ピエール瀧、前の交際相手を男性は引きずり、女性は引きずらない理由「女性は思い出を形に変えるため、捨てられる」

2015.03.16 (Mon)

2015年3月12日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、ミュージシャン・俳優のピエール瀧が、前の交際相手を引きずる男性に対し、女性は引きずらない理由について語っていた。

察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方
察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方

赤江珠緒:「赤江さんに、これどうですか?」と言われた本がありまして。タイトルが『察しない男 説明しない女』で、男女の違いを書いている本なのですけれども。

ピエール瀧:はい。

赤江珠緒:五百田達成さんという方の本で。(章の)タイトルがどれもこれも面白くてね。たとえば、「男はヤンキー好き、女はファンシー好き」という。

ピエール瀧:はい。

赤江珠緒:それとかね…

ピエール瀧:説明してくれよ、今のやつ(笑)

赤江珠緒:まさに、説明しない女、察しない男(笑)

ピエール瀧:男はヤンキー好きというのは、中森明菜系の人が好きになるということ?

赤江珠緒:そうそう。だから、男の世界は昔からヤンキーをどこかで面白がるというか、『ビーバップハイスクール』『クローズ』のような文化。

ピエール瀧:男のヤンキー文化ね。

赤江珠緒:ちょっと文化として、受け入れるところがあるじゃないですか。

ピエール瀧:うん、うん。

赤江珠緒:ヤンキー的な要素を、「やんのか?なめんなよ」みたいな。

ピエール瀧:ああ。

赤江珠緒:女の子はどこか、ファンシーを身にまとう世界が好きという。

ピエール瀧:はい。

赤江珠緒:そういうのがあったり、あと、章のタイトルで、「ほほう」って思ったんですけど、「男は違いがわからない、女は違いなんてどうでも良い」と。

ピエール瀧:ああ。

赤江珠緒:これは、人それぞれですよ、もちろん。一般的に言って、ということだと思いますけど、男性が喜ぶのはうんちく。

ピエール瀧:ウンチク、そうですね。

赤江珠緒:たとえば、時計、車、グルメ…色々、ウンチクが大好き。「これが人気ある」とか、「希少価値がどうだ」とか。

ピエール瀧:はいはい。オタクなんていわれるのは、男性のイメージだったりしますからね。

赤江珠緒:つまり、こだわるということよりも、そうした客観的な指標に裏打ちされて、始めて安心できると言っても良いでしょう。

ピエール瀧:なるほど。

赤江珠緒:一方、男性に比べて感覚的な部分が鋭く、スペックやデータなど見なくても、直感的に女性は違いを感じると。自分が好きと思ったら好き。

ピエール瀧:なるほど。理論武装する男性に対して、「そういうところが気持ち悪い」という感じね(笑)

赤江珠緒:「そんなの要らない」と(笑)

ピエール瀧:なるほど。

赤江珠緒:「男は世界から認められたい、女は世間から認められたい」とか。男性は、世界中の見ず知らずの人からできれば尊敬されたい願望があるのではないか、と。一方、女性はどちらかというと、友達とか近所の見知った人、隣の席の女性から良いなとうらやましがられたい、と。

ピエール瀧:なるほど。

赤江珠緒:というように、願望にちょっと違いがあるのではないかというご意見とか。「男は一般化したがる、女は具体化したがる」と。たとえば、会話を続けることが目的の女性。

ピエール瀧:あるね。15分聞いて、「それで?」と。

赤江珠緒:そうそう(笑)女性は、「テニスで言うと、ラリーをするのが目的である」と。それなのに男性は、「スマッシュを打って、バシンと決めたがる」と。それはラリーをしようとしている者からすると、「おいおい、それじゃ終わっちゃうじゃん。プロセスを楽しんでいるんだから、そんなに際に打ち込んでどうするの?」みたいな。

ピエール瀧:なるほど。

赤江珠緒:私はこれで、「ああ、なるほど」と思ったんですけど。

ピエール瀧:最も気になったポイントは?

赤江珠緒:「男はみんなが好きな女が好き、女は自分が好きな男が好き」と。

ピエール瀧:なるほど。

赤江珠緒:交際相手が浮気した場合、男性はその交際相手の女性に行くでしょ?攻撃したりするということもあるじゃない?

