モーターのじくを回すと電気が生まれます。
この実験の場合電流によってモーターが回りますがモータ−が…。
ここから先は自分で考えよう。
これからはみんなが考えるカラス。
(テーマ音楽)
(鳴き声)
(谷地)みなさんの中に犬を飼っている人はいますか?犬は日本でいちばん多く飼われているペットです。
全国でおよそ1,000万頭の犬が飼われているといわれています。
よしよしよしよしよし。
とってもかわいい犬なんですがペットとして飼うにはさまざまなせきにんがともないます。
例えば保健所などにとどけ出て犬を登録し病気の予防接種が必要です。
毎日えさをやりそして排せつの世話もします。
散歩に連れていってフンをした場合は…。
飼い主がかたづけます。
そのままにしておくと悪臭がするなどとても不衛生です。
しかし残念ながらそうしたせきにんを果たせない人がいます。
そんな無せきにんな飼い主のためにとても苦労してきたある町の取り組みを見ていきましょう。
大阪市から電車で1時間ほどの泉佐野市。
通きんや通学に便利なことから年々人口がふえている人気の町です。
新しい家も次々と建てられています。
しかしこの町は今大きな問題をかかえています。
ひどいもんですよ。
実は泉佐野市では道ばたに犬のフンがよく放置されてとてもこまっているのです。
町のいたる所にこんなかんばんが。
こうしたじょうきょうに市役所も手を焼いています。
放置フン対策をたん当している…フンが放置される場所はだいたい決まっているといいます。
大阪市内のマンションとかにお住まいだった方が大阪こう外である泉佐野市に転きょなさって念願の一戸建てをこう入なさった。
庭もありますし犬を飼いました。
散歩がふえました。
フンがふえました。
こういう感じになりますね。
「フンの放置をどうにかへらしたい」。
その思いから河野さんは2年前あるチームを結成しました。
その名も…フンを回しゅうするスタッフです。
公園や住宅街など放置フンが多い地いきを回りフンを拾うことにしました。
しかしGメンの結成後すぐに予想外の事たいが起きます。
なんとぎゃくに放置されるフンがふえてしまったのです。
拾ってくれるんだったらなんぼ放置してもいいやというような考え方がひょっとしたら生まれたのかもしれません。
マナーの低下といいますかモラルというものが低下しているものなのかなという感覚になりましたね。
ききを感じた河野さんは次の手に打って出ました。
なんと元警察官を雇うことにしたのです。
名付けて…フンを放置する人を見つけるのが仕事です。
正体がわからないように私服で巡回しフンを放置する人しそうな人をさがし出します。
注意をしても放置をくり返すなど悪しつな場合は5,000円の罰金を取ります。
例の1月2月にモンスター使用者があらわれた空連道歩道なんですけどもあのあたり今はどんな感じですかね?さらに放置フンGメンも新たな作戦を始めました。
フンを見つけるとすぐには拾わず黄色いカードをフンの横に置きます。
犬は同じ場所に排せつする習かんがあります。
ここにふたたびもどってくる飼い主にフンをかたづけるよう警告するのです。
1か月前警告した放置フンは無くなっていました。
警告しても放置されたままならフンをかたづけます。
飼い主さんの心にどれだけうったえていけるかどうかが市役所の仕事っていいますかね。
がまんくらべにこちらが負けてしまうともうそこで止まってしまうと思ってますので。
環境巡視員とイエローカード作戦のこうかで放置フンは一気にへりました。
しかし一定の数までへるとそれ以上はなかなかへりません。
毎月300件以上は見つかるじょうたいが続いています。
なかなかへらないフンの放置。
これは泉佐野市だけではなく日本じゅう世界じゅうでも問題となっています。
例えばスペインのある町ではたんていを雇うことにしました。
フンを放置している人の写真をさつえいしそれをしょうこにして罰金をはらわせるためです。
アメリカでは放置フンのはん人を見つけるサービスもできました。
あらかじめ近所の飼い犬のDNAを調べておき放置フンのDNAから飼い主を特定します。
さて放置フン対策に苦労している泉佐野市。
さらなる対策が考えられました。
それは犬を飼っている人から犬税という税金を徴収するというものです。
犬の飼い主から税金を集めるという方法を考えたのは…放置フンの対策には年間1,000万円以上かかっています。
それには泉佐野市の税金が使われてきました。
そのかわりに犬を飼っている人から集めた犬税を使おうと考えたのです。
犬一匹につき年間2,000円を集める案が出されました。
本当に犬税を始めるべきかどうか市役所では検討委員会が開かれることになりました。
法りつのせん門家や市民の代表など8人が意見を出し合いました。
犬税についてしんちょうな意見が続きました。
市民からもさまざまな意見がよせられました。
そして…犬税は大きな議ろんをまき起こしました。
市役所の河野さんも新たな放置フン対策を始めていました。
この日市役所に来ていたのはある町内会の会長岸本さんです。
イエローカードのげんぶつです。
河野さんは市内の町内会の人たちにたのみこんでイエローカード作戦に参加してもらうことにしたのです。
地いき住民の力こそが放置フンを無くすカギだと考えたからです。
言葉はちょっと強い言葉になってしまいますけども地元の目の方のかん視といいますか行きとどきがあったほうがそういう放置フンはやりにくいと思います。
よくじつ新家町会はさっそく動き始めました。
30分もしないうちに次から次へフンが見つかりました。
このかんばんの下に…フフフフ…。
なんと注意書きの下にも…。
新家町会では1か月に1回イエローカード作戦を行うことになりました。
一方市長がてい案した犬税は検討の結果今すぐどう入するのはむずかしいということになりました。
放置フンを無くすにはいったいどうすればいいのか。
泉佐野市はかい決策をさがし続けています。
キミならどうする?2015/03/16(月) 10:00〜10:15
NHKEテレ1大阪
道徳ドキュメント「フン害にフンガイ!」[解][字]
大阪・泉佐野市は、犬の放置フンにとても困っている。様々な対策を立ててきたが、それでもおさまらない。そこで市長は犬の飼い主から税金を集めることを提案するが…
詳細情報
番組内容
大阪・泉佐野市は、町のあちこちに犬のフンが放置されていて、とても困っている。市役所では、フンを片付ける「放置フンGメン」を結成したり、元警察官に見回りをしてもらったり、対策に四苦八苦してきたが、それでも放置はおさまらない。困った市長は、かさむ対策費をまかなうため、犬の飼い主に「犬税」という税金をかけることを提案する。どうすれば放置フンはなくなるのか、泉佐野市の取り組みを通して考える。
出演者
【司会】谷地健吾,【語り】三輪秀香
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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