無料対話アプリ「LINE」に通信内容などの漏洩につながる恐れのあるセキュリティー上の欠陥(脆弱性)が見つかっていたことが16日、分かった。
運営会社のLINE(東京・渋谷)は同日までに安全対策を終えた最新版のアプリを公開。利用者に更新を呼びかけている。
この脆弱性を悪用されると、偽の無線LAN(構内情報通信網)のアクセスポイントや「友だち申請」を通して不正なプログラムに感染し、通信内容のほか、連絡先のリスト、写真、認証情報などが抜き取られる恐れがある。
情報セキュリティー会社のスプラウト(東京)が発見し、1月30日に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)に報告していた。LINEは2月3日にIPAから通知を受け、今月10日までに対策済みの最新版アプリを公開した。
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