と短い工期の中やっとの思いで完成させました
久米島で一番古いホテルの1階
どこが入り口かも分からなかった店の外観は…
もともとあった壁のくぼみを利用してここにももらってきたチャーギの柱や赤瓦をあしらい沖縄らしい装いに
以前からあった立て看板を再利用し遠くからも目立つよう掛け看板も
かつてスナックだった店舗を居抜きで借りてそのままで営業していた店内は…
チャーギの柱で仕切ったテーブル席が4卓と団体さん用に沖縄の言葉で井戸端会議を意味するゆんたくコーナーも
角のL字のソファーをUの字に曲げて再利用しました
店の中にいながら伝統的な雨端が向き合うスージと呼ばれる沖縄の路地を体感できる内装
営業再開を待ち望んでいた小島さん親子もこの見事な変わりように…
うわ〜!いや〜!うわぁ!アハッ
(三線)なるほどねこういうことねミラクルもうそんなになるんですか?
(スタッフ)あれから5年たってるんですいや〜5歳年取ったっていうことですよねうわ〜いや実はですね
(スタッフ)やめる?どうして?
(小島)ここのお店自体が
店が入っているのは築50年近い島で最も古いホテル
宿泊業務はすでに3年前に終了
建物の老朽化が激しくもうこれ以上放ってはおけない危険な状況
急遽取り壊しが決まり立ち退きを迫られているというのです
(スタッフ)見つかってない?見つかってないんですよまずいんですよ
立ち退きの期限が目前に迫り息子に助けを求めたお母さん
よしおさんと一緒に慌てて引っ越し先を探すことになりました
2人が向かったのは不動産屋さん
久米島で不動産を扱っているのはここ1軒しかありません
(ノック)ごめんくださいこんにちはどうも息子が今日は来ましたはじめまして戸田ですよろしくお願いしますユニークな感じの不動産屋さん…そうですか?全然普通ですよ遊びに来てないですよ
こう見えてもちゃんと不動産の資格を持つプロ
親子で探してもらう物件の希望を伝えます
今お店やってるんで次の所も店舗兼住宅
(智恵さん)そうです
毎日仕事が忙しく夜遅くなってそのまま店に泊まることも多いお母さん
そんな母親を心配して今回思い切って家付きの店舗を買おうと決意したよしおさん
費用は全額よしおさんが負担するという究極の親孝行
お母さんが希望したのは空港に近い銀座通りと見晴らしのいい高台そして観光客の多いイーフビーチ沿いの3つのエリア
まずは今の店もある銀座通りエリアへ
最初に下見にやって来たのは銀座通りの繁華街から少し外れた県道に面した好立地の物件
(戸田)この物件ですねあぁ〜外観はすごいきれいで外観いいね今俺が聞かれてるからよしおさんじゃないでしょ?同調したっていいじゃないいいと思いますきれいですしね
今のお店があるホテルとは目と鼻の先
2年前までハンバーガーショップを営業していたという築9年建坪が14坪半鉄筋コンクリート造平屋建て
120坪近くある広い敷地内には駐車場のスペースも十分にあり倉庫として使っていたコンテナがそのまま残されこれも自由に使ってかまいません
じゃ行きましょうはいおぉ〜おぉ〜荷物が
(小島)広いね
まだ建てられてから9年しかたっていない築浅の物件
カウンターで厨房と仕切られた店舗スペースはおよそ20畳
いすや照明もあります
以前の店舗の内装が残るいわゆる居抜きの物件
ガス台やシンクなど厨房機器もそのまま
これ中のものも
(戸田)これは現状のまま販売となっておりますので
(戸田)こっちに1個スペースがあるんですよ
(智恵さん)ここは住んでたんですかね?本人が
(戸田)いや裏のスペースとして食事なんかはここでとかみたいな感じでお客さんお迎えするのにね
といろいろ構想を膨らませるお母さん
でも気になるのは…
これう〜んなるほど
およそ120坪の土地と建物が付いてお値段1200万円
ここはもう圧倒的な立地と建物をすぐ使える建物がきれいだと土地もスペースもあってコンテナも置いてあってふ〜ん
前向きに検討することにし次の物件へ
続いて向かったのは銀座通りから北に車を走らせ丘を上がった場所にある高台エリア
青々と茂るサトウキビ畑越しに見渡せる久米島の美しい海
そんな眺望の良さが人気の静かな高台の住宅地
玄関を持たない雨端スタイルの沖縄の伝統的な家屋が今も数多く残っています
静かですね静かな感じほんとですか?もう見えてます?まさかかなり近いですそこでちょっと回れ右してみましょうか回れ右?えっ?えっ?
(戸田)はい
(戸田)家ありますよちょっと見てみますか
(戸田)はい何?これ「何?これ」だよねすごい
長い間手入れされないまま南国の木々が敷地いっぱいにうっそうと生い茂りもはや建物がどこにあるのかも分からないこちらの物件
伝統的な沖縄の建築様式を残すものの築70年以上経た古い平屋の家
屋根までびっしり植物で覆われています
うわ〜これは…なんかいいじゃないこれほらほらいいよほらほらコンクリートだよだいぶ前向きに考えてるねなんかおもしろいこれ
(スタッフ)ほんとだ何か実がなってますね
(小島)ほんとに?まぁそうだけど…あぁ〜なるほどね
建坪は13坪
一番座・二番座と呼ばれる二間続きの客間の奥に家族の寝室に当たる裏座を設けた独特の間取り
とはいえもう10年以上誰も住んでおらず中は廃虚同然
でもお母さんはこれを見ても…
意外にもかなり前向きなお母さん
さらにこの物件の一番の魅力は…
ここも全部ですえぇ〜!?すごいセットです
まるでジャングルのようなこの物件
隣の土地も合わせて売りに出され敷地は全部で200坪!
