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3兆円支援「着実に実施」 アフリカ会合で岸田外相
日本が国連や世界銀行と共催するアフリカ開発会議(TICAD)閣僚級フォローアップ会合が4日(日本時間同)、アフリカ中部カメルーンの首都ヤウンデで開かれた。共同議長の岸田文雄外相は演説で、平成25年から5年間で最大約3兆2千億円の資金を官民で拠出する支援策を着実に実施する考えを強調した。
昨年6月の第5回TICADで安倍晋三首相が表明した支援策の取り組み状況を説明し、履行への決意を示すことで、日本に対する信頼感を高めるのが狙い。アフリカへの200億ドル(約2兆400億円)の融資を打ち出している中国に対抗する思惑もある。
TICADにはアフリカ約50カ国の政府要人らが参加。5日に議長総括を発表し閉会する予定だ。(共同)