国境なき記者団、特定ニュースサイトの検閲対策にAmazonなどを利用したミラーサイトを運営 9
ストーリー by hylom
いたちごっこ 部門より
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taraiok 曰く、
ネット上で特定のサイトをブロックするといった検閲を行う国が増加している。その代表的な例が中国だが、国境なき記者団が検閲対策として、検閲を行っている国からブロックされている九つのWebサイトをミラーして運営することで、公平なニュースへのアクセスを提供しようとしているという(BetaNews、Slashdot)。
中国ではチベットポスト、イランではGooya Nwsなどがブロックされているとのことで、検閲で妨げられることの少ないAmazonやMicrosoft、およびGoogleのサーバーでこのようなサイトのミラーサイトを運営しているそうだ。ミラーサイトのアクセス妨害は可能だが、これらサーバーはこれ以外にも多くのサービスで使用されているため、これをブロックするとほかのサービスにも大規模な影響を与える可能性が高い。またキーワード・ブロッキングを防ぐための暗号化も準備中だという。
現在、国境なき記者団は、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、中国、キューバ、イラン、アラブ首長国連邦、バーレーン、およびサウジアラビアをインターネットの敵として認定している。
サービスへの影響より情報制限が優先されそう (スコア:2)
なのでその挙げられているドメインへのアクセスがこれによって制限される可能性は十分にあると思う
Re: (スコア:0)
それらの国限定になるけど、大手サイトへのある種の嫌がらせに使えそう。
Re: (スコア:0)
AmazonやMicrosoftなら中国向けサービスの専用サーバーを設置しそうだけどね。
Googleのサーバーは既にBlockされているので (スコア:2)
最近は多くのサイトが Twitterの widget や Google のアクセス解析を利用しているので、
それが読み込み終わるか、タイムアウトになるまでページが白紙のまま完全に表示されないという具合。
( host を書き変えて、127.0.0.1 とかにするのは一つのテク)
おかまいなしにブロックされていくと思いますが、オンラインでAPIの仕様を公開してたりする Microsoftなどのサイトが遮断されたら、
Windows系開発者は仕事が出来なくなりますね。
Re: (スコア:0)
WindowsUpdateもあるし、さすがにMSの全体がブロックされることはないでしょう。
やってもAzureくらいでしょ。
最近では社内システムをクラウド上に構築してる企業もあるから、ブロックされると業務全体がストップしそうだ。
日本だとさすがに大丈夫だろうけど、検閲のきつい国は国内で政府と仲の良いホスティング業者じゃないと危ないのかな。
回線引いて自分とこで全部やっちゃうのかな。
気にしない (スコア:1)
>これらサーバーはこれ以外にも多くのサービスで使用されているため、これをブロックするとほかのサービスにも大規模な影響を与える可能性が高い
中国だとこんなこと気せず余裕でブロックするでしょ。
そもそもFacebookやらYoutubeなど世界的人気サービスをブロックしてるんだし。
まずはドメインの名前解決からブロックか。
でもIPアドレス直やSSLにされたらお手上げだから、いよいよIPアドレス決め打ちでブロックかな。
情報統制という意味では北朝鮮も入るべきだけどネットが普及してないからかな・・・
回避する事が違法にならない? (スコア:0)
回避できるのはよいですが、回避しているのがばれないように
なるんですかね。たしか中国は暗号化とか一部禁止されてますよね
ドメインやIP単位でしかブロックできないのか (スコア:0)
いくらそういう企業の協力を取り付けたとしてもサブドメインやパスで切るだけじゃ microsoft.com/rwb/* とか rwb.amazon.com とかをブロックされて終わりじゃないのかと思いました。
例えば msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc******.aspx (******は記事ID)でmsdnのドキュメントに混じって記事が載せられているとかでないと本当の撹乱は出来ないんじゃないかな。そこまでの複雑な処理を協力企業と構築できるかが肝になるんじゃないでしょうか。
Re: (スコア:0)
前聞いた話だと、パケット盗聴で定期的にブロック対象を増加させ、ブロック作業はダミーDNS応答とダミーRSTパケットのインジェクションで実現してるとかだった気がします。
ブロック単位はIPアドレス及びドメインで、リアルタイムではないのでURLでの妨害は困難だと思われます。
まぁサブドメインは名前解決できなくなって終わりでしょうが。
ただIPはクラウドサービスと共用してれば妨害するとそちらも止まります。
他国への攻撃(スパイウェア他)なんかでクラウドサービス使ってる例も多そうなので、コイツラを切り捨てるか中国国内のクラウド移行を待つか……ちょっとは対応に手間取ることが期待できます。
# 今でもブロックの仕組みが同じならの話