さてそのお値段は…
買おうよ
リフォームにはかなり費用がかかりそうですが土地だけでも十分魅力的な物件です
だから値段安いでしょ買って
こちらも候補に残しじっくりと検討することに
次が最後の物件
島の東側の海岸沿いに広がるイーフビーチエリアへ向かいます
遠浅の白い砂浜が全長2kmにもわたって続くイーフビーチ
その美しさから日本の渚百選にも選ばれています
夏場は観光客でにぎわう久米島随一のリゾート地
ホテルや民宿など数多くの宿泊施設が立ち並びます
(スタッフ)お母さんどうですか?このエリアは今もうこの島で一番いい所はここじゃないでしょうかねだってお母さんも一応探したよここら辺はもう全然なかった物件はここですうわっ!えっ?
(小島)これすごいね
イーフビーチから歩いて2分
海岸沿いのメインストリートから1本入ったお店を開くには絶好の立地
この辺りではなかなか出ない希少な物件です
(小島)もうまさに
(戸田)はいそうですよねぇ
(智恵さん)直したわけ?またリフォーム…なるほどね
建坪およそ40坪の鉄筋コンクリート造平屋建て
もともとスナックだった南側は改装し住居として使われていました
(智恵さん)ここは個室になってる全部
(戸田)そうですね以前はここアパートとして貸してた時もあるので個室がないといけないということで
(智恵さん)なんかもったいない気がするけど個室になってるからなに急に変えてんだよ個室になってるからさカラオケ屋
(戸田)あと風呂・トイレも
(智恵さん)お風呂・トイレも向こうにそこはトイレですかここバスルームですね
(小島)風呂はね
(戸田)店舗部分なので特にこっちでは必要ないと思いますトイレ見てもいいですか?
(戸田)どうぞあっ広いトイレもちゃんと男子用のやつと女子用もここにある
(智恵さん)和式は今年配の人がね座るの大変だっていうから今はもう洋式がいいねじゃこちら行きましょうか
元の店舗と住居部分が中で繋がっていないのが少し面倒なのですが…
(戸田)どうぞ
(智恵さん)はい
(智恵さん)向こうより広いんじゃない?
(小島)広いな
住居用のキッチンは広さが10畳以上もありトイレやお風呂などの水回りも2年前にリフォームしたばかり
きれいな6畳の個室が2つもあるうえふすまを外せば12畳の続き間になる広い和室まであります
すごいな
小島さん親子が希望する店舗兼住宅という条件にはぴったりのまたとない物件
果たしてそのお値段は…
お値段…お値段いいですか?言っちゃいますよえっ!?
ただし土地は町の所有のため年間3万3000円の借地料がかかります
これだったらね自分の部屋もできちゃうのよ
(智恵さん)よしおが買ったよって何にも残ってないことはないわみんな消えてるでしょ?
(小島)やかましいわ
急遽始まった物件探し
お母さんが希望する3つのエリアからそれぞれ魅力的な物件が出そろいました
果たして小島さん親子は3つの中からどの物件を選ぶのでしょうか?
(所)高橋さん・内田さんこんばんはもう今見てたらあの2人は何やってるんでしょうねどういうことですか5年前にリフォームしたばっかりなのに5年前に分かんなかったんですかね
(高橋)もう番組に頼りすぎですね小島くんも立ち退きを迫られてるわりにはすごく楽しそうに…明るいよねもう12月に入って年内だっつってんのにもうちょっと緊張しないとねそうですね
(江口)5年前に当番組でリフォームをしたお笑いタレント・小島よしおさんの沖縄県の久米島でお母さんが営むカフェレストラン・ハッピーそのお店がテナントとして入っているホテルの解体に伴い立ち退かざるをえないことになりましたしかしその立ち退きの知らせが来たのが昨年の11月期限は年内いっぱいということでお母さんも大慌て息子のよしおさんを呼んで急遽親子で次の物件探しを始めました今回お母さんが希望するのはお店と住む所が一緒になった店舗兼住宅久米島唯一の不動産屋さんに紹介してもらったのはエリアの違う3つの物件ですまず1軒目は今のお店がある銀座通りに近い元ハンバーガーショップ2年前に閉店した時のまま厨房の設備も整いすぐにでも営業を始められます敷地は116坪鉄筋コンクリート平屋建ての建物は築9年建坪14坪半価格は土地代込みで1200万円です2軒目は海を見下ろす人気の高台エリア築およそ70年の沖縄伝統の古民家屋根まで植物で覆われ中も廃墟同然ですが最大の魅力はその価格およそ200坪の土地付きで350万円ですそして3軒目は久米島随一の観光スポットでホテルや民宿など宿泊施設が集まるイーフビーチエリア築35年建坪約40坪の鉄筋コンクリート平屋建て敷地面積は約75坪ですが土地は借地権付きで借地料が年に3万3000円価格は1500万円果たして小島さん親子はどの物件を選んだのでしょうか皆さんで推理してみてくださいまぁ先のこと考えればビーチがいいですよねだって観光客の方もいっぱいいるわけだからただお母さんは草ぼうぼうの「あれリフォームすればなんとかなる」って言ってたけど大変ですよそうでしょうだってあれ普通の雑草じゃないですよ木ですよあれでも番組的にはあそこがすごいことになったほうが盛り上がりますね見たい!見たい!色んなものが出てきちゃったりなんかして
親子で島中を巡った物件探しから10日
ついに心を決めた小島よしおさん
神妙な面持ちで契約書を交わします
(スタッフ)ついに買っちゃいましたね働かないといけないですもっともっと仕事ください!
