パクりサイトの質があまりにひどくて悲しくなりました
昨年の4月ごろ、Naifix の記事(というか HTML も CSS も全部)が丸ごとパクられました。Google はすぐに動いてくれましたが、livedoor ブログに削除申請出すのはメンドーなので放置しています。
参考ブログ記事が丸パクリされたので仕返し!覚えておきたい3つの対応方法
あれ以来パクりによる被害はとくになかったのですが、久しぶりにいろいろ調べてみたところ他にもパクられた形跡を発見いたしました。
もうね、探している途中で悲しくなりましたよ。いや、パクられたという事実に対してではなく、別の意味で。
目次
Naifix のコンテンツをパクっているサイト
コピーされているかどうかを調べるツールはいくつかあるのですが、今回は Google 先生に自力で尋ねてみました。
記事タイトルで検索してもあまり意味がないので、本文中の適当な箇所をピックアップして検索。
まずは軽いところからご紹介していきます。
「出典」と書けばOKと勘違いしているサイト
こちらはパクりとは言えないのですが、本文中に画像が使われていました。で、検索したわけじゃなくて、わざわざピンバック飛ばしてくれたのです。
直リンクされているわけじゃないのでこちらに害はないのですが、ツッコまずにはいられない。
- せめて関連のある記事内で使ってくれ!
- 「出典」と書けば何でもいいと思ってるのか!
- というかフリー素材なんだから自分で配布元を探せ!
記事内で使用している他の画像は GATAG というフリー素材サイトの画像です。なぜスマイルマークだけここから持っていったんでしょう。
そこ以外に素材サイト知らないの? 検索スキルないの? スマイルマークってわりとどこにでも転がってるんですけど!
意味がわかりません。
夢見てすぐ挫折したサイト
つづきまして、「たぶん何かの情報商材を買っていざ実践しようと思ったもののあまりに現実が厳しすぎて途中で挫折したサイト」をご紹介します。
ブログ初心者が最低限覚えておくべきブログの書き方10ヶ条 を小分けにしてパクっています。 冷凍保存でもする気かっ
ツッコミをいれるまでもないですが、あえていれます。
- たった 9 回の更新であきらめるなよ!
- パクってるんだから検索ヒットするわけないだろ!
- というか、更新やめたら FC2 の広告デカくなるからサイドバーの広告意味ないだろ!
“初心者さんでも実践できるよう、全力でナビゲートします” というキャプションが、うら寂しさを演出しております。
勉強したのに、いいね!が増えなかったサイト
次は、「勉強するのはいいけど引用の要件を満たしていないからパクり認定しちゃいました!」というサイトをご紹介します。
【必見】ブログやFacebookのイイネが増える記事の書き方
これも先ほどと同じ記事がパクられています。そんなにパクりやすいんでしょうか。
- 引用についても勉強しろよ!
- これ以降の記事に学んだことが反映されてないし!
- というか、イイネ増えてないじゃん!
スタッフさんが頑張って書いてるとは思いますが、ブログで集客するのが目的ならまるでダメです。せめて、記事タイトルどおり SNS にも力をいれたほうがいいのでは…
真面目に運営していてこれでは絶望的です。
これぞパクりの真髄、というサイト
最後は、「あーもうパクったのはいいからせめてもう少しキレイに仕上げてくれ!」と叫びたくなるサイトをご紹介します。
Twitter でも流したのですが、もう見つけた瞬間悲しくなりました。
- 有料素材のサムネイルを使うなよ!
- 文章中の無駄な空白とかいらないしリライトがお粗末すぎるだろ!
- というか、これ TCD さんが泣くわ!!
盗用されたのは、またもや「ブログ初心者が最低限覚えておくべきブログの書き方10ヶ条」です。パクりやすいのはこの記事! みたいな情報でも流れてるんでしょうか。
まあ、それだけ読んでくれている方が多いのだと思いますが、
どうせならもっと質を上げてくれ!
と思うわけです。僕は素晴らしいセンスを持っているわけじゃないですが、誰がどう見ても粗悪品。だって、これ TCD さんのテーマ使ってるんですよ?
この綺麗なテーマが
こうなってるんですよ?
有料テーマ買うぐらい儲かってるんなら、画像もちゃんとしてくれ!
