おはようございます。
7時になりました。
国会はきょうから参議院予算委員会で、新年度・平成27年度予算案の審議が始まります。
与党側は、景気への影響を最小限に抑えるため、自然成立を待たずに早期成立を目指すのに対し、野党側は、政治とカネの問題を引き続き追及する構えで、与野党の攻防が激しくなることも予想されます。
新年度・平成27年度予算案は、先週、衆議院本会議で自民、公明両党と次世代の党などの賛成多数で可決され、きょうから参議院予算委員会で審議が始まり、あさってまで3日間、安倍総理大臣の出席を求めて、質疑を行います。
新年度予算案は、国会の審議日程が窮屈になっていることから、年度内の成立は困難な見通しのものの、憲法に定められた衆議院の優越により、来月11日には自然成立する運びで、与党側は景気への影響を最小限に抑えるため、自然成立を待たずに早期成立を目指す考えです。
これに対し民主党などは、下村文部科学大臣がみずからを講演に呼んでいる任意団体を巡って、不透明な資金の流れがあると指摘された問題など、政治とカネの問題を引き続き追及する構えで、与野党の攻防が激しくなることも予想されます。
そして政府・与党は、予算案成立後の後半国会で、派遣労働の期間制限を一部撤廃する労働者派遣法の改正案や、農協改革の関連法案などの審議に入る方針です。
さらに大型連休後の5月には、現在、自民、公明両党で法案化に向けた協議を進めている、安全保障法制の整備に関する法案を国会に提出することにしており、いずれの法案も今の国会で成立させたいとしています。
これに関連し、与党内には、安全保障法制の整備にあたっては、過去の安保関係の重要法案と同様に、衆議院では80時間を超える審議が必要だという指摘も出ているほか、統一地方選挙を控えていることも踏まえ、会期の延長は避けられないという見方が大勢です。
一方、野党側は、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定は認められないとして、政府・与党の姿勢を厳しくただすとともに、労働者派遣法の改正案など、労働法制の見直しは格差のさらなる拡大につながるとして、対決姿勢を打ち出す構えです。
春闘の相場作りをリードするトヨタ自動車の労使交渉は、きのう、過去最高となる月額4000円のベースアップを実施することで、事実上、決着しました。
今後は、賃上げの流れが大手企業にとどまらず、中小企業に波及し、所得全体の押し上げにつながるかが焦点になります。
トヨタの春闘の労使交渉は、最大の焦点だったベースアップが、月額6000円を掲げた労働組合の要求に対し、4000円とすることで、きのう事実上、決着しました。
これは去年の2700円を1300円上回り、現在の要求方式となった平成14年以降で最高の水準となります。
年齢などに応じて基本給が上がる定期昇給と併せると、1人当たり平均1万1300円の賃上げになります。
またボーナスは5年連続の満額回答となる6.8か月分で、額にして去年を2万円上回る246万円となりました。
春闘の相場作りをリードするトヨタの大幅な賃上げは、今月18日の集中回答日に向けて、ほかの大手企業の労使交渉にも影響を与えることになります。
すでに電機大手6社は、3000円のベースアップで事実上決着し、自動車メーカーでも富士重工業が3000円前後とする方向で調整に入ったほか、日産自動車とマツダも、去年を上回る額とする方向で、最終的な調整を進めています。
今後は、こうした賃上げの流れが大手企業にとどまらず、中小企業に波及するかが焦点で、景気のさらなる回復に向け、所得全体の押し上げにつながるか注目されます。
化学兵器による攻撃が新たな脅威になると、懸念が強まっています。
過激派組織IS・イスラミックステートと、イラク北部で戦闘を続けるクルド自治政府は、ISが有毒の塩素ガスを使用したと発表しました。
古代遺跡の文化財を破壊。
拘束した人を次々に殺害。
そして今度は。
化学兵器による攻撃が、新たな脅威となる懸念が強まっています。
こうした中、ISに加わろうとしたと見られる若者が、また逮捕されました。
イギリスからシリアに向かっていたと見られる10代の少年3人が、経由先のトルコで身柄を拘束されました。
そのISの壊滅に向けた攻防。
イラク政府軍は、ISが拠点とするティクリットの奪還を目指し、市全体の6割を制圧しました。
奪還作戦を支援しているのが、イランの革命防衛隊。
