特定の敷地内におけるエージェント活動における配慮

NHKでも取り上げられるようになった INGRESS 。
iOS版が昨年の夏にリリースされて以降、プレイする人も大幅に増えたわけですが、段々その余波が別の形で現れてきてしまってるようです。

筆者の実家のハングアウトでは、「INGRESS等での立入りを禁止」という張り紙が神社内に掲示された、という話が出てきました。
お話によると、宮司さんが昨年10月から参道や境内などを、手水や拝礼などもしないでウロウロと昼夜問わずする同じ方々がいるということで直撃をされたそうで、そこで INGRESS で遊ぶプレイヤーであることを知ったそうです。
元々は「せめてプレイにきた前後どちらかで拝礼くらいはして欲しい。」ということだったそうなのですが、どうも目に余る状態がつづいていたようで、つい掲載という形になったのかもしれません。
私も実家の近くなので、実際に今度確認にいこうかと思いますが、これちょっと気にしなければならない事態かもしれませんね。

INGRESSというゲームは、プレイヤー各自がポータル申請をおこなっていますが、その土地の関係者に許可をもらって申請する、というのはあまり行われていないと思います。
ただ本来は、神社仏閣に限らず、市区町村関係やその関係施設の情報を掲載するには許可が必要なのが現状です。境内の写真や市区町村ならシンボルマークなども、本来は事前に使用許可申請をとる必要があるのです。
以前聞いた話では、Google側はユーザー側の申請を信じる。というスタンスだそうですから、ユーザー側がきちんとクリアな情報で申請する。というプロセスが必要になってきます。

今はまだグレーゾーンとして遊べているのかもしれませんが、TVの特集などでも出てくるようになったことで、グレーではいけない場所も今後出てくるかもしれませんね。
場合によってはポータルが削除されるという事態もでてくるのかもしれません。

そうならないためにも、せめて施設敷地などに入る場合は、そこのルールやマナーには配慮した上でプレイするのを浸透させたいところではあります。