アニメの中の架空のアニメのロゴをつくる
最近「作字」の波動を感じるようになって時間を作ってはスケッチブックやイラレの隅にフォントをぶちまけたりしている。そんなかんなでSHIROBAKOというアニメ制作会社を舞台にしたアニメの作中に登場する劇中アニメ「第三飛行少女隊」のロゴをつくった。作字というよりは元からあるフォントを加工するのであまり時間は掛けないようにしたい。時間を言っても意味は無いと思っているけど上から下の工程まで30分程度である。
ブレークダウンした
今回の使用ソフトはAdobe IllustratorとPhotoshopのみ。ギャリギャリのパチンコ屋のポスターみたいなのを作るときはEyeCandyとか使う。「第三飛行少女隊」のロゴは至ってシンプル。角川にあるような白抜きタイポに極彩グラデをガシーッって入れたロゴをイメージした(伝われ)
まずイラレ(Illustrator)で作りたい文字を打ち込む。一度決めたら振れないようにデカいptでMSゴシックでもなんでもいいのでアートボード上に置いておく。同時進行で参考になりそうなロゴやイメージするフォントがあれば一気に並べておく。最終的には全然似てないけれど今回ミリタリーっぽい気がしたのでガルパンにした。ここまで一連の儀式なのでここまで素早く終わらせる。
イラレでグワッグワッとやる
良さそうなフォントを原寸で並べてトラッキングを弄ったりして文字を詰めたり離したり、ギリギリ格好良い感じと読めそうな所を探っていく。今回メインはダイナフォントのロマン雪を使った。「3」の漢数字だけおかしかったので昭和モダン体から持ち込み、アウトライン化した後パスを描いたり引っ張ったりして「フォントをそのまま使いました感」みたいな奴を消していく。もとい読みやすくするのが第一。寂しかったらポエトリーっぽいのとか戦闘機とかラインとかこの時点で描いておく。イラレでできることはイラレで先にやると効率的。あとで知ったけど飛行隊のスペルは「Squadron」だそうだ。
フォトショでゾイゾイゾイとやる
まず雰囲気が大事。透過背景とかでやってると気分が盛り上がらないのでmacに入ってたアニメっぽい青空の写真をブチ込んだ。気分が高まるしやる気が出る。重くなると嫌なので基本的にレイヤースタイルしか使わない。気に入らなかったら戻せたり、他のロゴを作るときに使えるのでスタイルはアクションに保存しておく。
イラレでつくった文字をぶち込む。最初に解像度とか注意したい。新規キャンバスで72ppiとかになってるとあとで泣くのでちょっと重いけど400か450くらいで作っておく。カラーモードもRGBになっているか確認する。というかこのままで良い気がする。
ここから素早く加工していく。レイヤースタイル[境界線 グラデーション]で空の色にマッチしそうなやつをカラーピッカーで作る。文字にガッツリ重みが出る。このレイヤーはコピーした後にラスタライズし以降の加工ベースのレイヤーとして使っていく。
[ベベルエンボス・光彩(外側)・ドロップシャドウ]をガッツリ入れていく。一旦イラレで作ったベースのレイヤーは消しておく。このほうが効果の掛かり方がよく見えるので良い。効果の掛ける量は好みなので自分の好きな感じでやる。レイヤー透過設定は「彩度」にしてある、背景の青空と綺麗に馴染む。
さらに上記レイヤーをコピーして1段下のレイヤーに仕込む。同じく[ベベルエンボス・ドロップシャドウ]のみを同じ効果量で掛ける。レイヤー透過設定は「カラー」にした。ドロップシャドウで深みが出るのと同時に彩度が落ちるので落ち着いた雰囲気が出る。戦闘機のノーズの部分がおしゃれになる。意味不明。
良いと思ったら一番最初のレイヤーを戻して完成。 ツイッターにアップして自慢したりブログに書いたりしよう!!!
ちなみに使ったレイヤーはこれだけ。もっと減らせそう。
皆が皆やり方があるので自分が良いとおもった方法でガンガン作ったほうが良いです。おわり
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