イラク軍に協力しているシーア派の民兵組織と行動を共にしているとされている、イランの軍事組織です。
奪還作戦開始から2週間。
IS側と政府軍との間で、激しい戦闘が続いています。
ISの支配地域に隣接する、イラク北部のクルド人自治区の中心都市アルビルには、島崎記者がいます。
島崎さん、現地の状況、どうなっているでしょうか。
ここ、アルビルから僅か30キロ余りの場所でも、ISと地元のクルド人部隊の間で、今も激しい戦闘が続いています。
クルド自治政府のバルザニ首相は15日、アルビルを訪れた、日本の薗浦外務政務官との会談で、クルド人部隊はISを各地で撃退していると、成果を強調しましたが、ISの脅威を改めて示すような情報も入ってきました。
ISがことし1月、クルド人部隊に有毒の塩素ガスによる自爆攻撃を仕掛けてきたということです。
取材に応じたクルド自治政府のムスタファ外相は、化学兵器を手にしたISは世界の脅威だとして、国際社会のさらなる結束が必要だと訴えました。
ISはアメリカなどの空爆、そしてイラク軍やクルド人部隊の攻撃にも、あらゆる形で抵抗を続けようとしています。
戦闘終結の見通しが立たない中で、最前線に近いこの場所では、張り詰めた空気が漂っています。
では中東情勢に詳しい、日本エネルギー経済研究所中東研究センター長の田中浩一郎さんとお伝えします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
田中さん、ISが化学兵器を持っているのではないかという懸念も出てきていますが、現在の戦況、どのようにご覧になっていますか?
そうですね、だいぶ、ティクリット市を解放したとはいえ、結局まだ中に戦闘員が紛れ込んでいると、住民の間に紛れ込んでいる可能性も否定できませんし、仕掛け爆弾などもありますので、そんなに一気に落とすというような攻勢はかけづらいんだろうと思います。
ただ、ここはやっぱり要衝ですし、もともとサダム・フセイン政権時代のフセインの出身地でもあって、スンニ派住民も多い、それから北部のモスルをいずれ攻略するということを考えても、ここをとにかく落としておかないとどうにもならないんですね。
このティクリットの場所としては、どういう特徴がありますか?
モスルが西側のシリアと、実際には街道でつながっているので、なかなかここは孤立させることが難しいんですが、その点、ティクリットはシリアの特にISが拠点を置いているシリアの側との連絡路があまりありませんので、バグダッドとモスルの間に位置するという点からも、相互の関係を絶ちやすい、孤立させやすいという点では、まずここから落とすというのはまず常とう手段だと思いますね。
そうなんですね。
そして、イランが作戦で重要な役割を担っているというふうにお伝えしましたが、このイラク政府をイランが支援しているというのは、これはなぜなんでしょうか。
まず、この両国の関係なんですけれども、1980年代は敵対といいますか、イラン・イラク戦争を戦った敵どうしなんですね。
ただ、その当時にサダム・フセイン政権に反対していた、反政府勢力としてのシーア派をイランが、この革命防衛隊が支援して、育成した経緯があります。
その人たちが今、このイラク政府側で、最も活動しているともいわれているシーア派民兵組織の母体になってるんですね。
ここを今、イラン革命防衛隊などが作戦面で支援することによって、このISとの戦いをより優位に進めようということをやってます。
そのIS壊滅に向けては、アメリカの協力が欠かせません。
アメリカ主導で行われている、ISへの空爆。
ただ、オバマ大統領は、地上での戦闘にアメリカ軍が継続的に関わることを認めず、武力行使の期間も3年間に限定しています。
しかし、カーター国防長官は、軍事作戦の長期化を示唆しました。
長期化の見通しということもありましたが、アメリカも壊滅に向けては、なかなか見通しが立たないという状況のようですね。
地上軍をアメリカは派遣する用意はなかなかありませんので、そうなると地上で特にシリア側で、一緒に戦ってくれるという友軍というのはいません。
ですから、今のところは、イラクの中でイラク軍、それからシーア派民兵などを頼りにしてやるしかないんですけれども、一方でこれ、やり過ぎても特にそのシーア派とスンナ派との間の宗派対立をさらに激化させかねない、そういう将来に向けて、あるいは将来に禍根を残すような、そういう戦いになってしまっても困るので、一気に押していくということだけではなかなか進まないのが、この様子なんですね。