(スタッフ)これから大変ですね買っちゃいましたね
昨年12月中旬沖縄から入った突然の連絡
久米島で小島よしおさんのお母さんが営んでいた店が年内に立ち退かなければならなくなったのです
そして急遽やって来たのは…
(スタッフ)松永さんまた来てしまいましたねいや〜なんか5年ぶりですか久しぶりに来ましたねかつて
(スタッフ)お店の休む期間もね取れないんでできるだけ早くやりましたよねそうですね
5年前にリフォームを手がけた松永
工期は僅かひと月弱
その間ほとんど松永も島に滞在しなんとか完成にこぎつけました
(スタッフ)そうなんですよ
(スタッフ)なんかあのまんまですね5年前と同じ沖縄の瓦とチャーギで作っただけあって全然しっかりしてますよね
(スタッフ)そうですねこんにちは・はい・どうも…どうもご無沙汰してますお久しぶりですどうもどうもお元気そうでどうもお母さんどうも網を張ってここに洋服とか置いててお客さんが飲みながらこう見てこの色いいしこの…エプロンですけど
(智恵さん)今少なくなっちゃたんですけど
(松永)これでもお母さん考えましたね
店内を見渡すとお母さんが東京で仕入れてくる売り物の洋服がまるで洗濯物のようにたくさんぶら下げられていました
すいませんということはこの服のコーナーは
(智恵さん)服のコーナーは量が多いからちょっとまぁ…なんかすごく増えましたよね
(智恵さん)そうなんですよ東京行くたんびにいっぱい仕入れてくるんですよ
(松永)服屋さんだけでもいけそうな量じゃないですか
(智恵さん)服屋さんのほうが割合が大きくなってしまいましたね
お母さんが定期的に仕入れてくる服は島の女性たちに大好評
見て見てほらほら
(スタッフ)結構選ぶの楽しそうですね皆さんねこれを楽しみで
(スタッフ)仕入れ行ってきた…はい
(スタッフ)実はこの建物が取り壊しになることになってここなくなっちゃうんですけど
多くの常連さんに愛されている・ハッピーをやめるわけにはいかない
そこでお母さんは店をほかの場所に移しそのリフォームを再び松永にお願いしたのです
いいとこあったんですか?
(智恵さん)あったんですということは見つかった所を早速リサーチにご一緒して…ご案内致しますこちらでございます
それぞれ魅力のある3つの候補の中から悩んだ末に小島さん親子が選んだのは…
先生見てくださいここなんですよこれですか?でかいですねこれは
久米島一のリゾート地・イーフビーチのすぐそば
建坪40坪借地権付きで1500万円のこの家
失礼しますおぉ〜こんな感じですか思ったよりいろいろと壁がたくさんありますねこっちがトイレでここがお風呂場だったみたいですね
(松永)これあれですよね完全に外だった所に屋根掛けてお風呂にしたって感じですね元は物置か何かにしてたと思うんですよ屋根があってそれをお風呂場に改装した…
(小島)さすが建築家の目線で見ると
(智恵さん)私…分かんなかったねお母さん今の店が年内立ち退きになってますのでもう2月いっぱいでこちら越してこれたらうれしいんですけど2月?
(智恵さん)はい
1日でも早く再開したいと2月中の完成を望むお母さん
匠はそんなむちゃな希望をかなえられるのでしょうか?
大正解!大正解ですよ!
(内田)やった〜!頑張りましたねよしおちゃんもう買っちゃったって言ってましたねこの広さで2ヵ月っつったらなかなかの大変さなんでしょうね匠大変ですよだって自分の知り合いがいるテリトリーじゃないじゃないですか沖縄の人を雇わなきゃいけないわけじゃないですか大変ですよだから小島さん親子が選んだのはイーフビーチエリアの1500万円の物件でしたこちらの物件ずっと以前は建物の半分がスナックとして営業していた店舗だったそうですが今は住居に改装されているので当然リフォームが必要ですそこで今回もまた5年前に今のお店を大改造した「森の木の代弁者」松永務さんが登場お母さんから2月中に完成させてほしいというむちゃな希望がありましたがこれも運命なのかちょうど松永さん沖縄県本島で住宅の新築工事を手がけていた真っ最中で仕事で何度も沖縄に来ていたこともあり今回の急な依頼を受けてもらえることになりました小島よしおさんの2度目の親孝行リフォーム物件の購入費用はもちろんリフォーム費用も小島さんの負担となりますそのリフォーム予算は500万円果たして匠はどのようなリフォームを施すんでしょうか皆さんで推理してみてくださいこの物件こう開いちゃうわけですね広いんですよ意外と
(高橋)広いですよね部屋数ありますね
(内田)でもほらお母さんが踊るスペースも欲しいっておっしゃってたから…ここじゃないですか?
(内田)ここら辺も使わないとですよねただ500万の予算で壁とか抜けるのかな?
(高橋)屋上ここに階段が付いてましたから屋上が何か…ここここ!これが有効なんじゃないですかねお店全部屋上っていうのもおもしろいですよねこれ何もいじらずですよええええ…ここに500万円!このやーに関係さびーるすべてのしんかんちゃーにふーのあるごとに導いてくみそーりあーとーとぅうーとーとぅうがみさびたんにふぇーでーびる
店の立ち退きの期日が間近に迫っていた年の瀬のクリスマスの日
久米島で人気のリゾート地・イーフビーチのそばに買った家に小島さん親子が匠と一緒にやって来ました
よいしょ
(智恵さん)こっちから降りたほうがいいかなちょっと道具を…早速ですいませんけれども中に運び入れたいので
現場に着くやいなやハンマーや電気のこぎりなど車に載せて持ってきた道具を3人で家の中へ運び込みます
(スタッフ)松永さん
(スタッフ)みずから道具を持ってそうですね解体するのに今回は鉄筋コンクリートの建物ですし壁も非常に…こういう簡易なもので作ってあるんですねそれからちょっとお母さんにお話聞くとこういう場合には島の人が手伝ってくださるということをお聞きしたのでそれだったらもう時間もないので道具だけ用意してあとはそういう人たちに協力をいただいて解体を始めようかなということで今日は乗り込みました
(小島)うわっ!
