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ブラジル全土で大統領退陣求めデモ
3月16日 7時10分

ブラジル全土で大統領退陣求めデモ
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オリンピック開催を来年に控えたブラジルで、与党議員の汚職疑惑をきっかけに現政権に対する不満が高まっていて、15日にルセフ大統領に退陣を求めるデモがブラジル全土で行われ、およそ100万人が参加しました。
ブラジルでは、国営石油公社ペトロブラスの施設の建設を巡り、多額の賄賂が与党の幹部や現職議員に流れていた疑いが浮上し、司法当局が捜査に乗り出していて、現政権への反発が強まっています。
さらに、景気低迷の責任を問う声も高まっていて、15日にルセフ大統領の退陣を求めるデモが首都ブラジリアやリオデジャネイロなどブラジル全土で行われ、地元のメディアは合わせて100万人が参加したと伝えました。
サンパウロでデモに参加した男性は、「ルセフ大統領は、問題が起きても責任感もないし、解決する能力もない」と述べ、大統領の早期退陣を訴えていました。
ブラジルでは景気が低迷する一方、インフレが進み、2月の物価が1年前に比べ7.7%上昇するなど人々の生活を直撃しており、2月のルセフ大統領の支持率は23%と、就任以来過去最低に落ち込んでいます。来年オリンピックが開催されるブラジルで、今後も反政府デモが続けば、政治や経済が混乱するのではないかという懸念も広がっています。

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