けさはありがとうございました。
田中浩一郎さん、日本エネルギー経済研究所、田中浩一郎さんとお伝えしました。
では次です。
4年に1度の統一地方選挙が迫ってきました。
来月12日の前半は、知事選挙や道府県の議会議員選挙など、そして26日の後半は市区町村長選挙など。
しかし今、各地で投票を巡る環境が、大きく変わっています。
私たちが1票を託す大切な投票。
実は今、地方で広がっている動きがあります。
統一地方選挙まで1か月を切りました。
その現場に広がる課題を考えます。
きょう取り上げるのは、投票所の統廃合や、投票時間の短縮です。
全国で何が起きているのでしょうか。
北海道旭川から車で1時間ほどの秩父別町。
先月28日、町議会議員選挙が行われました。
こちら、秩父別町の中心部にある役場です。
町議会議員選挙で設けられた、ただ一つの投票所なんです。
有権者は2000人余り。
投票所は町で1か所だけです。
町は8年前、投票事務のスリム化を目指して、5つあった投票所を統合しました。
有権者の多くは、車で訪れます。
投票の締め切りは、通常より2時間早い、午後6時。
これを持ちまして、秩父別町議会議員選挙、投票所を閉鎖いたします。
ご苦労さまです。
投票所の統廃合が今、全国で相次いでいます。
来月、投票が行われる41の道府県議会議員選挙。
NHKは、設置される投票所の数を調べました。
その結果、前回、4年前と比べて39の道府県で投票所が減ることが分かりました。
全国で合わせて1180か所、特に鳥取、島根、岐阜の3県では、10%前後と、大幅に減ります。
投票所が減ったことで、不便になったという人もいます。
島根県大田市は、2年前、投票所を56か所から31か所に、半分近く減らしました。
山あいの集落に住む渡邉義雄さん91歳です。
以前は歩いて5分ほどの投票所に行っていました。
投票を欠かしたことはありません。
この投票所も廃止され、3キロほど離れた施設が、新しい投票所になりました。
車がない渡邉さんは、今はタクシーで投票所に行くしかありません。
福祉団体の補助を使っても、往復で3000円近くの負担となります。
投票に行くときは、ほかの用事を作って、病院や郵便局なども、回るようにしています。
坂本ツタ子さん77歳です。
歩いて行けた投票所は、3キロ余り先に移りました。
車のない坂本さん、バスは本数が少なく、使いにくいといいます。
投票所がなくなったあと、自然と足が遠のき、そのあと行われた3つの選挙、すべてを棄権しました。
平成17年に合併して誕生した今の大田市。
合併で職員が減り、投票事務に関わる人手の確保が難しくなりました。
また経費も削減しなければならず、投票所の統廃合に踏み切りました。
去年4月の市議会議員選挙では、人件費など600万円ほどの費用を減らすことができたといいます。
一方で、期日前投票を利用しやすくして、投票所を減らした影響を小さくしようとしています。
減り続ける投票所。
対策が必要だと指摘する専門家がいます。
有権者の投票行動を研究している、埼玉大学の松本正生さんです。
おととしの参議院選挙での有権者の意識を調べました。
投票所までかかる時間と、投票したかどうかの関係は。
5分未満の人で投票に行ったと回答したのは76.5%、これに対し、20分以上かかる人は52.3%に下がりました。
取材に当たった、報道局選挙プロジェクトの飯沼記者です。
飯沼さん、投票所が遠くなることで、投票に行かない人が出てきていると、これ切実な問題ですね。
そうですね。
その地域に有権者が少ないという理由で、投票しやすい、投票しにくいという格差は、本来あってはならないと思います。
ただ、人口減少が全国的に問題になる中で、こうした傾向が進んでいるのが現状なんです。
そうした中で、自治体がしっかりした対策を行う必要がありますね。
そうですね。
リポートでも触れていましたが、無料のバスを運行している自治体もあります。
埼玉大学の松本さんは、さらに踏み込んで、郵送による投票を広く認めるよう検討すべきだと提言しています。
投票所を維持するのが難しい事情があるにせよ、投票所が遠いことを理由に、棄権する人を生み出してはなりません。
貴重な1票を行使する権利を守るための環境整備が求められています。
飯沼記者でした。
中国で、巨額の賄賂を受け取ったなどとして、腐敗撲滅を目指す習近平指導部のもとで調べられていた、人民解放軍の制服組の元ナンバー2が、病気のため死亡しました。
