民主:党見解「独首相は慰安婦で明示的に解決呼びかけず」
毎日新聞 2015年03月16日 19時48分(最終更新 03月16日 20時00分)
民主党は16日、岡田克也代表とドイツのメルケル首相の10日の会談について「メルケル首相より従軍慰安婦に関して言及があり、きちんと解決した方がいいとの発言があったが、明示的に日本政府に対して解決を呼びかけたものではない」との党見解を発表した。
菅義偉官房長官は13日の記者会見で、ドイツ政府から「メルケル首相が過去の問題について日本政府がどうすべきだという発言を行った事実はない」と連絡を受けたと明らかにしていた。
党見解は、岡田氏は会談後、この点に留意して記者団に説明したとして、「首相発言と代表の説明は齟齬(そご)をきたさない」とした。