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 北陸新幹線の延伸開業に伴って、14日に開業した「北しなの線」。JR信越線の長野―妙高高原間(37・3キロ)を、しなの鉄道(上田市)が引き継いだ。同線は地域にとって欠かせない交通機関。利用者の減少傾向で厳しい環境にある中、目指す安定経営に向け、模索が始まっている。

 「何と言っても利用促進が最大の課題」。2月下旬のしなの鉄道活性化協議会で、同社の山田隆専務は県や沿線自治体、商工関係者を前に改めてそう語った。

 軽井沢―篠ノ井間を運行する同社は18年前、長野新幹線開業で第三セクターの並行在来線としてスタート。利用客の減少傾向で厳しい経営環境の中、営業利益10期連続黒字の踏ん張りを見せている。

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