死亡したのは、人民解放軍の制服組の元ナンバー2で、国家中央軍事委員会の副主席を務めた徐才厚氏です。
徐氏は、地位を利用して関係者を昇進させる見返りに、本人や家族が巨額の賄賂を受け取ったとして、共産党の党籍を剥奪され、去年10月からは軍の検察が起訴に向けた手続きを進めていました。
国営の新華社通信によりますと、徐氏は病気のためきのう死亡しました。
徐氏は、汚職があったとして調べられている、周永康前政治局常務委員と並んで、習近平指導部にとっては、聖域を設けずに汚職の摘発に取り組んでいることを象徴する人物の一人でした。
徐氏について、軍の検察は、刑事責任は問われるべきだったとしながらも、死亡したことを受けて、法律に照らして不起訴の決定をしたということです。
さて、どこでも見られる、こうした街の本屋さん。
今、大型書店の進出や、コンビニやインターネットでの本の販売に押されて、次々と姿を消しています。
そうした中、全国から本の注文が殺到している街の本屋さんがあります。
その本屋さんから送られてくる本をきっかけに、心が癒やされたり、自信を取り戻すなど、本が人生の転機になったという人たちがいます。
北海道砂川市にある本屋さん。
これ読みました。
おもしろかったでしょ。
おもしろかったです。
店主の岩田徹さんです。
岩田さんは9年前から注文者一人一人の要望に合わせて、1万円分の本を選ぶ、1万円選書というサービスを行っています。
本を選ぶ際によりどころにしているのが、この注文書。
そこには、本との出会いによって今の状況から抜け出したい、人生を変えたいと願う、切実な思いが記されています。
この日、22歳の女性からの注文書を手にする岩田さん。
22歳でもいろんな経験してるんだね。
そこには、かつていじめに遭ってつらい体験をしたという一方で、強気なことばが刻まれていました。
選んだのは、この11冊。
主人公が自信を回復していく物語が中心。
息抜きのための時代小説や歴史書もありました。
これらの本は、読者にどんな力をもたらすのでしょうか。
注文した、広島県に住む22歳の女性です。
女性は、漫画家になりたいという夢を抱いていたものの、具体的な行動を起こせずにいました。
送られてきた本の中に、心を揺さぶられる童話がありました。
一度、何かに夢中になると、われを忘れてしまう男が主人公の物語です。
特に胸を打ったのは、主人公によって自信を取り戻していく少女の心の描写でした。
開かれた未来に向かって、しっかりと自分の足で立つ少女。
女性はその姿に、自分自身の姿を重ね合わせました。
女性はこの春、ふるさとを離れ、本格的に漫画家を目指すことにしました。
妻に先立たれた男性からの注文書です。
妻を失った喪失感と、息子たちとの関係に、思い悩んでいました。
島崎法隆さん55歳。
去年3月、最愛の妻を亡くしました。
10代で出会い、結婚。
3人の男の子に恵まれました。
子育てはずっと妻任せだったという島崎さん。
突然、家庭の要を失い、残された息子たちとどう暮らしていけばいいのか、途方に暮れていました。
島崎さんの心に響いたのが、一冊の詩集。
手から、手へ。
命は親から子へ、確実に引き継がれていくことの尊さがつづられています。
一冊の本をきっかけに、一歩を踏み出そうとする島崎さん。
気がかりなのは、内気で、かつては学校になじめなかった、17歳の三男のことでした。
妻の命日を前に、あまりことばを交わせずにいた三男を、思い切って外に連れ出すことにしました。
息子の口から、思いがけないことばを耳にしました。
息子も母の死を懸命に乗り越えようともがいていることに、気付きました。
島崎さんは今、詩をかみしめながら、息子たちとの絆を育もうとしています。
親子が心を通わせるきっかけになったわけですが、改めて本の持つ力を感じますね。
この1万円選書。
注文がこの半年で1000件余りに達していて、今は新たな注文は休止しているということです。
スポーツ、西堀アナウンサーです。
おはようございます。
けさは広島に復帰した黒田投手ですね。
きのうの2回目のオープン戦は、6回2失点にまとめました。
8年ぶりの古巣への復帰。
そこには進化に挑む執念がありました。
長いシーズンを通して勝つことが、何より評価される大リーグ。
黒田投手はかつての剛腕から、スタイルを変えて挑んできました。
150キロを超える剛速球だけではなく、少ない球数で勝てる球種を磨いたのです。
それがこのツーシーム。
ツーシームって聞きますけど、どういうボールなんですか?