ほかの記事は調べていませんが、おそらく盗用のオンパレードだと思います。デザインセンスのかけらもなければ、記事を書くスキルはゼロ以下。
あまりにひどすぎるので、他のパクりサイトを探す気力も失せました。
ウェブシュフさんの画像盗用サイト
悲しみの底に沈んでいた数日後に、ふとしたきっかけで、いつもお世話になっている ウェブシュフ さんの記事がパクられているのを発見しました。
著作権者ではない僕がどうこう言えることではないのですが、検索エンジンはコンテンツの盗用を完璧に見抜けるわけではない、という視点からご紹介します。
※ウェブシュフさんに直接確認をとり、記事で取り上げる了承をいただきました。
記事がリライトされ、一部画像を盗用
ウェブシュフさんの記事はこちら(2013 年 10 月 9 日公開)。
レンダリングブロックjavascript/cssを排除するプラグイン3つ
ウェブシュフさんの画像を盗用しているサイトがこちら(2014 年 5 月 20 日公開)。
レンダリングブロック JavaScript/CSS を排除してみる
記事の内容は、ウェブシュフさんの記事をリライトしている感じです。おそらく元記事を精読したうえで書いたのでしょう。
著作権法では「表現」が保護対象となりますが、「アイデア」そのものは対象となりません。
つまり、僕がやられたように記事を丸ごとコピーするのは明らかな著作権侵害ですが、このように自分なりの表現で書かれた記事は著作権侵害と判断される可能性は低くなります。
ただ、今回の件で問題となるのは画像です。
画像を勝手に利用するのは著作権侵害
記事では、「Async JS and CSS」という WordPress プラグインについて、画像を使ってわかりやすく説明されています。その一部が盗用されていました。
■ウェブシュフさんの画像
■無断利用の画像
どこからどうみても同じですね。ウェブシュフさんの記事へのリンクもありません。
また、こちらの画像は一部を切り抜いた上で加工して使われています。
■ウェブシュフさんの画像
■無断利用の画像
赤丸をつけただけですね。
ここまでするなら、自分でキャプチャを撮ればいいのに。PageSpeed Insights のキャプチャはきちんと自サイトのものを使っています。
ほんの少しの手間を嫌って、著作権侵害してしまったんでしょうか。
検索エンジンは画像の盗用を判断しづらい
さて、検索エンジンはコピーコンテンツに対して重大なペナルティを課すといわれていますが、今回の件ではペナルティはないようです。
「Async JS and CSS」で検索すると、ウェブシュフさんが 1 位、画像を盗用したサイトが 2 位になっていることからも明らか(2015 年 3 月現在)。
文章を丸ごとパクっていたのなら、圏外に弾き飛ばされていたのではと思います。
このような結果となった原因は、おそらく検索エンジンが画像の権利を判断できないからでしょう。
たとえば、誰でも自由に使用できるパブリックドメインの画像を使っているサイトはたくさんありますが、それが一様に重複コンテンツだとはなりませんよね。
何らかの権利が発生している画像だとしても、オリジナルは見抜けても許可を得て使用しているのかどうかまでは判断できません。もしすべてをペナルティにしてしまうと、画像素材は一切使えなくなってしまいます。
極論すると、画像を盗用したとしても著作権者が申し出てこないかぎり検索順位に影響しない、ということです。
@uszero800 許可の有無とかもどこで行われているか判断できないので、そこは今後もGoogleは判断できなそうですなー。
消すとSEO的に不利になるexif情報みたいな権利情報を入れるとかしない限り、オリジナルのみを評価するのは難しそうですよねー。
— シブタク@ひよこのひと (@pochimin02) 2015, 3月 15
画像を盗用があったら著作権侵害の報告を
日本において著作権侵害は今のところ親告罪ですから、著作権者が自ら訴えないかぎりどうしようもありません。
パクる側は故意にやっていることもありますが、それが悪いことだと知らずにやっていることもあります。
いずれにしても、画像や記事が盗用されていることがわかったら、まずパクった相手に対して削除を求めましょう。訴えに応じてくれなければ、ホスティング会社やサービス提供元に連絡します。
あわせて検索サイトにも著作権侵害に関して報告します。
ちなみに、著作権を主張する場合は個人情報を提出するよう求められることが多いので、これが面倒で放置しているケースもかなり多いと思います。僕もそうですw
まとめ
検索上位の記事やシェア数の多い記事が増えてくると、パクられる確率も高くなります。
共通しているのが、パクりサイトのレベルはデザインもひっくるめてものすごく低いという点。あまりに低すぎて防御する気も失せるほどです。しかし、それでもオリジナルが絶対優位であるという保証はありません。
自分の身と自分が書いた記事はしっかり守りましょう。
それでは、また。
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