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「『金は良心に勝てない』と知ってほしい」韓国外相、日本の“歴史戦”を牽制 岸田外相訪問には「懸案解決へ意味ある方向性提示期待」
韓国の尹炳世外相は16日付の韓国紙、東亜日報が掲載したインタビューで、今週末の日本と中国、韓国の3カ国外相会談での岸田文雄外相の訪韓について、岸田氏が朴槿恵大統領との面会の場で「懸案の解決のため意味ある方向性を示すことに期待する」との考えを示した。インタビューは14日。
日中韓は3カ国の外相がそろって朴大統領と面会することで調整している。尹氏は「岸田氏が朴大統領と会い、両国関係や地域問題で意見交換することはたいへん意味がある」と述べた。
一方、安倍晋三首相の4月下旬からの訪米については、米国が日本の「歴史修正主義」を懸念していると指摘、「歴史問題を清算する契機となることを望む」と述べた。日本政府が自国の歴史認識を広めるため米国で多額を投じているとの韓国側の認識の下、「日本は『金は良心に勝てない』と知ってほしい」とも述べた。(共同)