ボールの縫い目に沿って握り、ストレートと同じように投げるボールです。
確かに指が縫い目にありますね。
こうすることで、バッターの手元付近で球筋が変化。
バットの芯を外して凡打に打ち取るのがねらいです。
これで投球の負担を減らして、5年連続2桁勝利を挙げたのです。
日本選手初の快挙ですよね。
さあ、カープファンが待ち望んでいた復帰。
大リーグで磨いたツーシームの精度を、さらに高めようと、進化に挑んでいます。
それがここ、プレートの立ち位置を変えたのです。
ヤンキース時代の立ち位置から、もう半歩、1塁側に寄って投げ込みます。
右バッターに対しては、より角度をつけて、内角に食い込んでくる印象を与えるのがねらいでした。
ことし40歳を迎えた黒田投手。
飽くなき執念で進化に挑み、みずからの一球に魂を込めます。
大リーグ時代からさらに工夫をしているんですね。
そうなんですね。
ますます進化するピッチング、楽しみになってきましたね。
そうですね、ベテランの投球術、注目です。
ここまでスポーツをお伝えしました。
続いて今週の気になる。
堀越アナウンサーです。
おはようございます。
さあ、きょうのテーマはこちらです。
卒業式。
激しく泣き過ぎじゃないですか。
なんだろう。
歌ってるようにも見えるけど。
3月は別れと旅立ちの季節ですね。
この卒業式の風景もまた、時代を映してきました。
こちらは終戦直後の昭和21年、高等女学校の卒業式の様子です。
この服装よく見ると、もんぺ姿なんですね。
それでもセーラー服に涙。
今も変わらない卒業式の風景です。
当時、卒業式で歌われた曲の定番といえば。
これですよ。
私も歌いました。
もんぺで?違うか。
違いますね。
この時代ですね、卒業式といえば、先生に対して感謝の気持ちを伝えるという意味合いの強いものでした。
さあ、時は移って高度成長期。
万博で話題になった、あるものが、全国に広がりました。
えっ?
100年後の顔?
変なおじさんじゃないですね。
タイムカプセルですよ。
そうなんですよね。
未来への夢にあふれたこの時代。
卒業のイベントとして、多くの学校で流行しました。
昭和50年代になると、校内暴力が社会問題に。
そこでクラスの結束力を高めようと、卒業式の合唱に力を入れるようになったんです。
とりわけ、よく歌われたのが。
贈る言葉、金八先生、懐かしいです。
マッチもいますよ。
この金八先生のような体当たりで生徒と向き合う教師に、共感が広がりました。
ちょっと強がっててもね、ほろりとくる感じも。
泣いちゃったり。
そして、この時代になると、卒業式の服装にも、変化が表れます。
清潔そうというか、学生だなー。
人気漫画などの影響で、このはかま姿がブームになりました。
このころから。
さらに、バブル期になると、衣装を競い合う姿が。
ゴージャスですね。
何との勝負なの?
時代も進んで、最近になると、卒業式の歌も、また変わってきました。
自分たちが好きな歌手やバンドの曲、そして。
埼玉県の中学校の先生が生徒に贈った曲で、全国でも歌われるようになった、旅立ちの日に。
自分たちが共感したり、気持ちを素直に伝えられたりする歌が、人気を集めています。
そしてこちらは、ちょうど先日行われたばかりの卒業式です。
Jリーガーの道を進む、この高校生を追っていったところ。
出たー!
今もあるんですね。
落としちゃったね。
落としちゃいけません。
拾って拾って。
この光景ね、今も昔も変わらない卒業式の定番なんですね。
積極的ですね。
第2ボタン、青春ですね。
甘酸っぱい感じがしましたね。
さて、時代ごとに卒業式でいろんな歌が歌われてきましたけれども、こんなデータがあります。
10代から60代を対象に、心に残っている曲を聞いた結果、1位は、荒井由実さんの卒業写真。
世代を越えて愛されているんですね。
2位に金八先生の贈る言葉。
そして7位に旅立ちの日にが入っています。
鈴木さん、何か気になる曲は?
