これはホントにすごいですね…!完全に未来の話です。




People with paralysis control robotic arms using brain-computer interface




脳波でロボット義手をコントロール



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既に動物実験レベルでは成功していた、脳波によるロボティック・アーム操作技術「BrainGate2」の実験が、人間でも成功しました。

上記の画像は公式で提供されているもので、15年前に両手が麻痺してしまった58歳の女性が、自分の力でコーヒーを飲んでいる場面です。グッと手を握っているのがなんか良いですね。すごい!




処理を行うために冷蔵庫サイズのコンピュータが必要で、実際の生活に使うには、まだ現実的ではないとのこと。コードと繋げる必要もあるので、その点も実生活では不便でしょう。

今後はワイヤレス化、ペースメーカーのような省電力・高寿命化を進めていくとのこと。




過去の実験では、マウスカーソルのコントロールや、平面での義手のコントロールに成功しています(動画)。

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あらゆるインターフェイスが変わる



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もしもこの技術が一般化し、広く使われることになれば、あらゆるデバイスのインターフェイスは変わるでしょう。何かを入力するにあたって、ボタン、トラックパッド(マウス)やキーボードは不要になっていくはずです。

Kinectのようなジェスチャ認識、Siriのような音声認識技術の進化も考えると、さらに未来は広がります。

声(Siri)、動作(Kinect)、脳波(BrainGate2)などで、デバイスをコントロールする世界が実現したら、今の生活はまったく古くさいものになっていきそう。「おじいちゃんの時代ってリモコンのボタンでテレビ番組切り替えてたの!?」みたいな。




関連本ではこちらがおすすめ。ユーザーインターフェイスのデザインを始め、幅広く未来について示唆を与えてくれる本です(書評)。