いまキーボードが手元にある人は、キーボードの左側にある「CapsLock」を見てください。そして、普段のPC作業でどの程度使ったことがあるのか考えてみてください。おそらく、ほとんどの方はこの「CapsLock」を使わないのではないでしょうか?
数あるキーの中でもあまり使う機会のないキーです。人によっては、「A」キーを押そうとして間違えてこのキーを押してしまう可能性もあり、若干面倒に感じているかもしれません。
このCapsLockは一体なんのためにあるのでしょう? 私はこのCapsLockについて少し調べてみることにしました。
まずはCapsLockについて調べてみます。 IT用語辞典によると、
入力する英字の大文字・小文字を切り替えるキー。押すたびに機能のオン・オフが切り替わるようになっていて、オフの状態では小文字が、オンの状態では大文字が入力される。Shiftキーを押しながら入力すると大文字・小文字が反転するので、CapsLockオフでShiftキーを押した状態だと大文字、CapsLockオンでShiftキーを押した状態だと小文字が入力される。
ということで、CapsLockは英字の大文字と小文字を切り替えるためにあるということがわかりました。しかしご存じのとおり、英字の大文字を入力したい場合は、Shiftキーを押しながら各々のキーを押すだけでも入力可能。わざわざCapsLockを使用しなくても問題はありません。
続いてWikipediaを調べてみます。CapsLockのページを見てみると、今回の謎を解くヒントが載っていました。
CapsLockキーはタイプライターの時代にShiftキーと共に誕生[要出典]し、タイトルやトップページ等の大文字が長く続く部分をタイピスト(タイプライターを打つ専門の職業)が入力する際に、手動でShiftキーを押し続ける労力を省くために登場した。
どうやらCapsLockキーはタイプライターの名残りのようです。タイプライターが主流だったころ、CapsLockはShiftキーを押す際の負担を減らすために用いられたということがわかります。
2015年03月13日