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中国の工業生産と消費 減速鮮明に3月11日 18時38分
中国では、ことし1月と先月の工業生産がおよそ6年ぶりの低い伸び率となったほか、消費の伸び率も9年ぶりの低い水準となり、中国の内需の弱さを示しているという見方が広がっています。
中国の国家統計局は、旧正月の春節の時期が年ごとに異なる影響を考慮して、生産と消費の統計は1月と2月の分をまとめて1つの指数として発表しています。
それによりますと、ことし1月と先月の工業生産は前の年の同じ時期に比べて6.8%の増加となり、去年12月より1.1ポイント低下し、リーマンショック後の2008年12月以来、およそ6年ぶりの低い水準となりました。これは不動産市況の低迷でマンションなどの在庫が高止まりするなか、ガラスの生産が落ち込んだことなどによるものです。
また、ことし1月と先月の小売の売上高は前の年の同じ時期に比べて10.7%の増加となり、規模の大きな飲食店の売り上げの伸び悩みや、原油価格の下落でガソリンが値下がりしたことなどから、伸び率は、去年12月より1.2ポイント低下して、9年ぶりの低い水準となりました。
中国では、先月、輸入が4か月連続で前の年より減少したほか、企業が製品を出荷する際の値動きを示す指数も5年4か月ぶりの大幅な落ち込みとなるなど、生産と消費の伸び悩みが鮮明になっていて、内需の弱さを示しているという見方が広がっています。
それによりますと、ことし1月と先月の工業生産は前の年の同じ時期に比べて6.8%の増加となり、去年12月より1.1ポイント低下し、リーマンショック後の2008年12月以来、およそ6年ぶりの低い水準となりました。これは不動産市況の低迷でマンションなどの在庫が高止まりするなか、ガラスの生産が落ち込んだことなどによるものです。
また、ことし1月と先月の小売の売上高は前の年の同じ時期に比べて10.7%の増加となり、規模の大きな飲食店の売り上げの伸び悩みや、原油価格の下落でガソリンが値下がりしたことなどから、伸び率は、去年12月より1.2ポイント低下して、9年ぶりの低い水準となりました。
中国では、先月、輸入が4か月連続で前の年より減少したほか、企業が製品を出荷する際の値動きを示す指数も5年4か月ぶりの大幅な落ち込みとなるなど、生産と消費の伸び悩みが鮮明になっていて、内需の弱さを示しているという見方が広がっています。