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厚生労働省 群馬大病院への補助金交付を見送り
3月11日 4時20分

厚生労働省 群馬大病院への補助金交付を見送り
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群馬大学医学部附属病院で同じ医師によって腹くう鏡手術を受けた患者8人が手術後に死亡していたことなどを受けて、厚生労働省は、医療安全が十分に確保されていない可能性があるとして、今年度の病院への補助金およそ4億円の交付を見送ることを決めました。
前橋市にある群馬大学医学部附属病院では、去年6月までの4年間に、同じ40代の男性医師による腹くう鏡を使った肝臓手術を受けた、60代から80代の患者8人が手術後に相次いで死亡し、病院の調査委員会は、事前の医学的な評価や患者への説明などを検証して「すべての事例において過失があった」などとする最終報告書を今月3日に公表しました。
これを受けて厚生労働省は、医療安全が十分に確保されていない可能性があるとして、平成26年度に予定していた病院に対する補助金およそ4億円の交付を見送ることを決めました。
この補助金は、臨床研究の拠点となる10の医療機関に対して施設の整備費用などとして交付されるもので、群馬大学医学部附属病院は、昨年度からの5年間で合わせて15億円の補助金を受けることになっています。
今回見送られた補助金は、2年目に当たる今年度分で、厚生労働省は病院側の再発防止に向けた取り組みの状況などを検討したうえで、新年度以降、交付を再開するかどうか、決めることにしています。

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