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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【格闘技】“中部の怪物”、田中が5月下旬に世界戦 国内最速世界王者就任に照準2015年3月16日 紙面から
「中部の怪物くん」が最速世界王座奪取に挑む! ボクシングの東洋太平洋ミニマム級王者で、WBO世界ミニマム級2位の田中恒成(19)=畑中=が5月下旬に愛知県内で、同級1位のフリアン・イエドラス(26)=メキシコ=とWBO同級王座決定戦を戦うことが内定した。16日にも発表され、今月下旬にも会見が行われる。田中が勝てば、デビュー5戦目での世界王座獲得となり、井上尚弥の6戦目を上回る国内最速記録となる。4年半ぶりとなる東海地方で行われる日本人選手による世界戦で、田中がボクシング界に新たな歴史を刻む。 ついに田中の世界挑戦カードが固まった。プロデビューから1年4カ月。デビュー当初から国内最速となる世界王座奪取の青写真を描いていた陣営と、「日本一応援されるボクサーに」と実力に話題性も兼ね備えた存在を目指してきた田中。両者の思いが初夏の愛知県で現実となりそうだ。 昨年10月に田中は18戦無敗の原隆二に10回TKO勝ちで、国内最速のデビュー4戦目で東洋太平洋ミニマム級王座を獲得した。直後から畑中清詞会長(48)がWBC、WBOの両団体をにらんで交渉を始めた。IBF、WBO世界ミニマム級統一王者の高山勝成が3月にWBOのベルトを返上。空位となった同級王座に絞って1位のイエドラスと交渉を続け、合意に達した。 相手のイエドラスは25戦24勝(13KO)1敗の右ボクサーファイター。世界挑戦こそないが、KO率は50%を超え、キャリアも田中をはるかに上回る。 東海地方で開催される世界戦は、2010年11月に名古屋市ガイシホールで行われた長谷川穂積と粟生隆寛のダブル世界戦以来、4年半ぶり。東海地方のジム所属選手に限れば、05年6月に愛知県体育館で行われたWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが最後。田中の高校時代の恩師で岐阜・中京高ボクシング部監督の石原英康が王者のマーティン・カスティーリョ(メキシコ)と戦って以来、10年ぶりとなる。 ことしに入ってから田中は「世界タイトルは必ず一発で取ります」と高らかに宣言していた。「中部の怪物くん」から「世界の怪物くん」に進化を遂げる舞台は整った。 PR情報
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