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安倍首相、中東政策スピーチ 安定化に3000億円支援表明 イスラム国対策も
エジプト訪問中の安倍晋三首相は17日午前(日本時間同日夕)、首都カイロで外交・安全保障に関する政策スピーチを行い、中東地域の平和と安定に向け、人道支援やインフラ整備など非軍事分野へ新たに25億ドル(約3000億円)相当の支援を行うと表明した。
内訳としては、エジプトへ国際空港拡張や電力網整備といったインフラ整備に3億6千万ドル(約430億円)の円借款を供与する。イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」対策としてイラクやレバノンなどに、2億ドル(約240億円)の支援を行うとした。
パレスチナ問題をめぐっては、パレスチナを国家として承認する「2国家解決」に向け、イスラエルとパレスチナの交渉再開を促したほか、パレスチナへの水道整備など民生支援を行う方針も示した。(カイロ 沢田大典)