極彩色の巨大なくちばしを持つ奇怪な鳥
穴の中で子育てをするメスに食べ物を運んでいる
とがった鼻の不思議なカエル。
1億年以上も前の恐竜時代の生き残りだ。
ふだんは地下で暮らし年に2週間だけ繁殖のため地上に顔を出す。
そして夜の森で逆立ちして歩く謎めいた生き物。
900万年前と変わらぬ生活をする…
きれいな手足ですね〜。
不思議な生き物たちが暮らすのはスリランカとインドの西部。
古い時代から保たれてきた森が生き物たちの揺りかごとなってきた
このクマも遠い昔ほかの種類と分かれこの地で独自の進化を遂げてきた
子どもを背負って育てるという変わった習性を持つ
ここは数々の環境変動をくぐり抜けてきた…
一体何が不思議な世界をつくり出したのだろうか?
地球にはホットスポットと呼ばれる場所がある。
絶滅のおそれのある貴重な生き物たちが暮らす最後の聖域だ
多彩な輝きを放つ命の数々
進化が生んだ不思議の世界
奇跡と偶然が引き起こした命のドラマが今始まる
そびえ立つ巨大な岩
20億年以上前にこの地で起きた火山活動の痕跡だ
岩は大地と生き物たちがたどった激動の歴史を見つめてきた
ここはインド洋に浮かぶ島国スリランカ。
スリランカとはシンハラ語で「光り輝く島」という意味。
地球上でも数少ない貴重な自然が残る場所だ
古い時代から生き延びてきた珍しい動物たちが暮らす宝石箱のような島だという。
一体どんな生き物たちがいるのだろうか?スリランカを代表する動物が集まる場所を訪ねた
スリランカは世界でも指折りのアジアゾウの楽園。
北海道より小さい島に実に5,000頭が暮らしている。
アジアゾウの起源は古くおよそ800万年前に遡る。
共通の祖先からアフリカゾウなどへと分かれた頃だ
絶滅したマンモスやナウマンゾウと近縁だがアジアゾウだけが生き延びてきた
群れはメスのリーダーを中心とした家族で構成されている。
オスの子どもは6歳を過ぎると単独で暮らすようになる
群れに大きな牙を持つ大人のオスが近づいてきた
繁殖相手を探しにきたようだ
うわ大きい!ひときわ大きいですね。
並ぶと。
オスの体重は5トン余り。
メスの倍もある。
迫力満点だ
でかいでかいでかい!
(シャッター音)ゆっくり歩いてきてるけどそのゆっくりが威圧感を逆に感じますよね。
あ〜怖かった。
絶滅したマンモスの仲間が目の前で元気に動き回っている。
そう思うとまるでタイムスリップしたような不思議な感覚にとらわれた
辺りが闇に包まれる頃。
森ではまさに太古の面影を残す謎めいた生き物が動き出す
音も立てずに行動するため見つける事が難しくめったに見る事はできない
探す事1時間
あ〜いたいたいたいた!ここここここ。
あ〜いたいたいたいた…。
あそこ。
こっち見てますね。
闇に光る大きな目。
正体はホソロリス。
原始的なサルの仲間だ。
なんと900万年前の姿を今にとどめているという
ゆっくりとした動き。
尻尾はない
体重はおよそ300グラム。
リスほどの大きさだ
食べ物は専ら昆虫
そっと忍び寄り素早く捕まえる
夜行性で単独行動昆虫が主食という暮らしぶり。
それはまさに哺乳類の祖先の特徴そのものと言える
しかしどうやって暗闇の中で獲物を捕らえるのだろうか?
目が大きい!
秘密はこの目だ
ロリスは網膜の後ろに光を反射する層があり光が増幅される。
その結果かすかな光でも網膜が感じ取り暗がりでも物が見えるのだ
ゆっくりとした動きにも訳がある
動く音が全く聞こえないですね。
お〜この忍び足がすごいですね!
