幼稚園や保育園の保護者会を謳ったシラミ駆除情報の中に、アフィリエイトサイトや古い情報をつなぎ合わせた有効性のない情報を広める恐れのあるサイトがあります。
そうしたページには親心を刺激するような書きくちで、盗用した情報をさも自分の記事のように投稿していることがありますが元々中身は無く、ネット上で集めてきた寄せ集めなので、情報元が古く、また誤りが多く有害です。営利目的の有無にかかわらず、現代のシラミの駆除には役立ちません。
例えば、あるサイトでは「○○市のシラミは抵抗性ではない」と断言していましたが、該当地域の母親たちからは抵抗性の疑いのあるシラミについての事例が出ています。実際にスミスリンでは駆除できず、何度も薬剤を購入した後に、結局シラミ専用の梳き櫛を購入し梳き櫛のみで駆除を終えました。誤った知識により無駄な時間をかけるのみならず、他人に感染させるリスクを負いながら数週間生活していたのです。安易にネットの情報を鵜呑みにしているようなサイトは抵抗性シラミの実状を知りません。効くから抵抗性でないわけではないのです。一番厄介なのは効きにくいシラミなのですから。
また、スミスリンを過信し「梳き櫛の効果は疑わしい」などと、一切の駆除経験がないにも関わらず述べているサイトも存在します。
シラミ駆除の現実としては、すべてのアタマジラミは頭部のケガや特別な事情が無い限り、確実に梳き櫛で退治することが可能です。
私がお手伝いをしてきたお母さん方の中で、梳き櫛でシラミを駆除できなかった方は一人もおりません。
これまで、あらぬ争いの種をまく恐れがあるため話題にするのは控えておりましたが、今後、限度が過ぎる内容に対しては公表し意見を述べてみたいと思います。
現状の抵抗性シラミの現実を鑑みれば、駆除剤や天然殺虫成分を含む民間療法の全てが梳き櫛の効果に及びません。欧米、特に北米ではほぼ全てのシラミに抵抗性を示す遺伝子が確認されているのにも関わらず、我が国では何年間も抵抗性シラミの分布についてのデータが公表されておりません。しかし、現実は多くの方が考えている以上にスミスリンの効かないシラミが存在しているのです。
駆除剤メーカーの情報サイトが抵抗性シラミについて触れていない現状はどうでしょう。
アタマジラミが駆除剤で確実に駆除できると記述しているところもあります。
これは明らかに誤りです。
しかも、抵抗性シラミについて問い合わせると、スミスリンが効かなかった場合に推奨される駆除方法は結局「梳き櫛」なのです。今、あれこれ言っているコピーサイトも新しい方法を考案しない限り行き着くのは梳き櫛です。
現在どれほどシラミが抵抗力をもってしまっているのでしょう。
10年以上も前のことですが家族がはじめて経験したシラミが抵抗性シラミでした。不安の中、専門家に勧められたスミスリンを何本も使用しお金と時間と精神を費やしたのにも関わらず全く歯が立ちませんでした。
当時の先生の助言は「使用量が足りない」です。確かに「シラミ=スミスリン」という時代でしたが、効かないシラミというのは日本にも以前からいるのです。
ネットを見渡しても当時に準ずるような内容が今も引き継がれている現実があります。今のような風潮になったのはつい数年のことなのです。ネットの情報でもスミスリンから梳き櫛による駆除へと徐々に変遷をたどっておりますが、信憑性のない情報にはくれぐれもお気を付けください。
シラミ駆除に対して私が望んでいるのは、親と子供に負担のかからない駆除方法をおすすめすることです。
今、シラミに悩む皆さんが必要としているのは「安全で、早く、コストをかけずにシラミを駆除する方法」ですね。もっと簡単に行えればよいのですが・・・。
通販で買うシラミ用の梳き櫛はとても高価です。
ですが今はそれを購入するしかありません。
将来、ダイソーやセリアなどの100円均一ショップでシラミ用の梳き櫛が並ぶような時代になれば、日本のシラミ問題はもっと気軽なものになりますね。