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2012年12月18日 (火)

2010参院選における国民新党惨敗(議席0)についての分析

参議院選挙の結果(国民新党が議席0であったこと)について、「国民新党票の改ざん」という不正ではなく、別の理由(敗因)があったと分析できます。

以下は当時私が投稿した掲示板からの転記です。

●3年前の参議院選挙・昨年の衆議院選挙において、国民新党はどちらも比例で約120万票という得票数でした。
この間、亀井氏(広島)や綿貫氏(富山)という党の看板となる方が立候補し、選挙区では9名の候補者を擁立しての結果です。
しかし今回の選挙では選挙区で2名(東京・福岡)しか擁立できず、広島や富山、あるいは下地氏・松下氏が当選した沖縄・鹿児島の地域に候補者を擁立できませんでした。
このことから国民新党が政党として力を落としていたと考えられ、比例区での得票にも影響(減らす)することが予測されます。

●江本氏がリチャードさんとの会話の中で「50~60万票をベースに、どれだけ上乗せして120万票(比例区のドント方式による1議席目の目安)にできるかどうかが現状です」と発言されており、国民新党自身、どのような趨勢にあるのか(今回の選挙が厳しいものになるということ)を理解していたと思われます。

●菅総理の消費税発言などによる与党民主党へ逆風は、与党である国民新党にもマイナスでした。
国民新党の主張や担ってきた役割とは別に、「連立与党に対して信任票を与えることはできない」という判断があれば、民主→国民新党という票移動は考えづらく、民主→みんなの党という方が自然だと思います(もちろんメディアの影響もあって)。

●公明党と自民党が行っている『選挙区は自民候補・比例区は公明党』といったような具体的な選挙協力を、民主党との間ではできておらず、
また協力関係にある新党日本は田中氏個人の人気という要素が強く、さらには有田氏が民主党比例候補となっていたことから、3年前の参議院選挙で約180万票あった新党日本票というものを見込める要素が極めて少なかったと思われます。

●今回の選挙における裏社会の最重要課題は「民主・国民与党連立による過半数を阻止すること」であり、国民新党の議席を1~2議席減らすような不正をしたとしても、民主党が議席を確保してしまえば意味がありません。
ですから不正をするならば、まず民主党票がターゲットにされるべきで、それを差し置いて国民新党票に不正をするというのは考えづらいと思います。
※比例区で1議席奪うためには100万単位の票を操作しなければなりませんが、地方の選挙区で民主党の1議席を奪うには数万票で可能です。
「民主・国民与党連立による過半数を阻止すること」が目的で不正をするなら、まずこちらから狙いませんか?小さな操作で確実に1議席を奪えるですから。

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