音もなく移動するロリス
虫は気が付かない
よく見ると体には長く飛び出た毛が生えている。
これは触毛と呼ばれるセンサー。
根元に神経が集中していて毛先が何かに触れるとロリスは動きを止める
そのため葉や枝に触れても音を立てる事なく昆虫に近づく事ができる
なんと逆立ち
枝をしっかりとつかみ自在に動き回る
今度はガを捕まえた
ガの多くは毒を持っているが気にしない
食べる昆虫の実に70%が毒を持っているという
カメムシもおなかから臭い毒液を噴射するが平気で食べてしまう
よく見ると捕まえる瞬間目をつぶり毒液が目に入るのを防いでいる
動きと同様ロリスの代謝もまた非常に遅い。
毒は吸収される前に排出されるらしい
900万年前からほとんど暮らしを変える事なく生きてきた原始的なホソロリス
彼らはなぜ太古の姿をとどめたまま現代に生き延びる事ができたのだろうか
その謎を解くヒントがインドにあります。
実はロリスは海を隔てたインドにも分布しています。
DNAや化石の研究からロリスの祖先はインドで誕生した事が分かっています。
そのふるさとは海沿いにある西ガーツと呼ばれる山岳地帯。
年間5,000ミリを超える大量の雨が降ります。
豊富な水は高温多湿の環境をつくり出し原始的な植物が生い茂る独特の自然が生まれました。
そうした環境が1,000万年にわたって保たれてきたのです。
一体なぜでしょうか?今から1億4,000万年前ゴンドワナ大陸が分裂を始めます。
大陸の一部だったインドはその後徐々に北へと移動します。
そして4,500万年ほど前ユーラシア大陸に衝突。
その圧力でヒマラヤ山脈が形成されます。
一方インドの西側一帯も地殻変動で隆起。
西ガーツ山脈が誕生しました。
この2つの山脈がインドの環境を大きく変化させました。
夏大陸が暖められるとヒマラヤ山脈によって逃げ場を失った熱い空気が強力な上昇気流を発生させます。
するとそれを補うようにインド洋から湿った空気が流れ込みます。
いわゆるモンスーン現象です。
このモンスーンが誕生したのがまさに1,000万年ほど前の事。
以来湿った風が山にぶつかり西ガーツ山脈からスリランカでは大量の雨が降るようになりました。
この雨が南北2,000キロにわたって連なる豊かな森をつくり出したのです。
温暖な場所にあったため氷河期の影響もほとんどありませんでした。
こうして西ガーツからスリランカの一帯は太古の自然が変わる事なく保たれてきたのです。
現代のロストワールド西ガーツ山脈。
ここに暮らす動物たちも個性的だ
これは世界でもここにしかいない固有のサル…
森に実る豊富な果物が好物だ
見事なタテガミ。
そして名前の由来ともなったライオンのような尻尾が印象的だ
1匹のオスと複数のメスその子どもから成る20匹ほどの群れを作って暮らしている
こちらはインドオオリス。
頭から尻尾の先まで1メートルを超える世界最大のリスだ
リスのところにシシオザルがやって来た。
果物を奪おうというのだ
食べていたのは世界最大の果物ジャックフルーツ。
大きなものは重さ50キロにもなる
甘い果実はシシオザルの大好物
リスも簡単には譲らない
しかしシシオザルの執拗な攻撃にとうとう諦めてしまった
太古の姿をとどめる森。
そこに暮らす住人の中でもひときわ異彩を放つ者がいる
翼を広げると1.5メートル。
巨大な鳥オオサイチョウだ
大きなくちばしには角のような突起がありまるで恐竜のようないでたちだ
サイチョウの名の由来も動物のサイを連想させる事から来ている
この奇妙な突起の役割はよく分かっていない。
長くて大きなくちばしを支えるためだという説もある
木の幹に開いた穴の前にやって来た
中に目が見える。
サイチョウのメスだ。
実は今は子育て中。
メスは卵を産む前に穴に入り自分のフンで入り口を狭める。
そして中に籠もって子育てする。
オスがヘビを運んできた
僅かに開いた隙間からメスへと渡す
中では既にヒナが孵化している
穴に籠もるのは捕食者から身を守るため。
