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タイ中央銀行 政策金利1年ぶり引き下げ
3月11日 22時35分

タイの中央銀行は、去年5月のクーデターのあとの景気回復の動きが緩やかなものにとどまっているとして、景気を下支えするため政策金利を1年ぶりに0.25%引き下げることを決め、アジア各国で利下げの動きが相次いでいます。
タイの中央銀行は11日、金融政策を決める会合を開き、政策金利を2.0%から0.25%引き下げ、1.75%にすることを決めました。
タイが利下げに踏み切るのは去年3月以来で、政策金利は4年5か月ぶりの低い水準となります。
タイは去年5月のクーデター以降、景気の低迷が続き去年のGDP=国内総生産の伸び率は0.7%のプラスにとどまりました。
このところは主力産業の電機製品や自動車などの輸出に回復の兆しはあるものの、依然として伸び悩んでいます。
タイの中央銀行の担当者は記者会見で「個人消費や投資の勢いが予想よりも弱いため、タイ経済の回復は緩やかなものとなっている」と述べて、金利を引き下げることで景気を下支えしていく考えを示しました。
このところアジアでは、インドやインドネシア、それに中国の金融当局が景気を下支えするために相次いで政策金利を引き下げています。

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