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【格闘技】

飯伏が初出場で初V フェニックススプラッシュで後藤撃破

2015年3月16日 紙面から

前田智徳さん(右)から祝福される飯伏=広島サンプラザで(大西洋和撮影)

写真

◇新日本 ニュージャパン・カップ 準決勝、決勝

▽15日▽広島サンプラザホール▽観衆5050人

 飯伏幸太(32)が後藤洋央紀(35)を破って初出場初優勝を飾った。準決勝で内藤哲也(32)を破った飯伏は、決勝で後藤の力業に苦戦したが、起死回生のフェニックススプラッシュで大逆転勝ちした。この優勝で、4月5日の東京・両国国技館大会でシングル王座への挑戦権を獲得。現在3つあるヘビー級王座のうち、IWGPヘビー級王者AJスタイルズ(米国)への挑戦を即座に表明した。

 飯伏が初めてヘビー級の勲章を手に入れた。「最高です。まさか決勝まで残るとは思わなかった。勝てて本当に…」と涙。広島での大会とあって、ゲストで来場した元広島カープの前田智徳さんから大トロフィーを受け取り、顔をくしゃくしゃにして喜んだ。

 準決勝で次期エース争いをしている内藤の左肩をパイルドライバーで破壊し、勝ち進んだ決勝戦。過去3度優勝して「春男」の異名を持つ後藤のラリアットで吹っ飛ばされ、何度も意識を失いかけた。だが、15分すぎ、勝負をかけた後藤の攻めをかわし、逆にラリアットを喉元に打ち込んだ。普段はめったに使わない技だが、まさかの一撃で後藤はペースを乱された。フィニッシュは、コーナー最上段からのフェニックススプラッシュ。館内は大きな飯伏コールに包まれた。

 独立系団体DDTで活躍する“知る人ぞ知る”存在だったが、一昨年に新日本との二重所属になった。以来、スタイルの良さからファッション誌に取り上げられるなど、リング外でも活躍の場を広げている。現在広がっている「プロレス女子」の視線の中心にいる。

 3王者の誰に挑戦するかと問われ、迷わず「ぼくはAJとやりたい」と答えた。棚橋弘至とオカダ・カズチカも勝てなかった最強の男。飯伏がIWGPヘビー級のベルトを巻けば、飯伏ブームは社会現象になる。 (大西洋和)

 

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