メスは子育ての2か月間食べ物をずっとオスに運んできてもらう
続いてオスが持ってきたのはトカゲ。
小さな動物は格好の獲物のようだ
今度は木の実を与え始めた。
喉袋にたくさんの木の実をため込んでいるのだ。
器用にくちばしの先でつまみ次々とメスに渡す
食事が済むと巣の中の食べ残しやフンをきれいにする
穴に籠もる独特の子育て。
ヒナが巣立つ率は80%と極めて高い。
巨大なサイチョウが子育てするには大きなうろができる大木が必要だ。
何千万年も前にインドに渡り西ガーツで生き延びてきたサイチョウ。
1,000万年続く太古の森がサイチョウの命を脈々と育んできたのだ
豊かな水に恵まれた西ガーツ山脈。
ここはまたある生き物たちの貴重な住みかとなっている
それはカエルたち。
現在およそ140種類が知られており今なお新種が発見されている
カエルは雨の多い雨季に合わせて繁殖する。
水場はオタマジャクシであふれ食べ物を巡る競争も熾烈になる
ところがそんな競争とは無関係に悠久の時を生きてきたカエルがいる
岩を流れる水の下で何かが動いている
オタマジャクシだ。
岩についた藻を食べている。
口が強力な吸盤になっていて流れの速い岩の上で食事をする
この奇妙なオタマジャクシが発見されたのはおよそ100年前の事
しかし最近までそれがどんなカエルになるのかは謎だった。
なぜなら彼らはカエルになる前に一斉に地上から姿を消してしまうのだ
ところが2003年ついに彼らの親が発見された
世界で西ガーツにしかいない珍しいカエルだ。
一生のほとんどを土の中で過ごし地上に出るのは年に2週間だけ。
そのため発見されなかったのだ
(鳴き声)
恋の季節。
オスは独特の鳴き声でメスを誘う
メスも姿を現した
オスは自分よりはるかに大きなメスの背中に乗ろうとする
しかし体は丸くて滑りやすい
ようやくメスにしがみついた
ペアは産卵場所を探すために移動を始めた
流れが急な岩肌。
危険な旅になる事もあるがオスは決してメスから離れない
子孫を残すためにオスは必死だ
このペアは安全な水たまりを見つけたようだ
卵を産み終わると元の住みかへと戻っていく
後ろ足には白くて硬い突起がある
後ろ向きに土を掘り進む時にこれが役に立つ
親はまた1年間の地下生活に入る
不思議な生態を持つインドハナガエル。
実は1億3,000万年前の恐竜時代からの生き残りだ
何千万年と続く安定した環境。
彼らは何も変化する必要がなかったに違いない
豊かな自然が残る森。
そこには太古の面影を残す貴重な生き物たちが暮らしています。
海で隔てられたインドとスリランカにはそんな共通の動物が数多くいます。
ホソロリスやアジアゾウなどがその代表です。
一体なぜでしょうか?スリランカとインドを分ける海峡は狭く幅は60キロほど。
その間には途中で切れた細い道のようなものが見えます。
この道が氷河期に海面が低下した時に大陸とスリランカを結ぶ陸橋となりました。
ここを通りホソロリスやゾウなどがスリランカへと渡りました。
その後海面が上昇し島となったスリランカ。
西ガーツ山脈から続く緑の回廊の終着地はこうして貴重な動物が暮らす箱舟となったのです。
ここはスリランカ北部にあるミンネリア国立公園。
島の中でも特にゾウが多い事で知られている
池の周りにゾウが集まっていた。
この日は70頭ほど。
多い時には300頭にもなるという
水入りましたね。
奥の群れが。
あ〜飲んでる飲んでる。
飲んでますね。
池のそばではのんびりと草を食べている。
親戚関係にあるナウマンゾウやマンモスはおよそ1万年前に絶滅してしまった。
しかしアジアゾウはこの地でたくましく生き続けている
彼らは長い旅路の果てに安住の地へとたどりついた冒険者たちの子孫なのだ
僕はそんな歴史を物語るまた別の証言者に出会う事ができた
おお見える見える。
大人のオスは体長2メートル体重150キロにもなる
だがほかのクマとはかなり異なる習性を持ち食べ物も変わっているという
