鳩山元首相が尖閣で「係争を認めよ」、小野寺防衛相は「国賊」と批判

2013年1月18日 11時26分 (2013年1月21日 00時12分 更新)
 北京で中国要人と会談した鳩山由紀夫元首相が尖閣諸島(中国名:釣魚島)について「日中間の係争を認めるべきだ」と発言し、南京大虐殺記念館を訪れ、謝罪したことが中国で広い注目を集めている。中国国際放送局が報じた。

 鳩山由紀夫元首相は17日、南京市の「南京大虐殺記念館」を訪れ、献花後に平和のシンボルとされるイチョウを植樹した。鳩山元首相は、日中関係について「未来に向け、友好交流と協力の関係に戻るべきだ」と述べた。

 鳩山由紀夫元首相への解説に立ち会った南京大虐殺記念館の朱成山官長は「鳩山元首相は非常にまじめに聞いていた。歴史的悲劇は繰り返されてはいけないと述べた鳩山元首相は、当時の日本による行為に、『おわびする』と述べた」と明かした。

 また、鳩山元首相は「友愛和平」の書を書き、自身の名を1文字変えて「鳩山友紀夫」と署名した。

 また、鳩山元首相は「改めて日本人として、かつて日本の兵士が南京の人びと、特に民間の方々、あるいは捕虜の方々などに、大変むごいことをして、多くの方の命を奪ったことに、お詫びを申し上げたい」と述べた。

 鳩山元首相の尖閣諸島をめぐる発言について、小野寺五典防衛相は17日のテレビ番組で、「国賊という言葉が一瞬、頭をよぎった」と批判した。(編集担当:村山健二

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