(智恵さん)来たすごいみんなこんなにいっぱい来たのありがとう
(小島)これは頼もしい久米島の?そうそうほら
(小島)1人でできるじゃないかうわっ!すごい!
(小島)こちらの方は?ママの髪も担当しています自衛隊です自衛隊です自衛隊です自衛隊です自衛隊です自衛隊です
(小島)いいんですか?自衛隊の方が
(小島)すいません来てもらってるんだからありがとうございますでしょ
沖縄に昔から受け継がれる助け合いの精神・ゆいまーる
集まった10人中8人が自衛隊員とこれ以上頼りになる助っ人はいません
(スタッフ)すいません自衛隊の皆さん解体やったことありますか?家の解体はないです
(小島)すいませんお願いします
家の解体は初めてでも日頃の訓練で培ったチームワークを発揮
難なく作業をこなし以前の住人が残していったキッチンやお風呂などの設備をすべて運び出すと…
せ〜の!
簡易的に仕切られた壁を壊すのはあっという間
周囲の壁板も引き剥がし…
畳を剥いだ床の下地もすべて取り外します
以前の住人がかつてスナックだったという店舗を住居用にリフォームし細かく壁で仕切っていた家の南側半分は…
頼もしい男たちの協力によってあっという間に解体が完了
邪魔な物が全部取り払われて鉄筋コンクリートの駆体があらわになり広々とした空間が開けました
皆さんのおかげで終わることができましたほんとありがとうございましたありがとうございました
(スタッフ)いろいろその先お店が完成しますけどその辺の楽しみって何かありますか?
(智恵さん)ありがとうほんとありがとうおかげで早く終わっちゃったありがとうございますありがとうありがとう…
年内いっぱいで立ち退くよう告げられていましたがお母さんが頼んで新年7日までの営業を許してもらった・ハッピー
新たな旅立ちを祝って新年早々たくさんのお客さんが集まってくれました
そんなみんなをお母さんも自慢の料理でもてなします
(智恵さん)私の煮つけどうぞどうぞ
(スタッフ)皆さん今日でここの営業最後になっちゃいますけどどうですか?
(スタッフ)ちょっとここからだったら遠くなっちゃいますけどいえいえそうですね
(スタッフ)いっぱい集まってくれましたね思いがけずね
(スタッフ)全員常連さんで?
(智恵さん)全員常連さんです
(スタッフ)年末年始は休まれたんですか?だって7日まで今日までだからね休まずにやりました
(スタッフ)お休みなく?なくはい
(スタッフ)どうですか?今日ここでは最後になりましたけどそうですね
そしていつもの島唄が…
(三線と歌声)
三線の音色が響けば思わず踊り始める島の人たち
この日も夜遅くまでうたげは続きました
最後の営業を終えた翌日
朝早くから店の片づけが始まりました
昨夜の和やかなうたげとは一変
店の中では大慌てで荷造りが行われていました
(スタッフ)おはようございますおはようございますどうもどうもお疲れさまですそうなんですよ昨日終わったのもね遅かったんですけど
(スタッフ)3時間ですか?そうですよ
睡眠時間が短いのはみんな同じ
昨日遅くまで盛り上がっていた常連のお客さんたちがまたたくさん手伝いに集まってくれました
ほんとおかげさまでこの島はねゆいまーる精神ゆいまーる精神沖縄の家建てる時にもみんなで出し合ってねお互いに貸しっこするって感じで徐々にまた返していくって感じよね
(スタッフ)それがゆいまーる精神の始まりなんですね
この日久米島に入った松永も手伝いに駆けつけお母さんの買い付けてきた大量の洋服を片づけていると…
(智恵さん)松永先生こんなの出てきたんですけど何ですか?これこれは…島のハブなんですよ
(智恵さん)そうなんです島で捕れたハブなんです
(智恵さん)いっぱい飲んじゃいけないんですよほんの少しでいいです
(スタッフ)これものは何なんですか?泡盛ですか?泡盛?
(せきこみ)においだけで結構しますよフタどこ行っちゃったかな…うわっ!それはいえますねはい
昨日まで歌や踊りでにぎわっていた店内もひっそりと静まり返りたった1日で店中にあふれていた荷物が片づきました
店の引っ越しを終えた2日後車でどこかへと向かう松永
やって来たのは島内の港でした
久米島の海の玄関口・兼城港
・
(汽笛)・
松永がここに来た目的は…
(スタッフ)お疲れさまですお疲れさまですあそこです
(スタッフ)あぁ船ですかええ
沖縄本島の那覇と久米島の間を1日2便定期船として運行している大型フェリー
人はもちろん久米島での生活に欠かせない食料や日用品までありとあらゆるものを運んでいます
わざわざフェリーターミナルまでやって来た松永
リフォームに必要な建築資材でも待っているのかと思いきや…
松永のもとに到着したのは資材ではなく2台の車
どうもこんにちはご苦労さまですどうもどうも遠路はるばるご苦労さまです
(スタッフ)大工さんなんですかよろしくお願いしますお願いします
(スタッフ)わざわざ本島から呼ばれたんですか?
(松永)そうですやっぱりもう時季的に
(スタッフ)ふだん大工さんの方もこの時季はサトウキビのほうにいっちゃうんですか?
