我が家は今、あなたから見てうらやましいですか?妬みと恨みのパワーが自分を向上せる原動力になる
2015/03/16
あなたは正直今の我が家をうらやましいと思いますか?
夫は東証一部上場企業の管理職。
妻は正社員で働いた後、脱サラを目指してフリーへ。
かわいい娘2人にも恵まれて。
資産価値の高いマンションの最上階暮らし。
貯金総額1,000万円を達成し。
副業収入までしっかりとある。
これだけを見たらそう思われても仕方がないです。
自分が客観的に見てもそう思ってしまうかもしれません。
妬みや恨みを買ってしまうのは仕方がないことなのかな?
しかし、自分の人生を振り返って思うこと。
それは自分自身が妬みと恨みと劣等感の塊であったことでした。
夫婦ともに温かい家庭を心底妬み続けてきた
「昨日ね、パパと遊園地に行ってきたの!」
小学校の時、お休みの日にレジャーに行ってきた話を友達に聞くたびにひどく落ち込んでいました。
私の父は不規則な仕事をしていました。
土日がまったく休みがないことに子供ながらに落ち込んでいました。
日曜日なのに父がいない。
友達はみんな家族でおでかけ。
私が小学生の時、アスファルトの中で懸命に働くアリとだけが友達だった事を、今でもはっきりと覚えています。
夫も一緒で家庭内では権力を振るう父とまったく口を聞いていなかったそうです。
夫婦して温かい家庭に対する異様な憧れを抱いて生きてきました。
仕事に対する劣等感と悔しさのかたまりでした
私はやはり仕事に対する劣等感はずっと抱いていました。
父が亡くなってからお金が必要でずっと働き詰めだった私。
就活なんてまったくする時間はありませんでした。
時は超就職氷河期。
就活を必死に行っても落とされる日々。
満足の行く会社になんて入れない時代でした。
30代後半が非正規雇用で苦しんでいる理由は自分のせいではありません。
時代の流れに呑み込まれてしまった部分が半分以上はあると思っています。
私もその波に呑み込まれて正社員で就職出来ず。
28歳になるまでずっと日雇いと非正規雇用でした。
友達など周りが正社員で属していることが心底うらやましかったです。
「私を必要としてくれる所なんてどこにもいないんだ。」
何度も何度も恨んで歯を食いしばりながら働いていました。
周りがまぶしすぎて光輝いて見えました。
自分の情けなさに心がボロボロになっていました。
夜中の誰もいない駅のプラットホームで1人でボーっとしていたことも。
「お客さん、もう駅構内閉めますよ?」
泣きながら家路についたことを今でもはっきりと覚えています。
私は19歳からがむしゃらに働き詰めの人生でした
自分にとてもよく似た夫と結婚。
これも運命と思うしかありません。
お互いの貯金を合わせて30万円しかありませんでした。
引っ越し費用と家具代ですべてが消えていきました。
「結婚したらきっと幸せになれる。」
結婚したらすべてがバラ色になるかも。
自分の人生をリセットしたくて25歳で結婚しました。
しかしバラ色の人生は冷凍されたバラのように粉々に壊れました。
夫が1ヶ月でリストラされ。
新居を退去することになりました。
夫がうつ病にかかり休職状態に。
私は夫を支えるために必死に働きました。
子供の頃に、働き者のアリさんとお友達だったことがいけなかったのでしょうか?
私は19歳からずっと働きっぱなしでした。
とにかく生きなければなりませんでした。
働くお金がすべて生活費に。
貯金ゼロ円生活の人生でした。
粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら
二人の孤独を分け合う事が出来たのかい
レミオロメンの『粉雪』を聞く度に、当時の生活と心の閉塞感がよみがえってきます。
人を恨み、妬んでいても何も変わらないことがわかった
「普通に生きている人がうらやまし過ぎる。」
自分以外の人がすべてうらやましく見えていました。
悔しさとうらやましさの塊でした。
家の購入を失敗した時。
人生終わったと思いました。
この時にでしょうか?
人生の転換期を迎えました。
いろんな事を考えました。
様々な本を読みあさりました。
そして私はわかったのです。
「人のことをうらやましく思っている時間なんて無駄である。」
人を妬み、うらやましく思っていても負のエネルギーしか生まれない。
そんな強いエネルギーがあるなら自分に向けたらどうか?
とてつもない体の奥から熱いエネルギーが湧いてきました。
今まで強烈に外に向けていたパワーを自分に取り込んでいったのです。
妬みのパワーが自分を好転させることにつながった
私はその時から人への恨みパワーを減らしていきました。
「あのひとはすごいなぁ。輝いているなぁ。」
人は他人が幸せそうに写った時、「妬み、恨み」という形に変えていきます。
でもそのパワーは非常に無駄なようですが、実は素晴らしいパワーです。
そのパワーをプラスに持っていくことで超絶なパワーに生まれ変わります。
ただしそのパワーのはけ口を、人に向けるのではなく自分に向けるのです。
そのパワーは夫も同じパワーを持っていました。
夫は中卒なのに大手企業に就職出来ました。
妻も念願の正社員になれました。
夫婦で持っていた恨みパワーが強力な原動力に変わっていきました。
「自分たちが幸せになれるようにすればいい。」
そのパワーでお金を貯めることが出来ました。
そのパワーで今のおうちを手に入れることが出来ました。
かわいい娘たちもパワーに惹かれたからか、我が家に来てくださいました。
必死に自分らしい生き方、働き方を考えていった事が今につながっていきました。
恨みと妬みのエネルギーを自分へのエネルギーに変えていこう
これでもまだ他人を妬んだりしてしまいますか?
その妬みや恨みの時間、非常にもったいないですよ?
その人はお金持ちかもしれませんが、お金目当ての人ばかりが集まります。
自分は貧乏かもしれませんが、真の友人が出来ます。
持ち家を持っていますが、引っ越しが簡単に出来ません。
単身で寂しいと思っていたことが、実は自由な人生だったりします。
意外と自分が反対に恵まれていることに気づくものです。
妬んでいる時間とエネルギーがあれば、自分が進む時間とエネルギーに費やすことです。
魅力的な人を見て、まずはスゴイ!と認めてみましょう。
私も色んな人を見て素直にスゴイ人はスゴイと感じています。
色んな失敗して折れてきた経験が、今の境地に達したのだと思います。
恨みで発生したパワーを自分に向ければ、自分が魅力的になれます。
人間ですから感情を持っています。
妬みたくなるのは自然な感情です。
こんな私でさえ素敵な人を見つけたら、うらやましい!って正直今でも思っていますよ!
でもどん底まで落ちてきたから、妬みの感情はないかな?
人間、底まで落ちると何でも良くなってきます。
私、そのうち出家しちゃいそうですね・・・。
妬みと恨みのベクトルをちょっと変えるだけでいいのです。
妬むパワーを他人ではなく自分の幸せ力向上のために使える人が、人生魅力的に生きられるのです。
最後までお読みいただきましてありがとうございます´∀`*
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Author:桃音
37歳 会社員。夫、長女、次女との4人暮らし。
人生において自分らしい働き方、生き方を目指しています。
時間とお金は無駄にしないことがモットーです。
真の生きる力と稼ぐ力を身につけることが当ブログの目標です。
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