ナマケグマの暮らしぶりはこれまで多くの謎に包まれていた
こちらはインドの西ガーツ山脈。
ナマケグマもまた緑の回廊を通ってインドからスリランカへ渡った大型動物の一つ。
その姿は実に個性的だ。
毛むくじゃらな体と長く曲がった爪
初めて標本を見たヨーロッパの人々がナマケモノと勘違いした。
そのためナマケグマと名付けられたのだ
今から400万年ほど前にほかのクマたちの系統から分かれこの地で独自の進化を遂げてきた
よく見ると背中に何かついている
なんと子グマ。
ナマケグマは子どもを背負って育てる唯一のクマだ
母親は一度に2頭の子どもを産む
(鳴き声)
子グマは生後ひとつきほど。
長い毛に隠れカムフラージュされている。
生後半年ほどはこうして母親が背中に乗せて移動する
長い毛は子どもがつかまるためにも都合がいい。
上ったり下りたり母親の背中は子どもたちの遊び場だ
やんちゃ盛りの子グマはすぐに地面に下りたがる
しかし岩山には危険な敵もいる
ヒョウだ
ようやく歩けるようになったばかりの子グマ。
足取りもおぼつかない
母親が子グマを呼ぶ
慌てて母親のもとに戻る子グマ
背中に乗ってしまえば一安心だ
ヒョウも大きな親には手だしはできない
ナマケグマは食べ物もまた変わっている。
シロアリの塚にやって来た
長い爪で塚を壊し細長い鼻先を穴に入れる
主食はシロアリ
随分大きな音が聞こえる。
この音の正体。
実は掃除機のようにシロアリを吸い込んで食べるためだ。
吸い込みやすくするためか前歯は子グマの時に抜け落ちてしまうという。
奇妙な生態を持つナマケグマ。
もともとインド北部の森で誕生したと考えられている
そんなナマケグマはいつしか西ガーツやスリランカでも暮らすようになっていった。
そこにはもう一つの環境変動が深く関わっている
モンスーンが豊かな森を育む西ガーツ山脈。
しかし山脈の東側には乾燥した大地が広がっています。
湿気を含んだ空気は山の西側で大量の雨を降らせ乾燥した風が東側へと吹き下ろすためです。
モンスーンが誕生した一方で内陸では乾燥化が進み森は徐々に消えていきました。
そして住みかを失った生き物たちが避難するように豊かな森がある西ガーツに集まってきました。
ナマケグマもそうしたメンバーの一員でした。
こうして西ガーツ山脈は大型動物たちの住みかとなり生き物たちをスリランカへと運ぶ緑の回廊となったのです。
内陸の乾燥化を逃れ西ガーツ山脈へとやって来た動物はほかにもいる。
アジアを代表する猛獣トラもその一つだ
絶滅が心配されるトラ。
西ガーツにはインドに生息するトラの10%が暮らしているという
シカに狙いをつけた
狩りの成功率は低く10回に1回成功する程度だ
今回はうまく捕まえた
ここはまた野生のアジアゾウの貴重な生息地でもある。
意外な事に広いインドでも野生のゾウが暮らしていける場所は限られている。
森にはゾウの巨体を支えるだけの食べ物が豊富にある
太古の生き物たちがひっそりと暮らす西ガーツ山脈。
そこはまたトラやゾウといった大型動物たちの避難所でもあったのだ
大木で子育てをしていたサイチョウはどうしているだろうか?
ヒナが穴から顔を出している。
巣立ちの時が近いようだ。
両親が近くで見守っている
ヒナがいるのは地上30メートルの巣穴
次の瞬間
地面に落ちてしまった。
地上は天敵が多く危険だ
なんとか無事飛び立った
すぐに両親が後を追う
ヒナのくちばしには特徴的な突起はまだない。
発達にはあと5年の歳月が必要だ
巣立ったあともしばらくは親から食べ物をもらう
西ガーツ山脈の豊かな森に生きるサイチョウ。
彼らはこんな奇妙な子育てを遠い昔から繰り広げてきたのだ
太古の生き物たちの箱舟となってきたスリランカ
僕は旅の最後に思いがけない光景に遭遇した
おお〜。
ヤバイ…あれあれ?
野生のゾウが三輪バイクに近づいている。
襲われたらひとたまりもない
だが予想外の展開
果物。
あげてんの?それは怖くないの?