(松永)みんなでやるっていう感じなんでちょっと今回時間ないんで那覇のほうから大工さんを呼ぼうということでそれで今日わざわざ来てもらいましたそうですこちらが監督の新垣さんです新垣ですよろしくお願いしますこちらが棟梁で…チーム久米島…でやらせてもらいます知念ですよろしくお願いしますチーム久米島の棟梁の部下ですよろしくお願いします
到着したばかりの大工さんを連れて松永が向かったのはイーフビーチの現場ではなく営業を終えた古い店舗
すいませんこちらになりますちょっとこの中に入って頂いて一応こっちがベンチシートなんですけどこうみんなが…そういう所を作ってあるんですね
大工さんたちにひとしきり説明をし終えた松永
すると店の図面を広げ店内に組んだ柱の位置に何やらひらがなと数字を書き込み始めました
じゃそしたらこれがこれが「い」の「一」ですよね
図面に記入したとおりに実際の柱と梁の継ぎ目に同じ文字を記していきます
(松永)「ろ」の…それが「四」ですよね
一体何を始めるつもりでしょうか?
(スタッフ)松永さんこれは今何をされてるんですか?今回のリフォームのメインっていうのは
(スタッフ)まだ5年前に造ったばっかりですもんね
そうこれらの材料をすべて新しい店で再利用するのです
こうして大工さんの手で丁寧に解体されていく店の外には7年間この店を切り盛りしてきたお母さんの姿が
解体が決まっている久米島で一番古い築49年のホテル
7年間毎日通ったこの場所ともついにお別れ
スナックだった店舗を居抜きで借り忘れられない思い出をたくさん作ったお母さんの大事な大事な店
それがまもなく取り壊されるホテルと運命を共にします
一方お母さんや常連客が期待を寄せる・ハッピーの新天地
自衛隊員や島で働く屈強な男衆の力を借りて内装の解体を終えたイーフビーチの現場は…
鉄筋コンクリートの構造には問題ないことが分かりましたが少々やっかいな問題が…
(スタッフ)当然同じレイアウトではできないですねそうなんですよ
前の店とは形も大きさも違うこの物件
そっくりそのまま移築することはできません
ちょっとこれも取っちゃいましょうか
そこで松永が指示したのは今回手をつけないはずの北側の住居部分
なぜか二間続きの和室の押し入れを壊し始めました
もともと中で行き来することのできなかった店舗と住居
その境に立ちふさがるコンクリートブロックの壁がむき出しになりました
するとその壁も解体
店舗と住居がひと続きになりました
そして押し入れのふすまがあった場所に仕切りをずらし石膏ボードを立てて再び閉じます
住居側の和室の押し入れが店舗側に飛び出しそれに合わせて立てられていたコンクリートブロックの壁が取り払われるとその分店舗側のスペースが広がり入り組んでいた壁もまっすぐに
新しくできた壁には住居と店舗を行き来できる開口が開けられました
松永さんこちら
(スタッフ)そうなんですか
(松永)そうなんですよそうですねここの部分開口部として残したんですけれども
(スタッフ)店舗の座敷としてここを使うんですか?そうですねうわ…うわっめっちゃきれいになってるえーっ!
(松永)この畳が…あれ?これ向こうにつながる…とこですよね?はっはぁ〜ちょっとどうぞどうぞ和室の続き間があるじゃないですかなるほど
(スタッフ)これだけあったらいろいろとできますよね?いやぁできますよ…はぁ〜すげぇ俺分かんなかったあったっけな?穴っていう…これすごい
ここからは小島さんも手伝いいよいよ内装の作業を開始
(小島)あぁ来た…あっ分かった!丸いやつで分かった
(小島)へぇ〜なるほど
現場に届いたのは前の店舗で解体した柱や梁
1本1本どこに使われていたか分かるように番付が記されています
以前の店舗同様床板に使われたのは安価な足場板
柱を立てる位置にほぞが掘られています
これやるんですか?はいお願いします
…と初めての作業を任された小島さん
なんで?
(作動音)
(小島)ブー
(作動音)
(小島)ブー押しが弱い?はい今まっすぐです
(小島)なるほど
(小島)うわー…ついやった!イェー!やった入ったクギがクギ入ったー!
棟梁にコツを教わり要領を得た様子の小島さん
・OKですはいそんな感じあぁいいですねいいですねいいですねいいですねそんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!はいおっぱっぴー!それを抱き合わせるように
切った角材をつなげて屋根の垂木を延ばします
すっかり作業にも慣れた小島さん
ウーッ!てびちー!スクガラス豆腐ー!ラフテー!
松永が別の現場で島を離れたあとも頼もしい戦力になりました
沖縄の伝統的な家屋にある雨端をイメージした内装が再現されかつての・ハッピーの面影がよみがえってきました
急な立ち退きを機に始まった小島よしおさんの2度目の親孝行リフォーム
新しい物件を購入し小島さん自身もその作業に携わりました
前の店で使っていたチャーギの柱などすべての材料を移築
以前よりも屋根を1m高くして赤瓦の軒先が向かい合う雨端の客席を再び組み上げました
お疲れさまですあっ分かります俺もなんか思ってたんすよ
松永が再び久米島に入ったこの日お母さんに案内されてある場所へと向かっていました
そこは一面のサトウキビ畑
しかしそこで匠はとんでもない光景を目にすることに
それは広いサトウキビ畑の真ん中に突如として現れた巨大な穴
あぁ〜…こんなに
20m近くも掘られた深い穴
一体ここは…
柱に匠が「い」から貼ってた…よく組み上げられますねまたいちいちこっち向きあっち向きっていうのを全部書いてありますもんね本島から大工さんを…皆さんサトウキビのほうで今仕事が…解体も自衛官がすごいですねやっぱりプロではないですけどやっぱり素人でもないですね久米島の広大なサトウキビ畑の真ん中に掘られた広さ2000坪深さ20m近くの巨大な穴そこに匠と小島さん親子が向かいましたが一体何のためにこんな場所に向かったんでしょうか皆さんで推理してみてください何かをもらいに来てるわけですよね…うーん…マンションとかってこんな突然町でもない所に建てませんもんねここはだから何か建てるとかじゃなくて粘土をいっぱい持って帰って瓦を焼くんですかね?なるほどでもそれは買えばいいんですもんねまさかウコン掘ったあとじゃないですよねいや違うと思う
実はこの謎を解くヒントが琉球王朝の栄華の象徴でもあるあの首里城に隠されていました
こっちのほうにあるんですか?目的の場所っていうのはあっもうちょっと先ですねはい
そう言って松永が小島よしおさんのお母さんに案内されたのは広いサトウキビ畑の真ん中に掘り起こされた巨大な穴
えっ…何ですか?ここここは…これの採掘場です琉球石灰岩
(小島)琉球石灰岩?