そうですね。
卒業式じゃないけど、卒業のシーズン、スピードを高校生のときにカラオケで歌ってたのが。
盛り上がりますよね。
出た。
これから卒業をテーマにどんな歌が歌い継がれていくんでしょうか。
以上、今週の気になるでした。
では続いて、気象情報です。
寒暖の差が激しい季節ですが、今週は暖かい日が多くなるんですね。
渡辺さん。
そうなんです。
こちら、東京・渋谷、雲に覆われて、日ざしはないんですけれども、こんな所でも、今週は気温が高い状態続きそうなんです。
こんな春物のトレンチコートもたくさん着て、楽しめそうです。
ただ、今ちょっとひんやり、朝はしていますので、私もストールですとか、中にカーディガンを着込んでいます。
このあと、日中は気温が上がりそうです。
日ざし、少ない所にも、暖かい空気が流れ込んできます。
予想最高気温、ご覧ください。
全国的にきのうよりも高く、4月上旬並みの所も多いでしょう。
北海道や東北でも10度以上の所が多く、雪崩には注意が必要です。
関東から九州、15度前後で、高知19度まで上がるでしょう。
あす以降も今週は各地、気温が高い予想で、桜のつぼみの成長が進みそうです。
最新の桜の開花予想ですと、早くも今週の木曜日に高知で開花となりそうです。
ただ、満開予想日は開花から1週間以上かかる所も多いんです。
来週は寒さが戻ることもあり、見頃は4月に入ってからの所がほとんどでしょう。
さて、きょうの天気のほう、チェックしていきましょう。
西アフリカのリベリアに滞在歴のある、40代の外国人の男性が、発熱の症状を訴えたことが分かり、厚生労働省は、念のため、男性がエボラウイルスに感染しているかどうか、詳しい検査を行っています。
男性が現地で患者と接触したという情報はないということです。
厚生労働省によりますと、昨夜、都内に住む40代の外国人の男性が発熱の症状を訴え、都内の医療機関に入院しました。
男性は38度4分の熱があり、今月2日まで、西アフリカのリベリアに仕事で滞在し、今月4日、羽田空港に到着したということです。
厚生労働省によりますと、男性が現地でエボラ出血熱の患者と接触したという情報はないということです。
男性の熱は、解熱剤を服用したあと、いったん37度まで下がりましたが、きょう未明に再び38度5分にまで上がり、医療機関でマラリアの検査を行ったところ、陽性だったということです。
厚生労働省は、念のため、男性がエボラウイルスに感染しているかどうか確認するため、採取した血液の検査を行っていて、結果は昼ごろに判明する見通しです。
けさお伝えしているニュースです。
過去最高となるベースアップを実施することで、事実上決着しました。
春闘の相場作りをリードするトヨタの春闘の労使交渉。
最大の焦点だったベースアップが、月額6000円を掲げた労働組合の要求に対し、4000円とすることで、きのう、事実上決着しました。
これは現在の要求方式となった、平成14年以降で最高の水準となります。
今後はこうした流れが、大手企業にとどまらず、中小企業に波及するかが焦点です。
中国で巨額の賄賂を受け取ったなどとして、腐敗撲滅を目指す習近平指導部のもとで調べられていた、人民解放軍の制服組の元ナンバー2で、国家中央軍事委員会の副主席を務めた、徐才厚氏が、病気のため死亡しました。
では、今週の主な予定です。
2015/03/16(月) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼過激派組織ISの壊滅に向け、拠点都市の奪還作戦が進んでいます。今後の展望と最新の戦況を解説。▼北海道に全国から注文が殺到する本屋さんがあります。そのわけは?
詳細情報
番組内容
▼過激派組織IS=イスラミックステートの壊滅に向け、イラク政府軍は、イラク北部にあるISの拠点都市の奪還作戦を進めています。今後の展望と最新の戦況を解説します。▼統一地方選挙が迫る中、厳しい財政事情などを理由に各地で投票所が減り、有権者に戸惑いが広がっていることがわかりました。対策は?▼“心に響く本を届けてくれる”と、全国から注文が殺到する本屋さんが北海道にあります。どんな本屋なのでしょうか?
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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