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日ミャンマー首脳会談 首相、260億の円借款伝える
【ネピドー=阿比留瑠比】安倍晋三首相は12日午後(日本時間同)、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国との首脳会議などに出席するためミャンマー入りし、首都ネピドーでテイン・セイン大統領と会談した。首相は、ヤンゴン配電網改善計画など3件について計260億円の円借款供与を決めたことを伝え、大統領からは感謝の表明があった。
首相はまた、先の大戦中にミャンマーで死亡した日本人の遺骨収集への協力を要請し、大統領は「人道的観点からできる限り協力したい」と応じた。
首相は同日夜にはタイ、ミャンマーなどメコン川流域5カ国首脳との「日本・メコン地域諸国首脳会議」を開催。13日は東アジアサミット、ASEANプラス3(日中韓)に出席する。