(智恵さん)そうなんですかへぇ〜
沖縄で古くから建材として用いられてきた琉球石灰岩
一般の民家の石垣などはもとより琉球王朝の栄華の象徴である首里城の城壁や石畳にも使われています
もともとのこの地層っていうんですかね1万年前ぐらいにできたもともとは珊瑚が堆積してそれが地層になってきたここはもともと海だった…そうですこちら見て頂くと
(小島)下に琉球石灰岩があると
(松永)そうです
久米島のサトウキビ畑の下に広がる琉球石灰岩の地層
ここはその採掘場
匠のお目当てはこの琉球石灰岩でした
しかしここに意外な人が…
(小島)なんでまさ伯父さんがここにいるの?
(スタッフ)お兄さんなんですか!
(小島)実の…実の伯父さんですえっ俺が小っちゃい時から?やってるやってる
(スタッフ)こんな偶然ありますか
(スタッフ)よしおさん知らなかったですか?
松永が島で琉球石灰岩を探していたところ行き着いたのが偶然にもお母さんの実のお兄さんでした
松永さん持って帰るもう伯父さんですから
ということでお母さんのお兄さんから琉球石灰岩を分けてもらうことに
(小島)松永さん的には
(松永)この大きさぐらいなんですが…こういう感じがいいですねこれぐらいのこっちは別に大きくてもいいんですけども厚みはこれぐらいが一番いいんですよね
早速松永が指示した厚さ3〜4cmほどの手ごろな石を選別
あぁこれは結構あるな20kg以上あるな20…24〜25kgあるか
これを手作業でトラックに積み込みます
よいしょ…
こうして汗を流すこと1時間
2tトラック1杯分の石を集めました
これぐらいあればいいんじゃないでしょうか…
こんなにも大量の琉球石灰岩を積んだトラックがそのまま現場へ直行
それが工事中の店舗の中に運び込まれ一度床に1つ1つ並べられました
チャーギの柱が並ぶ入り口の脇に立てられた間仕切りの壁
海砂を混ぜたモルタルを琉球石灰岩に塗り付けその壁に1つずつ貼り付けていきます
内側に張り出していた住居の押し入れを解体しスペースを広げた店舗の北側
そこに…
なんということでしょう
沖縄らしい赤瓦の軒先の下に琉球石灰岩で一面を覆ったまるで店の中とは思えないような石の壁が作られたではありませんか
(スタッフ)また松永さんすごい雰囲気のあるいい壁ができましたね
(松永)これもともと沖縄のサンゴですかそれが堆積してできた石なんですけども壁として作ると存在感がものすごくありますよね
(スタッフ)かっこいいですね
(松永)いいですよねそんな感じがしますね
そんな南国情緒漂う壁の裏側の厨房にはもともとこの家にあったキッチンを再利用
前の店のシンクも利用し設備も低予算で調えました
たった2ヵ月という限られた時間の中沖縄らしさを追求した匠
そのリフォームの全貌をご覧頂きましょう
5年前にリフォームをしてもらったんですけどこのお店
小島よしおさんのお母さんが以前スナックだった店舗を居抜きで借りてそのまま営業していたお店
それを5年前に番組でリフォーム
沖縄の伝統的な家の雨端をイメージした内装に仕上げました
ところがそのお店がテナントとして入るホテルが取り壊されることになり急遽立ち退かなくてはならなくなったのです
しかたなく新たな物件探しに奔走した小島さん親子
ここです
新しい店も見つかり再び匠にリフォームを依頼
前回に引き続きまた久米島に渡ったのはリフォームの匠・松永務
「森の木の代弁者」が挑んだ二度目となるリフォームの全貌をご覧頂きましょう
久米島随一の観光地・イーフビーチのすぐそばで長年潮風にさらされかなり傷みの目立っていた築35年の建物
それが…
なんということでしょう
塗装の剥げ落ちた味気ないコンクリートの外観が木や瓦をまとってその姿を見違えるように一変させたではありませんか
安い足場板で庇を組んで夏の強い日ざしを避けその下には以前使っていた赤瓦やチャーギの柱を再利用して沖縄らしい風情を演出
もともとあった花壇に色鮮やかな南国の花を植えてよみがえらせ前の店にはなかった外部スペースを最大限有効活用しました
ブロック塀に琉球石灰岩を貼って作ったのは屏風と呼ばれる沖縄独特の壁
魔よけの役割をするというその壁の内側にはテラス席を設けました
壁際の花壇を一部撤去して通路を設け雨にぬれずに住居の玄関と行き来できるようにするとともに厨房の窓からテラス席へすぐに料理を出せるようにしました
年間の平均気温がおよそ23度という久米島
爽やかな潮風が心地いいこのテラス席でお茶を飲んだりバーベキューをしたり
これまでとは違った楽しみ方が増えました
花ブロックと呼ばれる沖縄の建物でよく見かける穴の開いたブロックから中がのぞける店内
お母さんの新たな城2代目・ハッピーがついに完成
強い日ざしを遮りやわらかな光を導く花ブロック
それが外だけでなく店の中にも
この花ブロックの穴に棚板やチャーギの枝を差し込めば可動式の壁面収納として使えるのです
今回使った花ブロックはすべて商品にならなかった規格外のもの
それを工場からタダで譲ってもらいました
前回のリフォームがきっかけで久米島の観光大使に任命された小島よしおさん
