散るろぐ

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これだけは知っておきたい安全なパスワードの作り方

こんちは。ライターのちるどです。

近年、スマートフォンの爆発的な普及により、小学生からお年寄りまでインターネットに自然とジョインする時代になりました。

インターネットでは、さまざまなゲームやウェブツールを無料で楽しめますが、それには登録が必要です。登録にはメールアドレスとパスワードが必須になりますが、そこで悩むのがパスワードの内容です。

パスワードの使い回しが危険なのは、言うまでもありませんが、だからと言って覚えられないパスワードを設定しても意味がありません。

そこで今日は、忘れない安全なパスワードの作り方をご紹介しようと思います。


■目次

・パスワードを作る上で最初に整理しておくこと
・パスワードは何のためにあるのか
・パスワードの強度は「気持ち」と「思い入れ」で8割り決まる
・パスワードを決めるときのルール
・パスワードのフォーマットは統一しよう
・まとめ


ちなみに、以下に紹介する方法は、僕が実際に使用している方法と、先月開催された「パスワード感覚を磨こう!」というセミナーで学んだ内容に、個人的な見解を補足したものになります。

実際、僕はパスワード初心者のままいろいろなサービスに登録していました。パスワードについて知識はゼロで作り始めたのです。つまりこの記事を読めば、僕の個人的なパスワードロジックをすべて知ることができるということです。興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

パスワードを作る上で最初に整理しておくこと

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パスワードの歴史は古く、遡れば古代エジプトパピルスにその起源が記されています。それほど古くから人類と関わってきたパスワードが、なぜ現代も使われているのでしょう。それは個人を識別する方法が他に思い浮かばなかったからです。

パスワードとおなじロジックに暗号がありますがこの2つは目的が違います。

・パスワードは個人を識別するためのもの
・暗号は文章を分からなくするためのもの

という違いになります。

パスワードには個人の主観がありますが、暗号にはありません。暗号は機械的に組み替えられた記号の集まりに過ぎないのです。

つまりパスワードを暗号のように作ってしまうとすぐに忘れてしまうということです。暗号とパスワードはまったく別の物として扱いましょう。

パスワードは何のためにあるのか

それでは実際にパスワードを作ってみましょう。まず大前提として意味のある文字列にしなければなりません。なぜならパスワードは覚えられなければ意味がないからです。

僕が個人的に失敗したのはキーボードに指を滑らせる方法です。むかしデスクトップのパソコンしかなかった時代に、僕はパスワードの入力が面倒で、キーボードの端から真ん中まで指を滑らせる方法を使用していました。

それでずっと簡単にパスワードを入力していたのですが、それはある日とつぜん不可能になりました。キーボードのボタンが割れて砕け散ったのです。

キーボードは大切に扱わないと壊れると言うことです。スマートフォンでは同じ技は使えないので論外ですね。

パスワードの強度は「気持ち」と「思い入れ」で8割り決まる

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パスワードを書くときに大切なのが、それが誰のためなのか?ということです。パスワードが個人を識別するための物ならば、それは誰のためでもない自分のためのパスワードです。

そこに熱量(カロリー)が無ければ、そのパスワードはなんの面白みもないただのパスワードになってしまうでしょう。そんなパスワードを誰が毎日入力したいと思うのでしょうかね。

つまりパスワードを忘れないようにするには、個人的な思い入れのある文字列にしなければならないのです。

まずは、あなたの思いを込めた単語を思い浮かべてください。それはloveかも知れませんしschoolかも知れません。もしかしたらunkoですか?何でもいいのでそれを最初に持ってきてみましょう。

パスワードを決めるときのルール

まだ僕の声は届いていますか?話に耳を傾けてくれていますか?ここからが重要です。しっかりとついてきてください。

パスワードを決めるときは、誰が見ても理解しやすい物でなければなりません。独りよがりなパスワードでは共感を得ることはできないのです。多くのパスワードの失敗はこのビジョンが欠落している事にあります。

まず誕生日は避けましょう。電話番号もよくありません。パソコンのディスプレイにパスワードをメモした付箋を貼り付けるなどもってのほかです。また「覚えやすい=バレやすい」という事だけは断言できます。

パスワードのフォーマットは統一しよう

それでは具体的なパスワードを入力していきましょう。あなたは今この記事を何で見ていますか?スマホ?ノートPC?もしかしてガラケーですか?

このパスワードの優れた点は、デバイスの種類を選ばないところです。あなたの目の前にあるデバイスをひっくり返す、もしくは裏のカバーを外すなどしてみてください。

なにか見えますね。そうです。そこには製造番号が記入されているのです!世界に一つだけの不規則でそこそこ長い番号があるのです。

もうお気づきかと思いますが、その番号を利用しない手はありません。ただし、そのまま使うと紛失したときほかの人にバレる危険が数パーセントあります。

そこで先ほどの「思いを込めた」パスワードを思い出してください。それは完全に暗記していますね。つまり、それを製造番号と組み合わせることによって、最強のパスワードが完成するのです。

まとめ

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結局のところパスワードは自己責任なのかもしれません。僕のやり方が絶対に正しいとは言いきれませんし、ほかにもっといい方法があると思います。

世の中には指紋認証や、眼球の虹彩によって本人確認をする技術もあります。もしかしたら近い将来にはパスワードが過去の遺物となってしまうかもしれませんね。

この記事で伝えたかったのは、パスワードを擬人化して忘れにくくすると同時に、思いのこもったパスワードは、それがパスワードでなくても大切な記憶になるということです。

今回の記事をキッカケに、パスワードを煩わしい手続きではなく、もっと身近で愛すべき文字列として見直していただければ幸いです。



素材元:おんふぉと
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