「敏いとう票」が九州では佐賀県だけ、二桁も得票が少ないのがおかしいか?
これは以前に私が投稿した掲示板からの転記です
「敏いとう票」が九州では佐賀県だけ、二桁も得票が少ないのがおかしいという意見に対する私の分析と回答です。
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敏いとう 九州で集計してみました。
熊本県 1932
大分県 1109
鹿児島県1827
沖縄県 1125
長崎県 1427
佐賀県 52
福岡県 367
宮崎県 1062
合計 8901 福岡と佐賀異常に少ない!
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総務省発表の総得票数と敏候補の割合を加えますと、このようなものになります。
福岡県 2,235,661.24 367 0.02%
佐賀県 417,644.82 52 0.01%
長崎県 690,726.76 1427 0.21%
熊本県 882,162.70 1932 0.22%
大分県 601,821.82 1109 0.18%
宮崎県 512,047.84 1062 0.21%
鹿児島県 788,949.70 1827 0.23%
沖縄県 529,433.63 1125 0.21%
これを見れば福岡と佐賀が少ないように見えるかもしれませんが、10000人中2人であったか、1000人に中2人2人であったかの違いです。
このような少数の数値は一見偏っているように見えても、誤差の範囲内のことです。
されにいえば、九州における比例区での国民新党の得票率は
福岡県 44,296.388 1.98%
佐賀県 8,011.410 1.92%
長崎県 13,873.786 2.01%
熊本県 24,262.895 2.75%
大分県 11,976.800 1.99%
宮崎県 8,438.558 1.65%
鹿児島県 25,748.029 3.26%
沖縄県 14,078.696 2.66%
となっており、たまたま敏候補は少なかったかもしれませんが、政党の得票率としては福岡も佐賀も異常値ではありません。
※全国平均が1.71ですから、平均値を上回っていることになります。
ですから、これを『明らかに不審な点』として考えることはできないと思います。
更にいえば『福岡と佐賀異常に少ない!』という考えは、先入観や思い込みによるものです。
そもそも、多い票数を基準にしているところが落とし穴です。
この意見が採用されるのであれば、少ない得票を基準にして『福岡と佐賀以外が異常に多い!』という意見も成り立ちます。
どちらもまず結論ありきの先入観から、都合のよい解釈をしているため、客観的な判断材料としては採用できないと思います。
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