その名誉ある盾もここに飾りました
かつてスナックだった所を改装し簡易的な壁を立てて住居にしていた建物の南側半分
その仕切りをすべて取り払い前の店の内装を丸ごと移築
以前と同じあまはじコーナーの4つのテーブル席が収まりました
琉球絣の反物やお母さんが買い付けた商品をディスプレーする網もそのまま
でも天井が1m高くなった分以前よりも広く感じられます
昔漁で使っていたガラスの浮き玉を照明にかえ前回小島さんが作った手作りのシーサーも店全体が見渡せる場所に戻しました
客席の配置を変えて赤瓦の軒が向き合う伝統的な沖縄の町並みを再現
古くなったゆんたくコーナーのソファーは新たに作り直し座席に隙間を空けてトイレの行き来を楽にしました
大勢で囲めるこのゆんたくコーナー
せっかくソファーを作り直すのであればと今回新たに座面の下にかばんや上着をしまっておける便利な収納を設けました
トイレの前にむだに広い廊下があるのにその隣の畳の間はたった3畳しかないどこかちぐはぐだったかつての間取り
そこが沖縄の懐かしい風景を思わせる飲食店の店舗へと一新
客席と厨房を間仕切るのは久米島の琉球石灰岩で覆った壁
カウンター席のテーブルの天板も食器やお酒のボトルをしまっておく棚も全部前の店で使っていたもの
以前3つ横並びにあった食器棚はスライド式にしてこれまでと同じ収納量を確保
場所を取るビールサーバーのボンベもこの中に収めました
厨房から客席への動線は2ヵ所
ドリンクスペースと調理スペースを分けたのでこの先アルバイトを雇ってもぶつかり合うことはなく調理場にも明るい光が入り作業しやすくなりました
お母さんの希望でガスコンロは火力の強い業務用に
料理をしながらでも顔を上げれば大きな窓から客席をすべて見渡せます
カウンター席とゆんたくコーナーの間の少し開けたスペース
そこだけ床のしつらえを変え天井には放射状に組んだチャーギの庇が
束ねたのれんを引き出して空間を仕切ればいつでもそこが三線を奏でるミニステージに早変わりするという仕掛け
そのステージの背景となる淡い山吹色ののれん
味のある素朴な白い絵柄が描かれていますが実はこれ匠が小島さんと一緒に2人で染め上げたものでした
リフォームが行われていた1月・2月は久米島はちょうどサトウキビの収穫の時期
2人はサトウキビ畑に行って通常は畑の肥料にする葉っぱの部分をもらって帰りました
よいしょ…よし結構取れましたね
もらってきたサトウキビの葉っぱを地元の染色所に持ち込み大鍋でグツグツ煮出すことおよそ2時間
すると…
うわぁ〜!
(松永)においがやっぱりあれですよねサトウキビの
(小島)ちょっと甘い
(松永)甘い感じの
その煮汁で染めるのは薄い麻布
(小島)折り紙とかそういう時に…
蛇腹に細長く折ったら小さなだんごを作って輪ゴムで縛ります
(小島)何ができたのか分かんないんですけど
それをサトウキビの葉っぱの煮汁に浸し15分ほど煮込んだあと水洗いすれば久米島伝統の絞り染めが完成
(小島)あっ…おぉ〜!へぇー!すげぇ!
(小島)これが何染め?
(女性)ウージ染め
ウージとは沖縄の言葉でサトウキビのこと
久米島の照りつける太陽のもと風に揺れるサトウキビの畑をのれんに描き床に敷いた土間は畑の赤土で仕上げました
脱衣所もない風呂場と並んであったトイレは男性用と女性用2つありましたがちゃんと間仕切られていなかったので今回完全に2つに分け和式から洋式に変えました
そしてここにもまた琉球石灰岩を利用
住居側に新しいお風呂があるので必要のなくなったこちらのむだに広い風呂場は独立したブティックコーナーに
ガラスの扉は以前の店の入り口のドアを再利用しました
物置を無理やり改装して作った簡易的な風呂場
屋根もトタンの波板1枚かけられていただけでした
その屋根を40cm高く上げ新たに断熱材を入れて天井を設けました
お母さんが東京で仕入れた洋服をたくさん飾れる広さが4畳もあるブティックコーナー
試着用のカーテンも付けました
以前隣の住居部分へ行くにはいったん玄関を出て外に回るしかありませんでした
そんな不便を解消するため厨房の脇に出入り口を設け住居と店舗を自由に行き来できる動線を確保
もともと住居側の和室の押し入れが店舗側に張り出す形でその境がコンクリートブロックの壁で仕切られていました
それを解体して押し入れの広さ2畳半分を店舗スペースに回し別の場所に必要な量の収納を確保
出入り口ができて店とつながった二間続きの和室は小さな子ども連れのお客さんが来た時などに重宝する座敷席に
忘年会や新年会のシーズンなど大人数の宴会の時にはふすまを取って大広間にするなどさまざまな要望に応えられます
その座敷への配膳の手間がかからないよう厨房とつながるこんな小窓も
お母さん自慢の料理を作ってすぐに出すことができます
立ち退きが決まって途方に暮れていたのがたった2ヵ月前
なんとか希望の期日に間に合いました
果たしてお母さんは喜んでくれるでしょうか?
(小島)さぁ完成しましたよ
(智恵さん)ねぇ
(智恵さん)もう楽しみねどうなってるかな?
