2014.11.20
【婦人画報 アーカイブ】ご成婚前の皇后美智子さまのプライベート写真を見つけました!
婦人画報 昭和34年 5月号より
今年、『婦人画報』は創刊110年を迎えます。そこで、これまでの足跡を貴重なアーカイブで振り返り、とっておきのトピックスを少しずつご紹介していきたいと思います。まずは、昭和34年の5月号より。傘寿をお迎えになった皇后美智子さまの、ご成婚前の日常をプライベート写真で綴った特集です。五反田のお宅のお部屋の様子やお母さま、正田富美子さんとの語らいのひとときを垣間見ることができます。
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皇后美智子さまの生家は、五反田の池田山にありました。そのお宅のご自身の部屋にて、鏡台を前に微笑まれる皇后美智子さまの、貴重なプライベートショットです。右手に配置された本棚の上には、皇太子殿下(昭和34年当時)とご一緒の、テニスウエア姿のお写真が飾られています。
皇后美智子さまのお部屋や、お母さまとお茶を愉しむシーン。正田家での日々が映された写真とともに、御家流香人の竹山千代子氏が、ご成婚前の美智子さまのご様子を綴っています。「『もう勝手に街も歩けなくなってしまった。』とポツンとつぶやいたその言葉がいつまでも耳に残っています。」という一文が印象的です。
縁側に、サンルームに佇む美智子さま。国中に溢れる祝賀ムードのなか、筆者の竹山千代子氏は「美智子さんが、どんな境遇に立たれても、昔の美智子ちゃんを失っていただきたくない」という秘やかな願いを綴っています。
『婦人画報』1959(昭和34)年5月号より。文=竹山千代子