なんとゾウにバナナをあげるためバイクを止めていたのだ
普通にゾウがいて車が通って…。
すごいですね。
スリランカは国民の大半を仏教徒が占める国。
ゾウは特別な存在だ。
仏陀を懐妊した時母親はゾウがおなかに入る夢を見たという。
以来ゾウは神聖な動物とされてきた
人々は仏教が伝来した2,000年以上も前からゾウを敬い共に生きてきた
ところが近年その関係に微妙な変化が現れている。
北海道よりも小さな島に住むゾウは5,000頭。
人口が増え生活場所を広げる人間との距離は縮まるばかりだ
村に野生のゾウが出没するトラブルが後を絶たない
村人は神聖なゾウを殺すつもりはない
花火を打ち上げたり大声を上げたりしてなんとかゾウを追い払おうとする。
しかし頭のいいゾウは慣れてしまって立ち去ってはくれない。
鋭い嗅覚で食物倉庫を嗅ぎ当てた
そして中にある米を引き出し食べてしまった
人とゾウの関係にあつれきが生じている中僕は最近ゾウに襲われたという村を訪ねた
これがゾウに壊された家ですか。
やはり米を食べてしまったという。
「ホットスポット」の旅で何度も直面してきた人間と動物の衝突。
だが村人から発せられた言葉は予想もしないものだった
またゾウが来る可能性がある訳ですよね。
おかあさんはどういうふうに思われてるんですか?
人間だけのものではない。
当たり前のように語られた言葉。
人と動物の未来にかすかな希望の明かりを見たような気がした
ゾウが村を襲うという厳しい現実。
しかし人々がゾウを大切にする心は失われてはいない
ここは村から追い払われる中で親とはぐれてしまった子ゾウを保護する施設
かわいい〜。
近づいてくるんだこうやって。
やっぱり人になれて懐いてるんですね人にね。
現在子ゾウの数は40頭余り
毎年10頭ほどが保護されてくる
この施設の目的はゾウを野生へと戻す事。
そのため極力人間と接する事がないようゾウ同士で生活させる。
そして5歳になると保護区に戻す。
これまで90頭が野生に戻された
人間とゾウが共存できる。
そういう未来が来るというふうに思われますか?
8月。
人とゾウの深いつながりを示す祭りが開かれる
スリランカ最大の行事エサラペラヘラ祭りだ。
主役はゾウ
大きな牙を持つオスのゾウ。
背中に仏陀の歯を入れたという容器を載せ練り歩く
この日祭りに集まったゾウは60頭余り
ゾウと人そして神への祈りが混然一体となって溶け合っていく。
それはスリランカを象徴する光景だ
仏教伝来とともに2,000年以上続いてきた人とゾウとの深いつながり
スリランカの人々とそこに生きるゾウには一体どんな未来が待っているのだろうか?
地殻変動によって生まれた壮大なモンスーン。
そのモンスーンが豊かな森を育み貴重な生き物たちの避難場所をつくり上げていた。
そこはまさに現代のロストワールド。
太古から生き残ってきた不思議な動物たちが暮らす箱舟だった。
だが箱舟はまた人と自然が直面するさまざまな問題を抱える地球の縮図でもある
この星で同じ土地を分け合って生きる人間と動物。
その未来を希望あるものにするため何をしなければならないのか。
考える時が今来ているのだ
2015/03/15(日) 21:00〜21:50
NHK総合1・神戸
NHKスペシャル ホットスポット 最後の楽園 Season2「第6回」[SS][字]
福山雅治が巡る地球の旅。インド西部とスリランカは太古の自然が残る現代のロストワールド。逆さま歩行する原始的なサルや毛むくじゃらなクマなど奇妙な動物たちの謎に迫る
詳細情報
番組内容
福山雅治が最後の楽園ホットスポットを訪ねる地球の旅。シリーズ最終回はインドとスリランカが舞台。ここは太古の面影を留めた不思議な生き物たちの宝庫・現代のロストワールドだ。恐竜時代の生き残りという紫色のカエルや逆さまに歩行する原始的な霊長類、シロアリを食べる毛むくじゃらなクマ等々。奇妙な動物たちが暮らす箱船の謎に迫ると共に、福山がスリランカで直面するゾウと人間とのあつれきの現場、共存の行方をリポート。
出演者
【番組ナビゲーター】福山雅治,【語り】久保田祐佳
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
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