(スタッフ)あれから2ヵ月たってですねいよいよ完成しましたどんなふうになってんだろうってあそこから
(スタッフ)今回お母さんのためにっつっていっぱい手伝ってくれたんですよよしおさんありがとうございますなんで最後って決めつけるわけ?
(スタッフ)はいもうすぐですよおー!おー!
(スタッフ)さぁまもなくです!
(スタッフ)はい!うわーっ!いやー何!?これえっ!?ウソー!えー!すごーい!なんじゃこりゃうわー!すげぇ!すごい!こんなのだった?これやばいすごいなだって何?これ何?これこれ何?
(スタッフ)さすがお母さん気付きましたね沖縄の家はみんな屏風なんで屏風なんですこれあら〜超かっこいいじゃん琉球石灰岩裏もそうでしょうだっておー!いやっ…すげぇ!これ素晴らしいいや〜!すご〜い!あっこれあれですよ
(小島)へぇ〜!そんな意味が沖縄の人でももう忘れかけてるんですこのことあぁ〜松永先生すご〜いうわ〜超いいじゃんこの天気でさ!あっ!でもすごいあぁ〜あぁーっ!すげぇ!何?これあぁ!?屋根がこっちから見えるえっ!?これ超かっこいいじゃんすごいよ見られちゃってるよ
(智恵さん)料理作るの見られてるいや〜見てここあららら…うわ〜いや〜いやいやいや…すごい!あれ?ちょっと待ってお母さん…あれ?あー!うわー!えー!ということは
(スタッフ)そうです
(小島)うわ〜…
(一同笑い)
(小島)あなたが言っちゃった?ちょっとよしおちょっとどいてごらん
(小島)いや動かない…あっ!うわっここであーらららら!あっ…あっ!あれ?ちょっと…あっ!?あら!あーら!ドアかと思っちゃった!うわっここにも?収納が!あぁ!えーっ!何?このスペース!あれ?あら!うわーっ!いや〜すてき!すごいいや〜あっこれも前のそのまま…
(スタッフ)お洋服ねはいえっ?あら?あららら…あーっ!
(智恵さん)アンビリーバボー
(一同笑い)まだあるまだあるよトイレのとこあーららら…あぁ〜またかわいい!すごいここ見てあっそうなの?だからあれだけの量が必要だったのねすごい量運んだでしょう何に使うって思ったら…
(スタッフ)どうぞえっ!?これさっき窓から見えたの向こうはちょっとつないで団体さんねほらこれだよさっきあっちから開いたこれでこっからほら!乾杯しようはい乾杯!イェーイ!いや〜いいな〜
(小島)自分の名前「智恵」って呼びだしたもうこんな最高なものをね造ってもらって…あぁっ!?先生!こんにちはありがとうございます感激ですよほんとにめちゃめちゃかっこいいですね琉球石灰岩しかもこんなふんだんに使われてめっちゃかっこいいですねこの赤土ですよねもう僕もこれで完結編みたいな形で…もう次はないそれは絶対にないんで
あまはじレストラン・・ハッピー新装開店!
この日をお母さんだけでなく島のみんなが心待ちにしていました
客席が見渡せる厨房で2ヵ月ぶりに自慢の腕を振るうお母さん
料理を出すのもずいぶん楽になりました
・イェーイ!・
(一同拍手)あぁ〜…
そして…
(小島)わぁー!
(智恵さん)あぁ〜すごい!
昔久米島でお祝い事があればヤギを贈るのがならわしでした
すばらしい新開店おめでとうありがとうございまーす
常連さんたちに祝ってもらい感無量のお母さん
いや〜うれしい最高もう涙が出そうだけどはぁ…もうありがとう…ちょっと…やめろ!
お母さんにとって忘れられない日になりました
(三線)
優しい息子とみんなのおかげでかつてのにぎわいが戻った・ハッピー
・イーヤサーサーハイヤイーヤサーサーハイヤ・
本気で100歳まで店を続けたいと言っていた明るく元気なお母さん
これからもっともっと忙しくなりそうです
これは予想以上に驚きましたね
(内田)すばらしい!もうあんなに親が幸せそうな顔をするっていうのもほんとにすばらしい何よりもの親孝行だなと…またお母さん明るいですよね立ち退けって2ヵ月で言われてもう完全にピンチをチャンスに変えましたねこの人たち羨ましくなっちゃったほんとに羨ましい初めはね感動なんてないと思ったんですよラテ欄で小島よしおの所をもう1回リフォームってみんな食いつかないんじゃないかなと思ったんだけど見た人はラッキーですね今日ほんとにいいです意外な展開だったですよで久米島に行きたくなりますねこれはやっちゃったらまだ屋上が手ぇついてないからもう1回リフォームありますよ屋上も飲めるようにしたいんだけど…だって匠勘弁してくださいってまだ屋上やってないからって言いそうだよね2015/03/15(日) 18:57〜20:54
ABCテレビ1
大改造!!劇的ビフォーアフター 小島よしお家を買う!緊急芸能人親孝行リフォーム[字]
母の居酒屋が立ち退き寝床もナシ!沖縄久米島・母と物件探しで小島が決心▽?千万中古住宅購入も問題が…助けて匠!完成ホヤホヤ!母が感涙で乱舞!超オシャレ琉球カフェ!
詳細情報
◇出演者
所ジョージ、江口ともみ、高橋克実、内田恭子
◇おしらせ
番組ではリフォーム依頼を大募集!家の大・小、予算は問いません。詳しくは番組HPまで!「劇的ビフォーアフター」で検索!!
☆番組HP
http://www.asahi.co.jp/beforeafter/
◇監督・演出
高橋章良
◇音楽
松谷卓
◇制作
ABC
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – その他
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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