ピエール瀧:ああ、はいはい。

赤江珠緒:他の男のものになるくらいなら、と。女性は大体、その当事者の男性ではなく、相手の女性のほうに怒りが行くでしょ。

ピエール瀧:「あんた、何やってんのよ、泥棒猫」みたいなことを言って。

赤江珠緒:そうそう。この違いは何だろうな、とずっと思っていたんですね。

ピエール瀧:はい。

赤江珠緒:そしたら、「男性はみんなが好きな女性が好き」という観点から人を好きになっているとしたら、他の人にはやりたくない、と。自分のものにならないくらいなら、もうこれを壊してしまえ、みたいな概念があるのかなと。

ピエール瀧:男性は、独り占めしたいのか。

赤江珠緒:うん。女性は、自分にベクトルを向けてくれる男性が好きになっているから、「このベクトル、向こうに行っている?そのベクトル、あなたが動かしたの?」みたいなところに、怒りが行くのではないかと。

ピエール瀧:なるほど。「ウチの牛を盗むなんて、この牛泥棒」みたいな(笑)

赤江珠緒:そうね(笑)本当に、事件とかをよくよく考えると、男女によって違いがあると思ったんですよ。

ピエール瀧:僕もそのことについて考察したことがあるんですけど…男の人は、別れた時に、自分の中ですごく取り乱すことが多いじゃないですか。

赤江珠緒:うん。

ピエール瀧:別れた時に、「もうやだ。別れるくらいなら…」という感じなることが多いけど、女の人は割とサラッと次に行くじゃないですか。こっちはグジュグジュしているのに。「もう、次の恋」みたいな感じで行ったりするじゃないですか。

赤江珠緒:はい。

ピエール瀧:あれは何だろうと思っていたら、女の人は思い出とかいろいろなものを形にするのが好きなんですよね。

赤江珠緒:はい。

ピエール瀧:たとえば、プレゼント。赤江さんがプレゼントをあげる時に花をあげると赤江さんは嬉しいでしょ?

赤江珠緒:嬉しいですよね。

ピエール瀧:花、すぐになくなってしまうじゃないですか。でも、気持ちを花という形にすると、嬉しいんですよね。

赤江珠緒:はい。

ピエール瀧:「今日は、2人が付き合った日で、今日で2年目だね」みたいなことを言ったりするじゃないですか。アレを聞くと、怖いと思うんですけど。

赤江珠緒:ははは、確かにね(笑)

ピエール瀧:あれは、2人が付き合ったという日を、日付という数字の羅列にして覚えておくという。そういう、形にするんですよね。男は思い出として、どんどんメモリーに頭の中に溜め込んでいくので、別れたりすると、その頭の中のメモリーが時に暴走して。実際よりも、良い思い出になってしまったりして。

赤江珠緒:ああ。女性は、一回、自分の体から違う所に行ってるんですね。

ピエール瀧:外してる。それ(物や数値)で記憶しているので、別れた時にその記憶していた物を、排除するとサッパリするんです。

赤江珠緒:ああ、捨てられると。

ピエール瀧:写真とかも、バシバシ捨てるでしょ?

赤江珠緒:はい。

ピエール瀧:記憶も、「何とかの日」というのも、捨てるとそれでなくなるんです。

赤江珠緒:なるほどね。

ピエール瀧:それで、次に行けるんです。

赤江珠緒:なるほど。

ピエール瀧:空間が産まれますから、頭の中に。でも、男の人は思い出という形で、頭の中に入れているから。

赤江珠緒:女の人は、その頭の中を部屋だとした場合、思い出とかを部屋の中に置く物に、いちいち置き換えているから。要らなくなったら、それを捨てれば良いのだけど、男性の場合は、壁とかに書き込んでいるから。

ピエール瀧:男は、壁にスプレーで書いてしまうんです。

赤江珠緒:そういうことよね(笑)そこに描いたら、模様替えとかできないじゃんっていう。

ピエール瀧:そうなんです。それで後から見て、女の子がいなくなった後に見て、「もう、楽しかったのに、この時。この海青いけど、もっと青かったはず。もっと青かったはず…」みたいな感じで。

赤江珠緒:そうなのかもね。

ピエール瀧:だから、それが消えていくまで時間がかかるんです、やっぱり。

赤江珠緒:切ないね。

ピエール瀧:というような感じかなというのは思いますけどね。

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